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戸塚記念 2024 予想!過去傾向から読み解く有力馬を公開!

厳選地方重賞馬

秋の始まり、最初の南関東3歳限定戦は戸塚記念。
伝統の3歳戦で、今年はジャパンダートクラシックを目指す馬たちも交えてぶつかります。

戸塚記念2024の基本情報

開催日時 2024年9月4日(水)
グレード S1 3歳 全国指定交流重賞
開催競馬場 川崎競馬場 11R 20:10発走予定
コース ダート2,100m

コース解説

4月開催の川崎記念、5月開催のエンプレス杯と同様のコース。
向こう正面からスタートし、馬場を1周半してくるコース。
3.4コーナーは南関東の競馬場で最もきついカーブで構成されており、内々を回る事ができるほうが当然有利でしょう。
後述する脚質傾向からも、先行有利なコース形態なのは間違いないです。

出走表

馬名 性齢 斤量 騎手 所属地区 調教師 前走 当該距離 当該距離+競馬場 寸評 短評
1 1 サントノーレ 牡3 56 笹川翼 小林 荒山勝徳 大井 京浜盃(Jpn2) D1700 1着 初出走 初出走 悠々帰還 春先に中央勢を圧倒。久しぶりの実戦だがここも圧勝なら本物。
2 2 グラッシーズマン 牡3 56 西啓太 船橋 林幻 川崎 ケンタウルス賞(A2B1) D2000 7着 初出走 初出走 好材なし 去年は同時期に重賞制覇。しかし復帰後は凡走で。
3 3 シシュフォス 牡3 56 森泰斗 船橋 佐藤裕太 大井 黒潮盃(S2) D1800 2着 初出走 初出走 横綱相撲 シンメデージーを除けば南関では東京ダービー最先着。前走も食らいついただけにそろそろ勝利が欲しい。
3 4 オーウェル 牡3 56 山中悠希 浦和 小久保智 大井 黒潮盃(S2) D1800 5着 初出走 初出走 実力評価 目標にされ苦しくなった黒潮盃。逃げなくても良さそうな今回はじっくり行けるか。
4 5 キタノヒーロー 牡3 56 張田昴 船橋 張田京 川崎 芙蓉賞(OP) D2000 2着 初出走 初出走 注意必要 前で潰し合ったところを漁夫の利感で飛んできた前走。上位勢とはまだ差がありそう。
4 6 アジアミッション 牡3 56 山崎誠士 川崎 山崎裕也 川崎 ケンタウルス賞(A2B1) D2000 2着 初出走 初出走 同型強力 古馬相手のAB混合2着は立派だが完全に最後は脚が上がっていた。本質的にはマイルまで。
5 7 ローリエフレイバー 牝3 54 野畑凌 大井 月岡健二 川崎 関東オークス(Jpn2) D2100 6着 0-0-0-1 初出走 牝馬でも 関東オークスは出遅れて参考外。しかし走破時計が遅く牡馬相手には時期尚早か。
5 8 ムットクルフェ 牡3 56 達城龍次 大井 的場直之 大井 黒潮盃(S2) D1800 3着 初出走 初出走 善戦マン 南関相手なら好位から確実に伸びる。強豪相手に揉まれた経験が生きてきたか。
6 9 マコトロクサノホコ 牡3 56 御神本訓史 船橋 川島正一 大井 黒潮盃(S2) D1800 4着 初出走 初出走 末脚強烈 良くも悪くも展開次第。前が伸びる展開で差し切れるほどではなく展開の利が必要。
6 10 ヨルノテイオー 牡3 56 本橋孝太 船橋 斉藤敏 浦和 鳳仙花特別(B2B3) D2000 2着 初出走 初出走 実力疑問 初の川崎に加え負けた相手は重賞で軒並み凡走。2000はこなせそうだが。
7 11 フロインフォッサル 牡3 56 本田正重 船橋 山下貴之 大井 東京ダービー(Jpn1) D2000 7着 初出走 初出走 実績光る マコト同様展開の助けが必須。追走に苦労するため置かれたときの対応力がカギ。
7 12 ペルセヴェランテ 牡3 56 矢野貴之 小林 荒山勝徳 川崎 芙蓉賞(OP) D2000 1着 初出走 初出走 距離微妙 前走はケンッタキースカイを競り落として粘り切ったが…実力的にはまだまだのような気も。
8 13 カタルシス 牡3 56 町田直希 川崎 山崎尋美 川崎 凌霄花特別(B3) D1600 4着 初出走 初出走 穴の気配 人気の盲点になりそうだが芙蓉賞は絶望的な位置から4着。マコトと同じような位置だが妙味はこっち。
8 14 クラジャンク 牡3 56 木間塚龍馬 船橋 矢野義幸 船橋 勇魚特別(B3) D1600 2着 初出走 初出走 疲労残る そこそこに夏場を走り抜けたうえの連闘。血統的には応援したいが。

