Load to JBCの仕上げとなるビッグレース。
近年はここからブリーダーズCに旅立つ馬も多く、前哨戦にしてJBCに匹敵する盛り上がりを見せます。
日本テレビ盃2024の基本情報
開催日時 | 2024年9月25日(水) |
グレード | Jpn2 3歳以上 |
開催競馬場 | 船橋競馬場 11R 20:05発走予定 |
コース | ダート1,800m |
コース解説
4コーナーのポケット奥からスタートし、左回りコースを一周するコース。「スパイラルカーブ」と呼ばれるコーナーが特徴的です。(入り口が緩いものの、そのかわりにコーナーの出口が締まってきつめなカーブのこと。)そのため、コーナーでやや馬群がばらけがちになります。
スタミナ、パワーがいるコースでもありますが、基本的には先行した馬がそのまま押し切る、といった展開が多いです。
出走表
印 | 枠 | 番 | 馬名 | 性別 | 馬齢 | 騎手 | 所属地区 | 調教師 | 寸評 | 短評 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ソルトゴールド | 牡 | 5 | 大畑碧悟 | 愛知 | 今津博之 | まだ無理 | 名古屋のB級で好走がやっと。厳しい。 | |
〇 | 2 | 2 | ウィリアムバローズ | 牡 | 6 | 坂井瑠星 | 栗東 | 上村洋行 | 逃走魅力 | 前走は不良で参考外。良馬場で十分見直せる。 |
3 | 3 | ホウオウトゥルース | 牡 | 8 | 岡村健司 | 船橋 | 佐藤裕太 | ムラ駆け | 順番的には今回が好走の番だがペースについていけるか。中央ではOP。 | |
◎ | 4 | 4 | ウシュバテソーロ | 牡 | 7 | 川田将雅 | 美浦 | 高木登 | 世界王者 | 復帰戦でも負けられない相手。ただ本番は間違いなく米国。 |
4 | 5 | キャッスルトップ | 牡 | 6 | 仲野光馬 | 船橋 | 渋谷信博 | 名コンビ | JDD制覇時のコンビ復活。だがここでは掲示板で御の字。 | |
5 | 6 | コラルノクターン | 牡 | 7 | 木間塚龍馬 | 船橋 | 矢野義幸 | 格上過ぎ | 流石にここで好走できるレベルではない。自条件で。 | |
△ | 5 | 7 | デルマソトガケ | 牡 | 4 | C.ルメール | 栗東 | 音無秀孝 | 再度激突 | 日本は実に1年半以上ぶり。海外での経験がここでどれだけ生きるのか。 |
6 | 8 | ゴールドハイアー | 牡 | 6 | 石崎駿 | 船橋 | 林正人 | 立て直し | 前走の負け方の印象が悪い。もう少し立て直してから。 | |
▲ | 6 | 9 | ナニハサテオキ | 牡 | 5 | 森泰斗 | 浦和 | 平山真希 | 惑星候補 | 地方からのダークホース候補。ある程度中団から進められれば。 |
7 | 10 | マイネルヘリテージ | 牡 | 5 | 松戸政也 | 金沢 | 井樋一也 | さすがに | 金沢から参戦とはいえ掲示板で御の字だろう。 | |
7 | 11 | ギガキング | 牡 | 6 | 吉原寛人 | 船橋 | 稲益貴弘 | ここでは | 船橋大将だがかしわ、マーキュリーは惨敗。通用レベルではないか。 | |
8 | 12 | シンコーマーチャン | 牡 | 10 | 加藤聡一 | 愛知 | 今津博之 | 無理難題 | メルトといい勝負をしているがここでは厳しい。 | |
☆ | 8 | 13 | メイショウハリオ | 牡 | 7 | 浜中俊 | 栗東 | 岡田稲男 | 復調次第 | 帝王賞は後方から全く伸びず。サウジの取消が尾を引いていなければいいが。 |
ドバイ以来となるウシュバテソーロとデルマソトガケの復帰のみならず、昨年の帝王賞馬メイショウハリオや力をつけてきたウィリアムバローズが中央から参戦し、かなりのハイレバルなレースとなりました。
地方からもギガキングやナニハサテオキが参戦し、佐賀での本番を前に実力馬が激突します。
日本テレビ盃2024 予想 過去傾向
※2015年~2023年の統計データ
人気傾向
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 5-0-2-3 | 50% | 50% | 70% |
2 | 1-2-3-4 | 10% | 30% | 60% |
3 | 1-6-1-2 | 10% | 70% | 80% |
4 | 1-1-1-7 | 10% | 20% | 30% |
5 | 1-1-1-7 | 10% | 20% | 30% |
6 | 0-0-1-9 | 0% | 0% | 10% |
7 | 1-0-1-8 | 10% | 10% | 20% |
8以下 | 0-0-0-45 | 0% | 0% | 0% |
ダートグレード競走の特徴として上位人気の好走が挙げられますが、勝率は1番人気を除いてかなりの拮抗具合です。
8番人気を超える低人気は好走しませんが、地方の上位馬含めしっかり押さえた方がいいでしょう。
過去5年の配当と傾向
2019年 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 枠単 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❽ | ⑪ | 1 | 110 | 100 | 410 | 400 | 370 | 170 | 430 | 640 | 1,440 |
2着 | ❽ | ⑩ | 4 | 140 | 170 | |||||||
3着 | ❺ | ⑤ | 2 | 130 | 380 |
2020年 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 枠単 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❹ | ⑤ | 5 | 930 | 260 | 690 | 1,680 | 1,640 | 550 | 4,100 | 18,770 | 108,720 |
2着 | ❼ | ⑫ | 3 | 160 | 4,190 | |||||||
3着 | ❷ | ② | 7 | 760 | 2,250 |
