かつては夏のダート中距離重賞として北海道・旭川名物だったブリーダーズゴールドC。
2014年に形を変え、牝馬限定の中距離戦となったこの競走。2021年にはマルシュロレーヌ
がここをステップにBCディスタフを制覇しました。
ブリーダーズゴールドカップ2024の基本情報
開催日時 | 2024年8月27日(火) |
グレード | Jpn3 3歳上牝馬限定 |
開催競馬場 | 門別競馬場 11R 20:00発走予定 |
コース | ダート2,000m |
コース解説
スタートは外回りコースの奥、直線470mをいっぱいに使って1コーナーへと飛び込んでいきます。
スピード、スタミナ双方を持つ真の強さが求められます。
出走表
印 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 所属地区 | 調教師 | 前走 | 当該距離 | 当該距離+競馬場 | 寸評 | 短評 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
△ | 1 | 1 | シダー | 牝5 | 55 | 富田暁 | 栗東 | 本田優 | 札幌 ポプラS(3勝)D1700 1着 | 初出走 | 初出走 | 昇級初戦 | 昇級初戦でいきなりの重賞挑戦。馬体を絞った前走で復活したが果たしてここは。 |
2 | 2 | エナハツホ | 牝5 | 55 | 藤懸貴志 | 栗東 | 吉田直弘 | 東京 ブリリアントS(L)D2100 15着 | 0-0-0-1 | 初出走 | 近走不振 | 3連勝でOP入りを決めてからは凡走を連発。重馬場でもこなせるだけに馬場が渋れば。 | |
3 | 3 | スギノプリンセス | 牝4 | 55 | 服部茂史 | 北海道 | 田中正二 | 門別 登別地獄祭り特別(A1A2)D1800 2着 | 0-0-1-0 | 初出走 | 復調気味 | 前走2着、昨年のロジータ記念はメイドイットマムの2着。タイム的にはノースクイーンCと遜色なし。 | |
▲ | 4 | 4 | サーマルソアリング | 牝4 | 55 | 北村友一 | 栗東 | 藤原英昭 | 園田 兵庫女王盃(Jpn3)D1870 3着 | 初出走 | 初出走 | 真価問う | OP入り後は善戦が続く。ソラを使う面も若干あり接戦に弱い印象。ここで好走できるか。 |
5 | 5 | ウワサノシブコ | 牝6 | 55 | 松井伸也 | 北海道 | 佐久間雅貴 | 門別 登別地獄祭り特別(A1A2)D1800 9着 | 1-0-2-2 | 初出走 | 厳しいか | 門別ではほぼいいところがない。ここも掲示板で御の字か。 | |
5 | 6 | ポルラノーチェ | 牝3 | 52 | 落合玄太 | 北海道 | 田中淳司 | 門別 ノースクイーンC(H3)D1800 4着 | 初出走 | 初出走 | 平行線か | 状態的には悪くなさそうだが中央では未勝利だった。急激にレベルの上がるここだと。 | |
6 | 7 | メイドイットマム | 牝4 | 55 | 桑村真明 | 北海道 | 川島雅人 | 門別 ノースクイーンC(H3)D1800 3着 | 0-1-0-0 | 初出走 | 狙えない | クイーン賞では勝ち馬から3秒弱、4着ライオットガールから1.4。この差が縮められるかは… | |
〇 | 6 | 8 | デリカダ | 牝5 | 55 | 三浦皇成 | 栗東 | 吉田直弘 | 京都 平城京S(OP)D1800 11着 | 初出走 | 初出走 | 復活期す | 前々走は出遅れ、前走は先行してHペースの中後退した先行勢には先着。徐々に実戦勘が戻ってきているなら。 |
☆ | 7 | 9 | ドライゼ | 牝5 | 55 | 石川倭 | 小林 | 真島大輔 | 川崎 スパーキングレディC(Jpn3)D1600 7着 | 初出走 | 初出走 | 2戦目で | 明らかに太かった前走は度外視。叩いたここは当日の馬体重次第で狙っても。 |
7 | 10 | サンオークレア | 牝5 | 55 | 吉村智洋 | 北海道 | 五十嵐冬樹 | 北海道 ノースクイーンC(H3)D1800 2着 | 6-2-1-1 | 初出走 | 評価微妙 | 道営の大将格ではあるがラブラブパイロに前走で敗退。ラブラブパイロは交流重賞で見せ場なしとなると… | |
◎ | 8 | 11 | オーサムリザルト | 牝4 | 57 | 武豊 | 栗東 | 池江泰寿 | 川崎 エンプレス杯(Jpn2)D2100 1着 | 初出走 | 初出走 | 砂の女王 | BCディスタフステップのマルシュロレーヌローテ。アメリカの頂上を目指すなら負けられない。 |
8 | 12 | サウスヴィル | 牝3 | 52 | 宮内勇樹 | 北海道 | 柳澤好美 | 金沢 読売レディス杯(金沢重賞)D1500 8着 | 初出走 | 初出走 | 気性難し | 2走前の気性難露呈、前走の敗戦ではさすがに厳しい。 |
BCディスタフを狙うオーサムリザルトが参戦。エンプレス杯も制しており盤石に思えたこの競走ですが、サーマルソアリングやデリカダなどの強豪も参戦。
道営からもノースクイーンCの上位馬が参戦し、1強に待ったをかけます。
ブリーダーズゴールドカップ2024 予想 過去傾向
※2014年~2023年の統計データ
人気傾向
