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チャンピオンズカップの過去傾向と全頭診断で有力馬を予想

チャンピオンズカップ2024予想 塚越の重賞ウマPICK
チャンピオンズカップ2024予想

本記事ではチャンピオンズカップの過去データから、予想を組み立てていきます。

チャンピオンズカップの過去の傾向やデータ、予想の参考にしたい方はぜひ最後までご覧ください。

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チャンピオンズカップの概要

開催日時 2024年12月1日(日)15:30発走予定
グレード G1
開催競馬場 中京競馬場 12R
コース ダ1800m
性齢 3歳以上 オープン

チャンピオンズカップは、中央競馬、ダートのG1レースです。

早いもので、レースを迎える日曜はもう12月、師走となりました。よく言われることですが、競馬をやっていると、1年が経つのが本当に早いですよね。

いわゆる、”師走競馬”、5回中山、7回京都、4回中京。そしてその4回中京2日目・日曜日のメインレースがG1チャンピオンズカップです。

このチャンピオンズカップは、かつてはジャパンカップダートと言われたレースです。

今年は、近年、ダートのこの路線で活躍している『レモンポップの引退レース』

昨年は、大外枠からの逃げ切りで、距離不安も大外不安も払拭いた、快心の走りでした。

その後今年になって、サウジで大敗したとはいえ、さきたま杯、南部杯と勝っており、やはり、この馬が勝っての大団円というのが一番感動する結末でしょうね。

ただ、ロマンと馬券は別物です。

特に、レモンポップには人気が集まるでしょうから、レモンポップ以外を買ったほうが馬券的には正解かもしれません。

チャンピオンズカップの賞金

着順 賞金
1着 1億2000万円
2着 4800万円
3着 3000万円
4着 1800万円
5着 1200万円

この路線は、JBCクラシックがあり、このレースのあとに年末の東京大賞典が控えています。

ダートの場合は、軽い中央の芝向きの馬、深い地方、大井向きの馬で使うレースが変わってくることがほとんどで、その構図はこのレースも同じです。

チャンピオンズカップの会場・コース解説

舞台は、中京・ダート1800mで行われます。

左回りの中京競馬場で行われるダート1800メートル戦ですが、スタート地点は直線なかほどに位置しており、上り坂の途中からのスタートで1コーナーまでは約300mくらいです。

1コーナーから2コーナーの角度は厳しく、そして向正面の半ばまで緩やかに上りになっているため前半のスピードはあまり速くならないことが多いですね。

実際に、前半は他のコースに比べてクラスごとの平均ラップに差がありません。

向正面の中ほどから4コーナー過ぎまでは緩やかな下りがずっと続き、いよいよスピードに乗って直線を迎えます。

直線は約400メートルで、直線に向いてすぐに高低差約2メートルの急坂を上ることになります。

これを上りきっても直線がまだ200m残っているという、ダートコースの割にはなかなかタフなコース形状になっています。

スタミナを持つ先行馬が圧倒的に有利なのですが、G1のチャンピオンズCは先行争いが激しく、差し・追い込み馬の台頭も目立っているレースです。

チャンピオンズカップの出走馬

ここまでのことを念頭に置いた上で、今年はフルゲートの16頭に対して登録馬が20頭いて、メイショウハリオとラムジェットが回避予定ですので、週明けの段階では、19番目のヤマニンウルス、20番目のブレイクフォースが除外対象となっています。

