競馬予想総合サイト

加賀友禅賞2024 過去傾向から読み解く無料予想を公開!

厳選地方重賞馬

2014年、3歳牝馬の頂上決戦として設立された当競走。2020年に1400mに距離が延長され、夏の金沢牝馬スプリント決戦として定着しました。ここ4年の勝ち馬はいずれも金沢牝馬トップクラス。後に牝馬戦線で頂点を争う馬たちにとって、登竜門のここは負けられないところです。

帝王賞2024の基本情報

開催日時 2024年6月23日(土)
開催競馬場 金沢競馬場 11R
コース ダート2,000m

コース解説

スタンド前からスタートし、コーナーを4周するコース。
当然、内枠有利に加えて先行争いが激化することにはなりますが、その場合はコーナーの利分内枠の先行勢が有利です。
ただ、日本海スプリントの際は外枠でも差し届いていましたが、牝馬限定のスプリント路線となるここでは後方からの追走はかなり厳しくなります。基本的には5番手までが好走ラインでしょう。

出走表

馬名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主 前走 戦績 金沢戦績 評価 コメント
1 1 プレストマーヴェル 牝3 54 堀場裕充 金沢 井樋一也 おまたせしました!宅間友哉生誕杯☆★ 1着(金沢1400) 1-0-1-2 1-0-0-0 鮮やかに 前走は逃げて押し切り勝ち。タイム的にも悪くない。コモリリーガルの0.6は活きるか
2 2 リケアマロン 牝3 55 𠮷原寛人 金沢 加藤和義 石川優駿 2着 1-0-0-3 1-0-0-0 女王君臨 石川優駿は早めに仕掛けた分最後甘くなった。1400の方が寧ろ合いそうで好評価。
3 3 バージンエスパー 牝3 54 池田敦 金沢 藤田弘治 地方競馬爆推しコンビ初任給獲得記念 2着(金沢1700) 1-0-0-5 1-0-0-1 激走再現 兵庫から移籍して凡走も多いが逃がすと簡単に止まらない。マーク甘くなれば一発も。
4 4 シャトルトウショウ 牝3 54 吉田晃浩 金沢 佐藤茂 祝!!こうき&あやか結婚記念 1着(金沢1400) 2-0-0-2 2-0-0-0 転入連勝 転入後連勝。ここ2戦は自力も違いあっさり重賞制覇があってもおかしくない。
5 5 スターマンモス 牝3 54 加藤翔馬 金沢 藤田弘治 金沢3歳A21700 11着 1-1-1-4 0-0-1-0 前走案外 前走は出遅れ滑ってレースを投げて参考外。石川優駿トライアルでは3着の実力あり。
6 6 ナイトプラネット 牝3 54 松戸政也 金沢 井樋一也 宮西令奈さん誕生日記念 4着(金沢1500) 1-1-0-3 1-1-0-3 短縮好材 3歳限定戦でも好走どまり。短縮はいいが一気にレベルの上がるここでは。
7 7 サンヒョウアカヘル 牝3 54 甲賀弘隆 金沢 田嶋弘幸 地方競馬爆推しコンビ初任給獲得記念 10着(金沢1700) 0-0-0-1 0-0-0-1 厳しいか 名古屋で1勝を挙げた後は掲示板すらなし。静観妥当だろう。
7 8 レーヴァローゼ 牝3 54 米倉知 金沢 藤田弘治 地方競馬爆推しコンビ初任給獲得記念 5着(金沢1700) 0-0-2-8 初出走 一枚格下 重賞で3着があるとはいえタイム差は大きい。掲示板で御の字か。
8 9 エムティトップ 牝3 54 中島龍也 金沢 佐藤茂 石川優駿 10着 1-0-0-1 1-0-0-0 千四なら 1700以上となるとからっきし。1400ならまだ見直せる。
8 10 トルピード 牝3 54 栗原大河 金沢 高橋俊之 兼六園スプリントトライアル 1着 3-0-0-0 3-0-0-0 目下躍進 1400は未だ無敗。今年春まで主役級だったリメンバーアポロを下したこともあり軽視禁物。

