独立した牝馬限定のG3で、ハンデの上下差も大きいレースですから、〝状態と本気度”がなによりも重要なレースとなっています。
56.5キロミッキーゴージャス、56キロコスタボニータ。
この両馬は明らかに不利なハンデですので、そのことを踏まえた上で、各馬の状態を探っていきましょう。
アリスヴェリテ 50キロ
速い時計で2勝クラスを快勝、テンの脚も速い。
中間
中2週となることで、先週に軽く時計を出しただけ。
最終追い切り
木曜に栗東坂路で単走 51.8-37.4-24.1-12.1
ゴール前でビッシリ。
全体時計も速く、躍動感もたっぷりなことで十分に期待できる出来。
インザオベーション 51キロ
パンチ不足な現状ですが、軽ハンデは魅力。
中間
先週の83.6が上々。
最終追い切り
栗東坂路で単走 54.2-39.0-24.9-12.4
先週が事実上の最終追いで、今週は流した程度。
人気薄なので、もっと攻めて欲しかった気もしますが、このくらいの負荷が妥当なところでしょう。
エリカヴィータ 54キロ
復活目指す牝馬G2勝ち馬。
中間
本数は足りない感じですが、その分馬がふっくらでフレッシュ。
最終追い切り
美浦ウッドで併せ馬 83.6-67.0-52.4-38.0-11.3
馬体がちょっと貧相。
時計も内容も上々の部類だが、強調点に欠く。
エーデルブルーメ 54キロ
3勝クラス勝ち時のハンデは55キロ、今回1キロ減。
中間
23日に坂路で51秒9。
そこから丹念。
最終追い切り
栗東CWで単走 福永調教師が乗り
85.2-68.2-52.4-36.2-11.2
推進力に溢れている。
走る姿勢も良く【完全に良い】
コスタボニータ 56キロ
福島牝馬S勝ち、人気の一角。
中間
ウッドで入念、予定通りにきており、悔いなく順調。
最終追い切り
栗東坂路で単走 54.6-39.9-25.2-12.1
さすがに今週はソフト。
感触確かめる程度でしたが、過不足なし。
≪相手の一頭としては買える≫
ゴールドエクリプス 53キロ
G1はじめ重賞戦線を渡り歩く
中間
先週の81秒3が上々。
最終追い切り
栗東CWで単走 幸騎手を背に84.3-68.2-52.6-37.1-11.2
一応スムーズなのだが、まだ重苦しい。
最低限の時計は出ているのだが。
ジューンオレンジ 54キロ
短い距離で上がってきた馬。2000mはどうなのか?
中間
坂路で丁寧に乗り込む
最終追い切り
栗東坂路で単走 長谷川調教師が乗り 53.1-38.0-24.2-11.9
まっすぐ、無駄なく駆け上がる。
フットワーク・バランスとも良い。
セントカメリア 53キロ
今回がOPにあがって3戦目。
中間
軽め。
速い時計を2本は出して欲しかった。
最終追い切り
栗東坂路で単走 56.6-40.2-25.6-12.5
首を横に縦に振りながら。
脚の回転は良いのだが、動きに無駄が多い。
タガノパッション 53キロ
愛知杯の2着馬。
ミッキーゴージャスとの拡がったハンデ差は無視できない。
中間
放牧 → 坂路で51秒5で立ち上げ。
最終追い切り
≪木曜に≫栗東坂路で単走 52.2-37.9-25.1-12.9
活気ある動き。
いつものパターンで、放牧、少ない入厩で使うパターン。
ピンハイ 54キロ
期待したい一頭。
中間
先週の85秒9は十分なデモンストレーション。
最終追い切り
栗東坂路で単走 高倉騎手を背に 55.3-40.9-26.3-12.8
掻き込む力強い。
時計をセーブしていおるが、やれば普通に出ているはずで、総じて上々。
ファユエン 53キロ
着順はそこまででなくとも、重賞に出続けていることは評価できる。
中間
先月19日から丁寧に数をこなしている。
最終追い切り
美浦ウッドで単走 65.2-50.4-37.3-11.9
気持ちが前向き。
あえて単走でセーブした意図を感じる。
ベリーヴィーナス 53キロ
現在2連勝中の逃げ馬。
テンの脚で劣るため、逃げれるか?良い枠順を期待したい。
中間
中1週となることで、運動だけ。
最終追い切り
栗東CWで単走 83.3-68.0-52.7-37.9-11.7
スムーズで重心の位置が良い。
≪体幹が強く調教自体は良い≫
ホールネス 52キロ
4戦3勝の素質馬。
中間
戦績の奇麗な馬に傷をつけないように丁寧に乗られている。
最終追い切り
栗東芝コースで単走 西塚騎手を背に 68.3-51.8-37.9-11.4
叩きつける力は良いのだが、余裕がなく突っ張った感じの走り。
≪ややガッカリ≫
マリネロ 50キロ
5歳ながらまだそこまで使っていないことがセールスポイント
中間
数も質も上々。
最終追い切り
美浦ウッドで併せ馬 83.4-67.1-52.3-37.8-11.4
最終追いでも好調を確認することが出来た。
この馬なりに順調。
ミッキーゴージャス 56.5キロ
8戦5勝で大阪杯にまでお出になられた格上馬。
ただし、今回のハンデはどうなのか。
中間
ここを目標に予定通りの仕上げ
最終追い切り
栗東坂路で単走 57.5-41.2-25.8-12.4
楽走。
オーバーワークを避ける意図。
うがった見方をすれば、ハンデが重く分が悪いので余計な力使わなかった感じもする。
ラヴェル 54キロ
牝馬三冠に皆勤。
中間
上々の時計、質。
最終追い切り
栗東CWで単走 81.5-65.1-50.7-36.4-11.8
大外を廻り、かない負荷をかける。
馬もそれに応えた。
負荷はかなりかかっている。
≪良い・食指動く≫
追い切りからの推奨馬&推奨馬券
さすがはG1宝塚記念に出てくる面々、先週のマーメイドSと比較するとわかりやすいくらいに迫力に差がありました。
コメントを読んでもらって、誉めているのが単純に良い馬です。
べラジオオペラ、プラダリアの順となりますね。
また、長くて速い時計3本が何頭もいたように、これもキーワードとなりましょう。
べラジオオペラが勝って、現状のチャンピオンと呼ばれてもらいたい。
そんな気持ちが強いですし、ドウデュースの存在もあることで単勝もそこそこ以上につくことが見込まれることから推奨馬は下記の通りです。
ベリーヴィーナス
ラヴェル
冒頭で申し上げている通り、独立した、牝馬のハンデ重賞なので、状態の良い馬からいきたい。
ウイン5はこの3頭、◎もこの中からラヴェルで。
(オッズ次第ですが)まずは単勝で10.0倍はつくでしょうから、億すことなく買いたいですね。
○エーデルブルーメ
▲ベリーヴィーナス
△ミッキーゴージャス
次に3連複、3連単、馬単で相手は、ピンハイ、ベリーヴィーナス、エーデルブルーメの4頭。
3連複は6点、3連単は12点となります。
ワイドは個別にオッズと相談してという買い方が良いでしょう。
私は、原則として1点買いであり、最初からはずれ馬券が存在する買い方はしたくないので、パドック・返し馬まで注視します。