昔は阪神3歳牝馬ステークスというレース名でしたが、年齢を生まれた年を1歳→0歳と表記が替わったタイミングで、現在の阪神ジュベナイルフィリーズという名称に変更となりました。
なお、阪神ジュベナイルフィリーズとは、ジュベナイル(Juvenile)=英語で「少年」「少女」という意味で、フィリー(Filly)は牝馬、特に4歳までの牝馬のことをいい、この言葉には社交界にデビューする少女(女性)という意味も含まれているらしいです。
もう76回目なんですね。
今回は過去のデータを元に阪神ジュベナイルフィリーズを考察していきます。
阪神ジュベナイルフィリーズの概要
開催日時 | 2024年12月8日(日)15:40発走予定 |
グレード | G1 |
開催競馬場 | 京都競馬場 12R |
コース | 芝1600m |
性齢 | 3歳以上 オープン |
今年の阪神ジュベナイルフィリーズは、京都競馬場の芝1600メートルで行われます。
人気の的はブラウンラチェット
デビューからずっとルメちゃんが手綱をとっているんで、2戦2勝のブラウンラチェット(牝2歳、美浦・手塚貴久厩舎、父キズナ)が断然人気になるでしょうね。
米国G1・ケンタッキーダービーとブリーダーズCクラシックで3着だったフォーエバーヤングの半妹と」、血統の筋も通っており、特に前走のアルテミスSでは、直線の瞬発力勝負を制していますので、普通に考えて、無事ならばオークスまではどこに出ても最有力ではないか。
そんなパフォーマンスでした。
ファンタジーSを勝ったダンツエランも出走か
ファンタジーSを勝ったダンツエラン(牝2歳、栗東・本田優厩舎、父ロードカナロア)はここ2戦が1400メートルだが、マイルの新馬戦を勝っています。
マイルは問題ないでしょうが、1400の方がいい感じもしますので、この馬は桜花賞の前にG2フィリーズレビューに出てくるでしょうね。
札幌2歳Sで鼻差の2着だったアルマヴェローチェ(牝2歳、栗東・上村洋行厩舎、父ハービンジャー)も早くからここを目標に、逆算して仕上げてきました。
初のマイルへの対応がカギになるが、外回りコースなら割り引く必要はなさそうです。
ただ、この馬は時計勝負でどうなのか?という課題がついてまわります。
新潟2歳Sで2着のコートアリシアン(牝2歳、美浦・伊藤大士厩舎、父サートゥルナーリア)も初戦で速い上がりを使って圧勝しており、ブラウンラチェット以外ならば、十分に太刀打ち出来そう。
阪神JF史上初となる外国調教馬が参戦
さらに特筆すべき出来事で、阪神JF史上初となる外国調教馬が参戦します!
4戦3勝のメイデイレディ(牝2歳、米国ジョセフ・リー厩舎、父タピット)はBCジュベナイルフィリーズターフで2着の実力馬なので、ここを狙っての本気の参戦。
この馬も初戦からデットーリ騎手が乗っているし、マイルで1分34秒5の持ち時計ならば、日本のスピード競馬にもそこまで神経質になることはなさそう。
キャリア4戦、そのいずれもがハイレベルな走りをしていることからも、格は十分です!
