東京大賞典2024の追い切り診断と最終予想を公開！

東京大賞典の追い切りを分析して、状態の良かった4頭をピックアップしました。

それぞれ解説していきます。

S評価：フォーエバーヤング

東京大賞典：最終予想

恐らく半分くらいの競馬ファンは、このレースを最後に今年の競馬を終えるでしょう。まあ、残り半分の人はあと2日重賞ラッシュが待っているんですが。ちなみに私も後者側の人間なので、ここが当たったからと言って気持ちよく終われるかはまた別の話になってきます。

とはいえ、最後のG1レースを気分よく終えるためには当てたいところ。勝てば官軍ですから、的中して、ともに笑顔で次の日に向かいましょう。

◎は④フォーエバーヤング。ごめんなさい、降参です。チャンピオンズCも南部杯もさきたま杯もレモンポップに逆らい、先日の有馬もアーバンシックやダノンデサイルに逆らった私でも、この馬が負けるというビジョンはどう頑張っても描けませんでした。

まず臨戦過程が異常。今年に入っての戦績はサウジダービー①→UAEダービー①→KYダービー③→JDC①→BCクラシック③。すいません、米国所属の3歳馬ですかあなたは。

超一流馬が集うレース全てで馬券圏内を一回も外していない実績は、この馬がいかに今までの日本競馬には存在しなかったダート馬であるかということを示しています。しかも砂適正がそれぞれ違う日本、中東、米国での勝利ですし…

これで調教が悪かったりしたらまだケチもつけられたのですが（南部杯はこれでレモンポップの評価を落とした）、どうケチをつけたらいいのかわからない仕上がり。重箱の隅をつつくようなことをしても、不安要素が全く出てきません。負けるとしたら出遅れ、マークも厳しいプラス前残りの展開というのがありそうですが、この小頭数だと多少の出負けはリカバーできますし、すんなり前にも行けそうです。

以上のことから、逆らうと多分痛い目を見るので大人しく従います。

ただ、紐は穴狙いで行きます。過去記事でお話している通り、このレースはワイドがおいしいレース。つまり、フォーエバーヤングを抜けた存在と見るのならば、3着までの残り2枠のカードを争うレースと考えれば予想は組み立てやすくなります。

なら〇と▲は8枠の2頭、⑨クラウンプライドと⑩ウシュバテソーロです。

⑨クラウンプライドは、前走のチャンピオンズCでは完敗でしたが、レモンポップにハナを叩かれた挙句砂を被り自分のレースができていません。今回のメンバーなら前に行くのはたやすいはず。

それに調教では、後ろから競りかけてきた馬への叩き合いを想定した併せ馬を行っています。ウシュバテソーロ、フォーエバーヤング、ラムジェットなどが一気に押し寄せた時も対応できるようにするためでしょう。

元々先行してマイペースで進められれば十分好走できる実力を持っている馬。低評価になるようならねらい目です。

⑩ウシュバテソーロは、東京大賞典を2連覇中のドバイワールドカップ馬です。

BCクラシックの敗戦でピークは終わったという声が多いですが、昨年もBCは5着。アメリカの砂は粘土質なため、元々この馬に向いていなかった可能性だって十分にあります。連覇を遂げているこのレースなら、復活の3連覇まで視野に。

正直、フォーエバーヤングに勝てるとしたら、恐らくこの馬だけでしょう。今回は恐らくウィルソンテソーロの方が評価されるため人気は3,4でしょうが、調整過程だけ見るなら転厩したウィルソンよりこちらの方が勝機十分です。菅原明良騎手が上手に乗れるかはポイントになってきますが。