競馬には多くの賭け方がありますが、その中でも【ワイドボックス】は特に人気のある方法の一つです。
この賭け方は、選んだ中から2頭の馬が着順は問わず、3着以内に入ればよいというシンプルなルールで、競馬初心者からベテランまで幅広いファンに支持されています。
今回は、ワイドボックスの基本からメリット、デメリット、そして勝利に導く戦略までを詳しく解説。
ワイドボックスを理解し、上手に活用することで、競馬がより一層楽しくなります。
競馬ワイドボックスとは
競馬のワイドボックスは、3着以内に入るであろうと選んだ競走馬の全ての組み合わせを購入する馬券です。
この手法は、競馬ファンにとって魅力的な選択肢の一つとなっており、そのシンプルさと手軽さから、競馬初心者からも多くの支持を得ています。
ワイドの馬券購入法の一つ
ワイド馬券は、3着までに入る2頭の馬を着順問わず予想する馬券です。
ワイドボックスでは、選んだ全ての馬が互いに全通り組み合わせられ、的中のチャンスが格段に高まります。
ワイドボックスの点数計算方法
ワイドボックスの点数計算は簡単です。
選んだ馬の数をnとして計算式を見てみましょう。
n(n−1)÷2の公式で計算します。
例として今回は、8頭を選んだ場合で計算してみましょう。
8(8−1)÷2=28点の馬券が必要になり、これが購入する際の組み合わせの総数になります。
ワイドボックス点数早見表
点数早見表は、購入する馬の数に応じた必要な馬券の点数を一目で確認できる便利なツールです。
頭数 | 組み合わせ数 |
---|---|
1頭 | – |
2頭 | 1 |
3頭 | 3 |
4頭 | 6 |
5頭 | 10 |
6頭 | 15 |
7頭 | 21 |
8頭 | 28 |
9頭 | 36 |
10頭 | 45 |
11頭 | 55 |
12頭 | 66 |
13頭 | 78 |
14頭 | 91 |
15頭 | 105 |
16頭 | 120 |
17頭 | 136 |
18頭 | 153 |
この表を利用することで、予算に合わせた適切な馬の数を瞬時に選択し、購入計画を立てることが可能になります。
ワイドボックスの平均配当
ワイドの平均配当はおよそ600円ほどと、他の券種と比較しても低い平均配当です。
これはワイドでの1点ごとの平均配当になります。
この平均配当で考えられるリスクが、購入点数増加に伴なったトリガミです。
しかし、ワイドでは複数的中があり得るので、その分トータルでのリターンを増やすことができます。
ワイドボックスのメリットとデメリット
ワイドボックスのメリットとデメリットを理解することは、ワイドでの買い方を決める上で非常に重要です。
この章では、ワイドボックスを選ぶことの利点と、考えられるリスクについて解説します。
これにより、ワイドボックスを利用する際の判断基準がより明確になるはずです。
ワイドボックスの3つのメリット
ワイドボックスには大きく3つのメリットがあります。
この特徴は、選んだ複数の馬から2頭が3着以内に入る全ての組み合わせを購入することによって実現されます。リスク分散: ワイドボックスは一つの組み合わせが外れたとしても、他の組み合わせで的中する可能性があり、投資するリスクを複数の組み合わせに分散させることが可能です。
これにより、全体としての損失リスクを軽減することが可能になります。利益の安定性:ワイドボックスは一回のレースで大きな配当を期待できません。しかし、的中率の高さがワイドボックスにはあります。
それにより、小額の的中でも複数回当たることで、安定した利益を出すことが可能です。
これらの三点がワイドボックスを利用するうえで、非常に重要な要因となります。
ワイドボックスのデメリット
ワイドボックスにはメリットも多くありますが、その裏にはデメリットもあるのが現実です。
ワイドボックスのデメリットを大きく2つ紹介します。
デメリットもあることを念頭に置いて、購入する馬券を選びましょう。
大きく派手な的中が欲しい方にとっては向かない券種です。購入点数の管理が必要: ワイドボックスは簡単に購入点数が増えていきます。
当たり前ですが、あれもこれもと馬の数を増やすと購入点数が多くなり、予算を超える可能性があり、必然的にトリガミのリスクも高まってしまうのです。
ワイドボックスには適切な購入点数の管理が求められます。
ワイドボックスは、競馬の楽しみ方を広げる一方で、戦略的な予想が成功の鍵を握ります。
選ぶ馬の数と予算を慎重に考慮し、レースの分析を行うことで、ワイドボックスを最大限に活用しましょう。
ワイドボックス必勝法
初心者にもやさしいワイドボックスの戦略は、予想と選択肢の見極めが重要です。
ここでは、ワイドボックスで勝つための心構えとして、特に大切な3つの買い方や考え方をご紹介します。
