アイビスサマーダッシュ2024無料予想!予想買い目と注目馬、穴馬を公開!
今週から新潟競馬が開幕し、その開幕週の目玉は、『アイビスサマーダッシュ』です!
新潟競馬場が、広くて直線も長くなってから出来上がった日本初の直線1000mによって行われるレースで、そのスピード競馬を堪能するという意味からも開幕週の日曜のメインとして定着している、新潟の名物重賞。
実際に新潟競馬場に行ったことのある方ならわかりますが、スタンド前から直線1000mの地点は遠いです。
アイビスサマーダッシュ(G3)2024概要
開催日時 | 2024年7月28日(日)15時45分発走予定 |
グレード | G3 |
開催競馬場 | 新潟競馬場 7R |
コース | 芝1,800m |
性齢 | 3歳 オープン |
1着賞金 | 4,100万円 |
アイビスサマーダッシュ(G3)2024のポイント
新潟直線1000m戦は皆様もご存じのように、完全なる外枠有利で、日本一のハンデキャップコースです。
JRA(中央競馬)の全コースで、唯一直線のみで構成されているコースが新潟芝1000mです。
2001年7月に新設されて以降、小細工の効かない純粋な速力勝負を問う舞台とあって何頭もの「スピードキング」が生まれてきました。
そんな脚力自慢たちの中で、20年以上もレコードタイムを守り続けているのがカルストンライトオです。
2002年8月18日に開催されたアイビスサマーダッシュで軽快にハナを叩くと、4ハロン目に「9秒6」という恐るべきラップを刻むなど(200m=9秒6を単純計算すると時速75キロに相当します)、「53秒7」の好タイムで逃げ切りました。
同馬は2年後の2004年にもアイビスサマーダッシュを制して同レース2勝目、返す刀でG1・スプリンターズSでも不良馬場の中を逃げ切って短距離王の座に輝いています。
2005年スプリンターズS(10着)を最後に引退、父ウォーニングから引き継いだ貴重なマンノウォー系のサイアーラインを担う種牡馬となり、産駒からは2017年の兵庫ダービーを制したブレイヴコールなどが出ました。
新潟1,000mの特徴
直線ではあるが、坂のアップダウンはあります。
スタートから270mは穏やかな上り、続く200mは下り、その後少しの上下のあとは平坦。
最初にかなり追うが、最初から最後まで目一杯というわけではありません。
スタートで加速してトップスピードに達したあたりでちょうど上りから下りへ転じることもあり、2ハロン目の下りが一番速くなります。
そこで一息入り、残り400mあたりから再び加速。
半数以上が脱落し、5ハロン目は残った馬たちがどこまで粘れるかの勝負になるというのが直千競馬のパターンであり、アイビスサマーダッシュもそのラップの刻み方に違いはありません。
以前よりも外枠有利ではなくなってきているとは言えますが、たが、それでも内目の枠はひと息。
中枠〜外枠が好成績を収めている。
開催が進むと、外回り・内回りと共有する部分の芝が徐々に傷んでくる。
そうなると完全に外枠有利となり、馬群が外へ外へと殺到するようになる。
追い込みはなかなか決まらないが、中団からなら十分に差し届く。
そこまで先行力にこだわる必要はないですが、先行力で外ラチに取り付ける方が有利に決まっています。
- まずはレースの構図を理解する。
- 次に追い切りで状態を確認する。
地道なことをいうようですが、その繰り返しです。
アイビスサマーダッシュ(G3)2024の登録馬
結局のところ、枠順が決らないと何も決められないレースなのですが、フルゲートの18頭に対し21頭が登録しており、出ようと思えば出れるショウナンマッハまでの17頭を見ていきます。
アビックチア 55キロ
牝馬6歳、OP特別を中心に使っている馬なので、ここのメンバーが相手でも格負けしてしまいます。
ただ、先行力がありますので、巧く立ち回れれば馬券圏内突入も夢ではありません。
ウイングレイテスト59キロ
昨年のスワンSの勝馬で先の函館SSでも2着に走っている馬です。
直線競馬がどうかはやってみないとわからない部分が多いので人気に見合わない可能性が高いですね。
グレイトゲイナー57キロ
OP特別では上位を賑わし、重賞ではもう一歩の着順を繰り返しています。
もう7歳ですし、直千競馬でスピードが通用するとは言えませんが、立ち回りの巧い馬なので、ワイドの相手に一考するのはありでしょう。
ジャスパークローネ58キロ
グレイトゲイナー、ディヴィナシオンと同じく森きゅう舎の1頭。
積極的に海外遠征をしているように、「海外に行っても物おじしない馬」と陣営の評価が高い馬です。
