ディリー杯２歳Ｓの追い切り評価と予想を行っていきます。
もともと１０頭の登録でしたが、オイランブチ、コスモイシュタル、そして、出れば１番人気が予想されたロンドボスまでもが回避して７頭立てのレースとなりました。
この頭数だと、いくら１４００のレースだといっても、流れはそこまで速くならないでしょうし、なにより、完走さえすれば手当がもらえますので、各陣営ともホッとしているだろうなと感じます。
はからずも、走る前から、各馬にとって着順が１つ、２つ上がったようなもの。
その安堵感と勝利に対する執念。
二率相反する概念ですけども、きっちりと、丁寧にみていきましょう。
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エイヨーアメジスト
９月１日小倉の小倉２歳Ｓ以来なので、２ヶ月ぶり。
中間追い切り
初時計は先月２５日。軽目１本、長め２本。
今週の追い切り
栗東坂路で単走 54.5-39.7-24.9-12.0
成長途上の２歳馬なので仕方がないのですが、まだフラフラ、体に必要な筋肉もつききっていません。
その分、雑な走りとなってしまうんですが、やはり、この馬は成長が足りません。
サウンドバッハ
１０月３日の門別戦を走ってから、美浦、根本厩舎に転厩し、今回が転厩初戦。
中間追い切り
転厩してから時間がないことで手探り、時計をだせておらず。
今週の追い切り
軽目で特に見どころなし。
オキザリス賞へ向かうプランもあったが、結局はここに。
ダイシンラー
８月３１日、札幌の新馬戦を勝って以来なので、２ヶ月半ぶり。
中間追い切り
栗東に帰厩して、初時計は先月１７日。
軽目を計５本、長くて速い時計を１本でこれが一杯に追って、相当の負荷がかかっている。
今週の追い切り
栗東坂路で単走 54.5-38.6-24.9-12.6
まだ馬体が緩いことは仕方がないのですが、走り方に一生懸命さが伝わる。
筋肉もつきかかっており、現状の力は出せそう。
２戦目でＧ２に使ってくるだけの良い馬だというのはわかります。
ドラゴンブースト
１０月１２日の未勝利戦を勝って以来なので、中３週。
中間追い切り
２３日に初時計。
軽い時計を計３本、長くて速い時計を１本。駆け方がシャープで切れ味を感じる。
まだ重心は高いですが、使ってくれば解消されていく感じで、良い馬だと感じさせます。
《有力の１頭でしょう》
【今週の追い切り】
栗東坂路で単走 53.3-38.6-25.1-12.4
駆け方がシャープ。
まだ重心は高いが、良い馬だと感じさせる。
ランフォーヴァウ
１０月６日の未勝利戦を勝って以来なので、中４週。
中間追い切り
先月２７日に初時計。
強め２本、軽目１本ですので、先週の段階では量が足りておらず、今週に強い時計を出すのでしょう。
今週の追い切り
栗東ＣＷで併せ馬 坂井瑠騎手を背に 81.8-65.8-51.9-37.1-11.4
やはり時計を出してきました、しかも猛時計。しぶとくでも先着を果たした事自体がすごいこと。
良い調教であり、迫力を感じました。
《完全に良い》
ロヴィーサ
１０月１３日の新馬戦を勝って以来なので、中３週。
中間追い切り
時計を出していないため、記入なし。
今週の追い切り
栗東ＣＷで単走 幸騎手を背に 88.5-72.4-56.1-39.7-11.7
フットワークがバラバラで頭も高く、しかも遊びながら走っている感じ。
キャリアや若さから仕方のないところなのですが、時計の字ヅラも、見た目の絵面も、どちらも評価できません。
逆説的に言うと、これで勝つんだったら、相当な大物ですよ。
ローレルオーブ
８月３１日、札幌２歳Ｓ以来なので、２ヶ月半ぶり。
中間追い切り
先月２７日が初時計で、軽目を３本。
今週の追い切り
栗東坂路で併せ馬 鮫島駿騎手が乗り 54.4-39.9-26.0-13.0
軽目ではありますが、ペースを守って走れていたことが収穫。
ただ、先着は果たしたものの、併走馬に遊ばれながらだったことが気がかり。
しんどそうだったなという印象を受けますので、この時計は、現在のこの馬には辛かったのでしょう。
追い切りからの推奨馬＆推奨馬券
有力馬が回避したり、回避するつもりの馬が出たりと、想定外の部分があった経緯のレースで、結局は少頭数に。
文句なく、今週の良い調教をしたなというのが、ランフォーヴァウですけども、中間からも含めると、ドラゴンブーストを上に取りたい。
３連単は候補馬がそこまでよく見えなかったことで、単勝と、馬単のみとします。
