東京盃2025予想！過去の傾向と前哨戦から読み解く有力馬を公開！

本記事では、2025年10月9日（木）に大井競馬場で開催予定の東京盃を徹底分析して予想しています。

3日連続ダートグレード競走の大井もいよいよ天王山。

最後を飾るのは伝統の東京盃。JBCスプリントへの前哨戦として毎年有力馬が集結します。

前哨戦を含めた参考レースや、過去10年分のデータから考察を行いましたので、的中率を上げるためにもぜひ最後までご覧ください。

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東京盃の予想印と最終見解

3日連続重賞が開催された大井のダートグレード競走はどれも難しいレースでしたが、個人的にこの東京盃が一番ヤバそうな予感がすると思っています。

なぜなら出走16頭中15頭が元JRAor現JRA所属。うち⑥ジョンソンテソーロを除くすべての馬が準オープン（3勝クラス）以上を経験している実力馬で、夏までJRAで走ってこれが転厩初戦という馬もいます。カペラステークスin大井みたいな状況になってやしませんかね…

つまりどの馬から行っても馬券は狙えるということ。ここは重賞からの転戦馬も多く、少し人気を落としてくれそうな⑧ドンアミティエからで。前走の函館スプリントステークスはやや出負けしながらも3着まで追い込んできました。初芝でもこれだけやれるのなら、スピード能力は折り紙付きと見て良いでしょう。タイム差無の4着だったインビンシブルパパがCBC賞を制したのなら、その裏付けになります。

中山の1200ｍでなく京都の1200ｍを連勝してきているのもポイント。適性の有無が重要視される中山ではなく、シンプルなスピード決着の多い京都で3連勝ならダートグレード競走でもやれる力はあるはずです。

ある程度前が速まるなら⑯クロジシジョーの差し込みにも警戒。大外枠に入ったのなら変に詰まることもありません。昨年の東京スプリントでも2着と好走し、今春のドバイゴールデンシャヒーンでは4着まで来た馬です。サマーチャンピオンで負けたからと言って軽視は禁物でしょう。

連勝中の3歳馬⑫ヤマニンチェルキは外枠も好材料。ただサマーチャンピオンよりメンバーレベルの上がるここでいきなり勝負になるかはやや疑いも。前残りのクラスターカップを勝ってきた⑦サンライズアムールは少し評価下げで。昨年2着の②マックス、東海ステークスの惨敗で人気を落としそうな⑬イグザルトまで。

東京盃の開催日程

東京盃のコース解説

2コーナーの奥からスタートし、コーナーは外回りを使用する大井の1200ｍ。

直線は386ｍと地方競馬の中では長く、直線では熾烈なたたき合いが展開されることもしばしばです。

重賞クラスであれば先団につけた馬が有利なのは間違いないですが、短距離戦らしく前半の先行争いが激化するのは必至。

一概に内枠有利ともいえず、いかに素早く前目のポジションとロスの少ない位置取りを取れるかどうかがカギになってきます。

東京盃の出走表

出馬表を右にスクロールすると短評・寸評が表示されます。

東京盃・過去10年のデータを分析

同レース過去10年分のデータを収集して分析を行いました。

各データ別に割り出した傾向をご紹介していきます。

人気：7番人気がアツい

※2015年～2024年のデータ使用。

1番人気の安定感は抜けている一方、7番人気の好走率が2番人気に次いで3位というところに注目する必要があります。

配当：妙味有り

ワイドは上から1-2　1-3　2-3　の入線順

不当に人気を落としている実力馬が好走することの多いレースです。

決してオッズにとらわれない方が良いでしょう。

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枠：8枠好調・4枠は人気以上に走る

8枠が4勝。ピンパーな成績の馬が入れば注意です。

一方、人気薄でも好走するのが4枠。

脚質：基本先行

連まで拾うのであれば後方待機勢までケアする必要がありますが、１着を当てるのであればスピード能力に長けた先行勢を狙ってしかるべきでしょう。

年齢：3歳低調

3歳馬はあまり好調ではないのは気になりますが、それ以外はばらけなし。

高齢馬だからと切るのは愚策でしょう。

所属：実は相性の悪い大井と小林

地元勢はかなり不調です。

東京盃の前哨戦回顧と考察

東京盃の前哨戦にあたるレースの回顧をふまえた考察を行っていきます。

参考レース①クラスターカップ（Jpn3）

好スタートからハナを取ったサンライズアムールが逃げ切り。そのまま後続を抑え切って重賞初勝利を挙げました。騎乗した高松亮騎手はこれがダートグレード競走初勝利。落馬負傷で急遽の代打となりましたが、見事その代役を果たして見せました。

ただ、盛岡の1200ｍでのダートグレード競走はかなり前が残りやすい条件。先行して残れる流れなら強いのは間違いありませんが、今回は直線の長い大井です。加えて先行したい馬も多いとなると、飲み込まれていく可能性も考慮しておきたいところ。

水無月ステークスくらい走れば連勝もあり得ますが、果たして。

参考レース②サマーチャンピオン（Jpn3）

逃げたハッピーマンを交わしてエンペラーワケアが先頭に立ったところを差し込んだのがヤマニンチェルキでした。これで北海道スプリントカップから重賞連勝。3歳夏にして充実期に入ってきたような感じがします。

フォーウィールドライブ産駒ながらそこまで難しさを感じないような操縦性。ただ今回は実力馬揃いのフルゲートとなるため、周りの出方によっては包まれる可能性も出てきます。血統的に脆い面も持ち合わせているのは忘れない方が良いでしょう。

案外だったクロジシジョーはこういう小回りコースがそこまで向かない可能性も。伸びていないわけではありませんが、恐らく直線が長い方が良いタイプ。大井での好走もある馬だけに、舐められるなら絶好の狙い目になります。

参考レース③アフター5スター賞（S3）

600m通過は34秒3というハイペース。これを勝ち切ったファーンヒルは相当ですが、番手から4着に残ったマックスもやはり実力上位。秋になると好調になることも多い馬で、昨年の東京盃も2着になっている存在です。今回も軽視すると危険でしょう。

逆にトーセンサンダー、ドリームビリーバーは速い流れで差し込めた感じも。展開関係なく好走できるタイプではありませんが、エンテレケイアやサンライズアムールがいる今回は一考の余地ありか。

参考レース④福島テレビ賞（OP）

スタートから前に出して行ったシアージストが直線で逃げたエランティスを交わして勝利。福島1150ｍ、東京1300ｍ、中山1200ｍと絶対的スピードと前有利と言われるコースでの未勝利しているように、恐らく生粋のスプリンターです。

ただその分、自身に向かない展開になった時は脆い馬。先行総崩れのレースでは例外なく飲まれるようなタイプです。京都や阪神のレースでは好走もできていないため、重賞好走馬に匹敵する力が現時点であるのかと言われると微妙な感じも。

参考レース⑤NST賞（OP）

いつも通り控えたレースを進めたクロジシジョー。抜け出したコパノパサディナがほぼ勝ちパターンでしたが、最後は流石の末脚で勝ち切りを収めました。

ただ、エンジンが点火するまでに時間は要しているように、やはり新潟の直線ではまだ短い印象。前が速くなって激流となる中山の1200なら話は別ですが、本質的には府中や大井がベストなはず。となれば、今回はかなり注意が必要となってくるでしょう。

アームズレインは内で捌いている間に外が加速して差し切られた感じ。力量差はないですが、この馬は地方の砂となると低調。引っかかる面としてはそこか。

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