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埼玉新聞栄冠賞2024予想!過去傾向から読み解く有力馬を公開!

埼玉新聞栄冠賞2024予想 地方競馬重賞予想
埼玉新聞栄冠賞2024予想

本記事では埼玉新聞栄冠賞を徹底分析して予想しています。

南関東所属馬にとって、JBCへの最終便となるステップ重賞がこの埼玉新聞栄冠賞。
同時に、浦和記念のトライアル競走ともなっています。

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埼玉新聞栄冠賞2024の基本情報

開催日時 2024年10月23日(水)浦和11R 発走 17:45
グレード 埼玉新聞栄冠賞(S3)3歳以上南関東所属馬限定競走
開催競馬場 盛岡競馬場
コース ダート2000m

コース解説

施行自体が少ない条件で、各馬このコースへの適性が非常に良く表れます。

大井の2000mや川崎の2100mとは違い、平坦で直線も短い浦和ではスピード能力も試されます。

他の距離に比べて差しも決まりやすく、展開によっては前残りともいかないことが多いです。

出走表

馬名 性別 馬齢 斤量 騎手 所属地区 調教師 寸評 短評
1 1 デスティネ 7 56 御神本訓史 大井 渡辺和雄 過信禁物 浦和は初。小回りの方が向いていそうではあるが一線級相手に通用するか。
2 2 ナニハサテオキ 5 56 森泰斗 浦和 平山真希 実績一番 前走の日本テレビ盃はG1級のメンバー相手に4着。地元に戻って鬼に金棒感も。
3 3 パワーブローキング 5 56 川島正太郎 船橋 佐藤裕太 末脚確か 消耗戦になれば確実に伸びてくる強さを持つ。根性勝負もメリットで上位。
4 4 ヒーローコール 4 56 吉原寛人 浦和 小久保智 評価微妙 善戦すれども勝ち切れず。実力は確かなのだが…
5 5 ホウオウトゥルース 8 56 岡村健司 船橋 佐藤裕太 妙味有り ごまかしの利かない中山1800勝利は評価。ギガキングに0.5差と考えれば見直しも。
6 6 ユアヒストリー 6 56 張田昴 船橋 山下貴之 再度注目 前走は内に入れて伸びきれず。前年のこのレースも3着で軽視禁物。
7 7 ラッキードリーム 6 56 笹川翼 小林 坂井英光 当日次第 前走は明らかに絞り過ぎ。休養明け2戦目で変わってくるのなら実力は疑いようなく。
7 8 アイブランコ 7 56 和田譲治 浦和 鹿沼良和 どうなの 前走3着は評価したいが札幌での凡走が気にかかる。タフなコースの方が力出せるか。
8 9 ゴールドハイアー 6 56 石崎駿 船橋 林正人 下降線か マーチS以降完全にスランプに。立ち直るまでは静観でも。
8 10 カイル 5 57 本橋孝太 浦和 小久保智 一発警戒 2走前の3着に加えて前年惨敗馬は要警戒。展開次第では一気進出も。
10頭立てながら日本テレビ盃、東京記念などからの転戦が多く、中長距離の実力馬が集まった印象です。
覚醒したナニハサテオキに対抗できる馬がいるかも注目でしょう。

埼玉新聞栄冠賞2024予想 過去10年の人気別データ傾向

※施行条件浦和2000mとなった2021~2024年の傾向

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1 1-1-0-1 33% 66% 66%
2 0-0-0-3 0% 0% 0%
3 0-0-1-2 0% 0% 33%
4 1-0-1-1 33% 33% 66%
5 0-1-0-2 0% 33% 33%
6人気以下 1-1-1-17 5% 10% 15%

2番人気が3年連続ですべて着外。

決して適性のなかった馬が入枠していたわけでもなく、ヴェルテックス(浦和記念覇者)やタービランス(前年覇者)なども着外へ。
まだ施行回数が浅いとはいえ少し気になるデータです。

