京都大賞典2025予想！過去10年の傾向から有力馬と爆穴馬を厳選！

「スプリンターズステークス」は
爆穴推奨・調教評価Sのウインカーネリアン（11番人気）が1着！
G1シーズンの出だしから最高の結果でスタート！！

【京都大賞典の予想ポイント】
・京都の芝はディープインパクト系統の庭
・上り重視で買いたい
・毎日王冠に比べてステイヤー気質の馬が勝つことも

本記事では、競馬ライター蒼井が2025年10月5日(日)に開催予定の京都大賞典を予想！

東の毎日王冠に並ぶ古馬の重要なステップレースである京都大賞典。

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京都大賞典の予想印と最終見解
京都大賞典の有力馬
京都大賞典の開催日時と競馬場
京都大賞典のコース解説
京都大賞典の出走表
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京都大賞典の過去8年のデータ分析
京都大賞典の前哨戦回顧・考察
今週の中央競馬重賞レース予想
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京都大賞典の予想印と最終見解

予想印	馬番	馬名
◎	④	アドマイヤテラ
○	③	ディープモンスター
▲	⑤	サンライズアース
△	⑥	プラダリア
△	⑭	サブマリーナ
△	⑱	ショウナンラプンタ
△	⑧	ヴェルミセル
☆	⑮	ジューンテイク

東の毎日王冠に比べ、こちらはフルゲート。G1馬こそドゥレッツアの参戦のみではありますが、この後を見据えるなら相当に良いメンバーでしょう。天皇賞は東西の好走馬が春G1からの直行組にどこまで食い下がれるかがキモとなりそうです。

まずはここを制してほしい本命④アドマイヤテラから。今回、川田騎手へ再度の乗り変わりとなりますが、恐らくこれはここまで手綱を取ってきた武豊騎手が凱旋門賞の日程と被るため、陣営が配慮して騎乗依頼を出したと見ています。プレスリリースでも7月の時点で川田騎手で京都大賞典というものが出ていましたしね。

ただ、この乗り替わりをどう受け取るのかは人によるでしょう。2400ｍのレースならギリギリ守備範囲の川田騎手ですが、基本的に長距離は苦手。乗り替わりが◎とも言いづらいのが本音のところです。デビューから2戦手綱を取って勝利に導いているために、完全なテン乗りではないので安心はできそうですが…

ただ、馬自身は前走の目黒記念でかなり強い競馬をしています。前残りの馬場で完全に勝ちパターンだったホーエリートをねじ伏せての勝利で、長距離適性がしっかりあるところを見せています。瞬発、消耗戦どちらでも対応できそうです。目黒記念のメンバーに春の天皇賞組が加わったここで好走できるなら、来年の天皇賞（春）は本命級と見て良いでしょう。

対抗はこの舞台を大得意とする③ディープモンスター。とにかく京都の芝は阪神以上にディープインパクト系に注意です。直系のこの馬と⑥プラダリアは例に漏れず淀が大得意。馬券で抑えておいて絶対に損はないと言っていいでしょう。馬自身も強豪ぞろいの新潟記念で3着に入るほどの充実期を迎えており、年齢を感じさせない走りを見せています。

単穴⑤サンライズアースですが、頭を獲れるかどうかは微妙な感じも。高速馬場は問題なくとも瞬発力に勝っているタイプではないために天皇賞（春）は負けたという感じもあり…頭で買えるかどうかは微妙なところもあります。

調教で動いた⑧ヴェルミセル、復調気配有の⑮ジューンテイクは要注意。瞬発勝負になるのなら。

京都大賞典の有力馬

京都大賞典の有力馬をご紹介していきます。

出走馬の確定前となるので、現段階での出走想定から注目馬をピックアップします。

サンライズアース

血統	レイデオロ×シャンドランジュ（マンハッタンカフェ）
騎手	池添謙一
前走	天皇賞（春） (京都芝3200ｍ・G1) 4着

今年の阪神大賞典を3勝クラスの身でありながら制覇し、本番の天皇賞（春）では2番人気で4着と良績を残したサンライズアース。距離が伸びれば伸びるほど良いステイヤー気質を持っています。

