JRAが広報戦略として「ウマジョ」という言葉を使うようになり、男の娯楽ではなく男女共に楽しめる公営競技になってきたという認識が広まってきていますが、実際はどうなんでしょうか。
以前からいた、一定数の女性ファンにフォーカスがあたるようになったのか、それとも実際に女性ファンが増えたのかは競馬場に足を運んでみたところで判断することができませんでした。
そこで、実際に30代女性300人を対象にアンケート調査を実施して、競馬に対する女性の印象を集めてみました。
本記事を読めば、世の中の女性は競馬のことをどう思っているのかを知ることができますので、ぜひ最後までご覧下さい。
質問1:競馬にどれくらい興味をもっていますか?
質問の内容はこちらです。
半数以上が競馬に興味があるという結果に、実際に女性ファンは増えているようですね。
この背景には、JRAを中心に「競馬に対する世間のイメージをクリーンなものにしよう」という動きが関係してると感じます。
競馬場は綺麗になり、中の食事処などもだいぶ綺麗になりました。赤ペンを耳に挟み、競馬新聞を片手にハンチング帽を被って濁声を出してるオジサンだけのものではなくなっていますね。喫煙所はオジサンだらけですが。笑
質問2:競馬に期待するものは何ですか?
質問の内容はこちらです。
30代女性の300人を対象とした「競馬に期待するものは何ですか?」というアンケートで51人(16.9%)が「競馬場の雰囲気やイベントを楽しみたい」という結果になりました。
アニメとのコラボやグルメイベントなど、競馬場で行われるイベントもここ数年でだいぶ様変わりしました。
イベントの意図が「競馬オジサン」のためのものではなく、家族連れや女性の来客者をターゲットにしているということがわかりますね。
男性の場合は、スリルや収支を得たいというゲーム性であったり宝くじ感覚を重視する傾向にありますので、この点は大きな違いが出ていると感じました。
質問3:競馬に対して不安や懸念点は何ですか?
30代女性の300人を対象とした「競馬に対して感じている不安や懸念は何ですか?」というアンケートで199人(66.1%)が「お金を失うリスクがある」という結果になりました。
お金を失うリスクの投票数が圧倒的に多く、続いてギャンブル症のリスクが100票を超えています。
男性の方が楽観的で、女性の方が現実的ということでしょうか。男性は勝負事やゲーム性など、いわゆる「脳汁」を好む傾向にあるので、競馬人口は男性が多いのも頷けますね。
競馬女子にスポットを当てたJRA公式サイト
多くの女性は競馬をやってみたいけど、どうやって始めればいいのかが分からない方がほとんどでしょう。
そういった、競馬を楽しみたい女性にターゲットを当てた「UMAJO」というサイトが立ち上がっています。
競馬ってよくわからないし、馬はかわいいけど競馬場にはなかなか行く機会もないし、、なんて思ってる? でも最近は競馬を楽しむ女性、「UMAJO」が増加中なんです!
引用:umajo
UMAJOはJRA(日本中央競馬協会)が運営している公式サイトであり、女性層が楽しめるコンテンツが盛り沢山となっています。
競馬の始め方や会場に訪れる際の持ち物まで解説しています。その他にも初心者向けのコンテンツも数多く取り揃えており、競馬に興味のある女性にはおすすめのサイトです。
競馬関する女性アンケート結果
今回は30代女性に対して競馬に関する3つの質問を行っていきましたが、いかがでしたでしょうか?
女性の2人に1人は競馬に興味を持っており、競馬という競技自体に関しても抵抗は無いようです。
ただ、お金が絡むギャンブル要素が絡んでいるだけに、リスクを感じていることも分かりました。
対象者:全国の30代女性
サンプル数:300人
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2024年12月