1996年、アメリカのサンタアニタパーク競馬場と大井競馬場が友好交流提携を結んだことを記念し、関東盃から改称されてこの競走が設立されました。
2020年から3年間は秋季開催でしたが、昨年より再び夏開催に。JBCやアメリカのBCへの重要なトライアルとなる日本テレビ盃のトライアル競走となりました。
本年は7/5にこの世を蹄葉炎で去ったかつての名馬、セイントメモリーの追悼競走として行われます。
サンタアニタトロフィー2024の基本情報
開催日時 | 2024年7月31日(水) |
グレード | S3 |
開催競馬場 | 大井競馬場 11R |
コース | ダート1,600m |
コース解説
コース体系にもよりますが、例えば東京や盛岡などのアップダウンの激しいコースはスピード、スタミナを兼ね備える必要があります。
逆に小回りの利く船橋は先行力が必須。コーナーワークのうまさも問われてきます。
そしてこの大井、末脚を長く使える馬が台頭しがちです。
逃げ先行はスピードが求められハイラップになりがち。4コーナーを回るころには脚が上がってしまうことも多い彼らより、道中から進出しつつ前を捉えられる馬に非常に向いているコースになります。
出走表
印 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 所属地区 | 調教師 | 前走 | 当該距離 | 当該距離+競馬場 | 寸評 | 短評 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | マースインディ | 牡9 | 56.5 | 福原杏 | 大井 | 阪本一栄 | 大井 帝王賞D2000m(Jpn1)13着 | 1-3-2-18 | 1-3-2-17 | 近走不振 | 最後の馬券内は2年前。タイム差も大きくかなり厳しい。 | |
▲ | 2 | 2 | デュードヴァン | 牡7 | 58 | 御神本訓史 | 小林 | 坂井英光 | 笠松 オグリキャップ記念D1400m 4着 | 5-3-2-6 | 1-0-1-0 | 末脚勝負 | 移籍後一貫して末脚は安定している、ただ今回はSペースもありそうで… |
△ | 3 | 3 | ブラックパンサー | 牡6 | 57 | 今野忠成 | 浦和 | 小久保智 | 川崎 スパーキングサマーチャレンジD1600m 9着 | 1-0-2-2 | 初出走 | 復調ある | 今年に入ってから不振ではあるものの昨年は重賞2着もあり。スワーヴシャルル相手にも好走しているだけに軽視禁物。 |
3 | 4 | エスポワールガイ | 牡5 | 57 | 矢野貴之 | 大井 | 市村誠 | 川崎 スパーキングサマーチャレンジD1600m 5着 | 3-0-2-4 | 3-0-2-3 | もう一声 | 2年前の黒潮盃勝ち馬だが成績は勝つか負けるか。近走そこまで安定感もなく買うのは博打に近い感もあり | |
4 | 5 | リコーシーウルフ | 牡7 | 57 | 吉井章 | 小林 | 荒山勝徳 | 浦和 ’24トワイライトCD1400m 9着 | 5-7-3-8 | 5-7-3-8 | 下降線か | 3走前に復活Vも前走のOPで最下位。馬場が渋ればワンチャンスあるか… | |
4 | 6 | アポロビビ | 牡8 | 57 | 本橋孝太 | 浦和 | 小久保智 | 川崎 川崎スパーキングスプリントD900m 9着 | 初出走 | 初出走 | 距離長い | 1600mは中央時代でも未経験。スプリンター気質が強く距離延長はマイナスか。 | |
〇 | 5 | 7 | イグザルト | 牡5 | 57 | 笹川翼 | 小林 | 荒山勝徳 | 東京 夏至SD1600m(3勝)11着 | 0-1-0-2 | 初出走 | 転入初戦 | 中央時代はコスタノヴァに僅差。突然の復活がある馬だけにここでの復活は大いにあり得る。 |
5 | 8 | カラフルキューブ | 牝5 | 55 | 藤田凌 | 小林 | 荒山勝徳 | 川崎 スパーキングレディCD1600m(Jpn3)10着 | 0-0-1-4 | 0-0-1-1 | 不調だが | 隅田川OPで3着。馬場が渋らないのならば復活は大いにあっても良さそう。 | |
△ | 6 | 9 | ラストストーリー | 牡6 | 55 | 藤本現輝 | 大井 | 阪本一栄 | 大井 サンタアニタTTRD1600m 2着 | 4-9-5-15 | 4-9-5-13 | 善戦続く | 昨年秋から12戦続けて馬券圏内。相手なりにしっかり走りSペースになりそうなここなら紛れ込みもある。 |
◎ | 6 | 10 | オメガレインボー | 牡8 | 57 | 𠮷原寛人 | 浦和 | 小久保智 | 浦和 さきたま杯D1400m(Jpn1)8着 | 2-1-1-2 | 初出走 | 実力上位 | 中央重賞連対の実績は伊達ではない。地方重賞ならまだ実力的にも本命級。 |
