本記事では、地方競馬ライター蒼井がG1レースチャンピオンズCを番外編として特別予想!
地方競馬を予想してきた確かな目で、過去10年のデータ分析、参考レース考察をしておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
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チャンピオンズC2024の基本情報
開催日時 | 2024年12月1日(日)中京11R 発走 15:30(予定) |
---|---|
グレード | G1 3歳以上 定量 |
開催競馬場 | 中京競馬場 |
コース | ダート1800m |
12月開催最初のG1にして、冬の中距離ダート王者決定戦のチャンピオンズC。
師走G1の開幕戦はまずはここから。砂の猛者による戦いの火ぶたが切って落とされます。
チャンピオンズCのコース解説(中京ダート1800m)
スタンド前からスタートし、コースを1周してくるこのコース。
上り坂の途中からスタートし、バックストレッチに緩い上り。そこから下って3,4コーナーを迎え、直線にまた上り坂が待ち受けています。
条件戦だと逃げ切りのイメージも強いですが、G1となるこのレースは別。過去10年で逃げ切ったのは昨年のレモンポップただ一頭で、コパノリッキーもインティもソダシも捕まって勝ち切るどころか連対すらできていません。相当な実力がないと逃げ切り勝ちは難しいコースになっています。
かと言って後方勢に有利というわけでもなく、基本的には番手抜け出しがベターです。
チャンピオンズCの出走表
出馬表をスクロールすると短評・寸評が表示されます。
印 | 枠 | 番 | 馬名 | 性別 | 馬齢 | 斤量 | 騎手 | 所属地区 | 調教師 | 寸評 | 短評 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | クラウンプライド | 牡 | 5 | 58 | 横山武史 | 栗東 | 新谷功一 | 最内どう | 隣枠にレモンポップが入ったのは幸か不幸か。ハナを叩くか控えるかでレース展開は変わりそう。 | |
△ | 1 | 2 | レモンポップ | 牡 | 6 | 58 | 坂井瑠星 | 美浦 | 田中博康 | 引退花道 | 国内未だ連対率10割、前走の南部杯はレース史に残る名勝負。トランセンド以来の連覇で有終飾るか。 |
2 | 3 | ハギノアレグリアス | 牡 | 7 | 58 | 岩田望来 | 栗東 | 四位洋文 | 侮れない | 59.5キロの重賞制覇は成長の証か。3度目の正直で人馬共に悲願のG1制覇へ。 | |
▲ | 2 | 4 | ペプチドナイル | 牡 | 6 | 58 | 藤岡佑介 | 栗東 | 武英智 | 二枚腰で | Hペースでも簡単にへこたれない強さ。前年のみやこSは最後止まったが超速フェブラリーS番手押切を忘れるな。 |
3 | 5 | ペイシャエス | 牡 | 5 | 58 | 横山和生 | 美浦 | 小西一男 | 展開厳し | 前目から進めて末長くが狙いだが、今回はSにはならなさそう。控えて切れるタイプでもなく。 | |
☆ | 3 | 6 | ドゥラエレーデ | 牡 | 4 | 58 | R.ムーア | 栗東 | 池添学 | 信認縹緲 | 広く飛び回った旅行者は再び中京へ。昨年3歳にして3着の実績は決して侮るな。忘れたころに好走するのがこの馬だ。 |
△ | 4 | 7 | セラフィックコール | 牡 | 4 | 58 | C.デムーロ | 栗東 | 寺島良 | 今度こそ | 帝王賞からの休養明けだが鉄砲問題なし。前が速まるようならこの馬の差し脚に光明も。 |
△ | 4 | 8 | ウィルソンテソーロ | 牡 | 5 | 58 | 川田将雅 | 美浦 | 小手川準 | 前走再現 | 鞍上の凱旋勝利からはや1か月。多少中団からでも問題ないが好走データには…データブレイクと行けるか。 |
5 | 9 | テーオードレフォン | 牡 | 5 | 58 | 三浦皇成 | 栗東 | 梅田智之 | 一発ある | 前走は丸山元気が上手く乗った。スタミナ型の血統だけに時計の出る馬場かつHペースは大歓迎。一発あるかも。 | |
