曳き運動(ひきうんどう) 馬を引き綱で曳いて歩かせる運動のことで、乗り運動やコース調教の前後に行われる。乗り運動と同じく馬にとって欠かすことのできないトレーニングで、休みの日以外は毎日行う。また、歩様観察の目的もあり、脚部不安の早期発見につながることもある。 2024.02.28
鼻出血(びしゅっけつ) いわゆる鼻血のことで、外傷性のものと内因性のものがある。外傷性の鼻出血は短期間で治るが、内因性の鼻出血は習慣化することもある。鼻出血を発症すると呼吸が十分にできないため、レース中に発症すると競走能力を発揮できず失速していくことが多い。中央競馬の場合、内因性の鼻出血を初めて発症すると1ヶ月間、2回目は2ヶ月間、3回目からは3ヶ月間の出走停止となる。 2024.02.28
蹄(ひづめ) 肢端の硬い角質部分だけでなく、角質に含まれる軟組織や骨、腱、じん帯の全てを含んだ名称。人の中指の先端に相当するが、人と異なり角質が函状に指先をすっぽり覆っているので、馬の歩行時に肢端を傷つけないで済んでいる。語源は皮爪(ひづめ)とされている。 2024.02.28