・人気薄な馬を絡めた予想
・5頭以内の予想
ワイドボックスで勝ってみたい人は、これらの考え方をすることで、自力で予想するよりも的中率が上がります。
大本命のいないレースを狙う
まず初めに大本命がいないレースを狙うことをおすすめします。
予想が一筋縄ではいかない分、配当が美味しい場合が多いです。
こうしたレースでは、結果が予想外の方向に転ぶチャンスが増え、ワイドボックスの真価が問われます。
大波乱を期待して、ワイドボックスで購入することで競馬がより一層楽しくなるのです。
人気薄な馬を絡めた予想をする
次に人気薄な馬をしっかりと入れた予想です。
人気馬のみ予想に組み込むことで、的中率は高くなるかもしれませんが、配当が期待できません。
人気馬だけに頼るのではなく、人気薄な穴馬との組み合わせで予想を立てることで、見返りが大きくなる可能性が広がります。
このバランス感覚がワイドボックスの良さであり、勝利への鍵にもなるのです。
ワイドボックス5頭以内で予想
選ぶ馬の数が多ければ多いほど、的中する確率は上がりますが、それだけ投資も膨らみトリガミになることも。
しかし、ワイドボックスは5頭以内に絞ることで、予算内での効率的な購入が可能となり、予想に使う負担も軽減されます。
長期的な成功するためには5頭で予想して、1000円以内でまずは楽しむことがおすすめです。
ワイドボックス以外の買い方
ワイドボックスの戦略を極めることも大切ですが、さまざまな買い方に挑戦することで、競馬の楽しみ方はさらに広がります。
ワイドにはボックス買い以外にも様々な購入の仕方があり、それぞれが良さを持っているので参考にしてみてください。
ワイド流し
まずはワイド流し。
この手法では、確信を持った1頭を中心に考えることができ、組み合わせる馬の数を調整することで、リスクとリターンのバランスを自在に操ることが可能になります。
ワイド流しを利用してみることで、新たな発見があるかもしれませんね。
ワイドフォーメーション
次にワイドフォーメーション。
ワイドフォーメーションでは、ボックスより複雑な組み合わせを楽しむことができます。
簡単に言えば流し買いの軸が増えたバージョンということになります。
ワイドボックスの最強の買い方
ワイドボックスは多くのファンに愛されていますが、中でも「ワイド4頭ボックス」は最強として、初心者からも注目されています。
この方法がなぜ最強なのか、その秘密を探ってみましょう。
ワイド4頭ボックスが最強
ワイド4頭ボックスは、選んだ4頭の馬全ての組み合わせから2頭が3着以内に入ることを狙います。
この方法は、バランスの良さがかなり高い買い方です。
この最強と言われるワイド4頭ボックスの最強たる理由を解説します。
馬券代を抑えられる
4頭のワイドボックスは、馬券代が6点分となり、予算を大きく圧迫することなく、幅広い予想を楽しむことができます。
この手軽さが、多くのファンを魅了してやまない理由の一つです。
複数的中が狙える
また、4頭の中から任意の2頭が的中する組み合わせが多いため、最大で三つの組み合わせの的中が期待できます。
これにより、一回のレースで三回分の配当を得ることが可能です。
上手く的中させることで、そこそこ大きい配当にも期待できます。
外してもそこまで痛くない
そして、万が一外れたとしても、投資した馬券代が過度に高くないため、大きな痛手にはなりにくいです。
このリスク管理のしやすさも、ワイド4頭ボックスの魅力の一つ。
4点ボックスでは全部の買い目が6点と各100円で購入した場合でも、600円と比較的手を出しやすい価格で競馬を予想でき、配当も狙えるのが最強ポイントです。
ワイドボックスで買うべきレース
ワイドボックスを最大限活かすためには、レース選びが非常に重要です。
特に、予想が難しいレースや、人気馬が明確でないレースを選ぶことで、高い配当を狙うチャンスが広がります。
また、天候やコース条件が変わりやすいレースも、予想の幅を広げられる良い機会と言えるのです。
これらのレースが開催されるときは、積極的にワイドボックスを利用してみることでより競馬が楽しくなりますよ!
まとめ
ワイドボックスは、競馬をもっと身近に感じさせてくれる方法の一つです。
初心者の方から、経験者の方まで、競馬での的中を支えてくれる、最も的中と配当のバランスに特化している券種と言えるでしょう。
特に4頭ボックスは、手軽に始められて、馬券代の管理もしやすく、何よりも的中の喜びを手に入れやすい選択肢として注目されています。
上手なレースの選び方と、予算に合わせた馬の選定を心がけることで、ワイドボックスでの的中を可能にしてくれるのです。
最後に、ワイドボックスは、幅広い層の競馬ファンのが、競馬の醍醐味を存分に味わうための魅力的な馬券の買い方と言えます。