2025年6月1日(日)東京競馬場で開催予定の日本ダービーの最終追い切りから予想を組み立てます。
やはり、日本ダービーは特別なレースです。
ダービーだから勝負するというのは間違っていますが、今年のダービーは勝負できるレース、構図。
Cコース使用という初めての設定の中とはいえ、好時計での決着となった皐月賞は1〜5着馬が、加害馬も含めて全馬が不利を受けているという特殊なレースでもありました。
毎年言われることですが、『皐月賞組が強い』
レースの中身を吟味しますと、今年はなおさらそうだろうと思えますし、単純に当てさえすれば良いということであれば、皐月賞の1〜5着馬のボックス買いをすれば、3連単で60点、3連複でも10点。
大雑把な計算ですけども、これだけでも6割弱くらいは的中確率があるのではないか。そう考えています。
これを効率よく削っていくために、どう買うか？そのために、追い切りやパドック、返し馬をみていくわけですね。
また、先週のオークスのように「穴の資格がある」のか「たんなる人気薄なのか」そのニュアンスの違いも合わせてご覧ください。
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日本ダービー追い切り全頭診断
ダービーは言うまでもなく、大レースですので、すでに枠順が決まっています。
これらを踏まえたうえで、枠順に沿って今年のメンバーをみていきましょう。
1枠1番 リラエンブレム
3戦2勝の3歳牡馬。
3月29日、G3毎日はいで7着だった以来なので、2ヶ月ぶり。
中間
初時計は今月7日。
美浦坂路で軽目を計4本、CWで長め1本、長くて超抜時計1本。
今週の追い切り
栗東坂路で単走 浜中騎手が乗り 53.5-38.9-25.5-12.8
スムーズな走りで、チップの舞い上がりがすごい。
馬体には迫力もあって、前走の7着で人気がないだけでは。
《良い・穴の資格ある》
※この馬にとっての1枠1番が良いのかは別として、他の馬に渡さなくて良かったとは言える。
1800までしか走ったことのない馬でもあり、距離ロスを抑え、インで死んだふりができれば。
1枠2番 ショウヘイ
4戦2勝の3歳牡馬。
5月10日、G2京都新聞杯を勝って以来なので、中2週。
中間
プールに3日入って、計8周しています。
初時計は今月22日（＝先週の木曜）。
栗東CWで長め1本、ポリトラックで軽め1本と間隔の割に攻めています。
今週の追い切り
栗東ポリトラックで単走 81.0-63.9-49.6-36.8-11.4
ポリトラックですが、攻めてきました。
雰囲気は先週のオークスで3着だったタガノアビーに似ており、完全に思惑通りに来れていますね。
《良い・購買意欲そそる・あとは力関係》
※これは良い枠があたったのでは。
前に行くことにこだわってはいないでしょうが、この枠ならば、レースプランが組み立てやすい。
2枠3番 エリキング
4戦3勝の3歳牡馬。
4月20日、G1皐月賞で11着だった以来なので、中5週。
中間
初時計は今月4日。
栗東坂路で軽め4本、CWで長目2本。
今週の追い切り
栗東坂路で単走 中内田調教師が乗り 54.8-39.8-25.6-12.3
馬体に丸みが出てきて、皐月賞を使ったことで良くなっている。
軽く走っている分もあるんだろうが、気持ちに余裕がみてとれることに好感が持てる。
《良くなっているのは事実だが、それでも馬券圏内突入までいけるかどうか》
※枠には文句がないところ。
それよりも、走れる状態になっているかどうかで、現時点では懐疑的。
2枠4番 ドラゴンブースト
6戦1勝の3歳牡馬。
4月20日、G1皐月賞で17着だった以来なので、中5週。
中間
初時計は今月8日。
栗東坂路で軽め3本、強め2本。
今週の追い切り
栗東CWで単走 70.5-54.4-38.6-11.8
素軽いのは良いのですが、フワッと軽すぎるのかなとも感じました。