アーテルアストレア

22戦8勝の5歳牝馬で前走は大井のレディスプレリュード3着でした。

昨年もチャンピオンズカップに出ています(=13番人気で9着)。

1年経って着実に地力を強化している印象なので、他力本願な脚質とはいえ、前が流れてくれれば台頭の余地も十分にあり得る。

ただし、やはり、客観的に言って、ここは相手が強く、恵まれて5着に来れたとすれば、大健闘と言って良いでしょう。

ウィルソンテソーロ

19戦8勝の5歳牡馬。

JBCクラシックを逃げて圧勝していますし、なんといっても昨年のこのレースの2着馬です。

その昨年は、出遅れたものの、先行決着の間に割って入るという強い内容。

その内容がフロックではなかったと証明するに十分な今年の走りであり、安定感を増してG1連勝に虎視眈々。

ガイアフォース

14戦3勝の5歳の牡馬で、芝だろうが、ダートだろうがマイルの距離で好走が目立つ馬です。

今回は6月2日の安田記念以来となりますが、先週に坂路で49秒8の自己ベストを叩き出しており、状態云々は気にしないでいいでしょう。

1800よりは1600の方が間違いなく良いと断言できますが、もちろん、こなせないことはないでしょうから、ファンだったら買って良いと思いますね。

クラウンプライド

17戦6勝の5歳牡馬で、3歳だった一昨年にチャンピオンズカップで2着しています。

昨年は11着に終わっていますが、そもそも昨年は不振が続いた中でのチャレンジ。

今年は、コリアカップでウィルソンテソーロを0秒9置き去りにして逃げ勝っており、臨戦過程が大きく違います。

グロリアムンディ

24戦8勝の6歳牡馬で、前走のブラジルカップで久々の勝利。

川崎記念では2番人気に推されていたほどですが、そこから3戦連続の大敗でした。

そのブラジルカップでは、立て直したことが奏功したというのもありますが、ハンデ戦のオープン特別で58.5キロのトップハンデだったこともあります。

やはり、残念なのは、勝ったとはいえ、この馬の現有戦力がオープン特別で58.5キロに過ぎないと評価されたことで、この評価は妥当だと思えますので、前走勝った=復活なった → ならばG1でも とはならないことですね。

サンライズジパング

11戦4勝の3歳牡馬で、武豊騎手はヤマニンウルス(=除外対象)ではなく、こちらを選んだ形。

ダービーの後ダート路線へ。

フォーエバーヤングにはさすがに太刀打ち出来ませんでしたが、次のG3みやこSを勝っちゃうんですから、大したもの。

この馬がここを勝つようなら、改めて、”フォーエバーヤングってどんだけ強いんや”となることでしょうが、前に行ける脚もありますし、あながち馬鹿にはできません。

スレイマン

19戦5勝の6歳牡馬で、

平安Sこそ崩れましたが、門司S以降はオープンで安定して走れています。

この舞台で合うのかどうかはなんとも言えませんが、競馬センスの高い馬。

正直なところ、勝ち切るまでの重みを感じませんけども、う〜ん、やっぱりちょっと足りないかな。

セラフィックコール

9戦6勝の4歳牡馬。

昨年の2番人気馬で、当時はこのレースに5戦5勝で臨んでいました。

昨年の大敗もそうですが、その後が思ったほどの結果を残せず、当時とはきらめきが違います。

しかし、あれだけ雑なレースをしながら5戦5勝してきたことは事実で、井崎脩五郎先生をはじめとして、”この馬がいずれG1を勝つことは確定的”とまで言われていた馬ですから、このまま終わってほしくない、そう思いますし、私の評価も高い馬です。