石川優駿の3歳クラシック路線を歩んできたリケアマロンが参戦。対するは中央転入後連勝しているシャトルトウショウや、兼六園スプリントTRを勝って既に短距離決定戦への参戦を決めているトルピードら短距離戦線組。
果たしてリケアマロンの女王の座に待ったをかけることはできるかどうか。

展開予想

単騎先頭を狙ってバージンエスパーが前を主張するが、負けじとシャトルトウショウも前へ。ゲートを出ればスターマンモスもそれに続き、リケアマロンもおそらく前へ。
トルピード、レーヴァローゼは後方から800mまで脚を溜める。

こんな展開になっていくのではないかと予想しています。

帝王賞の傾向

※2014年~2023年までのレースデータ使用

人気傾向

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1 4-0-0-0 100% 100% 100%
2 0-2-0-2 0% 50% 50%
3 0-0-0-4 0% 0% 0%
4 0-2-2-0 0% 50% 75%
5人気以下 0-0-2-23 0% 0% 8%

1番人気が4連勝。後にここ金沢で主役を張るような馬たちが勝利を挙げているこの舞台なら当然とも取れます。一方3番人気は馬券圏内に絡んでおらず、5番人気以下もほぼ圏外。
軸にするなら1番人気が安定でしょう。

・加賀友禅賞の過去4年の3連単配当
2020年 ⓽→①→⑩ 1,060円
2021年 ③→⑥→⑤ 6,150円 ※11月開催
2022年 ⑥→③→② 610円
2023年 ⑪→⑥→⑦ 3,540円

万馬券越えはなし、2022年は3桁配当とかなり平穏な決着が続いています。
1番人気が4連勝。固い配当を見込むのはアリですが昨年は3連複2080円。…
連単に拘らずとも連複系で厚く張る、といったほうが案外プラス収支になるかもしれません。

枠傾向

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 脚注
1 0-1-0-3 0% 25% 25% ほぼ人気なり。
2 0-0-1-3 0% 0% 25% 人気なりのため気にする必要なし
3 1-1-0-2 25% 50% 50% 人気なりのため気にする必要なし
4 0-0-0-4 0% 0% 0% 4年全て後方からの枠。先行勢でも…
5 0-1-1-3 0% 20% 40% 差し好走はダイヤモンドラインのみ。鋭い上りを使えなければ…
6 1-1-1-4 14% 28% 42% 逃げて激走が2度。後方からだと厳しいが
7 1-0-0-6 14% 14% 14% 好走はハクサンアマゾネスのみ。ほぼ0%枠と考えてもよしか。
8 1-0-1-4 16% 16% 33% 外枠とはいえやはり逃げないとアウト。後方勢は厳しい。

このレースにおいて、外枠でも逃げないと厳しい割合になっています。
後方から行く馬にとっては速い上りを使えないとかなり厳しい展開に。前年のダイヤモンドラインの36秒台が目安でしょうか。

脚質傾向

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 脚注
1 0-1-0-3 0% 25% 25% ほぼ人気なり。
2 0-0-1-3 0% 0% 25% 人気なりのため気にする必要なし
3 1-1-0-2 25% 50% 50% 人気なりのため気にする必要なし
4 0-0-0-4 0% 0% 0% 4年全て後方からの枠。先行勢でも…
5 0-1-1-3 0% 20% 40% 差し好走はダイヤモンドラインのみ。鋭い上りを使えなければ…
6 1-1-1-4 14% 28% 42% 逃げて激走が2度。後方からだと厳しいが
7 1-0-0-6 14% 14% 14% 好走はハクサンアマゾネスのみ。ほぼ0%枠と考えてもよしか。
8 1-0-1-4 16% 16% 33% 外枠とはいえやはり逃げないとアウト。後方勢は厳しい。

上記の通り、逃げ先行でないとかなり厳しい展開を強いられます。

ポイント1 前走着順

このレースはとにかく前走の好走がカギ。4着でも好走は1度、5着以下だとすべて着外と厳しい結果になっています。
2着からの巻き返しが最多。この数値は押さえておいて損なしです。

前走2着
・リケアマロン
・バージンエスパー

ポイント2 祖父キングカメハメハの血は走らない!?

