先日、幕を閉じた北海道、高知の3冠競走。
次に締めくくられるのは東海地区の3冠競走です。
今年は2022年のタニノタビト以来史上4頭目の東海3冠制覇への期待も高まります。
岐阜金賞2024の基本情報
開催日時 | 2024年8月14日(水) |
グレード | 重賞 |
開催競馬場 | 笠松競馬場 11R |
コース | ダート1,900m |
コース解説
2コーナーの終わりから緩やかな下り坂を超え、3コーナーへ。
そのまま馬場を1周半するコースです。
バックストレッチからの下りを利用した仕掛けが肝で、ここでスピードに乗って仕掛けられるかがカギです。後方進出は早めにしなければ笠松の直線では間に合いません。
出走表
印 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 所属地区 | 調教師 | 前走 | 当該距離 | 当該距離+競馬場 | 寸評 | 短評 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
▲ | 1 | 1 | カルテメトレス | 牝3 | 54 | 大畑慧悟 | 愛知 | 今津勝之 | 名古屋 けやき杯(OP)D1700 1着 | 初出走 | 初出走 | 黒い刺客 | 地元名古屋ではJRAからの移籍後完全連対。元々新馬戦で1秒以内に入線していたように能力はある。3冠阻止の1番手か。 |
△ | 2 | 2 | キスリング | 牝3 | 54 | 塚本征吾 | 笠松 | 田口輝彦 | 笠松 ぎふ清流カップ(笠松重賞)D1400 6着 | 初出走 | 初出走 | 台風の目 | 前走は後ろ過ぎて着外なものの末脚自体はピカイチ。中団辺りから進められればワンチャンス。 |
3 | 3 | スティールアクター | 牡3 | 56 | 加藤聡一 | 愛知 | 角田輝也 | 名古屋 けやき杯(OP)D1700 3着 | 初出走 | 初出走 | 善戦マン | 好位追走で交わせずそのままが目立ちもどかしい。東海優駿は完敗で1900持つのかも疑問。 | |
4 | 4 | ブルーチース | 牡3 | 56 | 筒井勇介 | 笠松 | 田口輝彦 | 笠松 ぎふ清流カップ(笠松重賞)D1400 10着 | 初出走 | 初出走 | 厳しいか | 条件戦だと好走するものの重賞ではまだ力が足りない。掲示板で御の字か。 | |
5 | 5 | ベアサクシード | 牡3 | 56 | 𠮷原寛人 | 愛知 | 安部幸夫 | 笠松 ブルームカップ(OP)D1800 4着 | 初出走 | 初出走 | 虎視眈々 | 名手・𠮷原寛人騎乗というだけで不気味さ倍増。駿蹄賞2着なだけに侮ると怖いが前走は負け過ぎ感も。 | |
5 | 6 | ハヤイモノガチ | 牡3 | 56 | 藤原幹生 | 笠松 | 大橋敬永 | 笠松 ブルームカップ(OP)D1800 6着 | 0-1-0-0 | 0-1-0-0 | まだ早い | 平場完敗OP完敗では狙いづらい。新緑賞惨敗の実績も引っ掛かる。 | |
◎ | 6 | 7 | キャッシュブリッツ | 牡3 | 56 | 渡辺竜也 | 笠松 | 笹野博司 | 笠松 ブルームカップ(OP)D1800 1着 | 1-0-0-0 | 1-0-0-0 | 逆襲狙う | 東海優駿は惜しい2着。ブルームカップは力の違いを見せており逆襲の舞台は整った。 |
6 | 8 | コールミーメイビー | 牝3 | 54 | 細川智史 | 愛知 | 角田輝也 | 笠松 撫子争覇(笠松重賞)D1400 11着 | 初出走 | 初出走 | 近走不振 | 笠松クイーンCまでは良かったのだが3走前に惨敗してからまるで本来の走りにない。スランプ気味で評価微妙。 | |
〇 | 7 | 9 | フークピグマリオン | セ3 | 56 | 今井貴大 | 愛知 | 宇都英樹 | 名古屋 東海優駿(SP1)D2100 1着 | 初出走 | 初出走 | 夢見せて | ネクストスター中日本完勝後は覚醒したかのように2冠制覇。ただ東海優駿で若干ヨレたのが気にかかる。笠松遠征も初で。 |
☆ | 7 | 10 | サウンドノバ | 牡3 | 56 | 大原浩司 | 笠松 | 森山英雄 | 笠松 ブルームカップ(OP)D1800 3着 | 初出走 | 初出走 | 上り馬だ | 中央から転入後は全て馬券内。OPでもチェイスザウィンドと差はなく、東海優駿組に勝利。仕上がり良好。 |
8 | 11 | エイシンフォトン | 牡3 | 56 | 松本剛志 | 笠松 | 伊藤勝好 | 笠松 色留袖賞(B)D1400 7着 | 初出走 | 初出走 | 静観妥当 | 園田完敗、笠松で追走苦労では。平場で狙う馬。 | |
