ハンデ重賞である福島記念は、ハンデ、福島適性も重要なファクターですけども、何よりも、ここに向けてどの程度の状態に仕上げてきているかが勝敗を左右するポイントとなります。
福島への輸送を考慮して、１段ソフトな追い切りだった陣営もありますが、感じたままの評価を記していきたいと思います。
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アスクワイルドモア
５４キロ。
９月１４日中京、ケファウスＳ以来なので、中７週。
中間追い切り
初時計は今月１４日。軽目を４本重ねてから、長め１本、強め１本、そしてまた軽目を２本。
今週の追い切り
栗東ＣＷで３頭併せ 84.8-68.6-52.9-37.5-11.4
やや強めの負荷といった感じ。３頭併せでしたけども、併せた相手がそこまででなく、この馬自身の調整にはなっても鍛錬にはなっておらず。
とはいえ、まずまず予定通りに来れています。
アラタ
５７．５キロ。
７月７日七夕賞以来なのでヶ月ぶり。
中間追い切り
初時計は先月１４日で軽い時計を４本に強い時計１本、長くて速い時計２本と入念。
今週の追い切り
美浦ウッドで併せ馬 84.7-68.2-53.5-38.7-11.8
輸送減りを考慮した１段ソフトな仕上げ。
全体量が足りているので、これで良いでしょう。
自分の力は出せましょうが、ハンデも考慮すると、シャカリキに勝ちに来ているとまでは言えません。
ウインシュクラン
５５キロ。
７月１４日阿武隈Ｓを勝って以来なので４ヶ月ぶり。
中間追い切り
初時計は先月２３日。軽目を計３本、長めを計１本。
今週の追い切り
美浦ウッドで単走 87.1-71.1-55.5-39.7-12,2
ちょっとがっかりしました。
走り自体はそこまで悪くないのかもしれませんが、もうちょっと時計を出して欲しかった。
意図してソフトにという感じも伝わってこなかったので、辛い評価となります。
エンパイアウエスト
５３キロ。
７月１４日函館記念以来なので、４ヶ月ぶり。
中間追い切り
初時計は９月２２日で軽目を計７本、長め１本、長くて速い時計を３本と入念に乗り込んでいます。
今週の追い切り
美浦ウッドで３頭併せ 津村騎手が乗り 83.1-67.5-52.7-38.2-12.0
相手に併せた走りでしたが、十分な負荷がかかっています。
馬体が戻ってきており、新潟牝馬Ｓを自重したことが吉となっている感じ。
態勢は整っており、十分に走れる状態です。
ギャラクシーナイト
５６キロ。
１０月１３日、オクトーバーＳからなので中３週。
中間追い切り
初時計は、先月２７日。軽い時計を２本、長くて速い時計を１本。
今週の追い切り
美浦ウッドで単走 85.0-69.2-54.0-38.9-11.7
古馬らしい落ち着きがあり、馬が自分のあることをわかっている感じ。
まっすぐ、無駄なく走れており、調教からは《良い》の評価ができます。
あとは、相手関係と福島適性ですね。
クリノプレミアム
５５．５キロ。
３月９日中山牝馬Ｓ以来なので、８ヶ月振り。
中間追い切り
初時計は先月１４日。
牧場で乗られていたこともあって、いきなり６８秒９をだせています。
その後は、強め２本、長くて速い時計１本なので、思った以上に牧場の段階で仕上がっています。
今週の追い切り
美浦ウッドで単走 67.2.52.5-37.9-11.9
重心沈み活気ある。
動きに無駄がある点が気になりますが、全体的に及第点以上の点数をつけることが出来ます。
今回も堅実に走れそうです。
サトノエルドール
５６キロ。
１０月１３日、オクトーバーＳからなので中３週。
中間追い切り
初時計が３０日で軽い時計を２本。
今週の追い切り
美浦ウッドで併せ馬 81.9-65.3-50.8-36.8-11.9
３着した前走時も好調と判断できましたが、それを今回もキープできています。
自然とこの時計になっていることが、なによりもの成長だと判断できます。
あとは力が足りるかだけですが、この馬の力は確実に出せます。
ショウナンマグマ
５７キロ。
１０月２７日カシオペアＳ以来なので、使えば中１週となります。
中間追い切り
さすがに中１週ですので、軽い運動のみ、時計は出しておりません。
今週の追い切り
美浦ウッドで単走 52.2-36.7-12.0
４ハロンのみ。中１週ですから、やれてもこのくらいに留めるべきで、その意味では十分。
出れる立場の馬ですから、出走馬決定順が下位の面々にとっては、動向が気になる、「遠慮してくれ」と言いたくなるところでしょう。
シリウスコルト
５４キロ。８月１１日小倉記念以来、３ヶ月ぶり。
中間追い切り
初時計は先月１７日で軽目を５本と強めを１本。量は十分ですが、質に疑問。
今週の追い切り
美浦ウッドで３頭併せ 67,1-51.4-36.8-11.9
エリザベス女王杯に出走するルージュリナージュと併せています。
