武蔵野Ｓはダート１６００、格別定と、Ｇ３ながら本物（＝胡散臭くはない、本当の実力が必要という意味）のレースです。
そのため、確かな実力があることはもちろん、ここに向けて中途半端な仕上げでは、勝ち切ることが困難となります。
その観点から深堀りすることで、的中に近づくことが出来ますので、きっちりと、丁寧にみていきましょう。
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イーグルノワール
９月１８日浦和のオパールＳ以来なので、中６週。
中間追い切り
初時計は今月１４日。軽目３本、長め１本、強め２本。
今週の追い切り
栗東坂路で併せ馬 51.1-38.0-25.3-12.8
思ったより速い時計になりました。
「小回りの１４００は忙しかった」という反省から、大箱・東京のマイル戦に照準を合わせて、真剣に取り組んでいるなと感じさせます。
動きはキビキビとしており、これならば、このレースに向けて力を発揮できるはずです。
エルゲルージ
１０月１９日、オータムリーフＳ以来なので、中２週。
中間追い切り
今月３日に３ハロンから１５〜１５と超軽目ではありますが、時計を１本出しています。
今週の追い切り
栗東坂路で単走 52.0-37.8-24.3-12.2
中２週を考えると攻めてきたなと言えます。
この動きを見る限り、中２週でも、むしろ上昇といえます。
あくまで挑戦者の立場ではありますが、挑戦者として相応しい状態になっています。
エンペラーワケア
９月７日、中京、エニフＳ以来なので、２ヶ月ぶり。
中間追い切り
初時計は先月１４日。軽い時計５本、強い時計２本と入念。
今週の追い切り
栗東坂路で単走 53.8-38.6-24.6-12.1
馬がちょっと薄いなという印象を受けます。さすがに絶好調とは言えないなと感じます。
それなりにまとめているなとは感じますが、人気を考えると物足りない。本命ではなく、相手の１頭までが妥当と感じます。
カズペトシーン
９月１６日、ＪＲＡアニバーサリー以来なので中７週。
中間追い切り
初時計は２０日。軽い時計３本、強め２本。
今週の追い切り
栗東坂路で単走 54.8-39.8-25.9-12.7
先週からの延長で、予定通り。
芝スタートで、ワンターンの競馬と課題は大きいが、状態自体は、十分に満足のいくもの。
キタノヴィジョン
１０月１４日南部杯からなので、中３週。
中間追い切り
初時計２７日で、軽い時計１本、長い時計１本、長くて速い時計１本。
今週の追い切り
美浦ウッドで併せ馬 83.6-67.3-52.2-37.6-11.5
好時計は内目を通った分もあるので、そこまでの評価にはならないのですが、十分に動いていますし、やれば差をつけられたはず。
中間も含めて、十分な質と量を担保できていますので、現有戦力を発揮できます。
コスタノヴァがいなくなったことで、単純に着順は１つ上がるとみていいでしょう。
サヴァ
８月４日、エルムＳ以来３ヶ月ぶり。
中間追い切り
初時計は先月１４日。
長め２本、軽目２本、強め１本、長くて速い時計２本と入念で間隔に見合った調教量をこなしています。
今週の追い切り
栗東坂路で併せ馬 54,0-39.2-25.4-12.5
先週までで十分という判断で、今週は余力残し。
動き自体は良かったし、時計もこれで十分でしょう。
調教による加点が大きくて、穴馬に昇格ということはありませんが、この馬の力は出せるでしょう。
サンライズホーク
９月１８日浦和のオパールＳ以来なので、中６週。
中間追い切り
初時計は先月１３日。軽目が計４本、長め１本、長くて速い時計２本。
今週の追い切り
栗東坂路で単走 52.4-38.2-25.2-12.5
大幅な良化は見込めませんが、それでも少しずつ上向いています。
体重は維持できている感じで、もうちょっとやって欲しかった気もしますが、これで十分でしょう。
ショウナンライシン
１０月６日、グリーンチャンネルＣ以来なので、中４週。
中間追い切り
初時計は２７日。軽い時計２本、長くて速い時計１本。
今週の追い切り
美浦坂路で併せ馬 53.2-38.7-25.4-12.6
無駄肉がなく、スッキリと見せています。
そのぶん、手先が軽い感じで、スッスッと出ています。
ゼットリアン
１０月６日、グリーンチャンネルＣ以来なので、中４週。
中間追い切り
初時計は１９日。軽い時計１本、強い時計１本、長くて速い時計１本。
今週の追い切り
