京成杯オータムハンデ2025予想！過去10年の傾向から有力馬と爆穴馬を厳選！

本記事では、競馬ライター蒼井が2025年9月6日(土)に開催予定の京成杯オータムハンデを予想！

マイルチャンピオンシップの優先出走権を競う京成杯オータムハンデ。
いよいよ秋競馬の訪れを感じさせます。

競馬歴20年の確かな目で、過去10年のデータ分析、参考レースや追い切り考察をしておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

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秋の中山、開幕です。金曜日に台風が直撃しているため、その影響がどこまで残るかが気にかかるところではありますが、まあそれほど心配しなくてもパンパンの良馬場になるでしょう。乾いて高速馬場といういつものオチなはず。

で、京成杯オータムハンデですが、この中山芝1600ｍというコースはとにかく特殊な形態なため、やたらとリピーター、得意な馬が好走します。ということで本命は⑦コントラポストで。春のダービー卿チャレンジトロフィーでは2着でしたが、その時下したキープカルムはしらさぎSを制覇。前走でコンマ1秒差まで迫ったケイアイセナも札幌記念2着と夏競馬で結果を残しています。

中山のマイル戦も【4-0-1-1】と好相性で、田辺騎手が騎乗した時は昨年の秋風ステークスを除いてすべて着内。※落馬負傷により乗り替わり。
その秋風ステークスは前が詰まって参考外なら、ほぼ馬券内は10割の確率と見ても良いでしょう。ここは好走に期待。

対抗にも中山マイルマイスターの④ダイシンヤマト。重賞では着外が続きますが、しらさぎステークスは前の馬には厳しい流れを先行して4着、関屋記念は後方過ぎてと、負けた理由はそろっています。得意の舞台で巻き返す可能性は十分。

特注は②アスコルティアーモ。前に行ってインベタを回るような競馬をすれば穴を開けても不思議はありません。高速馬場の適性もある馬で、中間の調教も良い動き。直近の成績だけで人気を落とすようなら狙ってみても損はないでしょう。

また、ここが人馬共に復帰初戦の⑭タイムトゥヘヴンももちろん警戒。単勝は売れてもそれ以外の券種は軽視される可能性が大いにある馬です。オッズだけに騙されないように。

京成杯オータムハンデの有力馬

京成杯オータムハンデの有力馬をご紹介していきます。

出走馬の確定前となるので、現段階での出走想定から注目馬をピックアップします。

エリカエクスプレス

血統	エピファネイア×エンタイスド（Galileo）
騎手	戸崎圭太
前走	優駿牝馬(東京芝2400m・G1) 10着

今年の桜花賞では1番人気に支持されたエリカエクスプレス。京成杯オータムハンデで古馬とは初対戦となります。

年明け直後のフェアリーステークスでは芝1600ｍとなって以降過去最速のタイムで優勝。ハイペースで前から押し切る強い競馬で一躍クラシックの本命候補に躍り出ました。

桜花賞は道悪とハイペース、オークスは距離に泣いて完敗した印象です。マイル戦に戻る今回は期待しても良いでしょう。

ただ、開幕週特有の超高速馬場が予想される中山でどうか。冬時点とは全く馬場傾向も変わってくるため、速すぎるペースについていけなくなる可能性も。

京成杯オータムハンデの追い切り”爆穴”

