最近はどの分野でも、コンプライアンスがうるさくなったので、めっきり聞かれなくなった表現ですけども、『空き巣メンバー』。
日曜、京都メインのマイラーズカップはまさに『空き巣メンバー』です。
その上、頭数も揃わないことで、回り回って人気サイドかなという気がしないでもないですが、頭数が少ないレースというのは、
・どの馬も不利を受けにくい
・後ろからの馬は捌く手間が省ける
・（激戦にはなりにくいので）次に向けて疲れが残りにくい
・勝つとか２着は甘くなくても３着以下ならば難易度は高くないし、１０頭立てなら最悪でも１０着です。
良いことが多いわけです。
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マイラーズカップ2025 最終追い切り分析
なお、今年のメンバーで、Ｇ２を勝っているのは、昨年の富士Ｓを勝っているジュンブロッサムだけで、牝馬の出走はありませんので、５８キロで走るのはこの馬だけで、他の馬は５７キロでの出走となります。
エアファンディタ
8歳牡馬 〈29戦6勝〉
中間
坂路3本＋CW速1本。
今週の追い切り
栗坂53.4-38.9-25.3-12.5（単走）
脚回転速いが推進力不足。まとまるも地面へ力が伝わらない印象。
グラティアス
7歳牡馬 〈31戦2勝〉
中間
坂路3本＋強め1本。
今週の追い切り
栗坂55.6（単走）
力み大きくフォーム硬い。《評価下げ》
ジュンブロッサム
6歳牡馬 〈21戦5勝〉※唯一のGⅡ馬
中間
プール10周／坂路3本／CW速2本。
今週の追い切り
栗坂54.6-39.1-25.0-12.2（単走）
馬体整うも重馬場で伸び今一歩。信頼7割。
セオ ◎
5歳牡馬 〈20戦5勝〉
中間
坂路・CWでメリハリ2本。
今週の追い切り
栗CW併85.1-69.7-54.9-39.2-11.5（岩田望）
リズム・折り合い抜群、終い鋭い。《好勝負必至》
ニホンピロキーフ
5歳牡馬 〈20戦4勝〉
中間
坂路2本＋CW長1。
今週の追い切り
栗CW単85.2-69.5-54.0-38.4-11.2
若干余裕残しだがスムーズ。《及第点》
ビーアストニッシド
6歳牡馬 〈24戦2勝〉
中間
美浦W強2本＋坂路強1本。
今週の追い切り
栗坂併55.4-39.8-25.1-12.3
気合乗り良く集中◎。《上向き》
ホウオウリアリティ
7歳牡馬 〈37戦4勝〉
中間
坂路強1本＋CW長1本。
今週の追い切り
栗CW単82.3-67.4-52.3-37.2-11.4
上体高く迫力乏しい。《評価下げ》
ミスタージーティー
4歳牡馬 〈11戦2勝〉
中間
坂路でビシッと1本・当週は軽め。
今週の追い切り
調整キャンターのみ。格上挑戦で輸送気配次第。《保留》
レイベリング
5歳牡馬 〈15戦5勝〉
中間
坂路2本＋W速1本。
今週の追い切り
美浦W併66.2-50.8-36.6-11.6
力み目立ち小さくまとまる。《ガッカリ》
ロングラン
7歳セン馬 〈25戦6勝〉
中間
W長3＋速2 と見映えするが強度控えめ。
今週の追い切り
美浦W単84.1-68.4-52.8-38.3-11.5（楽走）
ご褒美調整でシャカリキさ薄い。《評価下げ》
マイラーズカップ2025 最終予想
仕上がりで一枚抜けた ◎4 セオ を単勝で狙う。
「穴」なら気配上昇の 6 ビーアストニッシド。
推奨買い目
- 単勝 4 セオ
- ワイド 4-6（セオ － ビーアストニッシド）
- 押さえワイド 4-1（セオ － エアファンディタ）
『総体的なメンバーレベルは、古馬Ｇ２としてはかなり低調なもので、しかも少頭数なので、点数を買うわけにも行かない』ことに変わりはないので、ちょっと買いづらいレースになってしまいました。
デキが良いと思える人気薄はいましたけども、そもそもが『泡沫候補』に過ぎないことで…。
買いたいな、買っても良いなと思える馬券がセオの単勝だけとなってしまったなというのが、追い切りをみたあとの正直な感想です。
どうしても穴っぽいところを推奨しなさいということであれば、セオとビーアストニッシドのワイドという答えになります。