兄のセラフィックコールもダートでは中長距離で活躍しており、血統的にもスタミナ勝負は持ってこい。タフな勝負になればなるほど力を発揮します。

一方で、高速決着の瞬発力勝負になると分が悪いところもあります。昨年のダービーでも使った上り3ハロンは34秒4でそこまで速くないもの。切れ味では劣ります。

・ステイヤー気質。上りのかかる競馬になればOK
・母の父マンハッタンカフェは成長力も残す

・高速決着では分が悪い。切れ味勝負では

ドゥレッツァ

血統	ドゥラメンテ×モアザンセイクリッド（More Than Ready）
騎手	未定
前走	宝塚記念 (阪神芝2200ｍ・G1) 9着

3歳時に菊花賞を制覇し、昨年もジャパンカップ2着。今年の春もドバイシーマクラシック3着と、世界の一線級を相手に善戦を続けています。

前走の宝塚記念は9着でしたが、海外帰りで体が仕上がり切っていなかった可能性もありそう。前々で進めたメイショウタバルが完璧なペースを刻んだため、先行集団の後ろからの競馬となったこの馬にはつらい展開でもありました。

一番いいのは菊花賞やジャパンカップのように早めに動くこと。末脚勝負に持ち込めば厳しくなるため、騎手の手腕も試されます。

・実力の割に人気しない馬。今回も妙味は出そう

・乗り方ひとつで結果は変わる馬。騎手の手腕次第

京都大賞典の過去走・データ”爆穴”

ディープモンスター

庭の京都。【2-1-0-3】で掲示板外は天皇賞（春）のみ
7歳にしてもう1度充実期。強豪ぞろいの新潟記念で3着に入ったのは評価

京都大賞典の追い切り”爆穴”

ヴェルミセル

展開次第で穴の使者に。後方有利・差し馬場という条件は付くが…
枠的にも4枠は悪くない。連下候補に

京都大賞典の開催日時と競馬場

開催日時	2025年10月5日（日）京都11R 発走 15:35
グレード	G2 3歳以上
開催競馬場	京都競馬場
コース	芝2400ｍ

京都大賞典のコース解説

4コーナーの一番奥からスタートし、長い直線から先行争いとなる京都の芝2400ｍ。そのため先行争いはそれほど激化せず、あまりペースが速くなることはありません。

ただ、この条件は逃げ馬が大逃げを打つことも多いレース。そうなってくるとタフな消耗戦となり、単純な瞬発力だけでは勝ち切れないこともしばしば出てきます。とはいえ、瞬発力に優れていてなんぼの京都の芝。切れ味十分に追い込める馬のマークは必要です。

京都大賞典の出走表

印	枠	番	馬名	性齢	斤量	騎手	所属	調教師	寸評	短評
	1	1	サンライズソレイユ	牡4	57	坂井瑠星	栗東	矢作芳人	消耗戦で	鞍上の帰国で再コンビ。ただ切れ味勝負だと厳しい
	1	2	カネフラ	牡5	57	団野大成	栗東	高橋康之	ここでは	京都より阪神のタイプ。年末まで待つ手も
〇	2	3	ディープモンスター	牡7	57	浜中俊	栗東	池江泰寿	侮れない	7歳にして再上昇。京都は庭のこの馬は非常に怖い
◎	2	4	アドマイヤテラ	牡4	58	川田将雅	栗東	友道康夫	鞍上警戒	馬は強い。ただ豊がシャイニングを選んだ事情も考慮
▲	3	5	サンライズアース	牡4	58	池添謙一	栗東	石坂公一	軸には○	阪大は強いが高速京都でどうなのか。前走は見せ場もあったが…
△	3	6	プラダリア	牡6	57	高杉吏麒	栗東	池添学	そろそろ	ピークは過ぎたようにも映るが京都は得意。やはり警戒はしておきたい
	4	7	ドゥレッツァ	牡5	58	横山武史	美浦	尾関知人	疑念も有	武史は京都・阪神絶不調。この馬はうまく乗らないと好走が難しい
	4	8	ヴェルミセル	牝5	55	鮫島克駿	栗東	吉村圭司	穴で一考	目黒記念も札幌日経賞もまるで不向きの流れ。後方有利の馬場になれば
	5	9	ミクソロジー	セ6	57	斎藤新	栗東	辻野泰之	さすがに	休養を入れてどこまで変わったかだが…長期休養前の姿には無く
	5	10	ブレイヴロッカー	セ5	57	太宰啓介	栗東	本田優	妙味十分	こちらも後方有利の流れなら。この条件は勝ちもある
	6	11	ヴェルテンベルク	牡5	57	松若風馬	栗東	宮本博	評価微妙	前走は勝負所で置かれた。さらにメンバー強化のここだと…
	6	12	ワープスピード	牡6	57	吉村誠之助	美浦	高木登	どこまで	豪州G1で2着したときの走りが見たいが…ここ数戦は精彩を欠いており様子見か
	7	13	メイショウブレゲ	牡6	57	酒井学	栗東	本田優	昨年激走	消耗戦になればというタイプ。馬場は乾いた方が良いが、果たして
△	7	14	サブマリーナ	牡4	57	横山和生	栗東	庄野靖志	一変注意	後方一辺倒のタイプだったが、和生がどう乗ってくるのか。ここでドンピシャにハマれば
☆	7	15	ジューンテイク	牡4	57	菱田裕二	栗東	武英智	徐々上昇	チャレンジカップも追い込んではいた。馬体も戻っており侮れない
	8	16	ボルドグフーシュ	牡6	57	内田博幸	栗東	宮本博	評価二分	宝塚は全く伸びずも、元々のポテンシャルは高い馬。ウチパクがどう操るか
	8	17	アルナシーム	牡6	57	藤岡佑介	栗東	橋口慎介	難しさ有	気性も難しければ馬の気持ちを前に行かせられるかどうかも課題。ハマれば強いが
△	8	18	ショウナンラプンタ	牡4	57	松山弘平	栗東	高野友和	力あるも	どうしても勝ち切れないタイプ。松山は初騎乗だがうまく生かせるか