ソコソコではあるんでしょうが、強調材料に欠く印象で、良いとまでは言えません。
※極端な外でなければどこでも良かったはずですが、良い枠があたりました。
これならば、行ってもいいし、下げたとしても余裕をもって下げれる。
3枠5番 レディネス
3戦2勝の3歳牡馬。
5月4日、指定オープン・プリンシパルSを勝って以来なので、中3週。
中間
初時計は今月18日。
栗東坂路で強め1本、CWで長め1本。
今週の追い切り
栗東CWで単走 横山典騎手が乗り 81.7-66.1-51.4-36.6-11.3
まだ腰がゆるい感じ。
伸びそのものやフットワーク、リズムも良いので、現状の力は出せるでしょう。
それでも、やっぱり、皐月賞の上位組とは力の差がある感じですが。
※内目の枠があたったので、プリンシパルSと同じような乗り方になるのでは。
無理して出してはいかないでしょう。
3枠6番 ファンダム
3戦3勝の3歳牡馬。
3月29日、G3毎日杯を勝って以来なので、2ヶ月ぶり。
中間
初時計は今月4日。
美浦ウッドで軽め4本、長め2本、長くて超抜時計1本。
今週の追い切り
美浦ウッドで3頭併せ 北村宏騎手が乗り 68.3-53.2-38.4-11.7
3頭併せの真ん中で抑えが利いている。
なるほど走るなと思わせる馬で、期待が持てるデキにあります。
あとは皐月賞上位組との力関係ですが、この馬や、北村宏騎手のファンの方ならば、単勝を買っても良いでしょう。
※これは良い枠があたったのでは。
外の出方を伺って、少しでも良いポジションが欲しいところ。
4枠7番 ミュージアムマイル
6戦3勝の3歳牡馬。
4月20日、G1皐月賞を勝って以来なので、中5週。
中間
初時計は今月15日。
栗東坂路で軽め3本、CWで長め1本。
今週の追い切り
栗東坂路で併せ馬 56.4-39.4-24.8-12.1
オーバーワークを避け、無理せず抑え目。
フットワークが確かだし、馬に迫力がある。
《皐月賞馬として恥ずかしくないデキでダービーに行ける》
※これも恵まれたと言っていいでしょう。
外から前に行くクロワデュノールを中目からマーク出来ます。
直線では、クロワデュノールの外に出すのではなく、内を通って欲しいところですね。
4枠8番 エムズ
3戦2勝の3歳牡馬。
5月10日、G2京都新聞杯で2着だった以来なので、中2週。
中間
初時計は今月23日（＝先週の土曜で、オークスの前の日）。
栗東坂路で軽めを1本、CWで軽め1本。
今週の追い切り
栗東CWで単走 52.2-37.3-11.9
楽走で時計は4ハロンから。
馬体に丸みがあってまとまっている。
間隔から言っても、こんなところでしょう。
※この馬も良い枠が当たったと言えます。
正直なところ、このくらいの追い風がないと。
5枠9番 ジョバンニ
6戦2勝の3歳牡馬。
4月20日、G1皐月賞で4着だった以来なので、中5週。
中間
初時計は今月11日。
栗東坂路で軽め3本、強め1本、CWで長くて速い時計1本。
今週の追い切り
栗東坂路で単走 泉谷騎手が乗り 53.8-38.3-24.5-12.1
馬体は良い。
しかし、かなりヨレていたように、気性面での不安は改善されていません。
チップの舞い上がりも十分だし、馬体にハリもあるのですが。
※後入れの8番か10番の方が良かったのでしょうが、内過ぎず、外過ぎずでちょうど良いのでは。
おそらくクロワデュノールの方が前でしょうから、クロワデュノールの出方によってとなりそうです。
5枠10番 トッピボーン
4戦2勝の3歳牡馬。
《出走馬決定順17位タイ3分の1で除外あり得る》
5月10日、G2京都新聞杯で4着だった以来なので、中2週。
中間
初時計は今月21日（＝先週の水曜日）。
栗東坂路で強め2本、CWで軽め1本。
今週の追い切り
栗東坂路で併せ馬 岩田望騎手が乗り 52.5-38.8-25.2-12.7
京都新聞杯は案外でしたが、ダービーを意識して攻めてきました。