〇 | 5 | 10 | アーテルアストレア | 牝 | 5 | 56 | 菱田裕二 | 栗東 | 橋口慎介 | 相棒帰還 | 落馬負傷から復帰した相棒が馬上に復帰。牝馬は15年のサンビスタ以外馬券圏内がないが果たして。 |
6 | 11 | ミトノオー | 牡 | 4 | 58 | 松山弘平 | 美浦 | 牧光二 | カギ握る | 同馬がレースの展開を左右するといっても過言ではない。みやこSはHペースで突き放せずでここも同型は多い。 | |
◎ | 6 | 12 | サンライズジパング | 牡 | 3 | 56 | 武豊 | 栗東 | 音無秀孝 | 世代代表 | 不来方賞、JDC、みやこSといずれも好走。今年の3歳砂路線は中央・地方問わず強いところを見せつけるか。 |
7 | 13 | ミックファイア | 牡 | 4 | 58 | C.ルメール | 大井 | 渡辺和雄 | 名手配し | カジノフォンテンはミルコ、ミックファイアはクリストフ。南部杯では復調が見えたが全頭中央相手で1800mは流石に荷が重い… | |
7 | 14 | スレイマン | 牡 | 6 | 58 | 斎藤新 | 栗東 | 池添学 | 番手必須 | これと決めた相手との競り合いには中々負けない。昨年のドゥラエレーデのような位置取りを取って回ってくればもしかすると。 | |
8 | 15 | グロリアムンディ | 牡 | 6 | 58 | 北村宏司 | 栗東 | 大久保龍志 | 馬体次第 | 492~502㎏の周辺で好走率は高い。当日の馬体を見てから決めてもいいか。消耗戦になればスタミナはある。 | |
8 | 16 | ガイアフォース | 牡 | 5 | 58 | 長岡禎仁 | 栗東 | 杉山晴紀 | 出方次第 | 実力はあるが勝ち切れなくなってきた印象。大外はかなり割引になるが…好走には長岡の度胸必須。 |
チャンピオンズCの過去10年の人気別データ傾向
※2014~2023年のデータ使用。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 3-3-0-4 | 30% | 60% | 60% |
2 | 2-0-0-8 | 20% | 20% | 20% |
3 | 1-3-3-3 | 10% | 40% | 70% |
4 | 1-1-0-8 | 10% | 20% | 20% |
5 | 0-0-1-9 | 0% | 0% | 10% |
6 | 1-0-1-8 | 10% | 10% | 20% |
7 | 0-0-0-10 | 0% | 0% | 0% |
8 | 1-2-0-7 | 10% | 30% | 30% |
9 | 0-0-2-8 | 0% | 0% | 20% |
10以下 | 1-1-3-61 | 1% | 3% | 7% |
1番人気の勝率が1位でも3割。2番人気でも2割とかなり混戦模様のレースなうえ、3着まで広げると穴馬の好走まで目立ちます。基本的にどこかの人気を指定して買う買い方はおすすめできません。
ただ、上位人気を軸にして買いたい場合は別。1,3番人気の好走率が高い一方、2番人気は信頼度が落ちます。(好走したのはクリソベリル、ホッコータルマエのみ)ムラ有りの馬が2番人気周辺で推されている場合は軸は避ける方が賢明でしょう。
チャンピオンズCの過去5年の配当傾向
ワイドは上から1-2 1-3 2-3 の入線順
2019年 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❸ | ⑤ | 2 | 440 | 170 | 490 | 960 | 380 | 1,820 | 1,900 | 8,980 |
2着 | ❻ | ⑪ | 1 | 130 | 670 | ||||||
3着 | ❷ | ④ | 3 | 190 | 410 | ||||||
2020年 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
1着 | ❻ | ⑪ | 4 | 1,330 | 320 | 3,040 | 4,010 | 770 | 11,170 | 35,310 | 206,940 |
2着 | ❶ | ② | 3 | 390 | 3,970 | ||||||
3着 | ❼ | ⑬ | 10 | 1,490 | 3,740 | ||||||