現在の競馬界での主流血統となっているキングカメハメハ系の血ですが、こと当レースでは相性が良くありません。
人気馬含めて7頭とも着外となると、少し評価を下げてもいいのではないでしょうか。

・祖父キングカメハメハ
・レーヴァローゼ

加賀友禅賞 参考レース回顧

ここからは加賀友禅賞に向けた参考レースを振り返ってみます。

石川優駿(金沢D2000m)

2着 リケアマロン 吉原 1人 2.09.0
10着 エムティトップ 兼子 11人 2.14.6

ナミダノキスが出遅れるも、リケアマロンはまずまずのスタートを決める。エムティトップは後方から。ダヴァンティが飛ばすペースに惑わされることなく、自分のリズムで進めたリケアマロンは得意の抜け出しパターンに持ち込んで先頭へ。そのまま押し切るかに見えたが早めに抜け出した分最後は甘くなりナミダノキスに差され2着。エムティトップは後方のままレースを終えた。

地方競馬爆推しコンビ初任給獲得記念(金沢D1700m)

2着 バージンエスパー 池田 10人 1.52.8
5着 レーヴァローゼ 米倉 7人 1.53.0
10着 サンヨウアカヘル 甲賀 9人 1.56.0

好発を決めたバージンエスパーがそのまま先頭へ立つ。レーヴァローゼ、サンヨウアカヘルも後方から。Hペースながら単騎で飛ばすバージンエスパーの脚は鈍らずそのまま仕掛け所へ。大金星有るかとも思われたが一気に進出してきたラシェンテに交わされた。
しかしそれ以外の馬には交わされることなく粘り切り、2着を確保。レーヴァローゼもよく追い込んだが掲示板が精いっぱいだった。

兼六園スプリントTR(金沢D1400m)

1着 トルピード 栗原 1人 1.31.1
9着 サンヨウアカヘル 田知 10人 1.34.7

あまり好スタートではなかったトルピード。中団に位置し向こう正面から進出。
3コーナー付近では先頭に並びかけ、直線入り口で一気に突き放して先頭に躍り出ると、後は実力の違いで圧勝。1400mなら格が違うところを見せつけた。

有力馬と予想印

ここまでの傾向を踏まえた上での有力馬と予想印を公開します!

リケアマロン

牝馬ながらに石川のクラシック戦線で主役を張っていた同馬がスプリント戦線に参戦。
前走の石川優駿では早めに抜け出した分最後はナミダノキスに差されましたが、それでもしっかりと2着。2000mという距離の長さもあったか、現状ではマイルまでなら分はありそう。中央所属時は中山ダ1200mで好走に加え金沢1400での勝ちもあり、短距離でも十分にやれるでしょう。

シャトルトウショウ

3月の春で中央に見切りをつけ金沢に転入。転入後は短い間隔ながらに2連勝を遂げ、走破タイムも兼六園スプリントTRより速く優に金沢の重賞級。
中央の芝でも鋭く伸びてきているようにスピード自体はかなりあります。一気の重賞制覇も十分にあり得るでしょう。

トルピード

1冠目の北日本新聞杯、そのまえのノトキリシマ賞は勝ち馬に大きな差をつけられて負けていますが、前走の兼六園スプリントTRでは早め抜け出しからしっかりと勝ち切りました。
金沢の1400mは3戦して無敗であり、得意のこの距離であれば受けてたつ立場でしょう。

穴馬①スターマンモス

前走は11着と大敗していますが。スタートで滑り、その時点で完全にレースを投げたような印象。
石川優駿TRでは3着の実力も持っており、過去にはリメンバーアポロの1.0秒差もあります。ここなら実力を出し切れば出走メンバーの中で大差ないのではないでしょうか。

穴馬②バージンエスパー

兵庫所属時代は未勝利なまま、金沢へ移籍。
しかし金沢で単騎逃げが開花したか、逃げた際の成績は【1-1-0-0】と安定。
前走も10番人気で単騎先頭に立ちあわやの場面を作りました。一発あっても全く驚けません。

最終予想印

◎ リケアマロン
〇 シャトルトウショウ
▲ バージンエスパー
△ トルピード
☆ スターマンモス
タイトルとURLをコピーしました