1番人気は順当に好走していますが、それ以外の上位人気は疑った方がいいかもしれません。

埼玉新聞栄冠賞2024予想 過去3年のデータ傾向

2021年 枠番 馬番 人気 単勝 複勝 枠連 枠単 馬連 ワイド 馬単 3連複 3連単
1着 1 350 140 1,680 2,610 2,180 490 4,600 3,760 19,760
2着 6 230 340
3着 4 220 1,270
2022年 枠番 馬番 人気 単勝 複勝 枠連 枠単 馬連 ワイド 馬単 3連複 3連単
1着 6 3,160 590 17,180 39,500 14,630 4,150 46,620 27,530 351,640
2着 5 400 3,200
3着 3 310 1,590
2023年 枠番 馬番 人気 単勝 複勝 枠連 枠単 馬連 ワイド 馬単 3連複 3連単
1着 4 700 270 530 1,400 1,250 480 2,960 16,700 101,250
2着 1 160 4,100
3着 10 1,020 2,380

恐ろしいほどに3連単が荒れています。
特に1番人気が着外に消えた2022年は35万、2着だった昨年も3着に10番人気のユアヒストリーが突っ込んで10万馬券と、連単を当てるのは至難の業と言っていいでしょう。
とはいえ頭数が少ない今回、2頭軸が決まっているのなら思い切って2着や3着は総流しでもいいかもしれません。資金に余裕があるなら十分元は取れるレースでしょう。

◎ かなり荒れ模様。予想に自信がない限りは絞るのはおすすめできない。

埼玉新聞栄冠賞2024予想 過去10年の枠番別データ傾向

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1 0-0-1-1 0% 0% 50%
2 0-1-0-2 0% 33% 33%
3 1-1-0-1 33% 66% 66%
4 0-0-0-3 0% 0% 0%
5 0-0-1-5 0% 0% 16%
6 0-0-1-5 0% 0% 16%
7 2-0-0-4 33% 33% 33%
8 0-1-0-5 0% 16% 16%

揉まれやすい中枠はこのレースでは注意が必要です。

スタートしてコーナーまでの距離がある分、外枠の馬が内へ内へと詰めてくることが多く、スピードのない馬だと包まれやすくなります。

それよりは出方を見ながら内へ進路を取れる外枠の馬の方が案外有利かもしれません。

◎ 中枠の4,5枠は要注意。

埼玉新聞栄冠賞2024予想 過去10年の脚質別データ傾向

脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率
逃げ 1-1-0-3 20% 40% 40%
先行 1-0-2-6 11% 11% 33%
差し 1-1-1-9 8% 16% 25%
追込 0-1-0-8 0% 11% 11%

完全な前目有利ともいえず、差しも決まりやすいのが浦和2000mの大きな特徴。
逃げ切るにはそれなりの実力が必要となります。

前走や前々走で鋭い差し脚を使って好走した馬はここではねらい目。人気しないようであれば紐で狙う価値は十分にあります。

◎ 脚質の有利不利はそれほどなく、むしろ一発を狙って後方待機勢を狙い撃ちもあり。

埼玉新聞栄冠賞2024予想 過去10年の年齢別データ傾向

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率
4 0-0-0-9 0% 0% 0%
5 2-2-1-1 33% 66% 83%
6 0-0-0-5 0% 0% 0%
7 0-1-0-5 0% 16% 16%
8 1-0-1-1 33% 33% 66%

5歳馬の好走率が非常に高い一方、4,6,7歳馬の好走率は落ち込んでいます。

特に4歳馬はマンガン、エメリミット、ランリョウオー、ミヤギザオウといった実力馬達も悉く着外に。そのどれもが東京記念を使ってきての敗北でした。

今年同ローテはいませんが、それでも注意は必要です。

◎ 5歳馬は好走率が高いが、4,6,7歳馬は注意。

埼玉新聞栄冠賞2024予想 過去10年の所属別データ傾向

所属
大井 0-0-0-6 0% 0% 0%
小林 0-0-0-1 0% 0% 0%
浦和 1-2-0-10 7% 23% 23%
船橋 1-1-3-8 7% 15% 38%

船橋、浦和が高い一方で、大井、小林所属は0パーセント。
地元の利と同じ小回りコースの所属馬を狙ってみてもいいでしょう。

埼玉新聞栄冠賞2024予想の重要な2つのポイント

ポイント①前年惨敗はむしろキー!?