2021年 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
1着 | ❸ | ⑥ | 1 | 330 | 140 | 600 | 610 | 280 | 1,100 | 17,650 | 52,660 |
2着 | ❼ | ⑬ | 3 | 150 | 4,570 | ||||||
3着 | ❻ | ⑪ | 14 | 1,150 | 5,540 | ||||||
2022年 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
1着 | ❸ | ⑤ | 3 | 790 | 260 | 2,180 | 4,850 | 1,330 | 10,130 | 14,020 | 81,360 |
2着 | ❺ | ⑩ | 4 | 360 | 1,290 | ||||||
3着 | ❷ | ③ | 6 | 400 | 1,920 | ||||||
2020年 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
1着 | ❽ | ⑮ | 1 | 380 | 210 | 2,780 | 29,040 | 8,660 | 32,020 | 469,320 | 1,902,720 |
2着 | ❹ | ⑦ | 12 | 1,820 | 4,720 | ||||||
3着 | ❸ | ⑤ | 9 | 890 | 29,790 |
2019年こそ平穏な決着でしたが、それ以外の年は1頭ないし2頭は穴馬が突っ込んできています。
それもただの中穴馬ではなく、3年前は14番人気のアナザートゥルース、昨年は12番人気のウィルソンテソーロと9番人気のドゥラエレーデといった超のつく大穴。過去には11番人気のサンビスタが勝利したこともあるこのレース、予想は荒れる方向でシフトした方が無難です。
◎ たとえ断然人気が勝っても固く収まらないのがこのレース。穴を抑えるべし。
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【うまれぼ!公式サイト】チャンピオンズCの過去10年の枠番別データ傾向
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 0-0-2-13 | 0% | 12% | 24% |
2 | 2-2-2-14 | 10% | 20% | 30% |
3 | 3-0-2-15 | 15% | 15% | 25% |
4 | 1-1-0-18 | 5% | 10% | 10% |
5 | 2-1-1-16 | 10% | 15% | 20% |
6 | 1-1-2-16 | 5% | 10% | 20% |
7 | 0-3-1-16 | 0% | 15% | 20% |
8 | 1-0-0-18 | 5% | 5% | 5% |
大外は相当不利になるこのレース。過去10年で勝利どころか馬券圏内もなかった不利枠で勝利を収めたレモンポップが強すぎただけで、基本的に8枠に入った馬は割り引いた方がいいです。
◎ 大外枠は割引いてよし。(ただし昨年勝利のレモンポップだけは例外)
チャンピオンズCの過去10年の脚質別データ傾向
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 1-0-3-7 | 9% | 9% | 36% |
先行 | 4-4-5-24 | 11% | 22% | 35% |
差し | 3-2-1-50 | 5% | 9% | 11% |
追込 | 2-4-1-45 | 4% | 12% | 14% |
前述の通り、逃げた馬が勝つには相当抜けた実力を持っていないと厳しいレースです。
ただ、ここで少し考えてほしいのは「基本的には番手抜け出しのコース」ということ。
ならば、逃げ馬にプレッシャーを与えつつレースを見ることができる先行馬、それも2~3番手で進められる馬が有利ということになります。
参考までに、過去10年で3コーナー・2番手通過の馬の成績を見てみると【1-2-2-9】。特に道中から一貫して2番手を進み続けた馬は近3年で21年インティ・4着、22年クラウンプライド・2着、23年ドゥラエレーデ3着とかなりの好成績。狙うべきは逃げもできて番手に控えても我慢できる馬でしょう。
