サンタアニタトロフィー2025予想！過去傾向と前哨戦から読み解く有力馬を公開！

本記事では、2025年7月16日（水）に大井競馬場で開催予定のサンタアニタトロフィーを徹底分析して予想しています。

前哨戦を含めた参考レースや、過去10年分のデータから考察を行いましたので、的中率を上げるためにもぜひ最後までご覧ください。

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サンタアニタトロフィーの基本情報

開催日時	2025年7月16日（水）大井11R  発走20:10
グレード	S3 3歳以上 南関東所属限定競走
開催競馬場	大井競馬場
コース	1600ｍ

1996年、アメリカのサンタアニタパーク競馬場と大井競馬場が友好交流提携を結んだことを記念し、関東盃から改称されてこの競走が設立されました。

2020年から3年間は秋季開催でしたが、一昨年より再び夏開催に。JBCやアメリカのBCへの重要なトライアルとなる日本テレビ盃のトライアル競走となりました。

さらに毎年恒例のJRAジョッキーによるトークショーも行われます。恐らく今年も武豊騎手がひと笑い取ってくれるでしょう（笑）

サンタアニタトロフィーのコース解説（大井1600ｍ）

例えば東京や盛岡などのアップダウンの激しいコースはスピード、スタミナを兼ね備える必要があります。

逆に小回りの利く船橋は先行力が必須。コーナーワークのうまさも問われてきます。

そしてこの大井、末脚を長く使える馬が台頭しがちです。

逃げ先行はスピードが求められハイラップになりやすいため、4コーナーを回るころには脚が上がってしまうことも多いです。

そのため、道中から進出しつつ前を捉えられる馬に非常に向いているコースになります。

サンタアニタトロフィーの出走表

出馬表を右にスクロールすると短評・寸評が表示されます

サンタアニタトロフィー過去10年のデータを分析

同レース過去10年分のデータを収集して分析を行いました。

各データ別に割り出した傾向をご紹介していきます。

過去10年の人気別データ傾向

順当に1番人気が好走。後も人気通り…とはいきません。

1番人気の複勝率こそダントツですが、2番人気以降はそれほど大きな差が開いているわけでもありません。特に3番人気と5番人気の差もそれほどなく、幅広いチェックが求められそうです。

過去5年の配当傾向

ワイドは上から1-2　1-3　2-3　の入線順

人気を見てもわかる通りかなり好走具合はばらけています。

1番人気は押さえてもいいかもしれませんが、それ以外で固く行き過ぎると思わぬ穴馬に好走されることがあるかもしれません。

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過去10年の枠番別データ傾向

3枠の複勝率が頭一つ抜け出してはいますが…

馬券内まで見たときにそれほど枠に左右される必要はないでしょう。

ただし、1枠だけは注意。2,3番人気の入枠がそれぞれ1回ずつありますが、着外に消えています。

過去10年の脚質別データ傾向

やはり逃げた馬の好走は目立っていますが、いつもの重賞レースと比べて差し馬の複勝率が異様に高いです。（先行馬よりも高い）

最初に話したコース形態がカギを握っています。特に今年は前に行きそうな馬もおり、なかでもティントレットは初のマイル戦。飛ばしてバテるという事も十分に考えられます。
後ろから行くなら瞬発力に長けた脚を使える馬のセレクトが必須でしょう。

前哨戦回顧と考察

サンタアニタトロフィーの前哨戦にあたるレースの回顧をふまえた考察を行っていきます。
※赤字の馬は今回出走なし

参考レース①ゆりかもめオープン

スタートから飛ばしたポリゴンウェイヴ。4コーナーを前に後続を引き付け、直線に向いてから余裕をもって追い出されると、追い込んでくる後続を封じ込めて勝ち切りました。

レースのラップも12.1 – 10.3 – 11.3 – 12.7 – 12.2 – 13.3と推移し、明らかに息を入れたタイミングが分かります。1200ｍでこんな逃げをされれば後続はたまったものではありません。近走は不振でしたが、初騎乗でこの馬の持ち味を最大に引き出した山中騎手の手腕を讃えるほかないでしょう。

