ここでは関東馬、関西馬の中から追い切り評価の高かった馬をそれぞれ2頭ピックアップしてお届けします。
メインレースに出走する馬以外からの選出となるので、思わぬ穴馬に出会えるかもしれませんよ。
追い切り特注馬【関東馬】
関東馬からピックアップした2頭をご紹介します。
土曜東京9R・新緑賞【クラッシファイド】
前走はプラス16キロが示す通り、太めを残した仕上げ。
それでもレースはスッと2番手につけてうまく折り合えていた。直線は逃げた勝ち馬を最後まで捕らえられなかったが、しぶとく粘って2着を確保。負けたとはいえキャリア2戦目の内容としては十分評価できるものだった。
その後は無理使いせずに東京まで待機。じっくりと調整できたことで、ここにきて鋭い走りを連発中だ。
1週前3頭併せの最追走から、ラストはズバッと切れて中、外に1馬身の先着。重心をグッと下げたフォームは迫力満点で、時計も6F81秒0ー3F38秒0ー1F11秒7と数字も速い。今週は単走で馬の気に任せたが、伸びのあるフォームから、直線は外ラチに沿って真っ直ぐ伸びきった。
6F83秒0ー3F38秒1ー1F11秒8。前走以上の出来で臨む。
日曜東京10R・鎌倉ステークス【プラチナジュビリー】
2連勝で臨んだ前走はクラスの壁にはね返されたが、それでも着差は0秒3差。着順ほど負けてはおらず、クラスの慣れが見込める今回になってもいい。
今回は坂路調教からウッドに切り替えて負荷をかけた。1週前は5F66秒5ー3F36秒8ー1F11秒5。
単走ながらスピード感にあふれ、直線も手応えたっぷりに伸びて好時計。今週も単走。馬場の大外を回す負荷をかけたが、手応え十分にスパッと切れて1F11秒3。全体時計も5F66秒4でまとめたように、中身の濃い調教を詰めた。
トモの筋肉が盛り上がり、肌も薄くしっとりと見せる状態。暖かくなって代謝が上がったことで、気配がグンと良化。一変があっても驚けない。
追い切り特注馬【関西馬】
関西馬からピックアップした2頭をご紹介します。
土曜京都11R天王山ステークス【サンライズアムール】
2週続けて池添とコンタクト。ともにラスト1ハロン11秒台と切れに切れたうえ、それでまだ余裕たっぷりなのだから恐れ入る。ちなみに今週は坂路4ハロン51・6―11・8秒と全体時計も優秀。
運動量は豊富だし、3カ月ぶりでも能力全開が期待できそうだ。
日曜東京10R鎌倉ステークス【アルメイダミノル】
前走後また少し間隔があいたが、身のこなしが明らかに前走より素軽くなった。
時計も坂路4ハロン50・7―12・3秒と超優秀であり、これで鞍上の手綱は抑えられたままだというのだから強烈だろう。
得意の東京で改めて。