京浜盃を勝ち、一時は南関東の総大将一角になるかと思われたサントノーレ。
そのあとケガで休養を余儀なくされましたが、ここで堂々の復帰。
とはいえ、春夏と戦い抜いてきた強豪もただやられるわけにはいきません。
彼らの激突に注目です。

戸塚記念2024 予想 過去傾向

※2019年~2023年の統計データ

人気傾向

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1 3-2-0-5 30% 50% 50%
2 0-3-2-5 0% 30% 50%
3 2-1-1-6 20% 30% 40%
4 1-1-2-6 10% 20% 40%
5 2-1-0-7 20% 30% 30%
6人気以下 2-2-5-73 2% 4% 10%
※7人気 2-0-2-6 20% 20% 40%

上位人気の好走が目立ちますが、注意したいのは2番人気の0勝。
さらに7番人気が2勝しており、意外に複勝率は5番人気を上回っています。

過去5年の配当と傾向

2019年 馬番号 人気 単勝 複勝 枠連 馬連 ワイド 馬単 3連複 3連単
1着 ❺⑧ 1 230 120 270 270 150 430 490 510 1,440
2着 ❽⑭ 2 110 310
3着 ❻⑨ 4 180 280
2020年 馬番号 人気 単勝 複勝 枠連 馬連 ワイド 馬単 3連複 3連単
1着 ❼⑪ 3 410 150 1,600 1,590 550 3,060 3,190 2,110 13,980
2着 ❸④ 4 230 330
3着 ❽⑬ 2 140 480
2021年 馬番号 人気 単勝 複勝 枠連 馬連 ワイド 馬単 3連複 3連単
1着 ❷② 7 2,420 490 7,950 6,270 1,520 15,050 17,290 5,170 67,800
2着 ❻⑦ 5 190 880
3着 ❽⑩ 2 170 490
2022年 馬番号 人気 単勝 複勝 枠連 馬連 ワイド 馬単 3連複 3連単
1着 ❹⑥ 1 260 140 490 7,530 2,320 830 10,120 50,700 238,370
2着 ❸③ 10 1,220 1,610
3着 ❼⑫ 8 690 11,190
2023年 馬番号 人気 単勝 複勝 枠連 馬連 ワイド 馬単 3連複 3連単
1着 ❸③ 1 140 110 210 250 180 320 330 2,050 3,700
2着 ❻⑧ 3 140 770
3着 ❻⑦ 7 570 1,530

固いときは固く、荒れる時は荒れるという一番困った傾向です。
いっそどっちかにシフトしてくれた方がアタリをつけやすいので助かるんですが(笑)

ただ、ここ5年で大荒れが出ている年は、いずれも羽田盃に東京ダービー、ジャパンダートダービーを人気薄で好走してここに転戦してきている馬が出走している年。
ダート改革によって中央交流となった前競走の代替と考えられるのは代表決定戦として機能した黒潮盃や東京湾Cでしょうか。となれば上位陣が軒並み出走している今年の大荒れはほぼほぼないとみてよさそうです。

2番人気の0勝には注意。傾向的には「荒れない戸塚記念」

枠傾向

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1 1-0-1-8 10% 10% 20%
2 1-1-0-8 10% 20% 20%
3 2-3-1-11 11% 29% 35%
4 2-0-0-15 11% 11% 11%
5 2-1-2-13 11% 16% 27%
6 0-2-2-16 0% 10% 20%
7 2-0-1-17 10% 10% 15%
8 0-3-3-14 0% 15% 30%

関東オークスの際は5枠好走が顕著でしたが、地元馬同士だとそこまで勝率に差は表れていない印象。4枠の勝つか着外かという数字は注意しなければならないですが、ほかの枠はそこまで気にしなくていいでしょう。

特に警戒する必要はなさそう。

脚質傾向

脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率
逃げ 3-3-2-1 15% 31% 42%
先行 2-3-4-23 6% 15% 28%
差し 5-4-3-39 9% 17% 23%
追込 0-0-1-29 0% 0% 3%