阪神ジュベナイルフィリーズの賞金
着順 | 賞金 |
---|---|
1着 | 6500万円 |
2着 | 1600万円 |
3着 | 650万円 |
G1ですので当たり前の話ですが、2歳牝馬のレースの中でこのレースがもっとも賞金が高いです。
とはいえ、桜花賞は1億4000万円とここの倍以上の優勝賞金ですし、オークスになると1億5000万円になりますので、ここを負けて良いとは言いませんが、
『桜花賞までにどういうレースを使って、課題をクリアしつつ、賞金を加算しローテーションをラクにさせる』
関係者からすれば、そういうレースであり、ここを勝ったは良いが、故障してしまったでは本末転倒のレースだということを覚えていてください。
《そうです》
現状の力でラクに勝ち切れるのが最良であり、ここを勝つために一生懸命に仕上げてくるようではダメなんですね。
また、このレースは馬齢重量で行われますので、全馬が55キロでの出走となります。
阪神ジュベナイルフィリーズの会場・コース解説
マイルチャンピオンシップや、京都金杯、シンザン記念などが行われるコースで、向正面直線を2コーナー側に延長したポケットからスタートします。
3コーナーまでの直線距離は(Aコース時)712mもあって、まるで新潟の直線競馬のように出たなりで横広の状態のまま先行争いになります。
よってテンからペースは速くなりがち。さらには、中盤で緩むことも少ない。
向正面から徐々に坂を上っていくような形状で3コーナーで頂上に達し、4コーナーにかけて下ります、いわゆる淀の坂ですね。
淡々とした流れになりやすく、脚をタメることが出来るかどうかがポイントとなります。
かつては先行~差しが主格を担っていたが、近年は逃げ馬の活躍も増えている。
長い向正面と直線に近い3~4コーナー、400mほどの最後の直線。
実力馬がスピードに乗って好走しやすい舞台なので、実力のある人気馬は信頼度が高い。
穴を狙うなら、スローになった時の前残りか、近走で差し届かずにいたような馬を狙いたいところですね。
【◎】例年の阪神とは違って、いくら馬場が荒れてきているとはいっても、大外一気みたいなレースで勝つのはちょっと難しい感じがしますね。
阪神ジュベナイルフィリーズの過去10年の傾向から予想
ここまでのことを念頭に置いた上で、今年はフルゲートの18頭に対して登録馬が25頭もいます。
本賞金400万円の馬が10頭いて、この中から3頭が出走できる見込み。
逆から言えば、7頭が除外される公算です。
アルマヴェローチェ
2戦1勝ですが、札幌2歳Sを2着していることで、本賞金は1000万円なので、確実に出れます。
初戦は逃げ切り、札幌2歳Sは中団からの競馬とセンスの良さを見せています。
この両レースとも、実はテンも上がりも似たような時計だったので、時計的にはこれがこの馬の持ち時計という言い方をしても良いでしょう。
二戦とも稍重と重馬場だったことで、《課題は速い時計の決着》に対応できるか?となります。
カワキタマナレア
3戦2勝ですが、オープン特別を勝っていますので、本賞金が1000万円なので、この馬も確実に出れます。
前走のファンタジーSは1番人気に支持されながらも出遅れて5着。
1200 → 1200 → 1400 ときて、今回が1600ですので、常識的には狙い辛い(=つまりはG1を勝つには、距離延長は甘くないですよということ)。
さらには、3戦全てで出遅れているように、今回も出遅れの懸念が拭えませんが、そうは言っても1200のレースで、出遅れても勝ってきたのですから、脚力はすでに証明しています。
クリノメイ
新馬、サフラン賞と連勝し、2戦2勝。
2戦とも着差がわずかなことで派手さはありませんが、札幌1500で1分29秒7、時計が速かった秋の中山マイルで1分35秒2なので、時計面でも強調できません。
テンションが高い割に、レースに行って我慢できていることはこの馬のレースセンスの高さなのですが、う〜ん、やっぱり、一気に相手が強くなってしまうことが最大の懸念材料。