弾む感じのフットワークは良いのですが、道中で無駄が多かった。
そのため、ゴール前で失速し、取り残される結果となりました。
《折り合いがカギとなりますね》
シーズンリッチ
５６キロ。１０月１３日、オクトーバーＳからなので中３週。
中間追い切り
初時計は先月３１日で軽い時計を２本。
今週の追い切り
栗東坂路で単走 53.9-39.0-25.4-12.4
とりたてて特筆すべきところはありません。
きっかけがほしいところですが、そのきっかけも見えませんでした。
レースを使うための調教は消化できているなという感じです。
タガノパッション
１０月２０日新潟、新潟牝馬Ｓ以来なので、中２週。
中間追い切り
先月３１日に坂路で５４秒２と強めの時計を出せています。
今週の追い切り
美浦坂路で単走 53.9-39.0-25.4-12.4
中間も含めて、この時計を出せている事自体が状態の良い証。
ハンデが示すように、今までのパフォーマンス自体はたいしたことがないのですが、状態自体は明らかに良いと言えます。
そして、目下の体調はかなり良いですね。
ダンディズム
５７キロ。
９月１４日中京、ケファウスＳ以来なので、中７週。
中間追い切り
先月２０日が初時計で、軽い時計４本と、長い時計１本。
今週の追い切り
栗東坂路で単走 51.6-37.8-24.5-12.0
理想的に負荷を上げており、今週の追い切りも上々。
意図を持って追いきっているなと感じさせており、この馬なりに上々で上向いています。
８歳秋を迎えたセン馬ですが、十分に２，３着には買って良いのではと思えます。
ドクタードリトル
５６キロ。
１０月６日京都大賞典以来なので、中４週。
中間追い切り
初時計は先月２７日。軽目２本、速い時計１本。
今週の追い切り
栗東坂路で単走 53.9-38.5-24.8-12.3
一段、馬が上がったなという印象を持たせる馬です。
最終追いは調整程度なのですが、それでも活気に溢れていました。
十分に期待を持たせる内容でした。
フェアエーリング
５２キロ。
７月２７日、札幌、ＳＴＶ賞以来なので、３ヶ月半ぶり。
中間追い切り
初時計は先月２３日。長くて速い時計を２本、軽目を２本。
今週の追い切り
美浦ウッドで単走 68.6-53.2-38.3-11.6
Ｇ１エリザベス女王杯にも登録がありますが、相手関係、コース適性を考慮してこちらへ。
Ｇ１に向かってもと思えるほどの出来です。
休養期間を考えても、十分な調教を積むことができました。
フライライクバード
５７キロ。
９月１４日中京、ケファウスＳ以来なので中７週。
中間追い切り
初時計は先月２０日。軽目２本、強め１本、長くて速い時計１本。
今週の追い切り
栗東坂路で単走 西村淳騎手が乗り 54.1-38.9-24.9-12.1
シャープな走り。
前肢が出ていて、無駄がない走り。
ケファウスＳの好内容をそのまま期待できる出来にあります。
プラチナトレジャー
５５キロ。
９月１日タイランドＣ以来２ヶ月振り。
中間追い切り
初時計は先月２０日、軽い時計３本、強め１本、長くて速い時計１本。
今週の追い切り
美浦ウッドで併せ馬 83.8-67.7-52,1-37.2-11.8
除外対象ですが、意欲的な調教。
質も量も足りており、なんとかして抽選を突破してほしいところ。
馬体のハリも、動きもキビキビしており、出れるのであれば、大きな期待が持てる馬です。
ペラジオソノダ
５３キロ。
１０月１３日、オクトーバーＳからなので中３週。
中間追い切り
初時計は３１日ですが、いきなり長くて速い時計を出しています。
今週の追い切り
栗東ＣＷで単走 66.6-52.3-38.0-12.4
間隔がそこまで空いていなのに、先週も今週も攻めてきました。
この意欲は買えますし、動きも十分過ぎるほど。
力量は足りないでしょうが、状態の良さは評価できます。
ホウオウノーサイド
５３キロ。
７月２１日、福島ジュライＣ以来なので、３ヶ月半ぶり。
中間追い切り
初時計は先月２３日。軽い時計２本、長くて速い時計１本。
今週の追い切り
美浦ウッドで併せ馬 83.7-67.1-51.8-37.4-11.7
除外対象ではありますが、それでも攻めてきました。
「出れるならば、いいとこあるはず」という気持ちが見えます。
ただ、意気込みは良くても、調教による加点がものすごいというところまでは行けていません。
追い切りからの推奨馬＆推奨馬券
コメントを読んでもらって、誉めているのが単純に良い馬です。
コメントを読んでもらって、良いことを書いていないのがダメな馬です。
【◎】ハンデの絡みも相まって興味深いレースとなっていますが、総合点の上位馬と下位馬で大きな差がある印象です。
フライクバードを連の軸、３連複の軸として抜擢して良いでしょう。
総合力が高く、信頼できます。
３連複軸１頭流し（６点）
軸：フライライクバード
相手：エンパオアウエスト、ギャラクシーナイト、ダンディズム、ドクター・ドリトル