現状の完成度でこれだけのメンバーを相手にしないといけないので、大望は酷ですけども、動きは良かったし、馬は確実に良くなっています。
※どの枠でも良かったはずだとは思いますが、良い枠があたりました。
ただ、出遅れてしまえば水疱にきしますので、ちゃんと出て欲しいところ。
6枠11番 ニシノエージェント
6戦2勝の3歳牡馬。
4月20日、G1皐月賞で13着だった以来なので、中5週。
中間
初時計は今月17日。
美浦坂路で軽め1本、ウッドで軽め1本、強め1本。
今週の追い切り
美浦ウッドで併せ馬 津村騎手が乗り 82.9-66.5-51.5-37.6-11.6
クビを右に向けながら、遊びながらの走り。
それでも十分な時計になっていることからも悪いわけではない。
動き自体はスムーズなので、精神的な成長が待たれるが、現状でやれるだけのことはやったと言って良いでしょう。
※この馬も枠にはこだわっていなかったはず。
無理に行かず、わざと出遅れてインを取りきるくらいでも良いのかも。
6枠12番 カラマティアノス
6戦2勝の3歳牡馬。
4月20日、G1皐月賞で10着だった以来なので、中5週。
中間
初時計は今月18日。
美浦ウッドで軽め2本、強め1本。
今週の追い切り
美浦ウッドで併せ馬 池添騎手が乗り 66.6-50.9-36.6-11.1
馬体はちょっと薄いかなと感じますが、脚の回転が速く、フットワークが素軽く弾んでいる。
最後は良い根性を見せており、この馬のファンの人、池添騎手のファンの人ならば買って良いでしょう。
《ダービーに出るにあたり恥ずかしくないデキ》
※もうちょっと内目の枠で、ラチを頼らせたかったなxというのはあります。
この馬にとって、乗り難しい枠になったのでは。
7枠13番 クロワデュノール
4戦3勝の3歳牡馬。
4月20日、G1皐月賞で2着だった以来なので、中5週。
中間
初時計は今月11日。
栗東CWで長め3本、長くて速い時計2本。
今週の追い切り
栗東CWで併せ馬 北村友騎手が乗り 82.8-66.6-51.8-36.7-11.2
余裕をもった走り。
特に何をするでもなく、終いの切れが目についた。
迫力が明らかに増しています。
《これなら》
※これはまた、皐月賞に続いて試練の枠となりました。
それでも強気に乗れるか。
それでも強気に乗って欲しいと思っています。
7枠14番 ホウオウアートマン
5戦2勝の3歳牡馬。
《出走馬決定順17位タイ3分の1で除外あり得る》
5月17日、東京の平場1勝級を勝って以来なので、中1週。
中間
中1週なこともあり、中間は時計を出していません。
今週の追い切り
栗東坂路で単走 56.6-40.2-25.6-12.1
楽走で終い重点。
中1週なので、こんなもので、逆にやり過ぎるよりも良かったのでは。
《可もなし不可もなし》
※出れた事自体がすばらしいことで、陣営は、枠のことまで頭になかったと思います。
この枠ですし、フルゲートの一戦ですので、無理して前に行こうとはしないでしょう。
7枠15番 ファウストラーゼン
5戦2勝の3歳牡馬。
4月20日、G1皐月賞で15着だった以来なので、中5週。
中間
初時計は今月14日。
栗東CWで軽め1本、長め1本、長くて速い時計1本。
今週の追い切り
栗東坂路で単走 54.8-38.5-24.8-12.2
相変わらず、力任せで走りがザツだなと感じましたが、抑えは利いていました。
やはり、脚力は相当にあるのですが、気性面での成長が待たれるところ。
《デキは変わらず、十分》
※東京コースなので、向こう正面から捲っていく可能性は低いと思うのですが、この枠だとやはり、前半は後ろからでしょう。
8枠16番 ファイアンクランツ
6戦1勝の3歳牡馬。
4月26日、G2青葉賞で2着だった以来なので、中4週。
中間
初時計は今月15日。
美浦坂路で軽め3本、ウッドで強め1本。
今週の追い切り
美浦ウッドで併せ馬 佐々木騎手が乗り 68.5-53.2-38.6-12.5
