オールカマーとは、(来たいやつは誰でも来い)地方馬でも、外国馬でも出走できます。
かつてはオグリキャップとか、ライスシャワーもこのレースに出ていますが、時代は移り変わって、イクイノックスのように強い馬はG1しか使わなくなりましたので、独立したG2と考えたほうが実情にあっているように思います。
そうはいっても、
2着2700万円
3着1700万円
と、G2としても十分に高額ですから、当然、ここに出てくる面々は真剣度が違います。
先週に、「こういうレースパターンは、コスモキュランダと前に行ける穴目の馬とのワイドが一番に狙い。
◎コスモキュランダ
しかし、これといった穴馬がおらず、消去法で
○エコロヴァルツ
となります。
このワイドって5倍つくかな?
つくならこれ1点で良いのですが、つかない気もしますので、だとすると見合うかどうか。」という風に言いましたが、この2頭のワイドは420円。
微妙な配当でしたが、結果的には1点なんですから十分とも言えます。
オールカマー(G2)2024概要
開催日時 | 2024年9月22日(日) 15時45分発走予定 |
グレード | G2 |
開催競馬場 | 中山競馬場 11R |
コース | 芝2,200m |
性齢 | 3歳以上 オープン |
1着賞金 | 6,700万円 |
中山・芝2200mの特徴
舞台の2200mはセントライト記念と同じですが、おさらいのために、お目通しください。
直線の入り口がスタートで、1コーナーまでの直線距離は432m。
外回りコースを使用するため、2コーナーまでは緩やかなカーブになります。
また、4コーナーまでも緩やかなカーブを描くコースで平均ペースになりやすく、時折大逃げが決まるコースです。
向こう正面の下りも手伝って、道中のペースが落ちないため、3コーナーからの仕掛けが重要なポイント。
マクリも度々見られる。
脚質的には先行馬が有利。
最後の直線は310mと短いが、クラスが上がるにつれて逃げ切りは難しくなる。
また、直線一気も難しく、末脚の持続性、すなわちスタミナと底力が要求される。
リピーターが多いのも特徴で、1度このコースで好走を見せた馬は次走以降も注意を払いたい。
注目馬
なお、私の表現で言うところの格別定となります。
3歳54キロ、4歳以上57キロ、牝馬は2キロ減
1年位内のG1競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2キロ増、牝馬限定G1競走またはG2競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1キロ増
1年以上前のG1競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1キロ増(2歳時の成績を除く)
です。
アウスヴァール
オープン入り後に段階を踏み、函館記念3着と重賞でもやれる力をつけてきました。
ただ、ハンデ戦ならいざ知らず、格別定では、まだ、”家賃が高い”ですね。
アルビージャ
関越Sは4着でしたが、時計も速く内容の濃い走りでした。
ただ、それはあくまで新潟外回りでの話。
今回は条件がガラッと違いますので、同じだけ走れるかは微妙なところ。
キラーアビリティ
大阪杯は15着に大敗していますが、中日新聞杯やサウジのG2戦では立派に走っています。
現状ではG2の馬という評価でいいでしょう。
サヴォーナ
日経新春杯、阪神大賞典、天皇賞、函館記念とこの路線の主役候補なのですが、勝ちきれずにいます。
近走はもどかしいのですが、力量から注意をしないといけません。
サリエラ
牝馬ながらスケールの大きい馬です。
ただし、ずっと勝ちきれていないこと、馬がちょっとおとなしくなってきていることが気になります(精神面で成長しているとも言えますが)。
ステラヴェローチェ
大阪杯4着、札幌記念も3着に食い込んでおり、やはり地力があります。
ただ、この馬も勝ちきれない馬、単勝を買うにはためらいがあります。
ナイママ
近走不振、8歳秋を迎えており、やはり相当に厳しい。
ニシノレヴナント
オープン入りし2戦したが、もうちょっとオープンで揉まれる必要を感じます。
地力がこのクラスでは足りていないので、そうとう恵まれたとしても…。
フェーングロッテン
かつてのきらめきがありません。
本来はこのコースはプラスだと思うのですが、現状ではたとえ大逃げが出来たとしても…。
ミクソロジー
現在4連勝中。
一気にダイヤモンドステークスまで勝っています。
ただ、今回は休養明けであり、距離もこの馬には短めの2200m。
相手も格段の強化とまさに試金石の一戦。
普通に考えれば、他の馬から買って、この馬が強ければ仕方ないというスタンスで良いのでは。
ヤマニンサンパ
前走は宝塚記念ですからG1帰りです。
ただやはり、まだまだ地力が足りていません。
ラーグルフ
中山記念以来。
ずっとG1、G2を使っていることは立派ですが、成績がよろしくありません。
また今回は休み明け、狙い目は薄い。
リカンカブール
今年の金杯を勝っているのですから、このコースが向いていないわけがありません。
大阪杯、函館記念ともに内容が乏しいのですが、まだ見限る事はできません。
レーベンスティール
昨年のセントライト記念、今年のエプソムカップ、特にエプソムカップはまだ厳しいかという調整内容でも鮮やかに勝ちきったように、本当はもっと上=G1を本気で狙うべき馬です。
また、戦績が悪い馬が多いので、この馬にとってはメンバー的に与しやすし。
全幅の信頼までは置けませんが、ここでは中心となる存在です。
ロバートソンキー
7歳秋を迎えましたが、一昨年の2着馬です。
そこまでの実力はありませんが、古い馬でミッキーロケットに似ているタイプ。
今年のメンバーを考えると、相手の1頭に考えないといけません。
オールカマー記念の過去傾向
この先のビッグレース制覇をもくろむ実力馬が集うことの多い重賞ゆえに、前走のレースの格が結果に反映されやすいことは事実です。
近年はその傾向が顕著であり、2013年以降(2014年は新潟で施行)の3着以内延べ33頭中15頭を前走G1組(海外G1を含む)が占めている。
その一方、前走条件クラス組の複勝圏入りは2022年2着のロバートソンキー1頭のみ。
前走がオープン特別組の最高着順も3着どまりとなっている。
あえて非重賞からの参戦馬を狙うにしても、ヒモ候補にとどめておいたほうがいいでしょう。
2013年以降、1番人気は【 2 3 1 5 】とやや苦戦。
1~2番人気のワンツー決着もなし。
ただし、2桁人気馬が2着連対圏に入ったことはなく、馬連の万馬券も一度しかない。
波乱傾向は決して強くないので、そのあたりには注意が必要だ。
馬券的に注目のゾーンは、毎年のように複勝圏入りを果たしている5~9番人気。
このあたりを中核にして、好配当を狙う作戦が最も効率的と結論付けたい。
G2オールカマー記念の予想買い目
今年のメンバーは近年と比べても弱いと断じざるを得ません。
だから、戦績が唯一まともなレーベンスティールが◎に相応しい。
配当が見合わないなと感じはしますが、消去法でこの馬が◎なのは仕方がないところです。
この馬から買う以上は、1着固定で買わないといけません。
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△サヴォーナ
△サリエラ
△ステラヴェローチェ
△ミクソロジー
2着:サヴォーナ、サリエラ、ステラヴェローチェ、ミクソロジー
3着:サヴォーナ、サリエラ、ステラヴェローチェ、ミクソロジー
3連単フォーメーション(12点)で攻めつつも、点数を絞って確率を高めるのが基本戦略です。