ここでは関東馬、関西馬の中から追い切り評価の高かった馬をそれぞれ2頭ピックアップしてお届けします。
メインレースに出走する馬以外からの選出となるので、思わぬ穴馬に出会えるかもしれませんよ。
追い切り特注馬【関東馬】
関東馬からピックアップした2頭をご紹介します。
土曜東京１２Ｒ４歳上２勝クラス【アコークロー】
昨秋復帰後は東京Ｄ２１００ｍに狙いを定めて、崩れのない成績。
とりわけ前走は上がり３Ｆメンバー最速の脚を使って追い込み３着と中身の濃いレースぶりだった。その後は無理使いせず、得意の舞台までじっくりと待機。時間をかけて乗り込めたことで、馬体、動きともに申し分のない仕上がりだ。１週前は３頭併せで６Ｆ８０秒９ー３Ｆ３６秒７ー１Ｆ１１秒４。今週は前を走る僚馬を目標に進むと、直線は内へ。滑らかな加速からグングンと伸びて最後はきっちりと同入でフィニッシュ。６Ｆ８３秒５ー３Ｆ３７秒５ー１Ｆ１１秒４。丸みを増した馬体に、はち切れんばかりの筋肉量。
イキナリ全開と行く。
日曜東京１２Ｒ４歳上２勝クラス【マウントベル】
前走はスタート後に躓くアクシデント。
後方からの競馬を余儀なくされたが、最後はしっかりと脚を伸ばして３着。負けたとはいえ、現級上位の力は示したと言えよう。中間はメリハリを利かせて乗り込まれ、１週前は併せ馬で５Ｆ６７秒６ー３Ｆ３７秒４ー１Ｆ１１秒２。速いところをやった反動もなく、日曜には４Ｆ５９秒１ー１Ｆ１４秒３。今週は併せ馬。先行して僚馬をうまく誘導すると、直線は相手が来れば来るだけ伸びる勢い。最後まで手綱を持ったままだったが、仕掛ければ瞬時に突き放す勢いだった。
馬体も中から膨らんだような張りがあり、出来に不安なし。
追い切り特注馬【関西馬】
関西馬からピックアップした2頭をご紹介します。
土曜東京１０Ｒ府中市市制施行70周年記念【アグラシアド】
前走Ｖの反動は微塵も感じられず、坂路４ハロン５２・１―３７・６―１２・１秒と目の覚めるような末脚。
雨の影響でかなり力のいる馬場状態だったが、その渋化したチップを高々と蹴り上げて登坂してきた。雨天下でも毛ヅヤの良さが伝わるように、勝ってさらに上昇気配といったところか。
日曜新潟１０Ｒ邁進特別【ショウナンマッハ】
意欲的にビシッと追われて坂路４ハロン５２・７―３７・７―１１・９秒。
かに攻め駆けするとはいえ、今週の馬場でこの加速力は強烈だろう。前走よりも馬体を引き締まって見せており、フットワークもリズミカルに。まだまだ上の着順を目指せるはず。