7 | 11 | プリンスリターン | 牡7 | 56.5 | 岡村健司 | 大井 | 渡辺和雄 | 盛岡 せきれい賞D2000m10着 | 0-0-0-1 | 0-0-0-1 | 不調気味 | 長期休養明け、地方ダートと厳しい展開。前につけるテンの速さはあるが直線前に脚が上がっている近走では… | |
☆ | 7 | 12 | ハデスキーパー | 牡6 | 55 | 森泰斗 | 小林 | 堀千亜樹 | 大井 サンタアニタTTRD1600m 1着 | 4-0-0-1 | 4-0-0-1 | 末脚一閃 | デュードヴァンに勝るとも劣らない末脚の持ち主。前が流れればまとめて交わし去る可能性も。 |
8 | 13 | スナークダヴィンチ | 牡7 | 57 | 西啓太 | 大井 | 藤田輝信 | 船橋 ひまわり賞D1800m 7着 | 0-0-0-2 | 0-0-0-1 | 厳しいか | 大井移籍後全くと言って見せ場がない。元々1200mの馬でこの距離では。 | |
8 | 14 | ボイラーハウス | 牡6 | 57 | 達城龍次 | 大井 | 吉井竜一 | 大井 ジュライ賞D1200m 5着 | 0-0-1-1 | 0-0-1-0 | 天気次第 | どちらかといえば脚抜きのいい馬場が合いそう。雨が降れば好走も見えてきそうだが。 |
春、ダートの短距離重賞戦線を戦ってきた馬からマイルから中距離で戦ってきた馬、それぞれです。
この後に控える日本テレビ盃、既に中央の強豪が多数参戦を予定しており、彼らに挑むには生半可な実力では太刀打ち不可能です。ここでの勝ち方がそのまま挑戦権を握るか相応しいレースとなると思っていいでしょう。
サンタアニタTの傾向
※2014年~2023年の統計データ
人気傾向
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 4-3-0-3 | 40% | 70% | 70% |
2 | 1-3-1-5 | 10% | 40% | 50% |
3 | 1-0-3-6 | 10% | 10% | 40% |
4 | 1-0-1-8 | 10% | 10% | 20% |
5 | 2-0-1-7 | 20% | 20% | 30% |
6 | 1-1-0-8 | 10% | 20% | 20% |
7 | 0-1-0-9 | 0% | 10% | 10% |
8 | 0-1-1-8 | 0% | 10% | 20% |
9 | 0-1-0-6 | 0% | 10% | 10% |
10以下 | 0-0-3-56 | 0% | 0% | 5% |
順当に1番人気が好走。後も人気通り…とはいきません。
1番人気の複勝率こそダントツですが、2番人気以降はそれほど大きな差が開いているわけでもありません。特に3番人気と5番人気の差もそれほどなく、幅広いチェックが求められそうです。
過去5年の配当と傾向
2019年 | 馬番号 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 枠単 | 馬連 | 馬単 | ワイド | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❻⑫ | 1 | 190 | 120 | 580 | 810 | 510 | 750 | 290 | 4,330 | 11,540 |
2着 | ❷④ | 2 | 160 | 1,070 | |||||||
3着 | ❻⑪ | 8 | 440 | 1,400 |
2020年 | 馬番号 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 枠単 | 馬連 | 馬単 | ワイド | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❸⑤ | 3 | 660 | 170 | 690 | 1,980 | 740 | 2,080 | 290 | 970 | 7,570 |
2着 | ❹⑦ | 1 | 100 | 520 | |||||||
3着 | ❻⑫ | 2 | 130 | 190 |
2021年 | 馬番号 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 枠単 | 馬連 | 馬単 | ワイド | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❹⑤ | 5 | 900 | 330 | 12,580 | 13,260 | 12,400 | 30,600 | 3,100 | 29,180 | 276,310 |
2着 | ❹⑥ | 8 | 690 | 1,040 | |||||||
3着 | ❺⑧ | 3 | 220 | 3,030 |
2022年 | 馬番号 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 枠単 | 馬連 | 馬単 | ワイド | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❸⑥ | 1 | 300 | 140 | 660 | 1,160 | 1,490 | 2,790 | 670 | 2,920 | 12,570 |