2021年 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 枠単 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❽ | ⑩ | 2 | 540 | 170 | 1,100 | 3,060 | 1,530 | 470 | 3,150 | 2,910 | 12,580 |
2着 | ❶ | ① | 3 | 180 | 510 | |||||||
3着 | ❼ | ⑨ | 5 | 200 | 600 |
2022年 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 枠単 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❻ | ⑨ | 7 | 2,870 | 390 | 1,880 | 4,220 | 9,790 | 1,770 | 28,290 | 8,040 | 128,040 |
2着 | ❹ | ⑥ | 3 | 180 | 1,020 | |||||||
3着 | ❺ | ⑦ | 2 | 150 | 410 |
2023年 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 枠単 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❹ | ④ | 1 | 160 | 100 | 1,620 | 2,000 | 1,730 | 530 | 2,100 | 3,980 | 10,300 |
2着 | ❶ | ① | 5 | 310 | 470 | |||||||
3着 | ❻ | ⑦ | 6 | 300 | 2,370 |
過去5年で3連単が万越えしていない年が2019年のみと近年は着順の入れ替わりが頻発します。
軸固定で買うよりはBOXなどの手広い買い方の方がよいでしょう。
枠傾向
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 0-2-0-6 | 0% | 25% | 25% |
2 | 0-1-2-6 | 0% | 11% | 33% |
3 | 0-0-1-11 | 0% | 0% | 8% |
4 | 2-3-0-7 | 16% | 41% | 41% |
5 | 1-1-2-11 | 6% | 13% | 26% |
6 | 2-0-2-15 | 10% | 10% | 21% |
7 | 2-1-2-15 | 10% | 15% | 25% |
8 | 3-2-1-14 | 15% | 25% | 30% |
人気同様かなり拮抗しているように見えますが、3枠だけはかなりの低迷具合。
過去12頭中好走したのは2015年のコパノリッキーのみ。グレープブランデーやサルサディオーネ、ノットゥルノといった実力馬の入枠でも好走できないこの枠は評価を落としてもよいでしょう。
1,2枠も同様です。
脚質傾向
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 3-3-3-6 | 20% | 40% | 60% |
先行 | 4-4-2-18 | 13% | 27% | 37% |
差し | 3-3-4-33 | 7% | 14% | 23% |
追込 | 0-0-0-28 | 0% | 0% | 0% |
船橋1800のコースは地方馬同士だと先行勢に有利に働くことが多いですが、実力馬であれば差しも届くコース。
展開次第では後方勢にも出番は十分に回ってきます。
年齢傾向
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
4 | 2-3-2-10 | 11% | 29% | 41% |
5 | 3-2-1-8 | 21% | 35% | 42% |
6 | 2-2-2-19 | 8% | 16% | 24% |
7 | 1-1-2-16 | 5% | 10% | 20% |
8 | 1-1-3-11 | 6% | 12% | 31% |
9以上 | 0-0-0-14 | 0% | 0% | 0% |
勝つ、となると4,5歳の馬が多いですが、これはJRA勢の活躍が多いことに起因します。
一方着内は母数だけ見れば6歳までの抑えで十分です。
日本テレビ盃2024 予想 前哨戦データ傾向
前哨戦のデータから見えてくる傾向を読み解いていきます。
参考レース① ドバイWC
※赤文字は該当レース優勝馬で当レース出走なし
月 | 日 | 場名 | レース名 | グレード | コース | 距離 | 天候 | 馬場 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3 | 30 | UAE | ドバイWC | G1 | ダート | 2000 | 晴 | 良 | |||
着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性別 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
1 | ⑦ | ローレルリバー | 牡 | 6 | 57 | T.オシェア | 2.02.3 | 6 | |||
2 | ⑪ | ウシュバテソーロ | 牡 | 7 | 57 | 川田将雅 | 2.03.8 | 0.5 | 1 | ||
6 | ④ | デルマソトガケ | 牡 | 4 | 57 | O.マーフィー | 2.05.2 | 2.9 | 2 |
逃げたローレルリバーが敢然と逃走劇を完遂し、新王者誕生の瞬間をまざまざと見せつけられた日本勢。
とはいえ、2着のウシュバテソーロは前走で差し負けたセニョールバスカドールにしっかりリベンジし、世界レベルの実力は誇示している。
デルマソトガケは直前にの乗り替わりの影響も多少はあっただろう。万全の状態ならもう少しいい勝負ができる。
参考レース② 東京大賞典
月 | 日 | 場名 | レース名 | グレード | コース | 距離 | 天候 | 馬場 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