◎ 単騎先頭の逃げ馬は不利。マークするべきは「番手先行できる逃げ馬」
チャンピオンズCの過去10年の年齢別データ傾向
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
3 | 2-2-2-12 | 11% | 22% | 33% |
4 | 2-1-1-36 | 5% | 8% | 10% |
5 | 4-2-3-26 | 11% | 17% | 26% |
6 | 2-4-2-25 | 6% | 18% | 24% |
7 | 0-1-2-17 | 0% | 5% | 15% |
8上 | 0-0-0-9 | 0% | 0% | 0% |
7歳での好走はコパノリッキー、ゴールドドリーム、アナザートゥルースと直近のダートグレードで好走があった馬で、いずれも実績ありの持続型。もうひと花咲かせるべく踏ん張れている馬でない限りは厳しい結果になるでしょう。
3歳馬の好走は「Jpn1で連対以上の成績有」がキモ。この成績がないとカフェファラオのようにたとえ人気していても着外に飛ぶ可能性は十分にあります。
◎ 高齢馬は近走成績、3歳馬はJpn1でのレース成績を。
チャンピオンズC:予想に大事なキーポイント
チャンピオンズCを予想するためのキーポイントを解説していきます。
ポイント① JBCクラシック組VSマイルチャンピオンシップ南部杯組
前走 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
JBCクラシック | 4-4-1-27 | 11% | 22% | 25% |
マイルCS南部杯 | 3-2-1-7 | 23% | 38% | 46% |
JBCクラシック 1着 |
0-1-0-6 | 0% | 14% | 14% |
マイルCS南部杯1着 | 2-0-0-1 | 67% | 67% | 67% |
4着 | 0-0-0-1 | 0% | 0% | 0% |
JBCクラシック1着からの転戦
- ウィルソンテソーロ
マイルチャンピオンシップ南部杯1着からの転戦
- レモンポップ
ポイント② レモンポップに追い風!?坂井瑠星と中京ダート1800m
上位人気騎乗 予想騎手 |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | ひとこと |
---|---|---|---|---|---|
C.ルメール | 0-2-0-6 | 0% | 25% | 25% | 当条件特別戦以降で最後の勝利は8年前 |
武豊 | 0-1-2-5 | 0% | 12% | 37% | 特別戦で後方からの競馬時は23回騎乗中馬券圏内3回のみ |
川田将雅 | 1-0-0-4 | 20% | 20% | 20% | 4番人気以下での好走率に陰り。 |
坂井瑠星 | 1-0-1-0 | 50% | 50% | 100% | 穴でも持ってくる剛腕。得意条件。 |
C.デムーロ | 0-0-0-2 | 0% | 0% | 0% | 他騎手で伸び悩んだ馬の開花あり。近走の騎手に要注意 |
R.ムーア | 1-0-0-5 | 16% | 16% | 16% | ダート戦は普段より信頼度劣る。G1実績必須。 |
レモンポップに乗る坂井瑠星騎手は去年以外にも14番人気のアナザートゥルースを3着に持ってきた実績があります。では彼の中京ダート1800m(特別戦に限る)での成績はどうかというと、【4-4-1-16】で勝率は16%、複勝率は36%。これだけだと大したことないと思うかもしれませんが、平均騎乗に人気が6.7人気のなか複勝回収率114%を叩き出していますから、得意条件と見ていいのではないでしょうか。
また、気にしたいのは川田将雅騎手。成績はいいですが、4番人気以下の馬に騎乗した時のこの条件の成績は【0-1-2-13】と低下。当日はウィルソンテソーロの人気も気にしつつ取捨を決めた方がいいかもしれません。
チャンピオンズCの前哨戦回顧・考察
参考レース① マイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1)