京都だと栗東の近くなんで、前走時の東京への遠征よりは良いですね。
コートアリシオン
6月8日の新馬戦を勝って → 8月25日の新潟2歳Sを2着なので、本賞金は1000万円ですから、確実に出れます。
どちらのレースも時計は普通ですが、2戦目の新潟2歳Sでは出遅れながらも掛かっていました。
それでも直線は一たん先頭と、能力が高いんだなと感じさせます。
やはり、今回も《課題は折り合い》で、新潟までのい輸送を経験しているとはいえ、京都までの長距離輸送は心配です。
シャルディニヱ
新馬2着 → 未勝利勝ち → アスター賞を勝っての3戦2勝。
アスター賞でマークした1分33秒6は単純な持ち時計では登録馬中2番目。
ですが、秋の中山・芝は異常に時計が速く、このアスター賞は開幕週の初日=土曜日のレースだったので額面通りに受け取ってはいけません。
ただ、最後の1ハロンは11秒2の流れだったのですが、それを余裕を持って差し切っていることは評価できます。
下り坂でスピードに乗れる、京都・外回りは合っている印象で、穴候補の1頭には名前が挙がります。
スリールミニョン
新馬戦とききょうSを勝っている2勝馬です(4戦2勝)。
かだし、勝ったレースは新馬戦が7頭立て、ききょうSが5頭立てと都合の良い流れだったことも事実。
頭数が増えて、メンバーも揃っていた新潟S7着、ファンタジーS6着と相応に走れてるとはいえ、上位とは内容に差がありました。
デビューから4戦とも永島まなみ騎手が乗っており、手があっている感じはします。
ダンツエラン
新馬勝ち → りんどう賞3着 → ファンタジーSを巻き返して1着と3戦2勝。
重賞勝ち馬ですから、本賞金は2000万円で、事実上、オークスまでの出走権を確保できています。
なんといっても、攻め馬駆けする馬なので、パフォーマンスレベルが計算できます。
前にいけるスタートセンスがあるし、無理矢理でも、ブラウンラチェットが凡走すると仮定するならばというか、ブラウンラチェットがいないとするならば、この馬の単勝を買いたですね。
テリオスララ
新馬2着 → 未勝利勝ち → 萩S1着で3戦2勝。
ただ、この馬は8頭立て → 7頭立て → 6頭立てとフルゲートが確実な今回は、『スムーズに前に行けるのか?』=3走のテン3ハロンが37秒3、37秒5、37秒2でしか走っていないため、普通に考えて3秒速くないと前にいけません。
この手のタイプは、前に行けないことがほとんどですし、仮に行けたとしても、いつもの末脚が使えるだろうか?
素質は高いのですが、大敗も覚悟しないといけません。
ビップデイジー
新馬を勝って → 紫菊賞も勝っての2戦2勝。
新馬戦の内容も時計も良いし、黄菊賞では、終い3ハロン11秒4→11秒2→11秒0流れを差して、ゴール前では抑える余裕までありました。
これも素質が高いし、こちらはブラウンラチェットがいても単勝を買っても良いくらい。
ブラウンラチェットの2倍だったら、ビップデイジーの4倍に金額を半分にして買うべきという、いつもの私の主張を具現化出来得る良い馬です。
ブラウンラチェット
1800の新馬戦を危なげなくクリア → メンバーが揃っていたアルテミスSをこれまた危なげなく好時計でまとめて勝っており、ここで断然の人気に推されるのが当然の馬。
もちろん、重賞勝ち馬で本賞金が2000万円ありますから、オークスまで、最適なローテーションを選べます。
例年の勝ち馬と比べてもなんら臆するところはないくらいで、ものすごい大物かもしれません。
ビップデイジー、ダンツエランに気がありますけども、やはり、この馬が勝つ確率が最も高い。
《勝ちに行って勝ち切れる堂々の1番人気馬》で、走ってみないと、日本の芝適性がわからないメイデイレディとは信頼度に大きな差があります。
ミストレス
新馬戦を勝ち → アルテミスSが逃げて2着なので、本賞金は1000万円です。
勝ったのはブラウンラチェットなので仕方がないのですが、この馬も逃げて上がり2ハロンを11秒1ー11秒2でまとめているように、中身の濃いレースをしています。
