元JRA騎手がマーチS2025を予想！過去10年の傾向馬と有力馬を解説

2025年3月30日(日)は、中山競馬場でハンデ戦のダート重賞「マーチステークス(G3)」が行われます。

トップクラスやフェブラリーS組が不在の一方、G1級を相手にせずとも出走チャンスがあるメンバーが揃い、59キロのトップハンデ馬が3頭並ぶなど見所十分な一戦となっています。

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マーチステークスの概要

ここでは、マーチステークスの開催日時やレース条件、歴史などをまとめています。

開催日時	2025年3月30日(日) 中山競馬場11R
グレード	G3
開催競馬場	中山競馬場
コース	ダート1800m（ハンデ）
性齢	4歳以上

近年はトップクラスがサウジやドバイへ遠征し、フェブラリーS組もひと息入れることが多いため、G1〜G2で好勝負しづらいメンバーが集まるのが特徴。

しかし、その分、ハンデの配分も多彩で、波乱傾向が強いレースでもあります。

マーチステークスのコース情報

中山ダート1800mの構造と攻略ポイントを解説します。

スタンド前の急坂を2度駆け上がる

スタート地点はスタンド前、そこから1コーナーに向かうまで上り坂を走るためペースは上がりにくいです。
2周目の直線でも再び急坂があるため、総じてタフなコース形態となります。

内枠＆先行有利

1コーナーまで375mありますが、最初のコーナーが小回りで外枠勢が不利になるケースが目立ちます。
差し・追い込み馬も道中の捲りが決まれば台頭可能ですが、ベースは先行・好位からスピードの持続力とスタミナが問われる舞台です。

マーチステークスの出走馬

今年は17頭が登録し、フルゲート16頭のためオンザラインが除外候補。
トップハンデ59キロが3頭並ぶなど、多彩な顔ぶれが揃いました。

ペイシャエス（59キロ）

6歳牡馬で21戦5勝。エルムSを勝っているG3ホース。
昨年のマーチSでも3着と実績がある。
1年ぶりの59キロとなるが、力上位は明白。

ロードクロンヌ（57キロ）

4歳牡馬で9戦4勝。3勝級の上総Sを快勝し4連勝中。
いきなり57キロのハンデは重いが、勢いは一番。
1番人気が予想される。

ミッキーヌチバナ（58キロ）

7歳牡馬で22戦5勝。
アンタレスS勝ちのG3馬。
近走は冴えないがハンデ58キロで押さえられたとも言えなくはない。
展開次第で浮上の余地。

マテンロウスカイ（59キロ）

6歳セン馬で23戦5勝。
芝重賞馬として知られるが、陣営は「ダートを試したい」という意図で参戦。
未知数だが、動き自体は悪くない。

ブライアンセンス（57.5キロ）

5歳牡馬で13戦5勝。
前走アルテミスSを久々に勝ち、昨年のマーチS(6着)リベンジ狙う。
叩き2走目でパフォーマンス向上に期待。

ホウオウルーレット（57キロ）

6歳牡馬で21戦5勝。
終い確かな脚で上がり最速を連発。
中山1800mの流れでどれだけ捲れるかがカギ。

ピュアキアン（55キロ）

4歳牡馬で13戦4勝。
前に行けるスピードがあり、招福Sの走りが好印象。
前走総武Sで失速も、ハンデ55キロを活かせば粘り込み要注意。

その他の登録馬

ヴァンヤール(58キロ)…総武S勝ち直後で1キロ増。
スレイマン(57.5キロ)…差し脚堅実もやや重いハンデ。
キタノリューオー(57キロ)、ストライク(55キロ)なども上位進出を狙う。

マーチステークスの過去の傾向と分析

近年は波乱が多いハンデ戦。
1番人気は10年で3連対にとどまり、馬単万馬券が10年で6回も登場。
4歳馬とトップハンデが苦戦しており、一筋縄ではいかない。

近年は中8週以上が好成績

ステップ別では総武S組がかつて最多連対だったが、直近6年では連対ゼロ。
逆に年明け早々に使わず、じっくり調整の馬が浮上しやすい傾向。

実績が必要

近年3着内の馬は、重賞3着内か、オープン特別勝ちがほとんど。
格の裏付けやオープン実績を持つ馬に注目。

4歳馬とトップハンデは苦戦

4歳馬は【0 2 0 24】、トップハンデ馬は【0 2 1 15】と不振傾向。
人気や高い評価をされがちだが、敬意と疑いを両立させる必要がある。

マーチステークスの予想と買い目

トップハンデはダノンスコーピオン(59)やペイシャエス(59)、マテンロウスカイ(59)の3頭。
このうち安定感とダート実績を最も感じさせるのはペイシャエス。

トップハンデ組や4歳馬への評価が気になるところですが、ペイシャエスは安定感が見込め、勝ちまで期待。
勢いのあるロードクロンヌ、前残り狙いのピュアキアンなどに注意して波乱の中波乱を狙いたいです。

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