このレース、前年に大敗した馬が力をつけ翌年好走という流れが非常に多いです。
距離変更後に絞ってみてみても、2022年3着のマンガン(前年7着)、2023年1着のジョエル(前年7着)、2着ランリョウオー(前年8着)としっかり巻き返してきます。
今年の対象馬はカイルただ1頭だけ。恐らく人気はないですし、狙ってみてもいいかもしれません。

前年掲示板外かつ今年参戦馬
・カイル

ポイント②東京記念よりダートグレードを狙え!

前走が東京記念の馬はこのレースで【0-1-0-11】と大不振。大井2400というタフなコースから1月で出走してくるのはそれなりの疲労が溜まっているのでしょう。

反対に、ダートグレード競走からの転戦は【0-2-1-1】で好調。

今年はレベルの高い日本テレビ盃からの参戦馬も多く、非常に期待できそうなメンバーが多いです。

ダートグレード競走からの転戦馬

  • ナニハサテオキ(日本テレビ盃 4着)
  • ホウオウトゥルース(日本テレビ盃 7着)
  • ゴールドハイアー(日本テレビ盃 9着)

東京記念からの転戦馬

  • デスティネ(7着)
  • ラッキードリーム(4着)
  • アイブランコ(3着)
  • カイル(9着)

 

埼玉新聞栄冠賞2024 予想 前哨戦データ傾向

参考レース①東京記念

場名 レース名 グレード コース 距離 天候 馬場
9 12 大井 東京記念 S1 ダート 2400
着順 馬名 性別 性齢 斤量 騎手 走破タイム 1着とのタイム差 上り3F 人気
1 ナッジ 5 56 矢野貴之 2.37.6 37.6 2
3 アイブランコ 7 56 森泰斗 2.38.5 0.9 38.2 6
4 ラッキードリーム 6 56 笹川翼 2.38.9 1.3 39 1
6 ランリョウオー 6 58 本橋孝太 2.39.3 1.7 39.4 3
7 デスティネ 7 56 吉原寛人 2.39.5 1.9 38.6 5
9 カイル 5 57 今野忠成 2.41.4 3.6 40.7 7

※赤文字は該当レース優勝馬で当レース出走なし

ドスハーツを除いて7頭が一団になった展開。当然ペースはスローに落ち込むが、ラッキードリームとランリョウオーはお互いにプレッシャーをかけあう展開となり直線であえなく脱落。結果的に追い出しを待ったナッジに軍配が上がったレースだった。

3着となったアイブランコはこれが長距離で出せる本来の実力とみていいだろう。距離はこのくらいの方がよさそうで、下限は2000mくらいとみていいか。

ラッキードリームの4着は休養明けを考えればよく頑張った方だろう。地力は高く引き続き注目が必要。

参考レース②フリオーソレジェンドC

場名 レース名 グレード コース 距離 天候 馬場
8 28 船橋 フリオーソレジェンドC S3 ダート 1800
着順 馬名 性別 性齢 斤量 騎手 走破タイム 1着とのタイム差 上り3F 人気
1 ナニハサテオキ 5 56 森泰斗 1.53.2 37.8 3
4 ヒーローコール 4 56 本田正重 1.54.3 1.1 39.3 4