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 2-3-2-0 | 25% | 62% | 100% |
2 | 3-1-1-3 | 37% | 50% | 62% |
3 | 2-1-2-3 | 25% | 37% | 62% |
4 | 0-3-2-3 | 0% | 27% | 62% |
5 | 0-0-0-8 | 0% | 0% | 0% |
6人気以下 | 1-0-0-49 | 2% | 2% | 2% |
このレースの特徴として、上位人気がかなり順当に好走します。
特に1番人気の複勝率は100%と圧倒的。簡単に崩れません。
過去5年の配当と傾向
2019年 | 馬番号 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❽⑪ | 2 | 300 | 120 | 330 | 310 | 150 | 740 | 370 | 2,050 |
2着 | ❻⑥ | 1 | 100 | 270 | ||||||
3着 | ❷② | 3 | 140 | 180 |
2020年 | 馬番号 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❶① | 2 | 360 | 120 | 900 | 820 | 260 | 1,730 | 670 | 4,660 |
2着 | ❺⑨ | 4 | 140 | 200 | ||||||
3着 | ❽⑭ | 1 | 120 | 260 |
2021年 | 馬番号 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❺⑤ | 1 | 150 | 100 | 370 | 440 | 190 | 560 | 420 | 1,590 |
2着 | ❶① | 4 | 120 | 180 | ||||||
3着 | ❹④ | 3 | 130 | 260 |
2022年 | 馬番号 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❼⑩ | 3 | 380 | 120 | 510 | 560 | 190 | 1,110 | 270 | 2,140 |
2着 | ❺⑥ | 2 | 110 | 160 | ||||||
3着 | ❷② | 1 | 110 | 150 |
2023年 | 馬番号 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❻⑥ | 2 | 260 | 100 | 発売なし | 260 | 140 | 570 | 320 | 1,200 |
2着 | ❷② | 1 | 100 | 190 | ||||||
3着 | ❶① | 4 | 130 | 240 |
上位人気の順当な好走から見て取れるように配当はかなり平穏です。
こういうレースは儲けるなら絞って買え、が鉄則。
後述しますがこの要因はJRA勢の好走にあります。
枠傾向
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 1-1-2-4 | 12% | 25% | 50% |
2 | 0-1-2-7 | 0% | 10% | 30% |
3 | 0-0-1-9 | 0% | 0% | 10% |
4 | 0-1-2-7 | 0% | 10% | 30% |
5 | 1-4-0-6 | 9% | 45% | 45% |
6 | 2-1-0-9 | 16% | 25% | 25% |
7 | 1-0-0-13 | 7% | 7% | 7% |
8 | 3-0-1-11 | 20% | 20% | 26% |
3,7枠の好走率が低いとはいえ、上位人気の入枠も少ないため参考外でもよし。
枠を気にするより人気を気にした方がいいでしょう。
脚質傾向
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 2-2-1-6 | 18% | 36% | 45% |
先行 | 6-2-4-15 | 21% | 32% | 46% |
差し | 0-2-2-26 | 0% | 9% | 18% |
追込 | 0-0-0-19 | 0% | 0% | 0% |
地方開催時の特徴としては差しの台頭が多いのですが、このレースに限りかなりの前残り傾向になります。理由はJRA勢先行勢がそのまま好走することが多いため。
狙うは中央馬の先行です。
年齢傾向
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
3 | 1-3-3-4 | 9% | 36% | 63% |
4 | 1-1-3-20 | 4% | 8% | 20% |
5 | 4-3-2-28 | 10% | 18% | 24% |
6 | 1-1-0-8 | 10% | 20% | 20% |
7 | 1-0-0-4 | 20% | 20% | 20% |
3歳世代の好走は目立ちますが、これは全て中央馬。
今年は中央からの参戦では該当馬がなく、道営からの参戦に限定されます。
3歳というだけで飛びつかない方が無難でしょう。
ブリーダーズゴールドカップ2024 予想 前哨戦データ傾向
前哨戦のデータから見えてくる傾向を読み解いていきます。
ポイント1 中央勢が圧勝だが、美浦と栗東では?
