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一杯(いっぱい)

レースにおいて余力を出し切って失速する(加速ができなくなる)状態のこと。「一杯に追う」と表現した場合は、騎手が手綱をしごいたりステッキ(鞭)を入れたりして、全力で走らせることを指す。

一般競走(いっぱんきょうそう)

特別競走以外のレースのことで「平場(ひらば)」とも呼ぶ。中央競馬においては「◯勝クラス」「未勝利」「新馬(メイクデビュー)」が該当する。

逸走(いっそう)

レース中に決められた走路から大きく外れて走ること。走路外に逸走した場合は、逸走した地点まで戻ってから走り直さなければならない。走路内であっても、コーナーで曲がれずに内ラチから外ラチまで大きく膨れて走っていく場合は「逸走した」という。走路内の場合は逸走地点まで戻って走り直す必要はないが、距離ロスが大きいためレースではかなりの不利となる。

息をいれる(いきをいれる)

レース中に一息入れて、力を溜めること。逃げ馬に対して使うことが多く、道中のペースを落としてラストスパートのスタミナを温存するときに使う。

入れ込む(いれこむ)

レース前に興奮などで落ち着かない様子のことで、発汗が増えたり、口角に泡が溜まったりする。入れ込んでいるとレース前に体力を消耗してしまうので、レースで全能力を発揮できない可能性が高い。

インブリード

近親交配のことで、競走馬の血統表の5世代前までに同一の祖先を持っている配合を指す。サラブレッド生産においてインブリードは一般的なことで、同じ祖先を組み合わせることで優秀な競走能力や特徴を色濃く遺伝させる狙いがある。特に効果的とされるのは父方・母方の4世代前・3世代前に同一祖先を持つ4×3(3×4)の組み合わせで、4×3のインブリードの代表馬にはオルフェーヴルがいる。

育成牧場(いくせいぼくじょう)

牧場で生産された馬が競走馬としての基礎的訓練や調教をする牧場のこと。競走馬のサイクルは大別すると生産、育成、競走のステージがあり、育成牧場はそのうちの育成のステージを担う。具体的には騎乗馴致から入厩までの機関を担当することが一般的。デビューまでの育成目的以外にも、競走馬の休養、調整を行うための育成牧場もある。

一完歩(いっかんぽ)

馬の歩幅のことで、レース中の一完歩は7〜8mといわれる。個体差やスピード差はあるが、競走馬の場合は1ハロン(200m)を28〜30完歩で走り、1ハロンの完歩数で馬の調子の良し悪しを見分ける騎手・調教師もいる。