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飼い食い(かいぐい)

馬の食欲のことで、「飼い食いが良い(悪い)」のように使われる。飼い食いは馬の調子にも関わるポイントの1つで、飼い食いが悪いと馬体が減っていくので何らかの問題があるとされる。一般的には飼い食いが良く、調教を順調にこなす馬ほど好調と見られている。

飼葉(かいば)

馬の餌の総称で、濃厚飼料、粗飼料、サプリメント等の補助飼料がある。濃厚飼料は穀類(日本では主にエン麦)、穀類副作物(ぬか類)、マメ類、油粕(あぶらかす)類など。粗飼料は、各種牧草の乾草もしくは青草、補助飼料としてはカルシウムやビタミン剤などが挙げられる。

鹿毛(かげ)

馬の毛色の一種で最も一般的なもの。被毛は明るい赤褐色から暗い赤褐色まであり長毛と四肢の下部は黒色。栗毛との違いは長毛と四肢の下部の色で、栗毛は黒くならない。鹿毛の代表馬としてはディープインパクト、アーモンドアイ、キタサンブラックなどが挙げられる。

勝ち馬(かちうま)

レースで勝った馬(1着になった馬)のこと。勝馬投票券(馬券)での意味合いでは的中対象(最大3着まで)のことを指すが、一般的には2着あるいは3着のことを勝ち馬とは呼ばない

買い戻し(かいもどし)

出走取消や競走除外に伴う馬券の返還のこと。

ガレる

何らかの原因でカイバを食べないため馬の体重が減り、馬体が細くなって元気がない状態のこと。ガレている場合は毛ヅヤも悪く見えるので、体調は良くないとされている。

返し馬(かえしうま)

レース前にパドックコースに入場してきた馬が、コースを走るウォーミングアップのこと。パドックと同様に馬の状態を直接確認することができるので、馬券購入の参考にする競馬ファンもいる。

変わり身(かわりみ)

休養明けでレースに出走した馬で、次走(休養明け2戦目)に好走した場合に「変わり身があった」などと表現する。一度レースに出走するとレース感覚が取り戻されることが多いため休養明け2戦目の変わり身に期待できるが、馬のタイプや調整具合にもよるので必ずしも変わり身があるとは限らない。

戒告(かいこく)

騎手または調教師に科せられる制裁の一種で、レースやその前後の過程で公正かつ安全な競馬に対する注意義務を怠った場合に課せられる。制裁の中では最も軽い部類で口頭注意に留まり、過怠金(罰金)はない。

角馬場(かくばば)

周囲や走路を柵で囲った1周200〜600mほどの追い運動用の砂馬場のことで、主に調教前の準備運動に用いられる。入厩間もない馬の初期の調教や気性の激しい馬の軽い追い運動に使われることも多い。