ジャパンカップも第44回を迎えます。
創設時には外国馬がものすごく強く、その後は互角の時代、そして現在では日本馬が圧倒的に優位となっており、まともな強い馬が、「日本の馬は強いし、馬場も特殊でものすごく時計が速いから」と敬遠されているくらいなのですが、イクイノックスが引退したことで今年の様相は違っています。
外国馬の参加は3頭にとどまっていますが、オーギュストロダンはG1を6勝している強豪であり、ゴリアットは今年のキングジョージの勝ち馬です。
ともに、「アゴアシ付きだから」の参戦ではなく、勝算あっての参戦。
15頭の登録馬の内、プラダリアが回避予定で14頭立てとなりそうですが、今年のジャパンカップは一味違います!
いつもと同様に、多角的な視点でみていきますが、先週のマイルCSのこの項の結論をご確認ください。
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ジャパンカップの概要
開催日時 | 2024年11月24日(日)15:40発走予定 |
グレード | G1 |
開催競馬場 | 東京競馬場 12R |
コース | 芝2400m |
性齢 | 3歳以上 オープン |
ジャパンカップはG1レースで、賞金額は有馬記念と同じですが、日本最高峰のレースです。
勝てば、事実上、ダービーまでの出走権が担保されます。2着でも皐月賞までは大丈夫でしょう。
特に、素質馬が集まり、今年も少頭数で紛れがないレースになりがち。
この経験が次走以降に大きくつながるレースです。
ジャパンカップの賞金
着順 | 賞金 |
---|---|
1着 | 5億円 |
2着 | 2億円 |
3着 | 1億3000万円 |
4着 | 7500万円 |
5着 | 5000万円 |
4着でも7500万円、5着でも5000万円ですからシビレます。
各種ボーナスを含めれば、美味しさはそれ以上。
まさに日本最高峰のレースと言うに相応しい賞金額です!
ジャパンカップの会場・コース解説
舞台は、東京・芝2400mで行われます。
ダービーやオークスも行われる、まさに日本が誇る”チャンピオンコース”です。
最初のコーナーまでの距離はおよそ350mで、ゴール板を一度通過、コースを一周します。
基本的には長距離戦とあって、スローペースからの瞬発力勝負になることが多いのだが、逃げ馬のペースによって勝ち馬の脚質は様々。
チャンピオンを決するコースらしく、スピード、スタミナがバランス良く求められ、逃げ切りは難しい。
2018年のジャパンCでアーモンドアイが世界レコード2分22秒1(良)を1.5秒縮める2分20秒6(良)をマークしています。
ジャパンカップの出走馬
当然、出ようと思えば全馬が出走することが出来ますので、14頭をみていきましょう。
ここまでのことを念頭に置いた上で、今年は登録馬が15頭いて、プラダリアが回避予定ですので14頭。
オーギュストロダン
15戦8勝の4歳牡馬で愛国、オブライアン厩舎
G16勝のうちには、英国ダービー、愛国ダービーが含まれています。
欧州の馬なので、普段は61キロを背負って競馬していますが、今回は58キロ。
もちろん、日本の芝、日本の競馬に対応できるのか?は懸念材料ですが、マイルチャンピオンシップと違って2400mあるレースですので、そこまで神経質にならなくて良いでしょう。
久しぶりの外国馬制覇は十分に期待ができ、単勝を買えます。
カラテ
43戦8勝の8歳牡馬。
2桁着順が続き、自身のパフォーマンスレベルも最盛期から落ちていますので、どう考えても厳しい。
とはいえ5着でも5000万円の高額賞金レースであり、ステイヤーズSを使うよりも、こちらのほうがもろもろ美味しいという一面もあるので、出てくるなとは言えません。
ゴリアット
10戦6勝の4歳セン馬で、フランスの馬です。
今年のキングジョージを勝っており、その時の2着馬が後に凱旋門賞を勝つことになるブルーストッキングであり、3着馬が後にブリーダーズCターフを勝つことになり、5着馬が前述したオーギュストロダン。
そうです、対戦成績ではこの馬が勝たないとおかしいくらい。
この馬も今回が58キロで走れることは、超絶に有利ですし、十分過ぎるほどに単勝を買えますし、来てくれてありうがとうと言いたい。
ジャスティンパレス
16戦5勝の5歳牡馬で、負けはしましたが、前走の天皇賞・秋は十分な内容で能力減退はありません。
このメンバーに入っては地味な存在に映ってしまうかもしれませんが、実力は確か。
5歳秋を迎えましたが、一番強い世代と言われる“イクイノックス世代”の上位馬なんですから、ワイド1点の候補となりうる存在です。
シュトルーヴェ
13戦6勝の5歳セン馬で、宝塚記念以来となります。
日経賞、目黒記念とG2を連勝しましたが、宝塚記念では道悪の影響もあったとはいえ、G1の壁に阻まれた格好です。
宝塚記念は参考外で良いのかもしれませんが、やはり、それでも強調材料に乏しい。
シンエンペラー
8戦2勝の3歳牡馬で、ダービーの後は、愛チャンピオンSは3着、凱旋門賞と連戦。
果敢な挑戦には敬意を表しますが、内容的に、特に凱旋門賞では勝負になっていなかった。
もちろん、日本でもまだG1に手が届いていなませんので、格下であることは言うまでもないのですが、仮に海外遠征をせず、菊花賞に出ていたとしたら勝てていたのでしょうか?