月 | 日 | 場名 | レース名 | グレード | コース | 距離 | 天候 | 馬場 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10 | 14 | 盛岡 | マイルチャンピオンシップ南部杯 | Jpn1 | ダート | 1600 | 晴 | 良 | |||
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性別 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
1 | ❶ | ① | レモンポップ | 牡 | 6 | 57 | 坂井瑠星 | 1.35.9 | 36.6 | 1 | |
2 | ❽ | ⑭ | ペプチドナイル | 牡 | 6 | 57 | 藤岡佑介 | 1.36.0 | 0.1 | 36.6 | 2 |
4 | ❷ | ② | ミックファイア | 牡 | 4 | 57 | 吉原寛人 | 1.37.4 | 1.5 | 37.7 | 4 |
手元測定のラップでは道中11.7~11.9秒で推移。そのタイムで4コーナー前の2頭でさらに後方を突き放して圧倒した2頭の強さは際立つ。そしてペプチドナイルに交わさせなかったレモンポップの強さはもはや規格外。ここまで経験してきたレースのペース、そして位置取り的に完全にペプチドナイルの方が有利なのだが、それに競り勝つレモンポップにはただただ脱帽。
国内×坂井瑠星のコンビで無敗で終わるべく、尾張の舞台へ視界良好である。
しかしこれ以上のハイペースになるようならまだペプチドナイルにも勝機はあると考えていい。
参考レース② みやこS(G3)
月 | 日 | 場名 | レース名 | グレード | コース | 距離 | 天候 | 馬場 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 3 | 京都 | みやこS | G3 | ダート | 1800 | 晴 | 重 | |||
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性別 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
1 | ❽ | ⑮ | サンライズジパング | 牡 | 3 | 56 | 鮫島克駿 | 1.49.7 | 37.1 | 3 | |
11 | ❷ | ③ | ドゥラエレーデ | 牡 | 4 | 57 | 北村友一 | 1.51.9 | 2.2 | 39.2 | 2 |
14 | ❼ | ⑫ | ミトノオー | 牡 | 4 | 57 | 松山弘平 | 1.53.6 | 3.9 | 41.4 | 4 |
道中の通過ラップで12秒台後半の記録が1度もなく、通過タイム以上に厳しい流れだったみやこS。
ミトノオーは平安Sは12秒台後半で進めており、Hペースは向くタイプではなく、息を入れて一気に突き放す単騎逃げが理想。この日のようなレースには厳しい。
ドゥラエレーデは道中前に付けたと思ったら引いたりとチグハグな競馬。
好走したチャンピオンズCの1000mは60.9でこのレースの通過は60.3秒と数字だけ見れば大差がないが、逃げ馬が息を入れたチャンピオンズCと息の入っていないこのレースでは質が違うだろう。そしておそらく鞍上は剛腕タイプの方が向いている。ムルザバエフで好走していたのはそれが理由か。
この展開の中捲って抜け出し、そのまま後続の追撃を封じ切ったサンライズジパングの強さは相当なもの。今年のダート3歳世代は強いということを再認識する必要がありそうだ。
参考レース③ エルムS(G3)
月 | 日 | 場名 | レース名 | グレード | コース | 距離 | 天候 | 馬場 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8 | 4 | 札幌 | エルムS | G3 | ダート | 1700 | 曇 | 稍重 | |||
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性別 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
