繁殖牝馬(はんしょくひんば) 子馬を生産することを目的として飼養される牝馬。生産者はその牝馬の血統、成績、能力等を熟考した上で、強い産駒の生産を目指し適切な種牡馬を選んで配合を行う。種牡馬と違い1年に1頭しか出産できないので、競走成績が優秀ではなくても繁殖牝馬として飼養される可能性は牡馬よりも高い。 2024.02.28
跛行(はこう) 歩様に異常をきたしている状態のこと。原因としては、骨、腱、関節、筋肉、神経等の異常が考えられる。跛行にも種類があり、負重するときに疼痛を示すもの(支柱跛行)、肢の挙楊時および前進時に疼痛を示すもの(懸垂跛行)、両方が混在する跛行(混合跛行)に大別される。 2024.02.28
発馬機(はつばき) スタートゲートのことで、単に「ゲート」と呼ぶことも多い。中央競馬では1975年から電動式の発馬機を使用しており、現行の機種「JSS30型」は2007年から採用されている。 2024.02.28
馬銜(はみ) 馬具の一種で、馬の口に噛ませる棒状の金具のこと。馬の前歯と奥歯の間の歯のない部分に噛ませているので、実際に歯で噛んでいるわけではない。ハミの両端は騎手が手に持つ手綱と接続されており、拳による騎手の扶助操作を口への刺激として馬に伝える役割を持っている。 2024.02.28
馬齢重量(ばれいじゅうりょう) 負担重量を馬の年齢によって定める方法で、2歳時・3歳時の同一年齢の馬だけのレースに用いられる。中央競馬の平地競走では、2歳9月までは55kg、2歳10〜12月は56kg(牝馬55kg)、3歳は57kg(牝馬55kg)と定められている。 2024.02.28
パドック 出走前の馬の下見所のことで、レースの約30分前に装鞍所から入りスタッフに引かれて周回する。競馬ファンはパドックにて馬の状態(筋肉のつき方・発汗具合・毛ヅヤなど)を確認できる。レースの10〜15分前まで周回を行い、その後に騎手が騎乗して馬場入りを行う。 2024.02.28
ハロン イギリスで使用される距離単位のことで、日本では1ハロン=200mとして換算される。「上がり3ハロン」というとゴールから逆算して600mのことを指し、馬の末脚の速さを測る目安として使われることも多い。なお、ハロン(furlong)の頭文字である「F」だけで表すこともあり、「1F=200m」「2F=400m」といった意味合いになる。 2024.02.28