4コーナーでは既に番手にいないと上位進出は難しい印象。
とはいえ、外々を回されるとスパイラルカーブで大きなコースロスを強いられるため、勝つには川崎記念のライトウォーリアのように内々を立ち回る必要があります。

好位ポジション取り必須。内にスンナリ入れるかが好勝負のカギ。

所属傾向

所属 着別度数 勝率 連対率 複勝率
大井 2-2-3-15 9% 18% 31%
小林 0-0-1-2 0% 0% 33%
川崎 1-1-1-26 3% 6% 10%
浦和 5-2-0-17 20% 29% 29%
船橋 2-4-5-42 3% 11% 20%

意外や意外。地元川崎の所属馬は29頭の参戦中好走は3頭のみとかなりの不振です。
勝率は浦和がトップ。ここ2年はヒーローコール、スピーディキックでの優勝で絶好調です。

戸塚記念2024 予想 前哨戦データ傾向

前哨戦のデータから見えてくる傾向を読み解いていきます。

参考レース① 黒潮盃(S2)

※赤文字は該当レース優勝馬で当レース出走無し

8/14 黒潮盃(S2) 大井D1800 晴:良
着順 馬名 性齢 斤量 騎手 走破タイム 1着とのタイム差 上り3F 人気
1 ダテノショウグン 牡3 56 御神本訓史 1.54.9 37.7 1
2 シシュフォス 牡3 58 森泰斗 1.55.6 0.7 38.1 2
3 ムットクルフェ 牡3 56 矢野貴之 1.55.8 0.9 38.8 5
4 マコトロクサノホコ 牡3 58 本田正重 1.56.0 1.1 37.5 3
5 オーウェル 牡3 56 笹川翼 1.56.7 1.8 39.8 7

ダテノショウグンとシシュフォスの間についた0.7秒の差。これをどう見るか。
とはいえシシュフォス以下の差はそれほどなく、レース展開一つでひっくり返る差と踏んでいい。春、3冠ロードを戦ってきた南関東所属馬の中では転戦組が依然上位。問題はサントノーレとの力量差をどう図るかになってくる。
このメンバーの中で唯一力を出し切っていないと考えられるのはオーウェルか。逃げたうえダテノショウグンに早めに競られ苦しい競馬を余儀なくさせられた。それでも5着にしっかり粘ったのは東京ダービー出走馬の意地だろう。
好位から自分の競馬に徹せるようなら東京湾カップのように激走も十分にありうる。

参考レース② 芙蓉賞(3歳OP)

7/24 芙蓉賞(3歳OP) 川崎D2000 晴:良
着順 馬名 性齢 斤量 騎手 走破タイム 1着とのタイム差 上り3F 人気
1 ペルセヴェランテ 牡3 55 矢野貴之 2.12.3 40.6 1
2 キタノヒーロー 牡3 55 張田昴 2.12.3 0 40.2 5
4 カタルシス 牡3 54 御神本訓史 2.14.0 1.7 40.7 8

東京ダービーチャレンジでは2着と涙をのんだペルセヴェランテ。ここでは人気の一角であったケンッタキースカイと競り合い、しっかりと負かして優勝。
最後突っ込んできたキタノヒーローは前が競り合った分での末伸び感が強い。
下したケンッタキースカイは黒潮盃6着。上位勢とは依然差がありそうな気もする。

参考レース③ ケンタウルス賞(A2B1)

※赤文字は該当レース優勝馬で当レース出走無し

8/5 ケンタウルス賞(A2B1)川崎D2000 曇:良
着順 馬名 性齢 斤量 騎手 走破タイム 1着とのタイム差 上り3F 人気
1 シャドウモノリス 牡6 57 笹川翼 2.14.0 40.8 6
2 アジアミッション 牡3 54 森泰斗 2.14.1 0.1 41 3
7 グラッシーズマン 牡3 54 本田正重 2.16.9 2.9 43.3 7

好スタートから逃げ、道中はシャドウモノリスにびったりとマークされていたアジアミッション。一度は突き放したものの、やはり最後は苦しくなりシャドウモノリスに差し切られてしまった。ただ、4角で一気に上げたギアには注目。
とはいえ2000mはまだ少し長い印象が強い。母父サウスヴィグラスに父アジアエクスプレスではマイルまでがベストだろうか。

参考レース④ 京浜盃(Jpn2)

3/20 京浜盃(Jpn2) 大井D1700 曇:良
着順 馬名 性齢 斤量 騎手 走破タイム 1着とのタイム差 上り3F 人気
1 サントノーレ 牡3 56 服部茂史 1.48.7 39.9 3