18頭立ての新馬戦でも17番枠から逃げ切って勝っており、多頭数にも不安がありません。
この馬も、ブラウンラチェットの2倍を買うなら、この馬の8倍を4分の1の金額で買って良い、ブラウンラチェットとのワイド1点で勝負できる、そんな馬だと考えています。
ミーントゥビー
1200の新馬を勝って → 1400のダリア賞が3着 → 1400の平場を勝っての3戦2勝。
初戦こそ出遅れていますが、2戦目、3戦目とも前に行けています。
頭が高いので、マイルへの距離延長が気になるのと、新馬戦こそ13頭立てでしたが、そこからさらに5頭増えることで、揉まれることと、割って出れるのかが懸念材料になります。
メイデイレディ
アメリカからの参戦で4戦3勝。
ある意味でいうと、この馬が一番の注目馬であり、本当の日本適性は走ってみないとわからないのですが、今年のジャパンカップに来てくれた、大物ゴリアットとオーギュストロダンにしてもダメだったことは記憶に新しいところです。
すでに京都に来ていますが、さすがに目立った時計は出していません。
これは私のスタンスですが、結構付くならば買う、そうでなければ他の馬から買って、この馬が強ければ仕方ないと割り切る。
まさにそんな立ち位置です。
モズナナスター
すでに6戦のキャリアを重ねています。
ファンタジーSで2着に入れたことで、本賞金1000万の6戦1勝馬です。
それだけでなく、シンガポール3着、カンナS2着と相手なりに走れている点が魅力。
もちろん、1200を中心に使っていた馬なので、マイルの距離は大いに不安なのですが、速い馬場だったとはいえ、カンナSではテンの3ハロンを33秒9で駆けれており、持つかどうかは別として、前には行けるでしょう。
ランフォーヴァウ
新馬を出遅れて6着に負けたあと、未勝利、ディリー杯2歳Sと連勝し、3戦2勝で本賞金は2300万円です。
福永厩舎の馬で、いきなり福永先生が選んだ馬でG1を勝つんだったら、流石としか言いようがないですね。
テレサ(本賞金400万で抽選対象)が通らなければ松山騎手を予定していますが、鞍上は流動的。
牡馬混合のマイルG2を1番人気で勝ったんですから、人気を集めることは必至なのでしょうが、頼みの川田は香港遠征(=リバティアイランド)と、ちょっと、人の部分でうんがないかな、そう感じます。
リリーフィールド
ダート1000mの新馬戦と6頭立てのもみじSを勝っており、3戦2勝。
ダート馬と決めつけることはないと思いますが、短い距離の方が良いのは確実で、来年はカペラSに出ているかもしれません。
出遅れながらも6着まで押し上げた函館Sの走りも良かったですし、あながちダメだとは言い切れないのですが、やはり、マイルの距離でこのメンバーが相手となるわけですから、なかなか買いづらい。
インで我慢できて、前がキレイに空いてとか、5つほど恵まれないと厳しいのかなと思えます。
【ここまでの15頭は抽選なしに出走できます】
【ここからの10頭は抽選をして、回避馬が出なければ、3頭が出走できます】
イリフィ
4戦1勝。
未勝利を勝ち上がるのに3戦を要し、その後は秋明菊賞2着。
出れればマイルが初めてとなります。
除外の場合は土曜、牝馬限定・中京1400mのつわぶき賞に向かう予定で、現状ではつわぶき賞を使ったほうが馬の将来のためには良いように思えます。
ウォーターガーベラ
3戦1勝で、中京でマイルの新馬2着 → マイルの未勝利を勝ち → 1400のファンタジーSを13着。
この馬も、除外ならばつわぶき賞へ向かう公算。
2戦目の未勝利勝ちがけっこうな好内容だったので、京都でどうかは別として、マイルの距離に不安はありません。
ただ、この馬もつわぶき賞を使ったほうがパフォーマンスレベルが計算できるし、経験値を積めるように思えます。
キョウエイボニータ
4戦1勝で、前走はアルテミスS11着。
ブラウンラチェット、ミストレスから遅れをとり、内容は完全に見劣っており、彼女たちを逆転するのはそうとうにシンドい。