また、直線競馬でも成績を残していますから、枠順とスタートのタイミングがどうかでしょう。
ショウナンマッハ57キロ
2走前に直千競馬、2勝級邁進特別を好内容、57キロのトップハンデで勝っています。
格上挑戦になること、時計も半分くらいは詰めないと厳しい計算です。
チェアリングソング57キロ
得意とまでは言えませんが、直千競馬に使ってくる馬です。
ただ、現在7歳のセン馬であり、大くを望むのは酷。
チェイスザドリーム55キロ
5歳牝馬で韋駄天Sの勝馬です。
その韋駄天Sは2着馬より3キロも重いハンデでの、あっさりの快勝であり、直千競馬の高い適正が認められます。
枠順にもよりますが、恐らくはこの馬が1番人気に推されましょう。
ディヴィナシオン57キロ
森きゅう舎の3頭目の馬。
2走前の韋駄天Sは5着でしかないですが、これは前が塞がってのもの。
まともなら着順は上がっていたでしょう。
テイエムスパーダ57キロ
小倉1200で1分5秒8という大日本レコードともいうべき時計を持っている馬ですから、直千競馬に対応できてもおかしくないのですが、さすがに牝馬の57キロ(=牡馬の59キロと同じ)なのと、最盛期の力量にないことがどうしてもネック。
最近では恵まれないと前に行けないこともネックで強調材料がありません。
デュアリスト 57キロ
ダートの1200mを主戦場としている馬。
この手のタイプが好走するのが直線競馬ですけども、さすがにアイビスサマーダッシュでどうこうなるというイメージが湧きません。
ファイアダンサー55キロ
6歳牝馬で直線競馬の経験多数。
昨年の当レースは熱中症の症状が出ていたこともありますので、この馬は、特に暑さにバテていないかを注目したいですね。
マイヨアポア 55キロ
6歳牝馬の夏を迎えましたが、この馬は直千競馬を上手に走ります。
55キロで出走できるのも好都合なので、当然、枠順次第ですが、買えます。
マウンテンムスメ55キロ
韋駄天Sの2着馬で、この馬も直千競馬の適性が高いです。
先に行ける脚もあるので、逃げ切り、逃げ粘りまで期待しても良いです。
メディーヴァル 57キロ
韋駄天Sの4着馬です。
この馬も直千競馬の方が走れています。
ただ、4着のこの馬まで手が回るのかどうか、廻して良いのかどうか…。
モズメイメイ 55キロ
北九州記念で3着と復活が見えてきた。
そのかわり、ロケットスタートが影を潜めてきているのが気がかり。
リプレーザ 58キロ
「出れるんだったら、この条件は使ってみたい」。
一目置く意気込みとまではいきませんが、条件が前走とは大きく違っていますので、やはり買えません。
ロードベイリーフ57キロ
この馬も韋駄天Sに出ています(7着)。
中1週での出走となることで、上積みは?ですが、それなりに走れる下地があります。
アイビスサマーダッシュの傾向
重賞で4着以内か直千競馬のOP戦で3着以内
実績面では芝1400m以下の重賞で4着以内か、直線1000mのOP特別で3着以内があること。
例外は1着馬に1頭、2着馬に2頭、ただ例外が5頭いる3着馬はここまでのことを考えなくて良いでしょう。
鍵を握るのは韋駄天S
ステップでは、同じ直線競馬の韋駄天S組が11連対と他を圧倒しています。
特に1着馬は4頭がこの組であり、3頭が前々走で韋駄天Sを使っており、この韋駄天S組が大きなカギを握っていることは間違いがありません。
5歳馬、牝馬が優勢
年齢別では47頭の出走で9連対、連対率19.1%を誇る5歳が中心となりますが、出走10頭で3連対の3歳馬にも注意しないといけませんが、今年は3歳馬の出走がありません。
一方、性別別でみると、
・牡馬、セン馬
77頭が出走し、
【 3 4 5 65 】
・牝馬は、
83頭が出走し、
【 7 6 5 65 】
≪明らかに牝馬が優勢≫です!
やはり外枠!
枠番ごとの連対数を内から書いていきますと、
0、3、0、2、3、3、6
外枠有利の直線競馬ですが、開幕週のアイビスサマーダッシュでも歴然とした数字が残っています。
1番人気は8連対。
ここ2年は崩れていますが、逆を言えば、それまではオール連対ですので、信頼できると思って良いでしょう。
まとめ
アイビスサマーダッシュ2024のポイントから出走予定馬の詳細まで解説してきました。
ここまでを踏まえた上で、追い切りをチェックし、各馬の状態、各陣営の本気度を探っていくことで、正解=当たり馬券に近づくわけなので、追い切りの記事を楽しみにお待ちいただきたいと思います。
現時点では、
〇マウンテンムスメ
▲ファイアダンサー
△グレイトゲイナー
△マイヨアポア
△ジャスパークローネ
の順番となります。