大井所属の意地を見せた一戦。マッシャーブルム、ティントレットを先に行かせると
人気のアンモシエラを外に回し自身は内から。そのまま勢いよく抜け出すと7馬身差の圧勝劇を飾って見せた。これが圧巻のパフォーマンスだっただけにケガが惜しまれる…
出走メンバー中唯一の39秒台の上り3Fは素直に評価してよく、下したアンモシエラの活躍は周知の通り。ハビレも先日の新潟2勝クラスで古馬相手に勝利と中央馬が弱かったわけでもなく、実力は十二分。

参考レース④ クラウンC(S3)

4/2 クラウンC(S3) 川崎D1600 晴:稍
着順 馬名 性齢 斤量 騎手 走破タイム 1着とのタイム差 上り3F 人気
1 シシュフォス 牡3 54 森泰斗 1.44.4 40.5 1
3 アジアミッション 牡3 54 山崎誠士 1.45.3 0.9 41.3 3

川崎マイルらしくコーナーまでに先行馬群に取り付けるかどうかで勝負が決まったレース。
結局好スタートから好位に取り付くことができていたシシュフォスがしっかりと脚を伸ばしての勝利。レースセンスも光る走りで、この後も好走を続けている。

参考レース④ 東京湾C(S2)

5/2 東京湾C(S2) 船橋D1700 晴:不
着順 馬名 性齢 斤量 騎手 走破タイム 1着とのタイム差 上り3F 人気
1 マコトロクサノホコ 牡3 56 本田正重 1.50.9 40.9 2
2 シシュフォス 牡3 57 森泰斗 1.51.4 0.5 41.7 1
4 オーウェル 牡3 56 西啓太 1.52.0 1.1 42.5 10

コルベットが逃げ、ツキシロ、バハマフレイバーが追いかける展開。ペースは緩まずかなり速い流れの中、後方待機から一気に捲り上げたマコトロクサノホコが一気に差し切った。
ロスなく立ち回ったシシュフォスが2着。レースセンス自体はかなり光るのだがそれ以上に勝ち馬が強すぎた。
注目したいのはオーウェルの好走。10番人気の低評価は意外だったが、重馬場だった2戦目で3着だったように道悪は走る。当日馬場が渋るようなら狙ってみても面白いかもしれない。

戸塚記念2024予想の最終見解

日を追うごとに今年のジャパンダートクラシックがとんでもないメンバーになっていく予感がしています。現状、中央有力どころの戦績を並べただけでも眩暈がしそうなほどだというのに、それに加えて地方勢。少し見劣ると思われていた南関勢も夏に力をつけ、春には休養していたダテノショウグンらも復帰。
秋の大井の夜、熱演が期待できるのはほぼ間違いないでしょう。この戸塚記念の成績も大いに本番に直結してきます。

巷、というよりほぼ全員が①サントノーレの復帰で沸いていますが、ここは〇まで。確かに京浜盃は強く、アンモシエラら相手に完勝した事実は確かです。
ただ、いくら強い馬でも長期休養明けは疑うが鉄則。それもただの休養明けではなく、怪我明けとなると安易に信用しきるのは危険です。過去、何頭もの馬が怪我からの復帰後、怪我前の実力になく敗退という事例は見てきました。当然ここでもその可能性はあり得ます。

◎は今シーズンを通して好走している③シシュフォスを。東京ダービーでは南関最先着。ここまで見せてきた好位からしっかり伸びきるレーススタイルはセンスがなければできることではありません。
同じ競馬場のレースであったクラウンCの内容も◎。サントノーレとは昨年11月の門別以来の対決。その時はサントノーレが6着でシシュフォスが7着と先着を許していますが、ここで成長した姿を見せてもらいましょう。

▲には同じくしぶとく伸びることのできる脚をもつムットクルフェを。前走で一瞬ダテノショウグンに食い下がったのなら、このメンバー相手ならもっとしつこく食い下がれるはずです。こちらも3冠路線を戦い抜いてきた馬。実力馬相手にも好走できます。

△は展開次第の2頭である⑨マコトロクサノホコと⑬カタルシスを。特にカタルシスは同じような末脚を持つマコトロクサノホコより妙味有りなので、馬券的には狙ってみてもいいかもしれません。☆に意外性を秘める④オーウェルを。

◎ ③ シシュフォス
〇 ① サントノーレ
▲ ⑧ ムットクルフェ
△ ⑨ マコトロクサノホコ
△ ⑬ カタルシス
☆ ④ オーウェル

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