ジャパンダートクラシック(旧名:ジャパンダートダービー)の優先出走権をかけた一戦!
外国馬、地方馬が入り乱れる注目のレースです。
今年の秋季ダート路線を占う意味でも重要な一戦となるので、細かく見ていきましょう。
レパードステークス(G3)2024概要
開催日時 | 2024年8月4日(日)15時45分発走予定 |
グレード | G3 |
開催競馬場 | 新潟競馬場 7R |
コース | ダ1,800m |
性齢 | 3歳 オープン |
1着賞金 | 3,700万円 |
レパードステークス(G3)2024のポイント
今年から地方も含めたダート路線が整備されたことで、このレパードSの意味合いも変ってきています。
つまりは、ダート三冠路線に組み込まれ、10月に行われるジャパンダートクラシックの前哨戦として行われます。
とはいえ、
2着1500万円
3着 930万円
ソニックスターやブルーサンでも本賞金は1900万円ですから、ましてやそれ以外の面々にとっては3900万円も手に入るのならば、万々歳であって、その後のG1を云々するには無理があり、〝まずはここに全力投球”となるのは必然なわけです。
また、負担重量は馬齢重量ですので、
牡馬57キロ、今年はセン馬、牝馬の出走はありません。
新潟ダ1,800mの特徴
最後の直線に入ったところからのスタートで、1コーナーまでの直線距離は389mです。
前半は速めに流れる傾向ですが、コーナー角度がキツイことで、道中のペースは落ち着きやすいというか落ち着くことが殆ど。
また、平坦コースでもあるため、道中うまく息を入れた先行馬がもうひと踏ん張りして前残りとなるケースが多い。
コーナーのキツさのため、1200戦と同じく、外々を回らされる馬や、後方待機馬には不利となります。
少々ペースが速くなっても好位のポジションを取り切るのが得策。
他のコースでオーバーペースに巻き込まれてしまった逃げ・先行馬の反撃には注意。
伏兵の粘り込みもしばしば見られるが、3歳の重賞レパードSを含むオープンのレースは人気どころがシッカリと人気に応えており、力勝負となりやすいです。
これらのことを踏まえた上で、1頭ずつ見ていきましょう。
レパードステークス(G3)2024の登録馬
ソニックスター
4戦3勝、大敗は2戦目のカトレア賞だけ。
これはキャリアの差がもろに出てしまった感じで、その後の連勝の内容を考えれば、ぎゃあーすか言うべきではない。
≪暑さを考慮し目一杯ではないが、今週で走れる態勢に≫
ノットナイフ
2勝してからが3連敗。
福竜S → ユニコーンS → 鳳雛S への連戦なため仕方のないところだが、3戦いずれもが大敗。
≪追走に余裕がないことがその要因で、今回の一変は…≫
ハビレ
7戦2勝。
ヒヤシンスS3着、京浜盃3着、羽田盃4着、東京ダービー5着とそれぞれに着差は大きいものの相応に駆けている。
≪距離も相手関係にも不安が大きい≫
バロンドール
2勝目を挙げた後は強い相手と3戦する。
人気にも推されているし、それなりに走ってもいるが、着順はイマイチが続く。
≪距離の1800はプラス≫
ハーバーライト
2勝した後に、福竜S、ユニコーンSと転戦。
福竜Sは不利もあった雑なレース。
上位との差はいかんともしがたいが、相応の能力はある。
ピュアキアン
2勝級を勝ったことでユニコーンSに。
果敢な挑戦ではあったが、さすがに無理があった。
≪ハナを切れればもっとやれる≫
ブシン
大敗から接戦を制し、また大敗。
≪ここでどうこうできるだけの力量がありません≫
ブルーサン
逃げることで成績が安定し、今回も、「逃げたい」
スンナリと逃げれることが好走の条件となり、そうなれば
≪実力が黙っていません≫
ミッキークレスト
ここ2走が左手前のまま。
それでも鳳雛Sを3着、1勝級を快勝なのですから、左回りの今走は明らかにプラスで、パフォーマンスレベルがあ計算できる。
≪単勝まで買い得る実力馬≫
ミッキーファイト
2戦2勝のあと、ユニコーンSで3着。
これはキャリアの差もあったし、強いと思われたことで他馬からのマークが厳しかったから。
ブルーサンに5馬身の差をつけた2戦目は圧巻の一語で、
≪力は明らかに足りている≫
メイショウフウドウ
小倉で2勝目をアタマ差で勝ってきた馬。
未勝利を勝ち上がるのに時間もかかったし、一線級との対戦は今回が初めてと超えるべきはハードルが高い。
ロジアデレート
堅実で大敗のない馬ですが、「力試し」というのが正直なところ。
大望は酷で、仮に5着ならば頑張ったと言えましょう。
レパードステークスの傾向
2009年に創設された3歳ダート重賞です。
今年から新たに整備された3歳ダート三冠路線の最終戦である、JDクラシックのトライアルに指定されています。
三冠路線のなかで、新たな役割を担ったことがレースに影響を及ぼす可能性もありますが、とりあえず、ここではこの10年から探りたいと思います。
重賞初挑戦でも通用している
以前からも重賞や、OPの経験を問われないレースでしたが、近年はその傾向が特に強まっています。
最近5年に限りますと、連対馬10頭中7頭までが重賞初挑戦でした。
うち、4頭はOPへの出走経験も初めてだった馬だったことは留意しなければなりません。
重賞・OPよりも条件組
ステップでは、JDダービー組が5連対、ユニコーンS組が4連対。
ただし、ダート三冠路線の創設で、今年から前者は秋に。
後者は春に日程変更されていますので、近年の傾向通り、条件組に注目すべきでしょう。
まとめ
レパードステークス2024のポイントから出走予定馬の詳細まで解説してきました。
ここまでを踏まえた上で、追い切りをチェックし、各馬の状態、各陣営の本気度を探っていくことで、正解=当たり馬券に近づくわけなので、追い切りの記事を楽しみにお待ちいただきたいと思います。
現時点では、
〇ミッキーファイト
▲ジーサイクロン
△ブルーサン
△ミッキークレスト
△ハビレ
の順番となります。