本記事では、地方競馬ライター蒼井がG1レース東京大賞典の出走馬を全頭分析！
いよいよ今週末に迫った東京大賞典。
地方競馬を予想してきた確かな目で、一年の総決算である東京大賞典の出走予定馬を分析します。
今回は、全頭の分析結果に加え、当日の注目馬をお伝えします。
（馬番順・目次記載の馬名をタップすることで各馬の分析に飛べます。）
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■2025年04月02日 船橋2R
660,150円
3連単16点×300円
■2025年04月02日 笠松10R
295,880円
3連単24点×200円
■2025年04月01日 園田8R
286,350円
3連単16点×300円
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- キングオブザナイル 室陽一朗騎手（牡4・愛知 安部幸夫厩舎）
- ウィルソンテソーロ 川田将雅騎手（牡5・美浦 高木登厩舎）
- ラムジェット 三浦皇成騎手（牡3・栗東 佐々木晶三厩舎）
- フォーエバーヤング 坂井瑠星騎手（牡3・栗東 矢作芳人厩舎）
- デルマソトガケ C.ルメール騎手（牡4・栗東 音無秀孝厩舎）
- サヨノネイチヤ 西啓太騎手（牡5・小林 坂井英光厩舎）
- グランブリッジ 松山弘平騎手（牝5・栗東 新谷功一厩舎）
- グランデマーレ 本村直樹騎手（牡5・大井 高岩孝敏厩舎）
- クラウンプライド 横山武史騎手（牡5・栗東 新谷功一厩舎）
- ウシュバテソーロ 菅原明良騎手（牡5・美浦 高木登厩舎）
- おすすめの一発のある注目馬
- 地方競馬予想が毎日無料公開されるおすすめサイト
キングオブザナイル 室陽一朗騎手（牡4・愛知 安部幸夫厩舎）
南関ではA級で頭打ち
愛知所属馬の出走は2000年のリンリンスキー以来24年ぶり
中9日の強行軍
東京大賞典の出走自体が久しぶりな愛知所属馬。1996年にはマルブツセカイオーが遠征してきて3着でした。鞍上は、調教師として今年フークピグマリオンで東海四冠を達成した宇都英樹元騎手。
ただ言い換えれば、30年近く好走馬が出ていない地区にもなります。キングオブザナイル自身も南関でA級まで昇級したことはありますが、そこで打ち止め。重賞クラスの馬達には歯が立っていません。
馬券的には静観が妥当です。
ウィルソンテソーロ 川田将雅騎手（牡5・美浦 高木登厩舎）
昨年2着で自在性が魅力
鞍上は今年ともにJBCクラシックを制しており相性抜群
転厩による馬への影響は？1回目は芝で惨敗、2回目は問題なく快勝
2週間前に競馬ファンを騒がせたウィルソンテソーロの転厩。古巣に帰っただけとはいえ、予想にも少し組み入れた方がいいでしょう。
環境変化がどれくらい影響してくるかということは気になりますが、それを抜きにすればメンバー中でも抜けた安定感を誇る同馬。何よりオーナーがウィルソンの方に川田騎手が乗るよう依頼をしたということはプラスにとらえましょう。
昨年2着の雪辱を何としてでも晴らしに来るはずです。
ラムジェット 三浦皇成騎手（牡3・栗東 佐々木晶三厩舎）
父マジェスティックウォリアー[0-0-0-2]も母父ゴールドアリュール[4-0-0-0]
Hペースに弱いが大井は〇
中間の頓挫はマイナス材料
この馬で一番頭を悩ませるのが血統面。父の産駒はオール着外、母父は全勝ですがすべてオメガパフュームの4連覇によるもの。つまり両極端。どないせえっちゅうねん
ラムジェット自体はオメガパフュームに似たまくりの競馬をするため、先輩同様大井2000ｍは庭にしてくる可能性があります。
ただ、ジャパンダートクラシックではHペースの中捲って最後はバテていたため、理想は東京ダービーのようなペースでしょう。スローになれば捲って末が持ちそうで、展開次第な面はありそうです。
フォーエバーヤング 坂井瑠星騎手（牡3・栗東 矢作芳人厩舎）
日本ダート界トップクラスの実力
滅多なハイペースでも潰れない展開不問の走り
高速化した大井の砂が向くか
日本のダート界では未だ無敗、ケンタッキーダービー、BCクラシック3着の実力もあり、歴代最強とも言われている砂の王者です。
ジャパンダートクラシックではハイペースの中、2番手から後続を千切るというとんでもない強さ。正直、今の国内で彼に敵う馬は想像つきません。
ただ、唯一ケチをつけるとしたら、海外帰りの疲労具合と、12月に入れ替わり、時計が出るようになった大井の砂が向くかどうかというところ。高速化した砂は恐らく昨年のデビュー戦以来のため、そこに対応できるかは一つの焦点です。
デルマソトガケ C.ルメール騎手（牡4・栗東 音無秀孝厩舎）
BCクラシック2着の実績も勝ち自体はUAEダービー以降無し
逃げられればワンチャンス
日本テレビ盃は度外視も、日本経験が逆に少ない
昨秋、BCクラシック2着で大いに日本中を沸かせたデルマソトガケ。今年はやや精彩を欠いており、4戦してすべて着外という結果に終わっています。
BCクラシックでもそうでしたが、前に行くものの揉まれて後退というレースが多く、自分の競馬があまりできていません。今回は逃げ馬も少ないため、自分の競馬に持ち込めれば復活もあります。
