き 斤量(きんりょう) レースにおける馬の負担重量のこと。騎手の体重や鞍などを含めた重量を指しており、レース条件をもとに決定される。斤量は重すぎても罰則の対象になるので、減量を行い体重調整を行う騎手もいる。なお、1〜7着の馬に騎乗した騎手はレース前の軽量に加えてレース後の軽量も実施しており、レース前後で1kg以上の誤差があると失格となる 2024.02.28 きレース騎乗技術関係
こ 降着(こうちゃく) レースにおいて極度な不利があり「「その走行妨害がなければ被害馬が加害馬に先着していた」と採決委員が判断した場合に、加害馬を被害馬のすぐ後の着順まで下げること。降着処分となった場合は、騎手も制裁として一定期間の騎乗停止処分を受けることになる。 2024.02.28 こレース騎乗技術関係
し 斜対歩(しゃたいほ) 馬の歩き方のことで、左前-右後、右前-左後と対角線に結ばれた2本の肢がそれぞれ1組ずつ地面に着いたり離れたりする歩法のこと。これに対し、右前-右後、左前-左後という左右前後の脚を同時に出す歩法を「側対歩」という。 2024.02.28 し脚質距離特性関係
お 折り返し手綱(おりかえしたづな) 鞍の腹帯から伸ばした長い手綱をハミ環を通して折り返し、騎手の手元まで伸ばした形になっている手綱のこと。調教で使われることが多く、頭を上げる悪癖のある馬に対して癖を出させない目的で用いる。 2024.02.28 お馬具道具
ち 着差(ちゃくさ) レースにて先に入線した馬(鼻端)と次に入線した馬(鼻端)の間隔のこと。単位は「馬身」で、馬1頭分なら1馬身、2頭分なら2馬身、3頭分なら3馬身...と数える。1馬身を4分割して1/4馬身、1/2馬身、3/4馬身とも表すので、1馬身と半頭分なら「1 1/2馬身」となる。1/4馬身以内の着差については、ハナ、クビ、アタマと細かく計測して表示される。一方、10馬身以上は全て「大差」と表示して、細かい計測は行わない。 2024.02.28 ちレース騎乗技術関係
つ 追加登録(ついかとうろく) クラシックレース(皐月賞、桜花賞、オークス、日本ダービー、菊花賞)では各競走で計3回の特別登録が行う必要があるが、第1回(2歳10月)・第2回(3歳1月)の特別登録を行わなかったときに、各競走の第3回特別登録申込締切日(原則として各レースの2週前の日曜日)に200万円の追加登録料とともに申し込む特別登録のこと。第1回の特別登録締切時点でクラシックを目指すかわからない馬でもクラシック登録ができる救済措置のような制度である。なお、第1回から特別登録を行っていれば登録料は合計40万円で済むため、追加登録は通常の登録よりもコストがかかってしまう。 2024.02.28 つレースの種類条件
と 特別競走(とくべつきょうそう) 特別登録を必要とする競走のことで、重賞競走も特別競走に含まれる。中央競馬では一部のGⅠ開催日などの例外を除き、各開催競馬場の9、10、11レースが特別競走になる。 2024.02.28 とレースの種類条件
う ウッドチップコース 走路の基盤の上に粉砕された木片を敷きつめた馬場のことで、脚への負担が少なく馬場の管理・維持がしやすいのが特徴。主に競走馬の調教用コースとして用いられ、JRAでは美浦(関東)・栗東(関西)どちらのトレーニングセンター(トレセン)にも採用されている。 2024.02.28 う施設設備
す スプリンター 一般的に1,400m以下の短距離レースを得意としている馬のこと。現代の競馬では長距離戦と異なり短距離戦のレースは数多く開催されているので、スプリンターはステイヤーと比べて活躍の馬が多い。JRAでは、スプリンターズステークス(1,200m)・高松宮記念(1,200m)の2つの短距離GⅠがある。 2024.02.28 す脚質距離特性関係