フットワークが力強い。
外を回って負荷をかけているのに、それでも最後までしっかりとした伸びで見た目にはまだ余裕があったように見えた。
《この馬なりに良い》
※もうちょっと内が欲しかったでしょうが、後ろからなので枠はどこでも良かったはず。
他の馬に良い枠を取られたことだけがマイナス。
8枠17番 マスカレードボール
5戦3勝の3歳牡馬。
4月20日、G1皐月賞で3着だった以来なので、中5週。
中間
初時計は今月15日。
美浦坂路で軽め2本、強め1本、ウッドで長くて速い時計1本。
今週の追い切り
美浦坂路で併せ馬 嶋田騎手が乗り 52.3-38.1-24.6-11.8
走る気を見せています。
集中力があって、伸びもまっすぐで、さすがの脚力。
《かなり良い》ですね！
※好事魔多しといいますか、ちょっと外過ぎ。
クロワデュノールを徹底マークするならば良いのかもしれませんが、末を活かすことを一番に考えるはずなので、脚を上手く貯めれるかどうか。
8枠18番 サトノシャイニング
4戦2勝の3歳牡馬。
4月20日、G1皐月賞で5着だった以来なので、中5週。
中間
初時計は今月11日。
栗東坂路で軽め3本、CWで長くて超抜時計を1本。
今週の追い切り
栗東坂路で単走 54.0-38.7-24.6-11.9
頭が高いのは気になりますが、動きはシャープ。
思った通りの調整は出来たなという印象で、まずまず。
《ただし、加点とまではいかぬ》
※皐月賞に続いての8枠。
中山2000ほどではないですが、これはちょっとかわいそう。
トウカイテイオーと同じレースをしてなんとかなる相手ではないのでは。
差しに回るんじゃないかなと考えています。
《除外》
★ジュンアサヒソラ
7戦1勝の3歳牡馬。
《出走馬決定順20番目》
5月10日、東京の平場1勝級で5着だった以来なので、中2週。
中間
初時計は今月22日（＝先週の木曜）。
美浦ウッドで軽め1本。
今週の追い切り
1勝馬、収得賞金400万の馬なので、出れないほうが良かったように思います。
出走出来ません。
★マイユニバース
8戦2勝の3歳牡馬。
《出走馬決定順17位タイ3分の1で除外あり得る》
5月17日、京都・1勝級あずさ賞を勝って以来なので、中1週。
中間
初時計は今月25日（＝オークスの日）。
栗東坂路で60秒8と15−15を1本やっています。
今週の追い切り
栗東坂路で単走 シュタルケ騎手が乗り 52.7-38.0-24.6-12.2
ホウオウアートマンとは対象的に、こちらは中1週でも攻めてきました。
躍動感もあって、やる気を感じさせる動き。
それでも冷静に考えて足りないのでしょうが（＝なにしろ馬券は3着に入れないといけない）、人気よりは上に来れるのでは。
※3分の2の抽選に敗れる。
個人的には入って欲しかった。
日本ダービー追い切りからの買い目
枠順の発表を見て、クロワデュノールの単勝に30万円はなくなりました。
ちょっと明暗が別れてしまった枠順であり、枠の並び。
仮にクロワデュノールの単勝を買ったとしても、10万円までですね。
もっと普通だったら、クロワデュノールとマスカレードボールの馬連も候補だったのですが、これも、買ったとしても当初より金額を抑えることになりそうです。
難しい枠の並びとなりましたが、これを踏まえると、
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| 中央予想 | 券種 | 的中金額 |
|---|---|---|
| 2025年5月31日 京都5R | 3連単12点×400円 | 的中585,280円 |
| 2025年5月31日 京都4R | 3連単48点×100円 | 的中2,638,380円 |
| 2025年5月31日 京都2R | 3連単24点×200円 | 的中588,220円 |
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