イグザルトとヘラルドバローズが競り合ったことにより前2頭には厳しく、後方から末脚がよく伸びる展開に。この状況がズバリハマったのがナニハサテオキ。唯一の上り37秒台を繰り出し同じく後方から伸びてきたギガキングに3馬身差をつけての完勝劇。
転入後はかなりの安定感を見せており、この次走日本テレビ盃でもJRA勢に割って入る4着。米国のBCクラシックで2着したデルマソトガケを下している(向こうはおよそ2年ぶりの日本だったとはいえ)のだからかなり実力はついてきた。
転入前とは馬が違う。このままいけばダートグレード競走を制することもできそう。

参考レース③姫山菊花賞

場名 レース名 グレード コース 距離 天候 馬場
9 26 園田 姫山菊花賞 重賞 ダート 1700
着順 馬名 性別 性齢 斤量 騎手 走破タイム 1着とのタイム差 上り3F 人気
1 パワーブローキング 5 56 川島正太郎 1.51.9 39.3 5
6 ユアヒストリー 6 56 澤田龍哉 1.52.2 0.3 40.1 2

ウインドケーヴが引っ張ったものの、摂津盃ほど楽にはいかずかなりマークされた形。
そのせいもあってペースはかなり速まり、先団勢にはつらい展開になった。これを外から一気に差し切ったのがパワーブローキングで、イヌワシ賞2着から見事重賞制覇を仕留めた。
パワーブローキング自身、末脚のみならず競り合いに強い強心臓もあわせもっており、削り合いのレース展開には強い。
ユアヒストリーは内に封じ込められて脚を使わされ、伸びあぐねた。力負けというよりは展開のアヤもある。狙っていい。

埼玉新聞栄冠賞2024予想の最終見解

◎ ② ナニハサテオキ
〇 ⑥ ユアヒストリー
▲ ⑩ カイル
△ ③ パワーブローキング
△ ④ ユアヒストリー
☆ ⑦ ラッキードリーム

その昔、浦和のJRA交流重賞がさきたま杯と浦和記念しかなかったころ、どこか浦和という競馬場に特別感を抱いていた自分がいました。理由はゲームで地方競馬場に乗ることもあるなかで、浦和はかなり騎乗機会が少ない競馬場だったからということでしょう。佐賀や高知は?と思うかもしれませんが、そもそも収録されていなかったこともありこれだけ騎乗機会が少ない関東の競馬場ってなんだろう?と幼心に思ったものです。当時の地方競馬の実情を知る由もなかった、子供ながらの純粋な疑問でした。

今はオーバルスプリントも新設され、さきたま杯もJpn1に昇格した浦和競馬。まだまだ売上の問題はついて回ると思いますが、なんとかこのまま売上上昇傾向のまま続いていってほしいものです。

そのために我々ができることは、とにかく馬券を買うこと。当てるのももちろんですが!

さてそんな浦和記念につながる埼玉新聞栄冠賞は、◎②ナニハサテオキで。1番人気が安定しているこのレースで、前走の日本テレビ盃はG1クラス。上位3頭のうち2頭はG1馬、1着のウィリアムバローズも今年の東海SでフェブラリーSを勝ったペプチドナイル相手に完勝している馬です。

そんな錚々たるメンバー相手にあわや3着の見せ場まで作ったのがナニハサテオキ。中央時代は1勝クラスに終わっていますが、まだまだ奥のある中での転厩でしたから、時を経て本格化した今、ダートグレードクラスの力をつけていても不思議ではありません。ここはあっさり制してもらって、次走に弾みをつけてもらいたいところ。
〇以降は妙味を狙って⑥ユアヒストリーを。前年3着の実績、前走の不完全燃焼を振り返るなら、ここは好走して何ら不思議ではありません。
データにのっとって大外⑩のカイルを▲に。東京記念からの転戦は気にかかりますが、消耗戦になるならば本来もう少しやれていいはず。休み明けで上積みも見込みます。
前走の姫山菊花賞で重賞制覇を遂げた③パワーブローキング、善戦続く④ヒーローコール、巻き返しを狙う⑦ラッキードリームまで印を。

小頭数の割に印が多いですが、ここは荒れるレースとみて広げます。

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