ただ、日本テレビ盃での敗戦をどう取るか。日本競馬の砂より海外競馬の砂を走っている経験の方が多く、こちらの砂質に戸惑う可能性も否定できません。
サヨノネイチヤ 西啓太騎手（牡5・小林 坂井英光厩舎）
南関東上位の実力×出走全レース騎乗の西啓太で万全
スピードが求められるようだと厳しい
好走にはあと1秒近くタイムを縮めたい
ご存知大伯母にナイスネイチャを持つサヨノネイチヤ。南関東で17戦12勝、2回の着外は帝王賞と南部杯のみという立派な戦績です。
ただ、前走の勝島王冠で転入初戦のキングストンボーイに完敗したように、元々スピード能力に長けているような馬を相手にするとやや分が悪いです。12月頭に砂の入れ替えが行われ、やや砂質が浅くなった大井は以前よりスピードが出ます。
また、昨年の東京大賞典の勝ちタイムと2000ｍの走破タイムを比較すると、好走にはあと1秒近くタイムを縮めたいところです。
グランブリッジ 松山弘平騎手（牝5・栗東 新谷功一厩舎）
ペース関係なく後方から安定感十分な末脚
非根幹距離の方が成績がいい？
父シニスターミニスター[0-0-0-7]
佐賀記念から川崎記念、エンプレス杯に帝王賞、JBCレディスローテと各地で強豪と戦いまくったグランブリッジ。
オーサムリザルトやアンモシエラ、キングズソードと多くの実力馬と戦いながら最後は確実に馬券圏内まで突っ込んでくる末脚は安定感抜群です。
ただ、この馬は非根幹距離の方が相性がいい可能性があります。その証拠に根幹距離の成績は［1-0-0-３］。帝王賞でも4着だったことに加え、血統的にも相性が良くないだけに、あまり過信はできません。
元々マイル路線で走っていた馬
本調子になく厳しそう
グランデマーレ 本村直樹騎手（牡5・大井 高岩孝敏厩舎）
転入初戦は全く見せ場なし
元々マイル路線で走っていた馬
本調子になく厳しそう
今秋まではJRAで走っていた同馬。転入初戦の前走は見せ場なく惨敗に終わっています。
特筆しての変わり身はなく、鞍上の本村騎手も重賞勝ちはなし。かなり厳しい戦いになるでしょう。
クラウンプライド 横山武史騎手（牡5・栗東 新谷功一厩舎）
コリアＣでウィルソンテソーロに圧勝
仮に悪天候になればプラス
好位2番手以内の成績［2-2-0-0］
G1級競走ではあと一歩足りないことの多いクラウンプライド。今年は国内での成績はマーキュリーC以外散々なものになっていますが、コリアCではウィルソンテソーロ相手に完勝を遂げています。
前走のチャンピオンズCの着順で恐らく人気を落としますが、これはレモンポップの完璧なペース配分に翻弄されて自分の走りをさせてもらえなかったためです。
その証拠に、マーキュリーCやコリアCなど、自分の走りを貫けたときは快勝。恐らく前に行く馬はデルマソトガケのみで、妙味十分です。
ウシュバテソーロ 菅原明良騎手（牡5・美浦 高木登厩舎）
3連覇を狙うディフェンディングチャンピオン
調教もパドックもあてにならず。レースで真価を発揮する馬
初コンタクトの菅原明良がどこまでやれるか
昨年、ドバイワールドカップを勝ち、東京大賞典も制した日本の王者。今年はサウジカップ、ドバイワールドカップを2着とした後、日本テレビ盃2着、BCクラシック10着と勝利がありません。
前走はいつものような唸る追い上げがなく、末脚不発で完敗。ただ、外に出しようがなかったことを考えると、やや不完全燃焼も。
ラストランの予定を来春までずらしたことをどう捉えるか。通常であれば期待の表れなのでしょうが…ともあれ、恐らく人気を落とすここは、復権を期待してもいいでしょう。
おすすめの一発のある注目馬
クラウンプライド
今回前に行くことが予想される馬は少なく、このメンバー相手なら自分の競馬をやり切れるはず。
デルマソトガケの出方次第ですが、先行集団に取り付けないというようなことはまずないはずです。力が衰えているわけでもなく、自身の得意な展開に向けば馬券圏内は固そう。
何より、本命対抗候補のウィルソンテソーロに直接対決で勝利していることと、マーキュリーCでビヨンドザファザーの急襲を抑え切っている二枚腰は素直に評価します。
ここからはロマン的な話ですが、セイウンスカイの血を継ぐニシノデイジーは先日、中山大障害2勝目をあげて種牡馬入り。
なら同じ黄金世代だったスペシャルウィークの血を継ぐクラウンプライドもG1で好走できてもいいでしょう。父系としては貴重な血になりつつある彼らの血が、大舞台で騒ぐことも期待したいところです。
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| 地方予想 | 券種 | 的中金額 |
|---|---|---|
| 2025年04月02日 船橋2R | 3連単16点×300円 | 的中660,150円 |
| 2025年04月02日 笠松10R | 3連単24点×200円 | 的中295,880円 |
| 2025年04月01日 園田8R | 3連単16点×300円 | 的中286,350円 |
特に大荒れだった、4月2日の船橋2Rの3連単を見事に的中させて60万円超えの的中をしたのは素晴らしい予想でした！
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