仮に勝てていたとして、ここで通用するでしょうか?
二段階の考察が必要で、普通に考えて厳しいという答えになります。
スターズオンアース
13戦3勝の5歳牝馬で、昨年は見せ場たっぷりの3着と、リバティアイランドに迫り、ドウデュースに先着しています。
有馬記念でも不利な大外枠を克服し2着していますので、ドウデュースと同等の力があると考えていいでしょう。
今回はドバイシーマクラシック以来8ヶ月ぶりの競馬となることと、戦績が示すように、13回走って10回負けている馬。
そのため、買うのであれば、たとえファンであってもワイドとか3連複にしたほうが良いでしょう。
ソールオリエンス
11戦3勝の4歳牡馬で昨年の皐月賞馬。
前走、天皇賞・秋では伸びそうで伸びきれませんでしたが、宝塚記念のときから感じた、”馬が走る気になっている”点は変わっていません。
放牧に出さず在厩で調整されています。
伸び伸びと走って、嵌まるかどうか。
とはいえ、いまさら単勝までは買い辛い存在となってしまいました。
ダノンベルーガ
12戦2勝の5歳牡馬で、天皇賞・秋は14着でした。
新馬 → 共同通信杯を勝ってから10連敗。
昨年は天皇賞・秋が4着 →ジャパンカップが6着と相応の走りをしているのですが、今の感じではたとえG2に出たとしても勝ちきれると言えるかどうか。
早熟だったとは思いませんが、2戦目で共同通信杯を勝ったことで、その後がG1中心のローテーションとなってしまったことがこの馬の不幸だったのかもしれません。
チェルヴィニア
6戦4勝の3歳牝馬。
3歳牝馬ですので54キロでの出走となることがなんといっても有利。
また、ノーザンファームの牝馬使い分けで、レガレイラ=エリザベス女王杯、ブレイディヴェーグ=マイルCSを追いやってでも、チェルヴィニアがここに出てくるわけですから、この馬が一番優遇されているということ。
3歳牝馬が、その斤量面から活躍するレースでもありますので、十分に単勝を買って良いでしょう。
ドウデュース
15戦7勝の5歳牡馬で2歳時から4年連続で毎年、一つずつG1を勝っている偉い馬です(今年はさらに勝つ可能性がある)。
天皇賞はスローペースで、普通なら2馬身の差をつけることが難しいはずの流れ。
そんな中でも、外からあっさりと突き抜けているのですから、強いの一言でした。
ただし、当時の馬場で1分57秒3はそこまでの時計ではないこと、2000であれだけ切れたことで、2400は今のこの馬にとってどうなのか?
