スプリングステークス2025予想！過去10年の傾向馬と有力馬を解説

2025年3月16日(日)は、スプリングステークスが行われます。

先週の弥生賞ディープインパクト記念では、ホープフルS3着だったファウストラーゼンが似たような展開をものともせず勝利を収め、改めてクロワデュノールの強さを印象付ける形になりました。

ホープフルSで4着だったジュタは若駒Sを勝って弥生賞は10着、共同通信杯勝ちのマスカレードボールはホープフルS11着、きさらぎ賞勝ちのサトノシャイニングは東スポ杯2歳S2着と、それぞれの馬がホープフルSとの比較で評価を高めたり落としたりしています。

そんな中、スプリングステークスは皐月賞トライアルの1つ。
今年はホープフルS7着のジェットマグナムや、1勝馬ながらアイビーSでマスカレードボールに迫ったピコチャンブラックが参戦予定で、いずれもクロワデュノールの強さを“物差し”にする格好となりそうです。

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スプリングステークスの概要

この章では、スプリングステークスの開催日時やレース条件、歴史や特徴などをまとめています。

開催日時	2025年3月16日(日) 中山競馬場11R
グレード	G2
開催競馬場	中山競馬場
コース	芝1800m
性齢	3歳牡馬

3着までに皐月賞への優先出走権が与えられる定量戦。
1着賞金は弥生賞と同じ5400万円で、2着2200万円・3着1400万円。
今年は1週早まって開催され、本番までのローテーションが中4週となっています。

スプリングステークスのコース情報

この章では、中山芝1800mの構造と攻略ポイントを解説します。

スタート～1コーナーまで205m＋急坂

スタートはスタンド前の直線半ば。
1コーナーまで205mしかないうえ、スタート直後に急坂を上るため、極端に速いペースにはなりにくいです。

小回りコースで外を回すとロス大

コーナーが4つあり、1、2コーナーは角度がきつく、3、4コーナーもタイト。
外を回すロスが大きく、先行・好位での立ち回りが有利になる傾向があります。

最後の直線は310m＋高低差5.3m

直線こそ310mしかなく短いですが、ゴール前に壁のような急坂が待っているため、パワーと粘り強さが求められます。
差し・追い込み勢は4コーナーで位置を上げておく必要があります。

スプリングステークスの出走馬

この章では、今年の登録馬をピックアップし、馬ごとの特徴を簡潔に紹介します。
同じ芝1800mの弥生賞との比較や、ホープフルS、共同通信杯などの関連性に注目です。

キングスコール

1戦1勝。
新馬戦を1分47秒8の札幌2歳レコードで完勝。
その後8ヶ月ぶりの実戦となるが、潜在能力は世代でもトップ級か。

クモヒトツナイ

5戦1勝。
5戦目にようやく未勝利脱出。
小倉1800mの重馬場で1分50秒4で勝利。
G2のここでは厳しいか。

ジェットマグナム

5戦2勝。
芙蓉Sを勝ち、ホープフルS7着→きさらぎ賞9着。
スタートと展開次第で巻き返し可能か。

スナークピカソ

6戦1勝。
前走でようやく未勝利を突破、同条件のクモヒトツナイとの比較も微妙。

スワローシチー

8戦1勝。
未勝利時代に1分59秒7で走ったセンスはあるが、実績面で劣る。
マクリ気質で一発あるか。

ダノンセンチュリー

1戦1勝。
新馬戦を逃げ切ってクビ差でも余裕があり、上がり3F33.7。
2億円超えの高額馬で期待は大きいがキャリア1戦の不安は否めない。

ニホンピロデヴィン

4戦1勝。
あすなろ賞2着。
逃げ脚質でコーナー4回のコースがどう出るか。

ピコチャンブラック

3戦1勝。
アイビーSでマスカレードボールに迫り2着、ホープフルSは3番人気13着。
クロワデュノールの間接的な“物差し”レースで高評価を得ており、ここで権利が欲しい立場。

フクノブルーレイク

5戦1勝。
フリージア賞3着。
上位クラスと比較すると地力がもう少し欲しい印象。

マテンロウバローズ

2戦2勝。
マイル2戦をクリアして200m延長へ。
新馬戦もこぶし賞も特筆時計ではないが、完成度は高く、好位取りができそう。

レーヴブリリアント

4戦2勝。
シンザン記念12着後に平場1勝級を勝ち上がり。
大きな強調材料はなし。

ローレルオーブ

7戦1勝。
2歳時から使い詰めで、重賞でも通用していない。
ここも苦戦が濃厚。

スプリングステークスの過去の傾向と分析

ここでは過去10年の結果を振り返り、馬券内への条件をまとめます。

1勝級からの臨戦馬が主力

10年で連対馬20頭中13頭が1勝級からの臨戦。
前走で連対していることが条件になるケースが多い。

新馬・未勝利直後の連対例は皆無

一気の相手強化を跳ね返すのは至難。
全体的に完成度が大きく物を言うレース。

キャリア2～5戦がベスト

キャリアが多すぎても、逆に1戦だけでも厳しい傾向。
皐月賞を睨む上でもこの範囲が実力を発揮しやすい。

馬単万馬券は少なく、拮抗ムードが多い

1番人気5連対、2番人気3連対とそこそこだが、馬単万馬券は2回のみ。
比較的上位人気が絡むケースが多い。

スプリングステークスの予想と買い目

ホープフルS経由の馬、キャリア2勝馬など粒ぞろいですが、ここはピコチャンブラックを中心視します。
アイビーS2着のパフォーマンスは優秀で、ホープフルSでは大敗も3番人気に支持された素質は侮れません。

ピコチャンブラックが敗れれば即終了というリスキーな買い目ですが、点数を増やすと配当妙味が下がるため、あえて絞ります。
単勝3倍以上つくなら単勝買いも十分に狙い目と判断します。

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