8 | 12 | グレートメモリーズ | 牝3 | 54 | 宮下瞳 | 笠松 | 加藤幸也 | 笠松 ひまわり特別D1600 1着 | 初出走 | 初出走 | 前走勝利 | 前走勝ちはしたもののメンバーレベルに疑問符。2,3走前は今回出走メンバーに千切られており逆転は難しそう。 |
高知ではプリフロオールインが3冠達成。その2週後、東海ではフークピグマリオンが3冠に挑みます。彼に続く3冠達成はなるでしょうか。
岐阜金賞の傾向
※2014~2023年のレース傾向
人気傾向
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 4-2-1-2 | 44% | 66% | 77% |
2 | 4-1-2-2 | 44% | 55% | 77% |
3 | 0-2-1-6 | 0% | 22% | 33% |
4 | 1-2-1-5 | 11% | 33% | 44% |
5 | 0-1-0-8 | 0% | 11% | 11% |
6人気以下 | 0-1-4-45 | 0% | 2% | 10% |
1,2番人気で勝利の9割を占めるデータ。面白いことに連対、複勝率のデータ値までそっくりという酷似ぶり。
一方6番人気以下はそれほど好走なし。とはいえ複勝率は5番人気と変わらず、要警戒するに越したことはありません。寧ろ3,5番人気単体で落ち込んでいるこのあたりを同マークするか、が重要になりそうです。
過去5年の配当と傾向
2019年 | 馬番号 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❺⑤ | 2 | 320 | 150 | 1,540 | 1,290 | 560 | 2,250 | 13,140 | 42,850 |
2着 | ❹④ | 4 | 390 | 2,110 | ||||||
3着 | ❸③ | 8 | 930 | 5,500 |
2020年 | 馬番号 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❺⑥ | 4 | 1,380 | 200 | 520 | 470 | 280 | 2,490 | 11,890 | 84,630 |
2着 | ❻⑧ | 1 | 110 | 5,540 | ||||||
3着 | ❸③ | 8 | 1,020 | 1,890 |
2021年 | 馬番号 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 不祥事のため開催中止 | |||||||||
2着 | ||||||||||
3着 |
2022年 | 馬番号 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❻⑧ | 2 | 240 | 120 | 730 | 570 | 210 | 990 | 240 | 1,500 |
2着 | ❽⑪ | 3 | 120 | 120 | ||||||
3着 | ❼⑩ | 1 | 100 | 130 |
2023年 | 馬番号 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❽⑫ | 2 | 400 | 190 | 960 | 800 | 380 | 1,830 | 4,010 | 14,380 |
2着 | ❻⑦ | 3 | 210 | 790 | ||||||
3着 | ❷② | 6 | 360 | 1,120 |
不祥事によって開催のなかった2021年を除いて、4年中3年は3連単万馬券、2019,20年は連複でも万馬券とかなりの穴レースです。
3冠最終戦は波乱になりやすいという定説通り、ここも穴馬を見抜けるかはカギになります。
◎ 上位2頭の人気は要チェック。あと一枠の穴馬を見抜けるか。
枠傾向
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 1-0-0-8 | 11% | 11% | 11% |
2 | 0-0-3-6 | 0% | 0% | 33% |
3 | 0-1-2-5 | 0% | 12% | 37% |
4 | 2-2-0-5 | 22% | 44% | 44% |
5 | 3-0-1-8 | 25% | 25% | 33% |
6 | 1-3-0-8 | 8% | 33% | 33% |
7 | 0-2-1-15 | 0% | 11% | 16% |
8 | 2-1-2-13 | 11% | 16% | 27% |
2,3.7枠の勝率0、6枠の勝率8%に目が行く一方、複勝率まで広げるとそこまで低下していません。
ただ、1枠の凡走ぶりは警戒した方が良いです。
◎ 3着までなら気にする必要はないが、連軸に選ぶ際は4,5枠ピックアップでも。
