弥生賞(G2)2024年に出走予定馬の全頭追切診断です。
アドミラルシップ【C】
横山琉を背にウッドで併せ馬。3馬身の追走から徐々にその差を詰めたが、直線は相手の勢いが上回り最後は遅れたままゴールイン。6F82秒6ー1F11秒7と数字はまずまずも、並べなかった内容に不満を残す。
エコロレイズ【B】
1週前は併せ馬で劣勢。ただ、今週は菅原明が手綱を取ったことできっちりとスイッチが入った。馬体が合ってからも余裕があり、追い出せば一気に加速できそうなほどのキレキレの走り。6F80秒1ー1F11秒7。リズムの良さ、走りの軽さともに前回以上。
コスモキュランダ【B】
2月初旬は坂路とプール。1週前からウッドでの併せ馬を取り入れた。その1週前は併せ馬で6F82秒8ー1F11秒9。手応えは明らかに違い、併せた相手に楽々と先着。今週は内から抜け出すと、食らいつく相手を尻目に一直線の伸び。5F65秒7ー1F11秒5。スケールの大きい走りを見せており、仕上げは満足。
シュバルツクーゲル【B】
前回同様にポリトラックでの追い切り。先行して僚馬を誘導すると、直線は持ったまま軽快に伸びて1F11秒6。トモの擦れ防止のためにポリを使用。そのため速い数字は出さないが、前向きに走れており、気配は前走以上。
シリウスコルト【B】
三浦を背に単走追い。リズム重視の内容だったが、スピードの乗りが良く、直線も自らハミを取って真っ直ぐ伸びきった。6F83秒6ー3F38秒2ー1F11秒9。筋肉が増えた馬体はメリハリ十分。ピカピカの毛ヅヤから状態の良さが伝わってくる。
シンエンペラー(A)
輸送を控えていることもあり、しまいの反応を確かめる程度。ただ、それでラスト1ハロン11秒9だから強烈だし、ビシッと行けばさらに切れそうなムード。道中の脚さばきも力強く、これといったケチは思い浮かばない。
ダノンエアズロック【A】
1月28日に初時計。そこから坂路とコースを併用そて計9本の時計をマークする熱心な過程。前回は1週前に併せ馬でしっかり、当週は半マイルからの調教過程。それが今回は1週前に併せ馬で5F64秒9ー1F11秒1。しっかりとやっているにもかかわらず、当週も併せ馬で5F64秒8ー1F11秒4。馬体を並べると前へ前へ行く姿勢を見せて、最後まで追うことなくズバッと切れた。意欲的に攻め込んでシェイプアップに成功。筋肉が増えて、メリハリのあるシルエット。成長著しい。
トロヴァトーレ【B】
1週前の併せ馬では、一杯に追われる相手を子供扱い。25日の日曜は坂路で1F11秒7。今週は6Fから意欲的に攻め込み、直線はあえて馬の後ろで我慢。チップを被せたが、リズムを崩すようなことはなく、手応えたっぷりに伸びて6F79秒5ー1F11秒6。馬体の雰囲気も良く、成長を感じさせる仕上がりだ。
ニシノフィアンス【B】
内田を背に併せ馬。直線は前2頭の内に潜ったが、引っ張り切れないほどの手応えのまま、グイグイと加速して5F65秒8ー1F11秒7。走るエネルギーが満ちあふれており、馬体も引き締まった状態。体調はかなりいい。
ファビュラススター【A】
2月14日のウッドで破格の1F10秒9をマーク。今週は前を走る2頭の外へに進路を取ると、並ぶ間もなく抜き去って5F66秒8ー1F11秒1。速い数字を余力を持って叩きだしたように、スピード、切れの良さが際立った。全身バネのような軽いフットワークに加えて、体の緩さも解消された。3連勝に向けて仕上げは完璧。
レッドテリオス【C】
1週前は3頭併せで手応え劣勢の伸び脚。両サイドに食らいついたのは評価できるが、切れ不足を感じさせる内容だった。今週は3頭併せの外。さばきが硬く、フットワークの重心も高い。その影響か、コーナーも膨らんでしまった。5F70秒8ー3F40秒1ー1F12秒0。大きな上積みは見込めない。