4月12日(土)、中山競馬場でG2ニュージーランドトロフィーが行われます。
先々週の毎日杯、先週のチャーチルダウンズカップと続く、NHKマイルカップへの前哨戦路線のひとつです。
フルゲート18頭に対して登録15頭となり、全馬が出走可能。例年、強力メンバーが分散されるため、構図もわかりやすくなるのが特徴です。
まさに本番NHKマイルカップを睨む大切な一戦。昨年の朝日杯FS勝ち馬アドマイヤズームがここを始動戦に選んだことで、毎日杯やチャーチルダウンズCとは違った顔ぶれがそろいました。
ニュージーランドトロフィーの概要
開催日時 | 2025年4月12日(土) |
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グレード | G2 |
開催競馬場 | 中山競馬場 |
コース | 芝1600m |
性齢 | 3歳オープン |
本番NHKマイルカップへのトライアルレースで、3着までに入ると優先出走権を獲得。
牡馬は57キロ、牝馬は55キロの馬齢戦となります。
ニュージーランドトロフィーの賞金
着順 | 賞金 |
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1着 | 5400万円 |
2着 | 2200万円 |
3着 | 1400万円 |
G2戦だけに賞金面でも大きな魅力があり、NHKマイルカップへの切符をかけて熱い戦いが繰り広げられます。
中山1600mのコース情報
アップダウンの激しいレイアウト
中山競馬場芝1600m(内回り)は、高低差5.3mという国内屈指のアップダウンを誇り、スタート地点は1コーナー横のポケット。坂の頂上付近から始まり、序盤から下り坂が続くためペースが上がりやすいのが特徴です。
外枠不利が顕著
1コーナーまで約240mしかなく、2コーナー付近のカーブがかなりタイト。多頭数の外枠を引いた馬は外を回らされて距離損が大きく、不利になりがちです。
最後は中山名物の急坂
下り坂から一転、ラスト310mの直線には高低差2.2mの急坂が待ち受けています。早めに脚を使うと坂で止まってしまうため、スタミナやパワー、ペース配分が重要となります。
ニュージーランドトロフィーの出走馬・分析
以下は登録15頭(すべて出走可能)の注目馬をピックアップしていきます。
アタラシイカドデニ(牡)
4戦1勝。未勝利の身ながら1勝クラスへの出走を重ね、ようやく1勝級を突破しての参戦。同じ中山1600mでレースを積んできた点はプラスで、ここでも展開次第では善戦可能か。
アドマイヤズーム(牡)
3戦2勝。朝日杯FSを完勝した実績馬。クロワデュノールの存在があるため世代最強ではないが、このクラスでは能力抜けた印象。初の中山や輸送が課題も、斤量57キロの馬齢戦で他馬と同斤なのは有利。
イミグラントソング(牡)
4戦1勝。ひいらぎ賞2着が光り、前走1勝クラスを取りこぼし気味の2着。1分32秒5という持ち時計が魅力で、波乱を演出するならこの馬か。
コートアリシアン(牝55キロ)
4戦1勝。桜花賞登録なしでこちらへ回った。新潟2歳S、阪神JF、クイーンCなどハイレベル戦の経験値は大きいが、中山マイルが合うかは未知数。
ジェットマグナム(牡)
6戦2勝。芙蓉S勝ち後はクラシック路線で結果出せず。新味を求めてマイルへシフト。先行力を活かしてどこまで粘れるか注目。
シュバルツマサムネ(牡)
6戦1勝。未勝利突破後は上積みに乏しく、現状足りない印象。格上挑戦の形となり、苦戦必至か。
ストレイトトーカー(牡)
3戦2勝。クロッカスS4着後、1勝クラスのマイル戦を勝利。マイル適性は高いが、重賞でどこまで戦えるか。
チョングク(牡)
12戦1勝。連闘になる可能性があり、ローテ面で上積みは見込みづらい。過密日程が響きそう。
プリティディーヴァ(牝55キロ)
3戦2勝。クロッカスS3着は骨折明けの半年ぶりだった。素質は高く、流れひとつで好走も十分あり得る。
ベイビーキッス(牝55キロ)
8戦2勝。1200mを中心に使われ連勝中だが、距離延長でどうか。テンのスピードはあるので逃げる形が理想か。
ミストレス(牝55キロ)
5戦1勝。桜花賞にも登録があり、もしこちらに回れば逃げ候補として展開を左右しそう。ローテが厳しい面は否定できない。
ミーントゥビー(牝55キロ)
6戦2勝。アネモネSの出遅れ7着で桜花賞への道が絶たれた。阪神JFで7着ながら末脚は評価でき、巻き返しに期待。
ムイ(牝55キロ)
2戦2勝。1200m→1400mを連勝し、ここで初マイル。前走のラップ秀逸で、さらに伸びしろある素材。桜花賞にも登録あり。
ルナルーチェット(牝55キロ)
3戦1勝。前走未勝利戦を1秒2差で圧勝。ただ、逃げる形が理想で、このメンバー相手に同じ展開へ持ち込めるか疑問。
ルージュラナキア(牝55キロ)
3戦2勝。関東馬で、桜花賞にも登録済。フィリーズレビュー1番人気8着は包まれて出し切れなかったか。1400mを主体に使われたが、マイル実績は未知数。
過去10年の分析と傾向
重賞実績
連対馬20頭中14頭が重賞出走歴あり、うち13頭が重賞5着以内。一方、この6年を見ると優勝馬6頭中4頭が重賞初挑戦の馬。近年は「ムダ撃ちを避ける」ローテが増えているのも原因か。
キャリアは3~6戦が理想
例外もあるものの、3~6戦での臨戦が好成績。6着以下の凡走歴がある馬でも巻き返す例は多く、敗戦経験はそこまでマイナスになりにくいレースともいえる。
ステップに傾向なし
ファルコンS組が最多連対(3連対)とはいえ、突出したステップは見られない。1勝クラスからの挑戦でも十分好走可能。
1番人気は4連対
近年、1番人気の成績はそこまで良くないが、他の上位人気馬が結果を補完する形。馬単万馬券は2回(2016,2017年)だけで、波乱もそこまで多くない印象。
ニュージーランドトロフィーの予想と買い目
昨年の朝日杯FSを勝ったアドマイヤズームが明らかに能力上位。斤量差もなく逆らう理由が見当たりません。軸として1着固定が妥当でしょう。相手はコートアリシアン、プリティディーヴァ、イミグラントソングあたりを重視。
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中央予想 | 券種 | 的中金額 |
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4月6日中山8R | 3連単6点×800円 | 的中2,005,120円 |
4月6日中山9R | 3連単16点×300円 | 的中1,221,570円 |
4月6日中山10R | 3連単12点×400円 | 的中1,113,600円 |
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