ただ、今回は内にテンの速い馬もかなりいます。この時以上に先行争いは激化する可能性があるため、逃げられなかった時どうなるか、という事は考慮しておきましょう。

参考レース②プラチナカップ（S3）

オグリキャップ記念に回った2頭こそ不在でしたが、こちらもさきたま杯の前哨戦に相応しいメンバーが顔を揃えた一戦でした。

逃げるシーサーペントをマークしながら進めたティントレット。4コーナーで一気に前へ出るとそのまま後続を突き放し、イグザルトやギャルダル、ワンダーランドといった実力馬を封じ込めて快勝劇を飾りました。

このレースの勝ち時計は史上最速。加えて同馬は昨年の北海道スプリントカップでチカッパを相手に3着とした実績もあり、短距離戦線では非常に安定した走りを見せています。

何より下した相手は南関東の重賞で主役級の活躍を見せ、中央交流でも好走があるような馬たち。続くさきたま杯でも2番手から粘り切り、中央・地方の強豪を相手に4着となりました。最早実力は疑う余地がないでしょう。

ただ、今回は久しぶりの1600m戦以上のレース。しかもマイルは初です。昨年の京浜盃や羽田盃では先行できても直線を前に止まっていました。テン争いが激化した場合、失速する可能性も。

参考レース③幸オープン（OP）

スタートから飛ばしたポリゴンウェイヴ。1000ｍの通過は12.5 – 11.1 – 12.1 – 13.4 – 12.3で、息を入れはしたもののここでは捕まりました。マイル戦以降だとやや厳しいのかもしれません。

これを捉えたのが4,5番手から進めたゴールドレガシー。追われてからの加速力はかなりのもので、同じタイミングで進出したイーグルノワールを置き去りにして快勝劇を飾っています。

遠征した六甲盃では大敗に終わりましたが、スタートで出負けしたのが大きかった感じも。ホームである南関東に戻ってくるならもう一度見直せます。

最終見解・印

毎年恒例、サンタアニタトロフィーのジョッキーイベント。今年も例によって武豊騎手がいるので、また面白い話を聞かせてくれそうです。他の2人が内田博幸騎手と戸崎圭太騎手という、元南関東所属の2人なのも良いですね。既にベリーベリーホースをいじりそうな雰囲気がプンプンしてますが。

楽しませてもらった後は馬券でひと山ということで、ここは◎⑫ゴールドレガシーを。恐らく①ワンダーランドと④ティントレットに人気が集中しますが、前者は初のマイルに加え、過去10年で1度しか好走のない1枠。後者は久しぶりにスプリント戦以外のレースと、不安要素はかなりあります。

大井のマイルは盛岡のようにスピードの絶対値が高ければ好走できるようなコースでもないため、ここはそれ以外の馬から勝負を。

前走の負けで大きく評価を落としそうな⑫ゴールドレガシーは絶好の狙い目でしょう。六甲盃はスタートで滑って後方から。そのまま全く見せ場がありませんでしたが、無理に上位を狙わなかったと考えれば地元での巻き返しは十分考えられます。

南関東転入後に掲示板を外したのは僅かに2回。そのうちの1回が前走なら買う要素は十分すぎる程あるでしょう。残念ながら鞍上が絶好調男の吉原騎手のため、そこまで妙味は出なさそうですが…しかし、一体彼は重賞何勝すれば気が済むんですかね。心ゆくまで勝ちまくって欲しいところですが。

対抗も穴目をセレクト。前走の大井マイルで後方から追い込んだ⑨エイシンピストンを筆頭に、うまくハナを叩いて気持ちよく行ければ強い③ランリョウオー、エイシンピストンとワンツーの経験もある⑧メーサンデュラント、好位からしぶとい⑬ライラボンドをピックし、これに④ティントレットの地力を期待した馬券で勝負します。

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