2着 | ❺⑩ | 6 | 300 | 400 | |||||||
3着 | ❽⑯ | 3 | 180 | 1,030 |
2023年 | 馬番号 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 枠単 | 馬連 | 馬単 | ワイド | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❻⑩ | 2 | 360 | 170 | 5,250 | 7,640 | 6,980 | 9,910 | 1,570 | 13,550 | 63,980 |
2着 | ❸④ | 9 | 620 | 690 | |||||||
3着 | ❽⑭ | 4 | 220 | 3,030 |
人気を見てもわかる通りかなり好走具合はばらけています。
1番人気は押さえてもいいかもしれませんが、それ以外で固く行き過ぎると思わぬ穴馬に好走されることがあるかもしれません。
◎ 1番人気中心の組み立てでもよいが、それ以外の人気はあまり気にしない方が良い。
枠傾向
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 2-0-0-12 | 14% | 14% | 14% |
2 | 1-2-0-14 | 5% | 17% | 17% |
3 | 3-2-1-13 | 15% | 26% | 31% |
4 | 1-2-1-16 | 5% | 15% | 20% |
5 | 0-2-2-16 | 0% | 10% | 20% |
6 | 2-0-3-15 | 10% | 10% | 25% |
7 | 0-2-0-18 | 0% | 10% | 10% |
8 | 1-0-3-15 | 5% | 5% | 21% |
3枠の複勝率が頭一つ抜け出してはいますが…
馬券内まで見たときにそれほど枠に左右される必要はないでしょう。
ただ、頭軸で買う際は内枠有利になります。
◎ 1着固定で買うのなら内枠。外枠の先行馬はここまでの成績と要相談。
脚質傾向
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 6-1-1-12 | 30% | 35% | 40% |
先行 | 2-3-2-30 | 5% | 13% | 18% |
差し | 2-5-5-47 | 3% | 11% | 20% |
追込 | 0-1-2-30 | 0% | 3% | 9% |
やはり逃げた馬の好走は目立っていますが、いつもの重賞レースと比べて差し馬の複勝率が異様に高いです。(先行馬よりも高い)
最初に話したコース形態がカギを握っています。特に今年は前に行きそうな馬が数頭しかおらず、後ろから行くなら早めスパートでいい脚を使える馬のセレクトが必須でしょう。
年齢傾向
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
5 | 3-4-2-15 | 12% | 29% | 37% |
6 | 2-1-3-31 | 5% | 8% | 16% |
7 | 2-2-2-21 | 7% | 14% | 22% |
8 | 1-0-2-22 | 4% | 4% | 12% |
9 | 1-0-1-10 | 9% | 9% | 18% |
5歳世代の好走が目立ちます。
とはいえ、高齢馬でも馬券圏内にはそれなりに入っています。
ただ、8歳、9歳の好走は過去に交流重賞で好走していたクラスの馬たちですので、それ以外だと切る選択でもいいかもしれません。
◎ 高齢世代は過去戦績を読み解くべし。
所属厩舎
所属 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
大井 | 3-5-4-46 | 5% | 13% | 20% |
小林 | 4-1-3-26 | 11% | 14% | 23% |
浦和 | 1-1-2-20 | 4% | 8% | 16% |
かなりの好成績は特別区と呼ばれる小林分場に厩舎を構える組です。
浦和、大井組は複勝率まであまり成績が良くありません。
前哨戦データ傾向
前哨戦のデータから見えてくる傾向を読み解いていきます。
参考レース① ゆりかもめOP
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❸ | ③ | リコーシーウルフ | 牡7 | 56 | 今野忠成 | 1.42.1 | – | 40.2 | 9 |
3 | ❷ | ② | ボイラーハウス | 牡6 | 56 | 達城龍次 | 1.43.0 | 0.9 | 41.4 | 6 |
4 | ❼ | ⑫ | エスポワールガイ | 牡5 | 56 | 森泰斗 | 1.43.3 | 1.2 | 41.2 | 2 |