12 | 29 | 大井 | 東京大賞典 | G1 | ダート | 2000 | 晴 | 良 | |||
着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性別 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
1 | ❺ | ⑤ | ウシュバテソーロ | 牡 | 7 | 57 | 川田将雅 | 2.07.3 | 37 | 1 |
チャンピオンズCと打って変わって逃げたウィルソンテソーロがそのまま先頭で直線に向き、逃げ切り体勢。しかし最後は大外から一完歩ずつ差を詰めたウシュバテソーロの末脚が勝る。先行したウィルソンテソーロ、ドゥラエレーデが粘る中の差し切りで、これが世界を制した末脚だといわんばかりの後方一気。ただ1頭、次元が違った。
参考レース③ 東海S
月 | 日 | 場名 | レース名 | グレード | コース | 距離 | 天候 | 馬場 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 21 | 京都 | 東海S | G3 | ダート | 1800 | 晴 | 重 | |||
着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性別 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
1 | ❼ | ⑭ | ウィリアムバローズ | 牡 | 6 | 57 | 坂井瑠星 | 1.49.2 | 36 | 2 |
番手から進めたウィリアムバローズが、最後並んできたオメガギネスを競り落とす根性とスピードを見せて勝ち切った。
上り3Fも先行しながら3位タイを叩き出しており、戦績の安定感もかなりのもの。
今後のダート界において一番のダークホースになりうる可能性を秘めている。
参考レース④ フリオーソレジェンドC
月 | 日 | 場名 | レース名 | グレード | コース | 距離 | 天候 | 馬場 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8 | 28 | 船橋 | フリオーソレジェンドC | S3 | ダート | 1800 | 曇 | 良 | |||
着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性別 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
1 | ❺ | ⑦ | ナニハサテオキ | 牡 | 5 | 56 | 森泰斗 | 1.53.2 | 37.8 | 3 | |
2 | ❼ | ⑩ | ギガキング | 牡 | 6 | 58 | 吉原寛人 | 1.53.9 | 0.7 | 38.9 | 2 |
9 | ❻ | ⑧ | ゴールドハイアー | 牡 | 6 | 56 | 石崎駿 | 1.55.7 | 2.5 | 39.6 | 8 |
イグザルトとヘラルドバローズが競り合ったことにより前2頭には厳しく、後方から末脚がよく伸びる展開に。この状況がズバリハマったのがナニハサテオキ。唯一の上り37秒台を繰り出し同じく後方から伸びてきたギガキングに3馬身差をつけての完勝劇。
転入後はかなりの安定感を見せており、南関適正は間違いない。
参考レース⑤ ’23 帝王賞
月 | 日 | 場名 | レース名 | グレード | コース | 距離 | 天候 | 馬場 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
6 | 28 | 大井 | 2023帝王賞 | Jpn1 | ダート | 2000 | 曇 | 良 | |||
着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性別 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
1 | ❹ | ④ | メイショウハリオ | 牡 | 6 | 57 | 浜中俊 | 2.01.9 | 36.4 | 2 |
後方から末脚勝負に賭けたメイショウハリオが上り最速で勝ち切った。
国内Jpn1初制覇に向け内で粘るクラウンプライドと砂の統一を図るテーオーケインズをねじ伏せ、2連覇を達成し帝王としての名を再度世に知らしめた。
展開向く、向かないにかかわらず突っ込んでくるウシュバテソーロとは違い、やや展開の助けが必要になる同馬だがどうか。
日本テレビ盃2024予想の最終見解
いよいよJBCが目前に迫ります。今年のダート界は例年に比べてかなりの盛り上がりを見せており、かなり楽しみな馬も数多くスタンバイしている状況。加えて本場アメリカへの遠征を進めている馬も数多くおり、11月頭は米国、佐賀、門別から目が離せない日が続きそうです。期待しましょう。
そんなJBC兼米国への前哨戦であるこのレース、◎は当然④ウシュバテソーロを推します。
実力は既に織り込み済み。ドバイWCを制覇した実力と、昨年の日本テレビ盃、東京大賞典で見せた激走を考えれば復帰戦でも負けられません。本番は約1月後ですが、そこでの激走につながる走りを是非見せてもらいたいものです。
〇には②ウィリアムバローズで妙味を狙います。昨年の東京大賞典ではウィルソンテソーロがあわやの逃げ切りを見せましたが、その時に似たような雰囲気を出すとしたら単騎逃げの予想されるこの馬でしょう。前走のかしわ記念は不良馬場+初の左回りで度外視。立て直したここなら十分に一発あります。東海Sの差し返しも見事でしたし、一線級相手にも通用する逃げ脚のはずです。
地方勢では▲⑨ナニハサテオキに期待を。転入後安定している成績と、ウシュバテソーロのギアアップについていけるようであれば惑星候補です。
△に久々の日本戦となる⑦デルマソトガケ、☆に⑬メイショウハリオで。
〇 ② ウィリアムバローズ
▲ ⑨ ナニハサテオキ
△ ⑦ デルマソトガケ
☆ ⑬ メイショウハリオ
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