《火曜に》栗東ＣＷで単走 80.7-66.4-51.9-37.4-12.5
中間も含めて、かなり意欲的な調教をやっています。
「前走は出遅れさえなければ」強い気持ちで逆転を期しているのがわかりますし、それに見合った調教が出来たと言えます。
タマモロック
この馬も、１０月６日、グリーンチャンネルＣ以来なので、中４週。
中間追い切り
初時計は２５日。軽目１本、強め１本、長くて速い時計１本。
今週の追い切り
美浦ウッドで併せ馬 小林凌騎手を背に 83.5-67.0-52.5-38.0-12.1
もったままで唸るような手応え。
伸びが抜群で、《かなり良い》と判断できる。
出来に不安なし、あとは重賞メンバー、重賞の流れ、重賞のプレッシャーに打ち勝つこと。
ドルチェモア
この馬も、１０月６日、グリーンチャンネルＣ以来なので、中４週。
中間追い切り
初時計は２７。軽目３本、強め１本。
今週の追い切り
栗東坂路で併せ馬 53.4-38.9-25.6-13.0
遅れてはいますが、この馬なりに走っています。
「ウチの厩舎に来てからは一番」と、陣営が評するように、転厩後では一番動けているのではないでしょうか。
とはいえ、格別定のマイル戦ですので、このくらいでどうにかなるほど、ハードルが低いわけではありません。
ビヨンドザファザー
９月２８日、シリウスＳ以来なので、中５週。
中間追い切り
初時計は１０月２４日、軽目４本、強め１本。
今週の追い切り
栗東ＣＷで併せ馬 69.3-52.9-37.4-11.5
攻めすぎず、楽をさせすぎず。
絶妙なラインで負荷をかけられています。
シャカリキに勝ちに来ているとは言えませんが、まずまずやる気、気概がかいまみえ、《いい状態》です。
ペイシャエス
８月４日、札幌、エルムＳを勝って以来なので、３ヶ月ぶり。
中間追い切り
立ち上げは９月の２５日。軽目を５本、長くて速い時計３本と間隔に見合った調教量。
今週の追い切り
美浦ウッドで単走 84.7-67.7-52.6-38.1-11.5
楽走。フワフワした走りで遊びながら。
ただ、あと３ハロンからはさすがオープン馬という走りをしている。
久々の分、張り詰めたものがないけれども、逆からすれば十分にリラックスできているので、総合的には良い部類。
ペリエール
この馬も、１０月６日、グリーンチャンネルＣ以来なので、中４週。
中間追い切り
初時計は先月１７日。軽目３本、長い時計１本、長くて速い時計１本。
今週の追い切り
美浦ウッドで単走 82.8-67.2-53.1-38.9-12.0
大外をまわって負荷をかけながら、この時計は立派の一語。
馬からやる気も伝わるし、前走を使った上昇度が大きい。
グリーンチャンネルカップ組は買えるなという印象だが、この馬も、その中の１頭。
メイショウテンスイ
９月１日、佐賀のサマーチャンピオン以来なので、中９週。
中間追い切り
プール併用というより、かなりプールでやっていました。
ちょうど天皇賞におけるドゥデュースみたいな調整過程。
時計は９月２９日から出し始めて、長め２本、長くて速い時計１本、軽目２本、強め３本と入念。
今週の追い切り
栗東坂路で単走 55.9-40.1-25.2-11.9
軽目の割には終いの脚色がなく、ちょっと物足りぬ。
とはいえ、先週までの内容を考えると、あまりやりたくなかったという意図も理解できるため、判断が難しいところ。
先週までは◎、今週は△というのが妥当な評価。
追い切りからの推奨馬＆推奨馬券
【◎】格別定で、能力反映＝東京ダートのマイル戦ですから、甘い馬、スキのある馬が台頭できるわけがありません。
当初は◎コスタノヴァ、◯エンペラーワケアの馬単が美味しいかなぁと漠然と思っていたものですが、そのコスタノヴァが回避となりましたので、エンペラーワケアにより人気が集中するでしょう。
しかし、エンペラーワケアの調教はそこまで良いとは思いませんでしたので、この馬を◎とするわけにはいきません。
それならば、よく見えてレベルも担保されているグリーンチャンネル組を狙うべきで、◎はタマモロック、究極のワイド１点ならば、相手はペリエール。
これをメインの馬券として、３連単は当たればラッキーというスタンスで。
３連単フォーメーション（12点）
1着：タマモロック
2着：ペリエール、エンペラーワケア、ゼットリアン、ショウナンライジン
3着：ペリエール、エンペラーワケア、ゼットリアン、ショウナンライジン
こちらで武蔵野Sの最終予想といたします。