1 | ❻ | ⑨ | ペイシャエス | 牡 | 5 | 58 | 横山和生 | 1.44.0 | 36.7 | 5 | |
2 | ❻ | ⑩ | ドゥラエレーデ | 牡 | 4 | 57 | 武豊 | 1.44.1 | 0.1 | 37 | 1 |
3 | ❼ | ⑩ | テーオードレフォン | 牡 | 5 | 57 | 丸山元気 | 1.44.3 | 0.3 | 37.1 | 10 |
5 | ❺ | ⑦ | ミトノオー | 牡 | 4 | 58 | 松山弘平 | 1.44.8 | 0.8 | 37.7 | 3 |
ドゥラエレーデが1000m付近から徐々に進出を開始し、ミトノオーに並びかけて行く。単騎で逃がすと強いというミトノオーの実力を、昨年のJDDで跨った武豊騎手自身が一番知っていたからだろうか。番手マークになるとドゥラエレーデは強く、しっかりミトノオーを競り落とした。
参考レース④ 2023 チャンピオンズC(G1)
月 | 日 | 場名 | レース名 | グレード | コース | 距離 | 天候 | 馬場 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
12 | 3 | 中京 | チャンピオンズC | G1 | ダート | 1800 | 晴 | 良 | |||
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性別 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
1 | ❽ | ⑮ | レモンポップ | 牡 | 5 | 58 | 坂井瑠星 | 1.50.6 | 37.3 | 1 | |
2 | ❹ | ⑦ | ウィルソンテソーロ | 牡 | 4 | 58 | 原優介 | 1.50.8 | 0.2 | 36.6 | 12 |
3 | ❸ | ⑤ | ドゥラエレーデ | 牡 | 3 | 57 | B.ムルザバエフ | 1.50.9 | 0.3 | 37.5 | 9 |
6 | ❻ | ⑪ | ハギノアレグリアス | 牡 | 6 | 58 | 岩田望来 | 1.51.4 | 0.8 | 37.6 | 5 |
9 | ❺ | ⑧ | アーテルアストレア | 牝 | 4 | 56 | 横山武史 | 1.51.6 | 1 | 37.3 | 3 |
10 | ❼ | ⑫ | セラフィックコール | 牡 | 3 | 57 | M.デムーロ | 1.51.9 | 1.3 | 37.7 | 2 |
11 | ❺ | ⑨ | クラウンプライド | 牡 | 4 | 58 | 川田将雅 | 1.52.0 | 1.4 | 38.4 | 3 |
13 | ❹ | ⑥ | グロリアムンディ | 牡 | 5 | 58 | C.ルメール | 1.52.1 | 1.5 | 38.3 | 8 |
まず第一に注目したいのはラップタイム。スタートから600mの1コーナーで11.0秒から12.9秒に落とし、そこから12秒台を継続。最後の400m地点で12.6秒から12.1秒にギアを上げている。
ここ10年での逃げた馬は1000m以降徐々にラップタイムが上がり、後ろの加速に脚が上がって捕まるというケースが多いが、レモンポップは800m→600mで12.4→12.6とむしろペースダウンしている。この走りなら最後まで末が持つと言わんばかりにふた息目をここで入れていたのだ。
しかもこのペースで良馬場開催のD1800では年内一番の時計を叩き出すのだから相当な実力がある。とはいえ、昨年はSペース。同型も多く予想される今年はそう簡単に行かないだろう。
参考レース⑤ JBCクラシック(Jpn1)
月 | 日 | 場名 | レース名 | グレード | コース | 距離 | 天候 | 馬場 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 4 | 佐賀 | JBCクラシック | Jpn1 | ダート | 2000 | 晴 | 良 | |||
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性別 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