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日付	レース名	券種	払戻金額	回収率
2025/12/27(土)	中山11R	3連単10点	1,840,900円	38,352%
2025/12/27(土)	中山9R	3連単48点	3,187,510円	66,406%
2025/12/27(土)	中山4R	3連単24点	2,660,800円	55,433%

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京都大賞典の過去8年のデータ分析

同レースの過去8年分のデータを収集し、分析して割り出した傾向をご紹介していきます。

予想の参考になる情報ばかりですので、ぜひご覧いただき的中率を上げるために役立てて下さい！

人気：上位人気でも頭は固定でなく…

人気	着別度数	勝率	連対率	複勝率
１番人気	2- 1- 2- 3/ 8	25%	38%	63%
２番人気	1- 1- 2- 4/ 8	13%	25%	50%
３番人気	1- 1- 1- 5/ 8	13%	25%	38%
４番人気	1- 2- 0- 5/ 8	13%	38%	38%
５番人気	1- 0- 2- 5/ 8	13%	13%	38%
６番人気	0- 3- 0- 5/ 8	0%	38%	38%
７番人気	0- 0- 0- 8/ 8	0%	0%	0%
８番人気	1- 0- 0- 7/ 8	13%	13%	13%
９番人気	0- 0- 0- 8/ 8	0%	0%	0%
10～人気	1- 0- 1- 31/ 33	3%	3%	6%

※2015～2024年のデータ使用。2021,2022年は馬場改修で阪神開催

1番人気が鉄板だった毎日王冠と違い、こちらはややばらけ気味。

6番人気以内まで手広く好走が続いています。

配当：跳ねる時はかなり跳ねる

2020年	枠番	馬番	馬名	騎手	人気	単勝	複勝	枠連	馬連	ワイド	馬単	３連複	３連単
１着	7	13	グローリーヴェイズ	川田将雅	3	620	240	970	1,170	580	2,590	3,280	17,470
２着	1	2	キセキ	浜中俊	1		180			1,010
３着	8	17	キングオブコージ	横山典弘	2		210			670
2021年	枠番	馬番	馬名	騎手	人気	単勝	複勝	枠連	馬連	ワイド	馬単	３連複	３連単
１着	5	8	マカヒキ	藤岡康太	9	3,210	770	2,770	10,900	3,080	28,430	18,940	180,510
２着	6	9	アリストテレス	Ｍ．デムーロ	1		190			3,120
３着	7	11	キセキ	和田竜二	4		240			650
2022年	枠番	馬番	馬名	騎手	人気	単勝	複勝	枠連	馬連	ワイド	馬単	３連複	３連単
１着	6	10	ヴェラアズール	松山弘平	2	740	230	960	1,250	510	2,890	3,000	14,890
２着	2	2	ボッケリーニ	浜中俊	1		140			1,170
３着	7	11	ウインマイティー	和田竜二	3		230			560
2023年	枠番	馬番	馬名	騎手	人気	単勝	複勝	枠連	馬連	ワイド	馬単	３連複	３連単
１着	5	7	プラダリア	池添謙一	5	760	200	1,740	1,840	560	4,170	2,030	14,210
２着	4	6	ボッケリーニ	浜中俊	3		160			510
３着	3	4	ディープボンド	和田竜二	1		150			330
2024年	枠番	馬番	馬名	騎手	人気	単勝	複勝	枠連	馬連	ワイド	馬単	３連複	３連単
１着	4	4	シュヴァリエローズ	北村友一	8	2,250	510	4,890	9,910	2,140	25,550	156,730	1,419,720
２着	6	7	ディープボンド	幸英明	4		340			22,790
３着	3	3	メイショウブレゲ	酒井学	11		2,570			12,660

