マイラーズC(G2)2024年に出走予定馬の全頭追切診断です。
■アリストテレスB-
坂路で併せ馬を行い先着。ただ、開門直後のきれいな馬場で、しかもしまい重点なのである程度切れるのは当然か。悪くはないが、褒めるほどでもない。
■エアロロノアB-
坂路でビシッと一杯に追われて併走先着。年齢と休養期間を考えればスピーディな動きだが、いいころと比べるとやや迫力は薄れるか。
■エエヤン B+
間隔が詰まる今回は、中間時計3本すべて坂路。以前のようにガツンと行くことがなくなって、今週は前に馬を置きながらもリズムを保ったまま真っ直ぐ伸びきった。滑らかな加速に、脚付きのいいフットワークは目下の充実度を示すもの。体も硬くならず、好調をがっちりとキープ。
■コレペティトールB-
坂路でラスト1ハロン12秒7とやや伸びあぐねたイメージだが、もともと稽古は地味なタイプ。むしろ馬場の荒れた時間帯のわりには動けた。
■スパイダーゴールドC+
前回の直前追いは相手が古馬OP馬だったとはいえ、あっさりと遅れてしまう物足りない内容。最近は反応面の渋さが見られ、今週の3頭併せでも中の馬を追いかけるのにひと苦労で最後まで追い着けなかった。体も厚ぼったく見せており、好調時の出来にはない。
■セッションB-
1週前のCウッドでしっかり負荷をかけてあるので、直前の坂路は単走でサッと。目立つほどではないが、それでも時計以上のスピード感はあった。
■セリフォスA-
1週前にCウッドコースでラスト1ハロン10秒台。今週は坂路で馬なりの単走だが、それでこの時計だから強烈だ。前哨戦仕様とはいえ迫力十分。
■ソウルラッシュA-
1、2週前に続いてCウッドでラスト1ハロン10秒台の爆発的加速。昨秋で本格化したイメージだったが、さらに もう一段階迫力アップ。
■ソーヴァリアントA+
前回がプラス22キロ。太めを残したことを踏まえて、今回は質、量ともにこれ以上ないほど丹念にケイコを積んだ。1週前は6F80秒2ー3F35秒7ー1F10秒9の好時計。3頭併せでビシッと気合を入れて力強い伸び脚を披露。今週は僚馬をうまく誘導して直線で馬体を並べる形。重心がしっかりと沈み、いくらでも動きそうなほどエネルギーがあふれていた。6F84秒5ー3F36秒8-1F11秒1。時計も速く、立て直した効果で仕上げは完璧。
■トゥードジボンB-
Cウッドで半マイルから馬なりで。内容自体はソフトだが、シュッとスムーズな加速は目を引いた。前走以上には動けそうな雰囲気だ。
■トランキリテB-
Cウッドでビシッといっぱいに追われてラスト12秒台。数字上はパッとしないかもしれないが、しぶとく脚を伸ばして先着は果たした。悪くない。
■ニホンピロキーフB-
Cウッドコースを馬なりで。ラスト11秒0と鮮やかだったし、これでまだまだ余力もたっぷり感じられた。勝ってさらに良くなっている。
■ノースザワールドC+
中間はテンションの高さが目立つ。今週は単走でオーバーワークを避けるように控えた調整だったが、手綱を緩めたら一気に持ってかれそうなほど気負いが見られた。この1本でガスが抜ければいいのだが…。
■ビーアストニッシドB-
数字的にやや不満が残るかもしれないが、後半の馬場で、まだ余力もある程度感じられた。この馬なりには順調に調整できている。
■フリームファクシB-
Cウッドでリューベックと併せて先着。ただ、こちらが先行していたぶんもあったし、そもそもいつも良く見せるタイプ。過大評価は禁物だ。
■ボルザコフスキーB-
Cウッドで併せ馬を行い、3歳馬に先着を許してしまった。ただ、ラスト1ハロン11秒2としっかり反応はできており、デキ落ちを感じるような動きではない。
■リューベックB-
フリームファクシに先着もこちらだって攻め駆けする馬。乗り込み順調で好仕上がりだが、絶好気配という感じではない。