1 | ❽ | ⑩ | ウィルソンテソーロ | 牡 | 5 | 57 | 川田将雅 | 2.08.0 | 36.1 | 1 |
ウィリアムバローズが日本テレビ盃同様マイペースで逃げていく中、ウィルソンテソーロが内から速めに仕掛け捲って先頭に立つと、そのまま押し切り優勝。川田将雅騎手の地元、佐賀競馬場での凱旋勝利を飾って見せた。
ウィリアムバローズの怖さを日本テレビ盃で身をもって知っていたからこその大胆な捲り勝ちで、川田将雅という男のうまさも目立つレースだった。
ただ、今年のフェブラリーステークスのようにHペースになると脆さがあるのも事実。中団馬群あたりから進めるのがベストない気もするが、気になるのはJBCクラシック組の相性の悪さ。
今年は佐賀2000mというリンクしづらい条件ということも相まって、大回り、坂有の中京コースで昨年のような激走が見られるかどうか。
チャンピオンズC2024予想の最終見解・印
〇 ⑩ アーテルアストレア
▲ ④ ペプチドナイル
△ ② レモンポップ
△ ⑦ セラフィックコール
△ ⑧ ウィルソンテソーロ
☆ ⑥ ドゥラエレーデ
いつも厳選地方重賞馬をご覧いただいてる皆様、ありがとうございます。今回は特別編ということで中央G1、ダートグレード競走のチャンピオンズCを予想させてもらうことになりました。地方重賞ばかり予想している目がどこまで通用するかはわかりませんが、主戦場のダートG1となれば当てたいものです。お手柔らかにお願いします。
さて、ここは⑫サンライズジパングが本命。恐らく上記の印を見て「え、②レモンポップが本命じゃないの!?」と思う方がほとんどだと思います。
私も正直、今のレモンポップにまともにやり合って勝てるのは未対戦のフォーエバーヤングかウシュバテソーロ位のものではないかと思うのですが、レモンポップはこのレースを最後に引退が決まっておりその願いはかないません。しかも逃げ馬にとっては絶好の最内枠を引き、1枠の勝利がないとはいえ昨年データブレイクをやってのけたこの馬なら最早そんな不利データなど関係ないように思います。
ただ、「まともにやり合って」この辺がミソです。競馬である以上、いつも直線コースで競馬する(新潟千直は違いますよ!)わけでもないですし、全馬がまともに競馬をできる保証もありません。他陣営とて、レモンポップにダート界を制圧されたまま勝ち逃げされるわけにはいかないでしょう。そしてこのレース、レモンポップは簡単に好走できないと踏みました。その理由が「展開」です。
レモンポップの内に入ったクラウンプライドはコリアCを逃げ切り。ライトウォーリアに先んじて逃げ、ウィルソンテソーロの追撃を振り切っています。となればここも前に行きたいはず。レモンポップに内から競りかけて鈴をつけに行くには絶好番でしょう。
これに加えてミトノオーにペプチドナイル、ドゥラエレーデといった逃げたい、または番手で彼をピッタリマークしたい馬も多数います。前走で負けたペプチドナイル陣営が同じ轍を踏むとも思えません。となれば昨年のようなあっさり逃げてそのまま、といった展開にはほぼならないでしょう。
これで上がり目が出てくるのが後方待機、もしくは捲るタイプの馬達。⑫サンライズジパングは不来方賞、JDC、みやこSと好位ないし中団から捲って勝ち切る強い競馬で駒を進めてきました。今年は11/30、12/1と日を跨ぐことにより斤量も例年より2キロ少ない状態で出走できるのも強み。何より今年の3歳世代は強く、その力を証明するにはうってつけの舞台なのも間違いありません。ここで勝って世代交代を決めてもらいましょう。
対抗には⑩アーテルアストレアを。相棒復活で俄然燃える菱田騎手が手綱を取りますが、今年に入って昨年以上に末脚が安定するようになりました。中京も名鉄杯で36秒台の切れ味を見せており得意条件。前残りだった昨年の惨敗は度外視でよく、牝馬ダート世代も強いということを見せつけたいところ。ペースが速まれば十分圏内です。
▲に④ペプチドナイル。ハイペースで勝ち切っているフェブラリーステークスを考えれば、レモンポップよりこちらの方が粘れそうです。春秋ダート制覇というシナリオも。
△2頭にクリスチャン・デムーロ騎手を配し、前年不発の雪辱に燃える⑦セラフィックコール、JBCを勝ってここに臨んでくる⑧ウィルソンテソーロ。②レモンポップは前述の理由でここ。☆に⑥ドゥラエレーデで締めます。