脚質傾向
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 1-3-0-8 | 8% | 33% | 33% |
先行 | 6-1-3-16 | 23% | 26% | 38% |
差し | 2-4-4-26 | 5% | 16% | 27% |
追込 | 0-1-2-18 | 0% | 4% | 14% |
勝率だけで見れば先行馬に高い勝機があります。やはり3冠最後のレースとだけあってある程度のレースセンスは求められます。
あまり後方からレースを進めすぎると先行馬に残られることも多いです。前目で好成績の馬を進んで買いましょう。
◎ 狙うは先行馬。差し追い込みは事故率が高い。
前哨戦データ傾向
前哨戦のデータから見えてくる傾向を読み解いていきます。
ポイント1 案外危険!?前走3着の罠
所属 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
名古屋 | 4-5-0-17 | 15% | 34% | 34% |
園田 | 2-1-2-3 | 25% | 37% | 62% |
笠松 | 1-3-5-44 | 1% | 7% | 17% |
金沢 | 1-0-2-4 | 14% | 14% | 42% |
距離 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
名古屋1400 | 1-1-0-5 | 14% | 28% | 28% |
名古屋1600 | 2-2-1-7 | 16% | 33% | 41% |
笠松1400 | 0-0-1-26 | 0% | 0% | 3% |
前走着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 5-4-3-17 | 17% | 31% | 40% |
2 | 2-1-1-11 | 13% | 20% | 26% |
3 | 0-1-0-13 | 0% | 7% | 7% |
4 | 1-0-1-3 | 20% | 20% | 40% |
5 | 0-1-1-7 | 0% | 11% | 22% |
着外 | 1-2-3-17 | 4% | 13% | 26% |
前走着順で絞った際、複勝圏までなら案外好走しがちに思いますが、このレースに限っては前走3着より4着、5着ないし着外馬の方が順位を上げてきます。
4、5着は母数も少ないですが6着以下となると母数も多いうえで上回っていることからかなりデータの信頼性は高いです。
1900mという特殊距離も相まってか、適正もかなり影響してくるこのコース。
前走3着なら疑ってみてもいいでしょう。
・スティールアクター
・サウンドノバ
参考レース① ブルームC
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❶ | ① | キャッシュブリッツ | 牡3 | 56 | 渡辺竜也 | 1.57.9 | – | 37.4 | 1 |
3 | ❷ | ② | サウンドノバ | 牡3 | 56 | 大原浩司 | 1.58.4 | 0.5 | 38.4 | 4 |
4 | ❽ | ⑨ | ベアサクシード | 牡3 | 56 | 丸野勝虎 | 1.59.6 | 1.7 | 38.9 | 3 |
6 | ❻ | ⑥ | ハヤイモノガチ | 牡3 | 56 | 藤原幹生 | 2.00.4 | 2.5 | 40.2 | 7 |
7 | ❼ | ⑦ | コールミーメイビー | 牝3 | 55 | 岡部誠 | 2.00.7 | 2.8 | 40.4 | 2 |
8 | ❺ | ⑤ | エイシンフォトン | 牡3 | 56 | 松本剛志 | 2.02.1 | 5.3 | 41.2 | 8 |
中団から徐々に位置をあげてきたキャッシュブリッツが逃げたチェイスザウィンドを外からとらえ、残り200mで抜け出すとあとは流してゴールイン。着差こそそれほどないがそれ以上の強さを見せ、東海優駿2着の実力を示した。サウンドノバは転入後の安定感を改めて見せた格好。ベアサクシードはここを叩いてどこまで伸びてくるか。
一方掲示板外の馬たちとはかなりの実力差を感じた。コールミーメイビーは気性の悪さも露呈。立て直しに時間を要しそう。
参考レース② 東海優駿
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❺ | ⑥ | フークピグマリオン | セ3 | 56 | 今井貴大 | 2.17.7 | – | 38.1 | 1 |
2 | ❷ | ② | キャッシュブリッツ | 牡3 | 56 | 渡辺竜也 | 2.17.9 | 0.2 | 38.4 | 5 |
