競馬の三連単フォーメーションは多くのファンから最強の買い方と言われています。
その理由は、競馬ファンにとって夢を追い求めるロマンのある買い方だからです。
では、なぜ多くのファンが3連単フォーメーションに魅了されるのか、その秘密を具体的な例を交えながら解説します。
3連単フォーメーションの基礎知識
三連単フォーメーションとは、1・2・3着に入るであろう馬を着順ごとに予想する券種です。たとえば上記の画像の場合、次の買い目になります。
・2-1-3/2-1-4/2-1-5
・2-3-1/2-3-4/2-3-5 計12点
三連単フォーメーションは、着順を正確に予想し的中させなければいけません。買い目の自由度が高く点数を抑えられる一方、競馬そのものやコースの特性など、幅広い知識と予想精度が求められます。
とはいえ、万馬券はもちろん数十万を超える配当も期待できるため、一攫千金を狙うなら必ず覚えておきたい券種のひとつです。
流しとの違い
流しとは、1着になるであろう軸馬を1〜2頭予想する買い方。たとえば3連単軸1頭流しの場合は、次の買い方になります。
軸1-相手2・3・4・5
点数:合計12点
幅広い相手を抑えられますがその分、点数が増えてしまいます。
マルチとの違い
マルチは着順を入れ替えたケースも購入する買い方。たとえば「軸1-相手2・3・4・5」の場合、次の買い目になります。
・2・3・4・5→2・3・4・5→1
軸馬が入着すれば的中となるため当然、フォーメーションや流しに比べて当てやすいです。しかし、単純に点数が3倍になる点がデメリット。
どうしても的中させたい、トリガミにならず高回収率が期待できる場合は、マルチで勝負してもいいでしょう。
3連単フォーメーションが最強といわれる3つの理由
3連単フォーメーションが最強といわれる理由は3つあります。
- 予想の自由度が高い
- 点数を抑えられる
- 高回収率が期待できる
それぞれ詳しく解説します。
予想の自由度が高い
3連単フォーメーションの魅力は、予想の自由度が極めて高いこと。たとえば圧倒的な実力馬が1頭いる場合、それを軸に予想を組み立てます。混戦模様の場合は軸を数頭ピックアップする分、相手を絞れば点数を抑えられます。
出走馬やレースの展開を細かく分析することで、予想の精度も向上するでしょう。そのため、初心者から玄人まで幅広いユーザーに購入されている券種なのです。
点数を抑えられる
3連単フォーメーションは、1・2・3着の点数を自由に調整できます。これは流しやマルチにはない機能のため、点数を抑えつつ的中のチャンスを高められます。
たとえば自信のあるレースの場合、点数を抑え各200円や300円で購入すれば、的中時の配当も倍増します。まさにローリスク・ハイリターンといえますね。
高回収率が期待できる
競馬において大切な要素が回収率です。「とにかく当てて的中率を高くしたい」と考えるユーザーもいますが、より稼ぐなら的中率とり回収率を意識しなければいけません。
3連単フォーメーションの場合、投資額を抑えながらも高額配当を狙うため、必然的に回収率が高くなります。そのため、競馬で稼ぐ=3連単フォーメーションの精度を高めることが欠かせないのです。
最強といわれる3連単フォーメーションの弱点
3連単フォーメーションで勝負するにあたって、次のような弱点も把握しておかなければいけません。
- 高い予想スキルが必要
- 情報収集やデータ分析が必要
- 不的中のリスクも伴う
それぞれ解説します。
高い予想スキルが必要
3連単フォーメーションは、1・2・3着を正確に予想しなければいけません。点数を増やせば的中率も高くなりますが、資金的な負担が増えるのでリスクが伴います。
また、人気順に買えばいいわけでもありません。不安材料のある人気馬を危険視する、妙味のある穴馬を見つけ出すといった、高い予想スキルが必要なのです。
情報収集やデータ分析が必要
軸馬や相手馬を決めるにあたって、事前に情報収集やデータ分析も欠かせません。競馬新聞や雑誌を活用してもいいのですが、仕事で忙しいと買いに行く時間すら惜しいですよね。