除外の場合は、土曜中山1200m、牡馬混合とはなりますが黒松賞に向かうようですが、念の為、つわぶき賞にも登録をしています。
サンナイアガラ
2戦1勝、新馬戦は重馬場だったとはいえ、2戦目の未勝利勝ち時には、1400mで時計を2秒8詰めています。
そうはいっても、平凡な時計であり、ここに出れて、まさまさかで勝ってしまうのであれば、信じられないくらいのシンデレラガールで、一銭もいりませんね。
この馬も、G1に除外ならば、つわぶき賞に出走するのが本線です。
ジューンエオス
2戦1勝、ダートの1600mで2着(=重馬場とはいえ1分36秒9!)、2戦目のダート1800を逃げて勝っています。
ダートで勝ってきた馬が芝なのですから、当然苦戦にはなりますが、ここがダートのレースだったら穴で期待できる存在だと言って良いでしょう。
ここが除外ならば、京都2000m、牡馬混合のエリカ賞にも登録していますが、日曜中山ダート1800m平場のレースに手堅くが本線です。
ショウナンザナドゥ
3戦1勝でアルテミスS3着なのですから、本賞金400万組の中では唯一と言っていいほどに、抽選に通って欲しいと思わせる馬です。
なにしろ、3番目に強い馬の可能性があるわけですから。
そのアルテミスSは位置取りの差がそのまま着順となった印象で、力で負けた感じはしませんでした。
この馬はここ一本でつわぶき賞にも、黒松賞にも登録しておりませんので、その意気や良し!
ティラトーレ
東京の新馬戦、マイルを1分35秒8で勝ち上がりました。
壁のない2番手でムキになりながらの追走だったのですが、行きたがっていました。
そういう雑なレースながら、スローで逃げた逃げ馬を3馬身突き放して勝っており、常識的には相手が強く、キャリアの浅さを露呈するかもしれませんが、大物感があり、1勝級ならば、すぐにでも勝てるでしょう。
この馬もここ一本で、つわぶき賞にも、黒松賞にも登録していません。
テレサ
京都の新馬戦を1分34秒4で逃げ切っています。1戦1勝。
15頭立ての割には緩い流れでしたけども、逃げ切って1分34秒4は立派な内容でした。
あの内容ならば、時計も短縮できるでしょうから、単純な下地で言えば出てほしいのですが。
そうはいっても、揉まれてどうかとか、逃げれない時にどうなのかとか。逃げれたとしても、いきなりのG1でプレッシャーに耐えれるのか?とか。課題山積なので、本線であるつわぶき賞の方が良いと感じます。
ベルビースタローン
4戦1勝ですが、ファンタジーSの3着馬です。
1600の新馬戦では、まだ馬体が緩かったとはいえ、10着に敗れています。
好内容のレースは1200,1400ですので、やはり距離が課題となりますね。
つわぶき賞、黒松賞ともに登録はありませんが、除外の場合は、日曜京都6レース、ダート1200mが視野に入っています。
ラブアイミー
3戦1勝、7月14日小倉1200m・不良馬場のレースを2・1・1で押し切り勝ち → カンナS7着 → 福島2歳S5着と1200のレースばかりを使っています。
2戦目、3戦目ともに前に行けていないところを見ると、初戦は馬場に恵まれた部分があって、良馬場ではスピード負けしている印象です。
この馬も、除外なら日曜京都6レース、ダート1200mが視野に入っています。
阪神ジュベナイルフィリーズの過去10年の傾向から予想
今年は京都で行われますけども、格という観点では同じですので、過去10年を振り返ります。
マイル以上の距離実績を重視すべき
10年で勝ち馬が10頭いるわけですが、1400m以下のレースに出ていたのは4頭だけ。
その中で1600以上の経験がなかったのは、19年の勝ち馬レシステンシアだけ。
そのレシステンシアは後にも活躍しましたよね。
- 14年ショウナンアデラ
- 18年ダノンファンタジー
- 23年アスコリピチェーノ
この3頭は、いずれもが1600mで勝っていました。
マイルやそれより長い距離に適性をみせているかを重視すべきですね。
着外の経験は大幅な減点が必要