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|
美浦 | 2-4-5-5 | 12% | 37% | 68% |
栗東 | 8-6-5-13 | 25% | 43% | 59% |
門別 | 0-0-0-61 | 0% | 0% | 0% |
小林 | 0-0-0-2 | 0% | 0% | 0% |
10年間で北海道、小林所属を合わせては【0-0-0-63】と3着以内すらなし。地方馬全体でも馬券圏内はありません。
素直に中央馬を軸で買った方がよいでしょう。
ただ、中央馬でもOP好走クラスの実績は欲しいところ。特に大敗続きの馬はOP好走の戦績がないと基本的に掲示板ギリギリレベルです。
・エナハツホ(OP最高6着)
※例外だが対象:ドライゼ(中央OP入り後転厩。地方馬限定レースに出走なしのため)
ポイント2 3勝クラス(旧1600万下)勝ち上がりの馬は狙えるのか!?
前走着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
G3 | 5-6-3-7 | 23% | 52% | 66% |
G2 | 1-2-2-1 | 16% | 50% | 80% |
3勝クラス | 0-0-1-2 | 0% | 0% | 33% |
リステッド | 2-1-0-1 | 50% | 75% | 75% |
この条件を勝ち上がった馬の成績は【0-0-1-3】であまり相性がいいようには見えませんが、着外のうち掲示板外がわずか1回で残り2回は全て4着。基本的に好走はしますが、相手関係がまあまあのメンバーの場合は好走につながるといった場合がほとんどで、昨年3着したカラフルキューブは今回出走しているシダーを前走で下しています。
同じ条件から臨むシダーが下したフォーチュンテラーは次走で6着、ビキニボーイも惨敗とあまり高いレベルには見えない印象。果たして当馬はどうか。疑いよりでもいいかもしれません。
・シダー
参考レース① ノースクイーンC
※赤文字は該当レース優勝馬で当レース出走無し
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❸ | ③ | ラブラブパイロ | 牝5 | 56 | 西啓太 | 1.56.4 | – | 39.3 | 3 |
2 | ❽ | ⑫ | サンオークレア | 牝5 | 56 | 石川倭 | 1.56.8 | 0.4 | 39.5 | 1 |
3 | ❶ | ① | メイドイットマム | 牝4 | 56 | 桑村真明 | 1.57.0 | 0.6 | 39.7 | 4 |
4 | ❼ | ⑨ | ポルラノーチェ | 牝3 | 54 | 落合玄太 | 1.57.0 | 0.6 | 39.5 | 2 |
10 | ❼ | ⑩ | ウワサノシブコ | 牝6 | 56 | 岩橋勇二 | 1.58.3 | 1.9 | 41 | 8 |
ヴィヴィアンエイトとカーロデスティーノが引っ張ったことにより速い流れ。
3角前でさらにピッチが上がりカーロデスティーノはあえなく後退。ヴィヴィアンエイトも一瞬抵抗の姿勢を見せたが脚が残っていなかった。その流れの中先行し内から食い下がったメイドイットマムの実力は評価すべき。サンオークレアとポルラノーチェの着順は仕掛けたタイミングにより逆になったか。メイドイットマムとも力量差はそれほどないように思える。
参考レース② エンプレス杯(Jpn2)
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❼ | ⑩ | オーサムリザルト | 牝4 | 55 | 武豊 | 2.14.5 | – | 39.3 | 1 |
ここで初めて逃げの手に出たオーサムリザルトだが、12秒後半から13秒前半の緩やかなラップを刻んでマイペース。アイコンテーラーが並びかけてきた3角で2秒近くピッチを上げて抜かせず振り切ると、川崎記念同様怒涛の勢いで詰め寄るグランブリッジも余裕綽々の走りで封じ込めて重賞初制覇を飾った。最後はやや流し気味で終わっており、着差以上の強さを感じられた。
参考レース③ ポプラS(3勝)
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❽ | ⑩ | シダー | 牡5 | 56 | 角田大河 | 1.43.0 | 35.8 | 4 |
近2走は不振だったが、前走は休み明けで明らかな太目残り。このレース自体前年2着していたようにこのコースは得意。上り最速で押し切った。
ただ、それでも最後詰められていたことは少し懸念した方がいいかもしれない。
参考レース④ ツキミソウ特別
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❽ | ⑪ | サウスヴィル | 牝3 | 55 | 宮内勇樹 | 1.51.6 | – | 39.7 | 2 |