そのような時は競馬予想サイトを活用するのがおすすめ。精度の高い情報を提供してくれますし、予想を参考にすればデータ分析の手間も省けますよ。
不的中のリスクも伴う
3連単の的中率は1〜2%ほど。単純に計算すると、50〜100回に1回しか当たりません。もちろん買い目を工夫すれば的中率も高くなりますが、それでも不的中になることの方がおおいです。
競馬に100発100中はないので、リスクも考慮したうえで購入金額を判断しましょう。
おすすめ!3連単フォーメーションの最強な買い方を点数別に紹介
ここでは、点数別の3連単フォーメーションの買い方を紹介します。組み合わせは無限ですが、その中でも「この買い方が最強!」というものをピックアップしました。
10点以内(1,000円以内)
2-2-5買い: この買い方は、レースに二強が明確に存在し、その二頭のどちらかが必ずトップに立つと予想されるシナリオに最適です。
しかし、3着争いが予測不可能な場合、より多くの馬をカバーするために5頭を選択します。
限られた選択肢で大きな配当を狙える点が、この買い方の魅力です。
3-3-3買い: トップクラスの馬が3頭いる場合、それぞれの組み合わせを網羅することで、高い確率で的中させることが可能です。
特に、トップクラスの馬が互いに拮抗しているレースでは、この買い方が効果的と言えます。
20点以内(2,000円以内)
1-2-6買い: 本命馬に対する確信があるが、2着以降の結果が読みにくいレースで有効です。
本命馬を1着に固定し、2着候補を絞りつつも、3着争いには幅広く対応することで、予想外の結果にも対応できます。
1-4-6買い: この買い方は、本命に強い自信がある場合に最適です。
2着、3着の予想に幅を持たせたいとき、または高配当を狙いたいときに役立ちます。
本命の後ろで混戦を予想する場合に特に有効です。
30点以内(3,000円以内)
2-3-7買い: 本命が2頭いると予想されるレースに適した買い方です。
この買い方では、2頭の本命を1着、2着のどちらにも配置し、3着にはさらに多くの馬を選択することで、レースの不確実性に対応します。
2頭の本命が確実に上位に食い込むと予想される場合に、配当を最大化することが可能です。
3連単フォーメーションで勝負するのに向いているレースの特徴
すべてのレースが、3連単フォーメーションでの勝負に向いているわけではありません。もし3連単フォーメーションで高額配当を狙うなら、下記の条件に当てはまるレースを狙い撃ちましょう。
実力差が明確に出ているレース
たとえば圧倒的な実力馬がいる場合、それを軸にフォーメーションを組み立てます。重賞より平場の方が予想はしやすいでしょう。
というのも、特にG1レースは実力馬が勢揃いしますよね。ダービーやジャパンカップ、有馬記念などはどの馬が買ってもおかしくないので、予想も難解。
それに比べ平場は実力馬が明確に出やすいので、3連単フォーメーションでの勝負に向いています。
少頭数のレース
たとえば、出走数が5頭と18頭のレースがあるとします。予想しやすいのは圧倒的に前者ですよね。
高額配当は期待できないものの、1点あたりの購入金額を200円や300円にすることで補えます。
中央競馬は各会場、1日12レース開催されるので、もし少頭数のレースがあれば積極的に勝負しましょう。
軸馬や相手馬を選びやすいレース
軸馬は実力馬を選べばいいのですが、相手馬の選択が難しいところ。ただ、中には 「シルバーコレクター」と呼ばれる馬もいます。
代表例がステイゴールドやウインバリアシオンです。このように2着や3着を繰り返す馬がいれば、それを3連単フォーメーションの相手に入れてみましょう。
まとめ
3連単フォーメーション戦略は、競馬ファンにとって、高度な予想が求められる買い方です。
予想の自由度が高く、購入点数を適切に管理することで、大きなリターンを目指すことが可能になります。
レースの傾向を見極め、本命馬と穴馬のバランスを考えることで、高い回収率を実現できるでしょう。