6着以下の成績があったのは、30頭いる1〜3着馬の中で、なんと20年に3着で翌年オークスを勝つことになるユーバーレーベンだけ。
これは意外なデータとも言えますが、4、5着の経験があった馬でも、15年に2着したウインファビラスだけしかいません。
【2歳戦の路線が整備された】ことで、能力を見せて、レールに乗った馬だけが好走できる舞台に変貌したということでしょう。
10月以降に一走以上
新潟2歳S以来とか、札幌2歳S以来というのは本来不利な臨戦。
1〜3着の30頭中、なんと9割になる27頭が10月以降に、そのうちの約半分、13頭は11月以降に一走以上していました。
勝ち馬でいうと、10頭中8頭が中5週以内でした。
2,3着馬でも、20頭中で17頭までもが中8週以内でした。
ただし、中1週は15頭が出走していて、17年に2着したリリーノーブルしか好走できていません。
キャリア4戦以上は割り引くべき
勝利別成績
・1勝馬=73頭が出走し、
【 1 3 4 65 】
・2勝馬=99頭が出走し、
【 8 7 4 80 】
・3勝馬=6頭が出走し、
【 1 0 2 3 】
この10年で4勝以上を挙げて、ここに出てきた馬はいません。
戦数別成績
・キャリア1戦=14頭が出走し、
【 0 1 0 13 】
・キャリア2戦=49頭が出走し、
【 5 3 3 38 】
・キャリア3戦=65頭が出走し、
【 5 5 6 49 】
・キャリア4戦=29頭が出走し、
【 0 1 1 27 】
・キャリア5戦以上=21頭が出走し、
【 0 0 0 21 】
2勝してここが3戦目とか、3戦2勝2着1回でここが4戦目みたいな馬が、やっぱり勝ちやすい、好走しやすいイメージですね。
1戦1勝馬の1〜3着は、22年にリバティアイランドの2着したシンリョクカだけ
このパターンは基本的に厳しいのですけども、初戦が、
1、芝1600m以上
2、1番人気〜5番人気以内の人気
3、上がりがメンバー最速だった
4、ここまで中8週以内の臨戦
これが、買えるかどうかの目安となります。
外枠でも割り引く必要はない
1〜4枠が、
【 5 4 3 68 】
5〜8枠が、
【 5 6 7 80 】
と成績に大差はありません。
キャリアの浅い牝馬同士の一戦ですから、距離損があっても、スムーズに運べる外枠が不利になることはありません。
今年は京都というだけでなく、開催が進んで馬場が傷んできていますので、極端な外はあれですが、外目の枠が良いように思えます。
阪神ジュベナイルフィリーズの予想買い目
今年はアメリカからも、強いお馬さんが来てくれていますし、総体的なメンバー構成もハイレベルだなと感じます。
そういう意味では、上位のどれかから入ることも出来ると思うのですが、それでもやっぱり、ブラウンラチェットが強かろうし、スキもない感じなので、これを◎にしないわけにはいきません。
ブラウンラチェットが◎ならば、これはもうオッズの上からも1着固定で買うしかありません(=そうでないとブラウンラチェットに失礼)。
※ショウナンザナドゥが抽選を通ったときのみ、相手5頭の20点買うのではなく、メイディレディと入れ替えた12点で買いたいと思います。
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中央予想 | 券種 | 的中金額 |
---|---|---|
4月13日阪神1R | 3連単8点×600円 | 的中1,400,100円 |
4月13日福島8R | 3連単4点×1,200円 | 的中2,529,720円 |
4月13月13日中山2R | 3連単10点×500円 | 的中3,197,500円 |
昨週は3レースの予想を検証して合計7,127,300円!なんと回収率49,495%と今年一番の結果になりました!(個人で当たったら1年仕事しなくてもいいですね笑)
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