競馬には多くの賭け方がありますが、その中でも【ワイドボックス】は特に人気のある方法の一つです。
この賭け方は、選んだ中から2頭の馬が着順は問わず、3着以内に入ればよいというシンプルなルールで、競馬初心者からベテランまで幅広いファンに支持されています。
今回は、ワイドボックスの基本からメリット、デメリット、そして勝利に導く戦略までを詳しく解説。
ワイドボックスを理解し、上手に活用することで、競馬がより一層楽しくなります。
ワイドのボックスとは?
競馬におけるワイドのボックスとは、3着以内に入るであろう馬の組み合わせをすべて購入する券種。例えば上記の画像であれば、以下の組み合わせを購入することになります。
- 1-2
- 1-3
- 1-4
- 2-3
- 2-4
- 3-4
4頭ボックスなら合計6点。ワイドは券種の中でも的中率が高く、組み合わせ次第ではおいしい配当を得られるので、幅広い競馬ユーザーから指示を得ています。
ワイドボックスの点数計算方法
ワイトボックスの点数は以下の式で計算できます。
n(n−1)÷2
例えば5頭ボックスであれば,5(5-1)÷2=10点という計算になります。自利で計算するのが面倒であれば、JRAが公開している「マークカード点数早見表」を活用しましょう。
ワイドボックスの平均配当
ワイドの平均配当は600円ほど。他の券種と比べて的中率が高い反面、回収率が低くなっています。
万馬券を狙うのは難しいですし、点数を増やすとトリガミになるリスクも出てきます。
ただ、ワイドボックスはダブル・トリプル的中のチャンスもあります。もちろん100%の確率ではありませんが、ダブル・トリプル的中となればその分、配当も倍以上に。
それゆえ、ワイドボックスは「意外とおいしい買い方」と言われているのです。
ワイドボックスで勝負するメリット
ワイドボックスで勝負するメリットは3つあります。
- 的中率が高い
- 資金を抑えられる
- トリプル的中も狙える
それぞれ詳しく解説します。
ワイドボックスは的中率が高い
ワイドはただでさえ的中率が高い券種ですが、ボックスで購入することでさらに確率が向上します。そのため、堅実派の競馬ファンにはピッタリの買い方。
また、どうしても当てたいレースもありますよね。ダービーやジャパンカップ、有馬記念などG1の中でも熱量が高いレースは、特にその気持ちも強くなるでしょう。
このようなレースでもワイドボックスはおすすめ。記念すべきレースで的中させたという思い出も残りますからね。
馬券の購入費用を抑えられる
ワイドボックスは組み合わせ次第で馬券の購入費用を抑えられます。選ぶ頭数の目安は3〜4頭。5頭以上になると点数が10点を超えるので、トリガミの可能性も出てきます。
人気馬と穴馬を組み合わせることで、おいしい配当も狙えるでしょう。
ワイドのトリプル的中も狙える
ワイドボックスの一番のメリットはダブル・トリプル的中も狙えること。例えば1・2・3番の3頭ボックスを購入し、この3頭が上位を占めた場合はトリプル的中となります。
これは馬連や馬単などでは得られないメリットです。ときには馬連以上の配当になることもあるので、ワイドボックスはあなどれない買い方なのです。
ワイドボックスで勝負するデメリット
魅力的なメリットもご紹介しましたが、ワイドボックスには以下のようなデメリットも伴います。
- トリガミで終わる可能性がある
- 穴馬を絡めないと配当は期待できない
- 購入点数の管理が必要
それぞれ解説します。
トリガミで終わる可能性がある
ワイドの平均配当は600円。つまり、点数を抑えて購入しないとトリガミで終わる可能性があります。
トリガミを防ぐためには、ボックスでマークする数を3〜4点で抑えること、中穴〜穴馬を組み合わせることを意識しましょう。
穴馬を絡めないと配当は期待できない
繰り返しになりますが、ワイドはただでさえ平均配当が低い券種です。そのため、中穴〜穴馬を絡めるのはもちろん、勝負レースを見極めなければいけません。
レースによって期待度は大きく異なるので、事前のデータ分析や当日のコース状況確認も必ず実施したいところです。
購入点数の管理が必要
競馬において大切な要素が回収率です。競馬で稼ぐ=回収率を高めることなので、いかに購入点数を抑えるかが鍵となります。
あれもこれもとなりがちですが、ワイドボックスで稼ぐなら点数は3〜4点に抑えるようにしましょう。
ワイドボックスに向いているレースの特徴
ワイドボックスで勝負する際は、以下の条件に当てはまるレースを選びましょう。
- 人気馬の不安材料が多い
- オッズが均衡していて荒れそう
- とにかく的中させたい
それぞれ解説します。
人気馬の不安材料が多い
血統が魅力的、追い切りが抜群、前のレースで圧勝した。このようなファクターが複数当てはまると人気が集中します。
しかし、どのような馬にも不安材料はつきもの。ワイドボックスにおいては「いかに過剰人気を買わないか」がポイントなので、不安材料の多い人気馬は思い切って捨てる勇気を持ちましょう。
そうすることで配当も高くなりますし、点数も抑えられますからね。
オッズが均衡していて荒れそう
オッズが拮抗している=どの馬が勝ってもおかしくないため、波乱になる可能性があります。つまり、ワイドでも配当が期待できるということ。
実力馬が揃うG1レースはこの傾向が強いので、ワイドボックスで勝負するにはもってこいです。
とにかく的中させたい
ワイドボックスは券種のなかでも的中率が高いです。そのため、「このレースは記念で必ず当てておきたい」など勝負を度外視する場合はワイドボックスで購入してもいいでしょう。
ただし、人気順で決着するレースは少ないので、中穴も絡めるようにしてくださいね。
ワイドボックスのおすすめの買い方
ワイドボックスは多くのファンに愛されていますが、中でも「ワイド4頭ボックス」は最強として、初心者からも注目されています。
ワイド4頭ボックスがなぜ最強なのか、その秘密を探ってみましょう。
ワイド4頭ボックスが最強といえる理由
ワイド4頭ボックスは、選んだ4頭すべての組み合わせから2頭が、3着以内に入ることを狙います。
万馬券を狙うのは難しいですが、的中率と回収率のバランスが取れた買い方です。
ここでは、ワイド4頭ボックスの最強たる理由を解説します。
馬券代を抑えられる
4頭のワイドボックスは、馬券代が6点分となり、予算を大きく圧迫することなく、幅広い予想を楽しむことができます。
複数的中が狙える
4頭の中から任意の2頭が的中する組み合わせが多いため、最大3三つの組み合わせの的中が期待できます。これにより、1回のレースで3回分の配当を得ることが可能です。
外してもそこまで痛くない
そして、万が一外れたとしても、投資した馬券代が過度に高くないため、大きな痛手にはなりにくいです。このリスク管理のしやすさも、ワイド4頭ボックスの魅力。
4点ボックスでは全部の買い目が6点と各100円で購入した場合でも、600円と比較的手を出しやすい価格で競馬を予想でき、配当も狙えるのが最強ポイントです。
まとめ
ワイドボックスは、初心者から経験者まで幅広く支持されている、最も的中と配当のバランスに特化している券種と言えるでしょう。
特に4頭ボックスは、手軽に始められて、馬券代の管理もしやすく、何よりも的中の喜びを手に入れやすい選択肢です。
勝負レースの見極めと、予算に合わせた馬の選定を心がけることで、ワイドボックスでの的中を狙いましょう。