日本馬の総大将格なことは重々に理解していますが、オッズを考えても、“疑って妙”だと考えています。
ドゥレッツァ
9戦5勝の4歳牡馬で、菊花賞を勝ったときにはこの馬の時代が来ると思えたものです。
しかし、結果として、現4歳世代はそこまで強くないこと、プレグノーシスに完敗したことからもそれが証明されています。
海外遠征に活路を見出そうとしましたが、それもうまくいったとは言えず。
いきなりここでどうこうとはちょっと思えません。
ファンタスティックムーン
14戦7勝のドイツ馬で凱旋門賞は9着です。
6頭立てだったとはいえ、G1バーデン大賞を勝っています。
外国馬3頭の中では一番格下という感じですが、この馬も58キロで走れることはプラス。
14頭立てとはいえ、多頭数の競馬を多く走っているわけではないので、この馬に関しては不安材料の方が目につきます。
ブローザホーン
22戦7勝の5歳牡馬で宝塚記念の覇者。
しかし、前走となった京都大賞典は不可解な最下位敗退。
もちろん、最後は追っていなかったので、2秒4差はやむなし。
宝塚記念の内容は良かったので、まだ買える余地はあると思うのですが…。
ジャパンカップの過去10年の傾向から予想
ジャパンカップの過去10年の傾向から予想を組み立てます。
G1実績
数あるG1の中でも、間違いなくトップレベルにあるG1です。
それゆえ、G1での実績が必要となります。
具体的には、芝2000m以上のG1で勝ち鞍か2度以上の連対があることが条件となります。
この例外は、1〜3着馬にそれぞれ2頭ずついます。
過去1年の成績
過去1年以内にG1連対、またはG14着以内G2勝ちのどちらかがあることも条件。
例外は1着馬に3頭、2〜3着馬にそれぞれ2頭となっています。
コース実績
東京芝でG1で3着以内、または、G2〜G3勝ちのどちらかがあることが条件。
こちらの例外は1着馬に3頭、2着馬に2頭、3着馬はゼロ。
秋シーズンのレース数
ぶっつけでのG1出走は近年のトレンドと言えますが、さすがにジャパンカップでのぶっつけでは厳しく、連対馬には1頭もいません。
3着馬に1頭いるだけ。
ちなみに、連対馬は20頭全てが、また、3着馬も9頭までが秋季1〜2戦での臨戦となるが、断然優位に立つのは秋季1戦馬の方。
ステップ
過去10年で複数の連対馬を出しているのは3組だけ。
・天皇賞・秋組=48頭が出走し、9頭が連対 18.8%
・京都大賞典組=23頭が出走し、4頭が連対 17.4%
・秋華賞組=7頭が出走し、3頭が連対 42.9%
主力となっているのは天皇賞・秋組ですが、秋華賞組が出走してくるということは、”それだけの勝算がある”証拠と言えましょう。
年齢、性別
年齢別成績を見ると、3着以内30頭は全て3〜5歳の3世代。
6歳以上の馬には極めて厳しい結果となっています。
なお、連対率でいうと、
3歳=20.8%
4歳=16.0%
5歳=16.7%
3歳馬の連対率が4、5歳を上回っています。
斤量面と、レース間隔、3歳でここに挑戦しようとすること自体がすごいことということでしょう。
一方で、性別では牝馬が25頭の出走で5連対をマークしています。
人気
1番人気は10年で6連対。
そこまでの信頼感ではありませんが、目下は4年連続で連対中。
外国馬
目下、なんと18年連続で日本馬のワンツーが続いています。
17年連続で上位3着までを独占。
14年連続で4着までを独占していますので、今年の外国馬がこれを崩せるか? 要注目です。
ジャパンカップの過去10年の傾向から予想
ドウデュースを巡っての一戦だと思いますが、距離を考えると、前走のような後方一気のレースとはならないでしょうから、負けるシーンも十分。
配当との兼ね合いからも負けるに一票と言うことでいいでしょう。
この3頭のみと思えますので、WIN5ではこの3頭。
ただ、外国の2頭は、走ってみないと本当の意味で東京適性があるかどうかは判断しづらく、チェルヴィニアの単勝を買って、他の2頭が強ければ仕方がないというスタンスで良いのかもしれません。
外国馬2頭で決着するのか?3着内に外国馬2頭が入れるのか?と考えるとその可能性がそこまで高いとは思えず。
と、なれば、チェルヴィニアとジャスティンパレスのワイド1点を買うのが、もっとも理に適っていると思え、これが本線。
割合的にはワイドを多目に買うべきで、1万円の範囲ならば、3連単を300円ずつの3600円、ワイドを6400円といった感じで買うべきです。