京成杯オータムハンデの開催日時と競馬場

開催日時	2025年9月6日（土）中山11R 発走 15:40
グレード	G3 3歳以上 ハンデ
開催競馬場	中山競馬場
コース	芝1600ｍ

京成杯オータムハンデのコース解説

1，2コーナー奥のポケットからスタートが切られ、おむすび型コースを1周するようなイメージ。
差しが届くというより、内につけた逃げ先行馬が断然有利です。

そのため、直近の好走馬を振り返っても逃げ先行馬が多く、トロワゼトワルやボンセルヴィーソなど、このコースと相性の良い馬もいました。

通常のコースと比べても特殊なため、中山コースでの成績にはいつも以上に注意を払う必要があります。

京成杯オータムハンデの出馬表

※表を右にスクロール（スワイプ）すると寸評・短評が表示されます。
⑦コントラポストは田辺騎手落馬負傷のため丸山元気騎手に乗り替わり。

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京成杯オータムハンデの過去10年のデータ分析

同レースの過去10年分のデータを収集し、分析して割り出した傾向をご紹介していきます。

予想の参考になる情報ばかりですので、ぜひご覧いただき的中率を上げるために役立てて下さい！

人気：10番人気以下でも普通に突っ込んでくる

※2015～2024年のデータ使用。

ハンデ戦らしく、毎年荒れるのが普通なこのレース。

1番人気が好走しながら、二桁人気の馬も馬券圏内に来るのが珍しくありません。

配当：連単10万～30万前後が頻発。連複でも十分

※ワイドは上から1-2　1-3　2-3　の入線順

3連単は過去5年で10万越えが3回。平均配当は15万円とかなり高い水準です。

3連複でも十分すぎる配当となるこのレース、軸の精度がいつも以上に求められます。

枠：3～5枠で7勝

スタート地点からコーナーなのも影響しているのか、8枠の勝利数はゼロです。

5,6枠が勝利数も多く、狙いたいところ。

脚質：後ろから好走するのは余程の実力馬でないと…

後方勢の好走も目立ちますが、複勝率は前の馬の方が高いのがこの時期の傾向を表していると言っていいでしょう。

種牡馬：抜けている馬はいない

※当該条件は今回のレースと同じ距離かつ、WIN5対象レース

この条件はそこまで大差がありません。

騎手：田辺の安定感、戸崎の2着

中山マイルはとにかくうまい田辺騎手。欧州の名手であるデットーリ騎手になぞらえて「タナベットーリ」なんて呼ばれたりすることもあります。ルメール騎手や戸崎騎手を上回る12勝を挙げているのは必見です。

一方、2着18回の戸崎騎手。頭で買う馬券では不安もあります…

京成杯オータムハンデの予想に大事なキーポイント

京成杯オータムハンデを予想するためのキーポイントを解説していきます。

ポイント①重斤量は思ったよりハンデにならない？

軽い斤量より重めの方が好走している傾向にあるこのレース。

57.5キロ以上で好走したのはダノンプラチナとソウルラッシュ。1年以内にG1で掲示板以上の活躍があった2頭で、重賞勝ちもありました。

あまり斤量で嫌う必要はないかもしれません。

京成杯オータムハンデの前哨戦回顧・考察

京成杯オータムハンデの前哨戦にあたるレースの回顧をふまえた考察を行っていきます。
※赤字の馬は今回出走なし。

参考レース①中京記念（G3）

レースラップは46秒9-45秒4。このスローペースで動かない後方勢には「？」の疑問符が残るばかり。見所があるとしたら復調気配にあったジューンオレンジが3着に激走したことでしょう。

末脚はある馬だけに、今回は先行勢から離れず中団から進めたのが功を奏したといった感じ。この競馬ができるなら、秋の開幕週、それも初日の中山とはリンクしそうです。昨年も5着となっている舞台ですし、さらなる上昇があっても不思議はありません。

参考レース②関屋記念（G3）

3ラップ目から常に11秒台のハイペース。高速馬場とはいえこれでは先行馬は飲み込まれてしまう展開です。

ただ、この展開でシヴァース、ニシノスーベニアといった先行勢が5,6着に残っているのは少し注意しておきましょう。2番手のハクサンバード、4番手のアルセナールは二桁着順まで後退しているなら、この2頭は地力が高いはず。巻き返す余地はあります。

ダイシンヤマトは勝負所で外からカナテープのカットを受けてしまったのが痛かったか。実力を発揮できたとは言い難い感じです。この馬も春の中山で好走がある馬だけに侮れません。

参考レース③ダービー卿チャレンジトロフィー（G3）

800m通過は46.4秒の通過。ただ、前半3Fは34.9秒を刻み、12.5-11.2-11.2という内訳を考えればハイラップで進んでいたことがわかるでしょう。

こうなると中団以降でレースを進めた馬達が台頭するのも必然で、瞬発力に勝る馬が最後はなだれ込んできました。

コントラポストは溜めれば加速する馬。高速の函館で2着したことで上昇気配は覗かせています。
タシットは逆に速すぎる馬場が向かない可能性も。好位から競馬ができても、脚がついて行かなければ意味がありません。

参考レース④フェアリーステークス（G3）

かなりの好タイムで駆け抜けたエリカエクスプレス。この勝ち方が評価されて桜花賞では1番人気に推されるまでになりました。

ただ、下した馬達がまるで走っていないのは気がかり。この後活躍したのは3着のエストゥペンダくらいで、後は条件戦でも躓く馬が多数。2着のティラトーレもG1レベルまで行くと通用していなかっただけに、レースレベルにはやや疑問も出始めています。

昨年のアスコリピチェーノの例もあるため、間違いなく人気はします。ただ、向こうはこの時点でG1ホースに輝き、桜花賞、NHKマイルカップでも2着になった実力馬。G1で着外だったこの馬を同列に扱っていいものか。

参考レース⑤2024京成杯オータムハンデ（G3）

開幕週特有の高速馬場に対応できる馬を探すなら、結局は昨年の好走馬をほっておくわけにはいきません。2着のタイムトゥヘヴンは今回半年ぶり。

7歳と高齢ではありますが、老いて益々盛んの馬です。復帰してきた柴田善臣騎手と合わせるように出走というのも引っ掛かるところ。

中山マイルは【1-2-0-4】と得意としている馬なため、ここで軽視するのは危険なにおいも。低人気なら積極的に狙っていいかもしれません。

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