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今週からは、春の東京、京都が開幕。
そして、福島が最終週を迎えます。
藤岡康太騎手の訃報がありました。
特に騎手は、『命がけ』だとわかってはいても…胸が痛いです。
しかしながら、それでも進んでいかなくてはいけない、競馬を止めるわけにもいかない事情もあるわけで、藤岡康太騎手のことを忘れることなく、出来ることを全てやっていく。
競馬界はそれに尽きると思います。
福島牝馬Sの歴史
さて、土曜に行われる、福島牝馬Sですが、このレースは2004年に創設されています。
その2年後の2006年にヴィクトリアマイルが新設されたことで、その前哨戦という立ち位置となりました。
2014年からは福島牝馬Sの1着馬に、ヴィクトリアマイルへの優先出走権が与えられるようになり、一層両レースの関係性が深くなっています。
もっといえば、このレースの前が、ハンデ戦のG3中山牝馬Sで、中山牝馬Sと福島牝馬Sをセットで考えるべき、『対のレース』です。
今年の福島牝馬の見解
今年の福島牝馬Sの構図ですが、この後ヴィクトリアマイルに向けて、あわよくば勝てる、勝てなくとも良いレースをして上位入線を見込める様な馬の存在はありません。
中山牝馬Sの最先着馬が3着のシンリョクカで、登録馬中、もっとも賞金を持っているのが3150万円のウインピクシスとフィールシンパシーなのでは、そう言われても当然で、これに反論できる人はいないでしょう。
しかし、だからこそ、
福島牝馬Sで勝ちたい、賞金を加算したい。
どの陣営にとってもチャンスがある、力の入る、面白い構図のレースとなっているわけです。
格別定
55キロを基本に、
・G1勝ち馬は3キロ増の58キロ
・G2勝ち馬は2キロ増の57キロ
・G3勝ち馬は1キロ増の56キロ
となっていますが、今年のメンバーで重賞勝ちがあるのは、2年前のフローラSを勝っているエリカヴィータただ一頭。
しかも、このエリカヴィータが勝ったフローラSは2022.4.24に行われていますので、『23.4.21以前のG2競走1着馬=1キロ増』に該当することで56キロでの出走が叶います。
また、フルゲートの16頭に対して登録馬は17頭ですので、唯一の2勝馬ピンクジンのみが除外対象となっているという情勢です。
先々週に行われた阪神牝馬Sは優勝賞金が5500万円のG2戦でしたけども、メンバーが揃っていたし、レースのレベルも高かったし、G1ヴィクトリアマイルでもなんとかなりそうなのもいました。
しかし、この福島牝馬Sは格別定ではありますが、G3と言う以上にたいしてレベルが高くない。
そう断定できます。
ここからは『現有戦力』についてみていきましょう。
各馬期待値
【◎】OPの常連で、そこそこの実績がある。
・ウインピクシス
・エミュー
・エリカヴィータ
・コスタボニータ
・シンリョクカ
・タガノパッション
・トーセンローリエ
・フィールシンパシー
・ライトクオンタム
ザックリとした分類ですのでここからさらに掘り下げないといけないのですが、このチームが過半数を超える9頭となっています。
【〇】いわば、〝格上”と呼べる存在がこのくらいの人たち(馬たち)なんですから、〝恐れることはない”と言える「勢いのある昇級組」が、
・グランベルナデット
・ラリュエル
【△】残りの5頭にしても、格別定なのでハンデの恩恵はありませんが、(自分たちは条件級に在籍しているからといって)卑屈になる必要はなく、展開が向くとか、ハマりさえすれば、なんとかなってもおかしくはない。
そんな全体図となります。
福島牝馬Sコース適正
福島1800mのコース、適正とは。
右回りで直線の短い小回りコース。
イメージ的に小倉競馬場と似ていますが、大きな違いは起伏の多さです。
高低差はそれ程でもないのですが、最後の直線にある上り坂をはじめ、細かなアップダウンが多数存在していることで、これは意外だと思います。
思った以上にスタミナを要するコースで、ラジオNIKKEI賞などでもそうですが、なんのかんのその後も活躍出来ている馬が好走していますよね。
スタートから直線までの距離が短いことで、時折先行争いが激しくなることがあって、今年の福島牝馬Sはそれぞれの馬にチャンスがあることから、先行激化のパターンも考慮しておかないといけません。
3・4コーナーはスピードの落ちにくいスパイラルカーブになっている為、逃げ・先行馬がそのまま粘りやすいのも特徴ですが、最終週=3週目を迎えていますので、逃げ、先行一辺倒と言う決めつけは危険でしょう。
福島牝馬Sの傾向・データ面
G1の前哨戦にしては実績面のハードルはさほど高くありません。
近年では重賞初挑戦の馬が好走する例も目立ちます。
ただし、1着に関しては、芝の1600m~2200m(エリザベス女王杯が行われる距離)で、重賞において4着以内がないと厳しい。
例外は2年前の勝馬・アナザーリリックだけです。
福島牝馬Sでは中山牝馬S組が大活躍しています。
このレースの最も顕著な傾向が中山牝馬S組の活躍で、過去10年で過半数超えの11連対をしています。
なお、その中山牝馬Sで掲示板を外していても、7,8着からの巻き返しは結構利いており、前走の着順にそれほどこだわる必要はないのですが、それ以下の場合はさすがに割り引くべきでしょう。
★4歳よりは5歳。
言うまでもないことですが、4歳とは=昨年の3歳、5歳とは=昨年の4歳のことです。
・4歳=52頭が出走し、
【 2 4 2 44 】
・5歳=59頭が出走し、
【 5 6 4 44 】
・6歳=28頭が出走し、
【 2 0 4 22 】
・7歳=9頭が出走し、
【 1 0 0 8 】
・8歳以上の出走はありません。
【◎】に関してざっくりと言うと、4歳か5歳かの戦いで、5歳に一日の長があるということ。
これはなんでか?
と分析しますと、4歳=昨年の3歳馬で、秋華賞3着とか、そこまでの実績ある馬が出てこないことで5歳馬の経験値の前には分が悪い。
そういう解釈で良いでしょう。
1番人気は4連対のみ
なんとゼロ勝なのですが、1番人気と言っても3倍以上つく馬が目立ちますので、比較上1番人気があっただけ、4番バッターではなく、4番目のバッターですよと言う風に思っておくべきでしょう。
逆から言えば、1番人気が3倍台後半もつくのか、オイシイなとも言えますし、さすがにそろそろと感じます。
◆ここまでを踏まえた上で、追い切りをチェックし、各馬の状態、各陣営の本気度を探っていきましょう。