多頭数のレースだったものの、すんなりと好位につけ抜け出しを図る格好。
だが400~100m辺りまではソラを使って全く集中できていなかった。
軌道に戻すべく宮内勇樹騎手が何度も手綱を引き鞭も入れ、やっと前を向いた100m地点からはみるみるうちに差を広げ完勝。着差以上の強さを見せると同時に操縦性の難しさを露呈した。
参考レース④ 登別地獄祭り特別(A1A2)
※赤文字は該当レース優勝馬で当レース出走無し
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❻ | ⑥ | クルードラゴン | セ5 | 55 | 宮崎光行 | 1.56.4 | – | 39.8 | 3 |
2 | ❽ | ⑪ | スギノプリンセス | 牝4 | 53 | 落合玄太 | 1,56,4 | 0 | 39.9 | 6 |
9 | ❷ | ② | ウワサノシブコ | 牝6 | 55 | 松井伸也 | 2.02.0 | 3.6 | 43.9 | 8 |
1800mの走破時計が1.56.4。これはノースクイーンCと同タイムの時計。
スギノプリンセスは元々南関OPも勝利しており、実力自体は優にあった。勝ち馬とは道中溜めた分の差であり、復調してきたとみていいだろう。メイドイットマムとの差がどこまで埋まるか。
参考レース④ 総武S(OP)
※赤文字は該当レース優勝馬で当レース出走無し
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❹ | ⑦ | ゴールドハイアー | 牡6 | 57 | R.キング | 1.51.6 | – | 37 | 6 |
2 | ❽ | ⑭ | サーマルソアリング | 牝4 | 55 | 西村淳也 | 1.51.7 | 0.1 | 37.4 | 1 |
6 | ❷ | ② | デリカダ | 牝5 | 55 | 三浦皇成 | 1.52.4 | 0.8 | 37.3 | 3 |
ダート転向後4連勝を狙っていたサーマルソアリングが2着。4角で何度か接触したことに加え、ソラも若干使っており実力を十二分に出せたとは言えない。勝ち馬に道中から直後につけられ、常に目標にされていたことも影響したか。
デリカダはスタートで躓き出遅れ。しかし着順自体は上げており、復帰2戦目で変わり身は見せている。ここからさらに絞れればもう少し上向きそうだが。
ブリーダーズゴールドカップ2024予想の最終見解
先日、札幌競馬場で行われたワールドオールスタージョッキーシリーズは武豊騎手がJRA選抜の中では再先着となる2位を獲得。3戦目では9番人気のティアップリオンを勝利に導き、「生きる伝説ここにあり」を見せてくれました。そればかりかメインのキーンランドCでもオオバンブルマイを3着に持ってきたのですからさすがとしか言いようがありません。そんなレジェンドが見せてくれる競馬に、今後も期待は高まるばかりです。(その3戦目はWIN5の対象1レース目で、2着の横山典弘騎手を対象馬番に設定していたため1レース目で終了でしたが、もしあのまま継続していたら最終の新潟2歳Sを外して終わることになっていたのでむしろここで終わってくれていてよかったのかもしれません。新潟2歳の対象馬は2着のコートアリシアンですから、もし最後まで残っていたら確実に吐いていました。笑)
ここもレジェンド跨る⑪オーサムリザルトが自信の本命です。前走のエンプレス杯、緩いペースとはいえ戦うことになるメンバーは決して弱くなく、事実3コーナーでアイコンテーラーに詰め寄られたときは「ヤバイかも…」と思いました。が、そこから全く逃げ足が鈍ることなく突き放したばかりか、第二の矢となったグランブリッジすら跳ねのけての勝利。着差以上の強さを見せたのは間違いなく、このまま無敗でアメリカに行く夢を本当に見せてくれそうです。3年前、マルシュロレーヌが辿った蹄跡を、彼女も辿ることになるでしょう。
〇には復調気配といっていい⑧デリカダを。3歳時に牝馬ながら伏竜Sでノットゥルノを下した時には相当なものになると思っていましたが、その後屈腱炎で長期休養。2年の時を経て戻ってきてからは好走できていませんが、馬体重の増加、ゲートで出遅れ、超ハイペースで先行と凡走の要因ははっきりしています。そろそろ本来の実力を出し切ってくれてもいいところ。ここで復活し賞金も積み重ねたいところでしょう。
▲にはおなじく注目を集めそうな④サーマルソアリングを。以下①シダー、⑨ドライゼで。
買目は⑪オーサムリザルト1着固定の3連単と、⑧デリカダからの1頭軸連複で。
〇 ⑧ デリカダ
▲ ④ サーマルソアリング
△ ① シダー
☆ ⑨ ドライゼ
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