テーオードレフォン

20戦6勝の5歳牡馬。

出走馬決定順位18番目ですが、2頭の回避予定馬の存在が故に、出れそうなことが何よりも運があります。

コンスタントに夏場を走り、前走を一叩きしての参戦。、

正直、ここに入るとだいぶ見劣りしますけども、そこそこやれておかしくないほどの能力ならあります。

ドゥラエレーデ

16戦2勝の4歳牡馬で昨年の3着馬。

16回走って14回敗けているのに、ここに出てこれるんですから大したものですが、それだけ勝ち味に遅いということ。

エルムSの後に札幌記念を使うなど、迷走気味ではありますが、陣営もそれだけ試行錯誤しているということで、実力はあるのですが、難しい馬です。

ハギノアレグリアス

20戦8勝の7歳牡馬で、重賞でコンスタントに活躍し、前走はアンタレスSを勝っています。

G3シリウスSを連覇しているのですが、昨年は58.5キロで今年は59.5キロを背負いながらも勝っています。

500キロほどある馬だからといっても、この事実は重く、7歳という年齢からくる衰え、マイナスは考えなくて良いでしょう。

昨年のチャンピオンズカップは外を回って6着に終わっていますが、これを元に、もうちょっとやれそうな感じですね。

ペイシャエス

19戦5勝の5歳牡馬。

エルムSを勝ち、武蔵野Sも4着と重賞の常連として堂々の道を歩み始めています。

その前走は4着とはいえ、流れに乗っていったんは先頭に立つという見どころの多いレースでした。

叩いた上積みもあることと、前に行ける脚質なことで、中央G1初挑戦で相手が強くなると言っても、全く狙い目がないわけではありません。

ペプチドナイル

22戦8勝の6歳牡馬で今年のG1フェブラリーSを制しています。

当時は11番人気での勝利でしたが、フロックではないことが、かしわ記念、南部杯の走りで証明しています。

マイルで切れるイメージですが、1800でも勝っていますし、3勝級を勝った際はダートの2100mだったので、1800だからダメと言うことはないでしょう。

十分に単勝を買って良い馬で、レモンポップを負かせておかしくない馬ですね。

ミックファイア

11戦7勝の4歳牡馬で、大井、渡辺和厩舎所属の地方馬です。

去年のダービーグランプリまでは破竹の7戦7勝で、すごい大物と評されていましたが、その後は怪我の影響もあってか、勝てておらず。

現状ではトップクラスに伍して戦えるものを見せているとは言えないため、狙いがたちません。

ミトノオー

13戦5勝の4歳牡馬。

マーチS2着の後に平安Sで重賞初制覇。

みやこSこそ大敗しましたが、エルムSでは相応に走っており、G3の常連でG3ならばどこかで勝てるというのが現在の立ち位置。

前走の大敗から、「逃げにこだわる」ことで活路を見出す。

前走が大敗だったことで、変な色気もなくなって、思い切ったレースが出来そうだというアドバンテージがあります。

レモンポップ

17戦12勝の6歳牡馬で昨年の覇者であり、ここが引退レース。

昨年は果敢に逃げて鮮やかに勝っているのですが、本来はこの舞台が合うタイプではないはずで、昨年は大外枠で1番人気とはいってもマークが薄かったようにも思えますので、あれと同じことが今年も出来るのか?

南部杯 → チャンピオンズカップのローテーションは同じですが、その南部杯のパフォーマンスが昨年よりも落ちているようにも感じます。

仮にこの馬の単勝が2倍だとすれば、その支持率は40%になりますので、この馬が負けると決めつけるならば、あとの馬を全部買って、資金配分を計算さえすれば確実に儲かる、儲けを出せるということになります。

