トレセン発掘穴馬 11月2日(土)/11月3日(日)

ここでは関東馬、関西馬の中から追い切り評価の高かった馬をそれぞれ2頭ピックアップしてお届けします。

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追い切り特注馬【関東馬】

前走は競争除外後の一戦。調教で今ひとつ攻め切れなかったうえに、レースでは直線で前が壁になる不利。敗戦にも情状酌量の余地は十分だ。

ひと叩きされた今回は順調そのもの。１週前は３頭併せ。６Ｆからスピードに乗りと、直線も勢いそのままに伸びて６Ｆ８１秒５ー３Ｆ３７秒９ー１Ｆ１１秒５。追えばいつでも抜け出せるような手応えだった。

今週は調教師が騎乗。６Ｆから徐々に加速して、直線は馬場の真ん中へ。促す程度だったが、瞬時に反応して矢のような伸び脚。６Ｆ８２秒７ー３Ｆ３７秒１ー１Ｆ１１秒５。重い馬場でこれだけ動けるのは体調のいい証拠。体の張りも目立ち、出来は前走以上だ。

前走は大型馬の休み明け。さらには昇級初戦と厳しい状況の中で、１度は先頭に立つシーン。最後は差されたとはいえ、現級通用のメドを立てた一戦だった。

ひと叩きで馬体が締まり、動きも良化。１週前追い切りでは６Ｆからガンガン飛ばして、直線もビシッと気合を入れられるハードな調教。最後まで粘り強く伸びて６Ｆ７９秒４ー３Ｆ３６秒９ー１Ｆ１１秒７の好時計を叩き出した。

今週は３頭併せ。２頭の間に入れてプレッシャーをかけたが、両サイドを圧倒する力強い伸び脚。６Ｆ８２秒１ー３Ｆ３７秒６ー１Ｆ１１秒８。厚みを増した胸前の筋肉に、背腰も張った状態。ケイコをきっちりと実にして良化は著しい。

楽な手応えのまま鋭く脚を伸ばして坂路４ハロン５３・３―３８・２―１１・９秒。

２週前には同じく坂路でラスト１ハロン１１秒６と切れに切れており、攻め過程はいたって順調だ。

馬体の張りも上々でいきなりから本気モード。

目いっぱいにしごかれる僚馬を尻目に、持ったままの手応えで楽々と同入フィニッシュ。

時計自体も坂路４ハロン５１・８―３７・９―１２・４秒と上々であり、ビシッと行けばさらに縮まりそうな気配だった。好状態キープだ。