5 | ❽ | ⑪ | ベアサクシード | 牡3 | 56 | 丸野勝虎 | 2.20.0 | 2.3 | 40.4 | 6 |
6 | ❸ | ③ | スティールアクター | 牡3 | 56 | 加藤聡一 | 2.20.3 | 2.6 | 40.8 | 3 |
駿蹄賞を制し、2冠をかけ望んできたフークピグマリオンが1.2倍の断然人気に応えて勝利。
先に抜け出したニジイロハーピーに並びかける際やや外にヨれ、間のキャッシュブリッツにも脚色が勝っているようには見えず万事休すかと思われたが、キャッシュブリッツが割ってこようとした瞬間一気に加速。突き放して勝利を挙げた。
ササっていたことは気にかかる。
参考レース③ ひまわり特別
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❹ | ④ | グレートメモリーズ | 牝3 | 52 | 宮下瞳 | 1.44.3 | – | 39 | 3 |
好位追走の横綱相撲で勝ち切ったグレートメモリーズ。しかしレースレベル的にはあまり高い評価ができない。東海優駿で善戦していた馬たちに千切られていた馬が多数出走。そんな彼らにやっと勝ったという印象で、重賞レベルにはまだないか。
競り勝った勝負根性は評価していい。
参考レース④ ぎふ清流C
※赤文字は該当レース優勝馬で当レース出走無し
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❷ | ② | ダイジョバナイ | 牡3 | 56 | 大山真吾 | 1.26.3 | – | 37.7 | 5 |
2 | ❺ | ⑤ | スティールアクター | 牡3 | 56 | 加藤聡一 | 1.26.7 | 0.5 | 37.9 | 3 |
8 | ❻ | ⑧ | コールミーメイビー | 牝3 | 54 | 今井貴大 | 1.28.5 | 2.2 | 39 | 4 |
10 | ❶ | ① | ブルーチース | 牡3 | 56 | 藤原幹生 | 1.29.0 | 2.7 | 38.9 | 11 |
1ラップ通過の平均が12.3と、1400m戦にしてはかなり遅い流れで後方勢には全く出番がなくハナを取ったダイジョバナイ以下好位勢がこぞって好走
絶好の展開にも見えたスティールアクターだがどうにも勝ち切れなく、なにか起爆剤が必要か。コールミーメイビーは中団から後退。クイーンCまでとはまるで別馬のような走りになってしまっている。復調の兆しが見えるまで消しでもいいかもしれない。
参考レース④ けやき杯
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❸ | ③ | カルテメトレス | 牝3 | 54 | 大畑慧悟 | 1.48.7 | – | 39.1 | 1 |
3 | ❺ | ⑤ | スティールアクター | 牡3 | 56 | 加藤聡一 | 1.49.1 | 0.4 | 39.5 | 4 |
先団に取り付き、終始競り合う形となったスティールアクターを競り落としたうえで迫ってきたエナジーロマネスクの追撃も振り切る形で3連勝を飾った。
晴天でも喉鳴りの気は全く見せずに強い勝ち方。名古屋では完全連対。遠征先の笠松で台風の目となることができるか。
最終見解
今年の地方は本当に熱い。高知3冠を達成したプリフロオールインはもちろんのこと、その高知にもう1頭いる怪物シンメデージー、東北には3冠を控えて調整するフジユージーン。佐賀でも3冠を見据えているウルトラノホシと、まるで3冠のバーゲンセールだなと言いたくなるほどの実力馬が多数点在。改めてダービーグランプリの廃止が惜しまれます。ジャパンダートクラシックとは別に彼らの激突する機会が作れたらいいものです。
そして東海地区では⑨フークピグマリオンが東海3冠に挑みます。が、ここは〇まで。◎は逆転を狙う⑦キャッシュブリッツに回します。
フークピグマリオンの東海優駿で一瞬見せたヨレがどうにも気になります。火が点いたように加速した瞬発力はさすがだったのですが、名古屋より短い笠松の直線、遊んでいるとあっという間に先頭をかっさらわれそうな気もします。それなら同じ笠松で余裕を見せ、競馬もしっかりこなすキャッシュブリッツに商機ありです。恐らくフークピグマリオンが一本被りのオッズでしょうから、配当的にも妙味が出ます。勿論前評判をひっくり返して3冠達成なら、素直に強さを認めるだけです。
▲には①カルテメトレス。喉鳴りが気がかりですが近走では全く感じません。実力は上位でこちらの逆転もあり得るかもしれません。△に末脚鋭い②キスリング、前哨戦3着の⑩サウンドノバまで☆で〆ます。
〇 ⑨ フークピグマリオン
▲ ① カルテメトレス
△ ② キスリング
☆ ⑩ サウンドノバ