9 | ❽ | ⑭ | カラフルキューブ | 牝5 | 54 | 矢野貴之 | 1.43.5 | 1.4 | 41.2 | 4 |
13 | ❻ | ⑩ | プリンスリターン | 牡7 | 56 | 野畑凌 | 1.48.0 | 1.9 | 46.7 | 7 |
除外 | ❼ | ⑪ | マースインディ | 牡9 | – | 藤田凌 | – | – | – | – |
大井1600mの特徴が出たレースと呼んで然るべき。逃げたポリゴンウェイヴの脚色が鈍った4コーナーで外から進出したフォーヴィスムが抜け出しを図るところを、内から徐々に進出していたリコーシーウルフを交わし先着。久しぶりの勝利の美酒はしっかり型にはまったレースで味わうこととなった。
3着のボイラーハウスも進出のタイミング自体は〇。エスポワールガイ、カラフルキューブは少しタイミングが遅れたか。
参考レース② サンタアニタトロフィーTR
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❹ | ④ | ハデスキーパー | 牡6 | 57 | 藤田凌 | 1.41.8 | – | 39.4 | 4 |
2 | ❷ | ② | ラストストーリー | 牡6 | 57 | 藤本現輝 | 1.42.4 | 0.6 | 40.3 | 5 |
ハデスキーパーが直線の斜行でジョンソンテソーロの進路をカットしたように映りやや後味の悪い結果となってしまった。
しかしそれを差し引いても彼の瞬発力は目を見張るもので、展開さえむけば重賞でも十分に通用しそうな予感は漂わせていた。ラストストーリーも内々を立ち回ってうまく抜けており、器用なレース展開ができるのであればこの条件での好走は続きそう。
参考レース③ サンケイスポーツ賞
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❹ | ⑤ | エスポワールガイ | 牡5 | 57 | 森泰斗 | 1.41.7 | – | 39.2 | 2 |
4 | ❹ | ⑥ | ハデスキーパー | 牡6 | 57 | 藤田凌 | 1.42.0 | 0.3 | 38.8 | 6 |
重馬場、それもハイペースというかなりタフな条件の下、先行勢はほぼほぼ全滅。
中団以降に構えていた馬たちの中で外目から徐々にポジションを上げたエスポワールガイがしっかりと伸びてきた。基本的に凡走か高層化がはっきりしているタイプであり、気分よく鞍上がエスコートできるかどうかといったところだろう。
ハデスキーパーの末脚は上で述べた通り。展開が向くかどうかにかかる。
参考レース④ オグリキャップ記念
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3 | ❺ | ⑤ | オメガレインボー | 牡8 | 57 | 笹川翼 | 1.24.1 | 0.1 | 37.5 | 1 |
4 | ❻ | ⑦ | デュードヴァン | 牡7 | 57 | 矢野貴之 | 1.24.5 | 0.5 | 36.9 | 4 |
ヘルシャフトとオメガレインボーの叩き合いで直線に向き、それを内からすくう形で伸びたタイガーインディが制した。オメガレインボーは道中からヘルシャフトにぴったりとマークされ、かなりプレッシャーをかけられた形の中での好走は素直に評価していいだろう。
デュードヴァンはいつもの末脚が不発に終わり、不完全燃焼。
参考レース⑤ 白嶺S
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2 | ❼ | ⑭ | イグザルト | 牡5 | 58 | 柴田善臣 | 1.36.9 | 0.4 | 37.1 | 5 |
好位から進出し、直線半ばまで断然人気のコスタノヴァを抑え込んで進路も封じていた。
それでも突き抜けたコスタノヴァの強さは際立っており(次走、東京D1400m1.21.9という規格外のタイムで根岸S馬エンペラーワケアを下す)、脱帽のほかない。
隠れた実力馬なのは間違いない。近走成績だけで軽視すると痛い目にあいそう。軽視禁物。
最終見解
ここまで強い競馬を見せ、中央重賞でも幾度となく好走していた⑩オメガレインボーが◎。流石にかしわ記念とさきたま杯は荷が重かったものの、オグリキャップ記念ではヘルシャフトに全く引けを取らない強さ。南関東に戻ってきたここでも立派に主役を張ってくれるはずです。対抗には⑦イグザルトを。中央からの転入初戦で近走は惨敗が続いていますが、元々コスタノヴァにあと一歩まで迫った馬。好位からのレースセンスも長けており、人気を落とすようなら妙味たっぷりの馬となります。
▲に末脚確かな②デュードヴァンを。以下、昨年重賞2着でスワーヴシャルル相手にも好走した③ブラックパンサー、善戦が続きしっかりと相手なりに走る⑨ラストストーリー、前走で物凄い豪脚を披露した⑫ハデスキーパーまでマークします。
〇 ⑦ イグザルト
▲ ② デュードヴァン
△ ③ ブラックパンサー
△ ⑨ ラストストーリー
☆ ⑫ ハデスキーパー