チャンピオンズカップの過去10年の傾向から予想

元々は2000年に創設されたジャパンカップダートが前身で、当初は東京のダート2100mで行われていました。

その後、2008年に阪神ダート1800mとなり、14年から中京に移設されて現在に至っています。

昨年までで、ちょうど中京で行われるようになって10回となりますので、この10回を振り返って、傾向を探ります。

6歳以下なら

3歳=18頭が出走し、

【 2 2 2 12 】

4歳=40頭が出走し、

【 2 1 1 36 】

5歳=35頭が出走し、

【 4 2 3 26 】

6歳=33頭が出走し、

【 2 4 2 25 】

7歳上=30頭が出走し、

【 0 1 2 27 】

データの上では、5歳が中心と考えていいでしょう。

ダートは活躍期間が長いこと、3歳、4歳では十分な賞金を加算しきれずにいることがその要因でしょう。

6歳も連対率、複勝率は立派。

3歳は、「初戦に勝っていること」、「ジャパンダートダービー(=現在の東京ダービー)1着」で3頭が2,1,1着。

また、1秒以上の着差で初戦勝ちした3歳馬は5頭いて、1.1.6.2.10着の成績が残っています。

牝馬は7頭が出走していて、馬券内は15年に勝ったサンビスタがいるのみ。

この馬は前年のチャンピオンズCの4着馬でした。

牝馬に関しては、「牡馬混合のダートG1戦で1〜5着」があったかどうかが目安となりましょう。

ステップ別では

JBCクラシック組=42頭が出走し、

【 4 4 2 32 】

みやこS組=35頭が出走し、

【 0 2 4 29 】

武蔵野S組=27頭が出走し、

【 0 2 0 25 】

南部杯組は=13頭が出走し、

【 3 2 1 7 】

シリウスS組=8頭が出走し、

【 1 0 0 7 】

Jレディ賞組=5頭が出走し、

【 1 0 0 4 】

日テレ杯組=3頭が出走し、

【 1 0 0 2 】

連対馬を出したステップは上記の7レースとなっています。

他に、JBCスプリント、セントライト記念から3着馬が1頭ずつ出ています。

前走は重賞で、いずれにおいても、1〜5着が目安となります。

前走が6着以下だった馬の巻き返しは、2着に2頭、3着に4頭のみで、勝ち馬には1頭もいませんでした。

1800m以上で重賞勝ちがないと

18年の2着馬ウェスタールンド、22年に3着だったハピを除いた1〜3着馬28頭が重賞の勝ち馬でした。

そのうち、1800m以上の重賞勝ちがあった馬は26頭もいます。

残る4頭中の3頭が、2000mのジャパンダートダービー3,4着馬だったり、2000mのシリウスS2着馬で、1800m以上が未経験だったのは昨年の勝ち馬=レモンポップだけです。

やはり、距離をこなす裏付けがないといけませんね。

G1、JPN1実績もないと

G1・JPN1勝ち馬が1〜3着馬30頭のうち、6割以上の19頭を数えます。

このうちの9頭が1着馬なので、勝ち馬=単勝を買える馬の基準となります。

G1で1〜5着馬まで範囲を広げると、1〜3着馬の30頭のうち、26頭が当てはまります。

これをクリアしなかったのは、

14年2着ナムラビクター
17年2着テイエムジンソク
18年2着ウエスタールンド
22年1着ジュンライボルト

これらはいずれもが、G1・JPN1に初出走の馬たちでした。

前年の1〜5着馬

前年の1〜5着馬は、50頭いるなか、27頭が出走して、

【 4 2 1 20 】

これを5,6歳馬に限れば

【 4 1 1 7 】

と、かなりの好成績となります。

左回りの実績も重要

1〜3着馬は30頭いますが、そのうちの27頭、なんと9割までが左回りで勝ったことがある馬です。

24頭は1度ではなく、複数回の勝利実績がありました。

高速決着への対応がカギ

この10年の勝ち時計の平均が1分50秒2。

22年のみ1分51秒9かかっていましたが、これはレアケースと考えてよく、基本的には1分50秒を切る戦いとなります。

ダート1800mの持ち時計が1分50秒台か、それより速かったのが1〜3着馬30頭中で18頭と6割を数えます。

《あとの12頭のうちの6頭はキャリアの浅い3歳馬》でしたので、何度もレースを重ねた古馬で、速い持ち時計がないということはそれだけでマイナスということ。

前残りに注意しないと

30頭いる1〜3着馬の中で21頭までが4コーナーでは1〜6番手にいました。

4コーナーで10番手以下だった8頭も、そのうちの半分=4頭が最内か内を走っていました。

後方から大外ぶんまわし=天皇賞・秋のドウデュースみたいな乗り方では届かないとバッサリ切っても良いくらいですね。

チャンピオンズカップの予想買い目

レモンポップは危険な人気馬だと思っています。

確かに、昨年は鮮やかに勝っており、単純に強い馬の順当勝ちだったという評価もできますが、すんなり逃げれたこと、道中も1000m通過が60秒9、決着時計1分50尿6のレースだったからが理由であり、あれをもう一度やれと言われてもなかなかに厳しいと考えるのは決してご都合主義ではありません。

配当との兼ね合いからも、完全に負けるに一票と言うことでいいでしょう。

では、単勝を買える馬は?

ウィルソンテソーロ
クラウンプライド
ペプチドナイル
(サンライズジパング=期待込み)
(ミトノオー=いろんなことに目をつぶって)

基本は、3頭と思えますので、ウイン5ではこの3頭。

この中から、もっとも好走期待値が高いと思えるのが、ペプチドナイルなので、これが◎。

単勝:ペプチドナイル
3連単フォーメーション(20点)
1着:ペプチドナイル
2着:クラウンプライド、ウィルソンテソーロ、レモンポップ、サンライズジパング、ミトノオー
3着:クラウンプライド、ウィルソンテソーロ、レモンポップ、サンライズジパング、ミトノオー

私にしては多目の点数となりますが、それが嫌な人は、ペプチドナイルの単勝だけ買うでいいでしょう。

1万円が45000円になって返ってくるとすれば、それは上々です!

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