※ワイドは上から1-2　1-3　2-3　の入線順。

基本的に上位人気が好走しながら、ワン、ツー、スリーが少ないため3連単は1万円以上のことが多いです。

そして、荒れる時はとことん荒れるのがこのレース。

枠：外より内

枠番	着別度数	勝率	連対率	複勝率
1	2- 1- 0- 7/10	20%	30%	30%
2	1- 0- 1- 9/11	9%	9%	18%
3	1- 1- 3- 7/12	8%	17%	42%
4	2- 2- 0- 8/12	17%	33%	33%
5	1- 1- 1- 9/12	8%	17%	25%
6	0- 1- 0-13/14	0%	7%	7%
7	1- 1- 1-13/16	6%	13%	19%
8	0- 1- 2-15/18	0%	6%	17%

ここ最近は高速のイン有利も相まって1枠がかなりの好走具合です。

脚質：前マーク

脚質	着別度数	勝率	連対率	複勝率
逃げ	0- 1- 0- 7/ 8	0%	13%	13%
先行	4- 4- 2- 18/ 28	14%	29%	36%
差し	3- 2- 6- 30/ 41	7%	12%	27%
追込	1- 1- 0- 24/ 26	4%	8%	8%
捲り

基本的に瞬発力のある馬を抑えておきたいところ。

年齢：ばらけなし

年齢	着別度数	勝率	連対率	複勝率
４歳	2- 2- 2- 17/ 23	9%	17%	26%
５歳	3- 3- 2- 19/ 27	11%	22%	30%
６歳	2- 1- 2- 20/ 25	8%	12%	20%
７歳以上	1- 2- 2- 12/ 17	6%	18%	29%

そこまでバラケはありません。

種牡馬：ディープだけは絶対に抑える

種牡馬	条件	着別度数	勝率	連対率	複勝率
ディープインパクト	当該重賞	5- 0- 1-16/22	23%	23%	27%
ディープインパクト	当該条件	7- 2- 2-35/46	15%	20%	24%
キングカメハメハ	当該重賞	1- 1- 1- 6/ 9	11%	22%	33%
キングカメハメハ	当該条件	3- 2- 1-16/22	14%	23%	27%
ルーラーシップ	当該重賞	0- 2- 0- 3/ 5	0%	40%	40%
ルーラーシップ	当該条件	0- 2- 0- 5/ 7	0%	29%	29%
キズナ	当該重賞	0- 1- 1- 2/ 4	0%	25%	50%
キズナ	当該条件	0- 2- 1- 4/ 7	0%	29%	43%
ハーツクライ	当該重賞	0- 0- 2-11/13	0%	0%	15%
ハーツクライ	当該条件	1- 2- 3-23/29	3%	10%	21%
ゴールドシップ	当該重賞	0- 0- 1- 1/ 2	0%	0%	50%
ゴールドシップ	当該条件	0- 0- 1- 1/ 2	0%	0%	50%
オルフェーヴル	当該重賞	0- 0- 0- 2/ 2	0%	0%	0%
オルフェーヴル	当該条件	0- 1- 1- 4/ 6	0%	17%	33%
エピファネイア	当該重賞	0- 0- 0- 2/ 2	0%	0%	0%
エピファネイア	当該条件	1- 0- 0- 2/ 3	33%	33%	33%

※当該条件は今回のレースと同じ距離かつ、WIN5対象レース

京都はとにかくディープ系統を抑えないことには始まりません。

騎手：勝ちのない浜中

騎手	条件	着別度数	勝率	連対率	複勝率
川田将雅	当該重賞	3- 0- 0- 3/ 6	50%	50%	50%
川田将雅	当該条件	4- 1- 2- 7/14	29%	36%	50%
池添謙一	当該重賞	1- 1- 0- 6/ 8	13%	25%	25%
池添謙一	当該条件	3- 2- 0- 8/13	23%	39%	39%
浜中俊	当該重賞	0- 3- 1- 3/ 7	0%	43%	57%
浜中俊	当該条件	0- 5- 1- 7/13	0%	39%	46%
岩田康誠	当該重賞	0- 2- 0- 2/ 4	0%	50%	50%
岩田康誠	当該条件	2- 3- 0- 4/ 9	22%	56%	56%
和田竜二	当該重賞	0- 0- 1- 4/ 5	0%	0%	20%
和田竜二	当該条件	0- 0- 1-10/11	0%	0%	9%
藤岡佑介	当該重賞	0- 0- 0- 5/ 5	0%	0%	0%
藤岡佑介	当該条件	1- 0- 3- 9/13	8%	8%	31%
団野大成	当該重賞	0- 0- 0- 2/ 2	0%	0%	0%
団野大成	当該条件	0- 0- 0- 2/ 2	0%	0%	0%
松山弘平	当該重賞	0	0%	0%	0%
松山弘平	当該条件	1- 0- 0-11/12	8%	8%	8%

好走は多いものの1着のない浜中騎手に注意。

京都大賞典の前哨戦回顧・考察

京都大賞典の前哨戦にあたるレースの回顧をふまえた考察を行っていきます。

参考レース①目黒記念（G2）

月	日	場名	レース名	グレード	コース	距離	天候	馬場
6	1	東京	目黒記念	G2	芝	2500	曇	良
着順	枠	番	馬名	性齢	斤量	騎手	走破タイム	1着とのタイム差	上り3F	人気
1	5	10	アドマイヤテラ	牡4	57.5	武豊	02:32.9		34.5	1
4	6	11	ディープモンスター	牡7	58	松山弘平	02:33.4	0.5	34.3	13
6	2	3	ヴェルミセル	牝5	54	津村明秀	02:33.5	0.6	34.5	11
9	1	1	サンライズソレイユ	牡4	56	坂井瑠星	02:33.8	0.9	34.9	3
14	3	6	ミクソロジー	牡6	57	菅原明良	02:34.6	1.7	35.5	17
15	8	18	ニシノレヴナント	セ5	55	池添謙一	02:34.7	1.8	36.5	10
17	8	17	メイショウブレゲ	牡6	56	石橋脩	02:34.7	1.8	36.4	18

57.7-58.3というレースラップが示す通り、かなりの消耗戦となった1戦。緩-緩‐急と長距離戦らしい形での展開でした。つまり、このレースで上位に来た馬たちは本格的にステイヤー資質があると見て良いのではないでしょうか。

特に先団から上り3F・2位の脚で抜け出したアドマイヤテラはやはり強い。菊花賞3着の実績もあるように、実力含めて十分上に行ける力を持っている馬です。京都の芝2400ｍは単純な瞬発力だけでは好走できないため、こういう馬があっさりということも十分に考えられます。

敗戦組で見直すならディープモンスターとヴェルミセル。後方有利の展開ではない中、直線だけで3,6着に入線しています。両方とも上りは速く、充実期と考えて良さそうな感も。

参考レース②阪神大賞典（G2）

月	日	場名	レース名	グレード	コース	距離	天候	馬場
3	23	阪神	阪神大賞典	G2	芝	3000	晴	良
着順	枠	番	馬名	性齢	斤量	騎手	走破タイム	1着とのタイム差	上り3F	人気
1	7	9	サンライズアース	牡4	56	池添謙一	03:03.3		35	4
4	1	1	ショウナンラプンタ	牡4	56	武豊	03:04.4	1.1	35.2	1
7	8	10	ワープスピード	牡6	57	横山和生	03:05.1	1.8	36.6	3

逃げてスローペースに持ち込んだサンライズアース。道中の通過が63秒という流れになり、ゆったりとした展開になりました。これを見て早めに仕掛けたマコトヴェリーキーを先にやり、2番手からもう一度抜け出したサンライズアースは、かなり強い競馬を見せたと踏んでいいでしょう。

後半1000mのラップタイムは、ラスト200ｍを除いて11秒台で纏められているのが強さの証拠。ペースが上がった際もリズムを崩すことなく早い流れを維持できており、長距離戦のセンスはかなりある馬です。ダービーでも捲ってへこたれなかっただけに、素の能力も高い馬。天皇賞（春）ではかなりきついペースとなった中で4着まで粘り通したのですから、やはりこの舞台でも警戒は必須です。

逆にこの流れで後方から脚を図るような結果になったのがショウナンラプンタ。本番の試走とは言え、さすがに後ろ過ぎました。これを踏まえた天皇賞（春）は3着。ここでも注意したい1頭です。