ここでは関東馬、関西馬の中から追い切り評価の高かった馬をそれぞれ2頭ピックアップしてお届けします。
メインレースに出走する馬以外からの選出となるので、思わぬ穴馬に出会えるかもしれませんよ。
追い切り特注馬【関東馬】
関東馬からピックアップした2頭をご紹介します。
土曜中山8R4歳上2勝クラス【ネイビースター】
前走は逃げ切った勝ち馬を捕らえることはできなかったが、3着馬には決定的な差。
休み明けでプラス10キロと体に余裕があったことを踏まえれば、上々の復帰戦だったと言えるだろう。
その後は中山芝1800mを目指して順調に調整され、1週前は今回手綱を取る津村を背に追われ、5F67秒5ー1F11秒4。馬場の大外を回ってしっかりと負荷をかけたが、外ラチ沿いを持ったままズバッと切れた。今週も津村騎乗で単走追い。前半は無理せず馬の気に任せたが、リズム良く、しなやかなフットワーク。直線は馬場の大外に持ち出すとゴーサインに瞬時に反応して、矢のような伸び脚。1F11秒1の好タイムを軽々とマークした動きは迫力満点だった。
緩かった馬体も引き締まり、良化は著しい。
日曜中山12R4歳上2勝クラス【ディオアステリア】
前走は行きたい馬を行かせて3番手。
前に馬を置いてもリズム良く走れており、直線はあっさりと抜け出して2着馬に2馬身半差。
待望の2勝目を飾った。
その後は美浦に戻って調整され、元気いっぱいの姿。遠征後の中2週でも緩めずに乗り込まれ、今週は2頭併せ。6Fから3馬身追走でスタートさせたが、折り合い、コーナーともにスムーズ。直線は外から並びかけたが、一杯に追われる相手を馬なりのまま圧倒。最後まで手応え十分に抜け出すと、最後は3馬身先着でフィニッシュ。6F84秒8ー3F37秒9ー1F11秒2。脚力の違いを見せつけるケイコ内容だった。
柔らかみのあるフットワークと馬体を維持出来ており、心身ともに充実期に入った
追い切り特注馬【関西馬】
関西馬からピックアップした2頭をご紹介します。
土曜阪神10R丹波特別【ヒルノショパン】
格下相手とはいえ、併せ馬で楽々と追走→先着。まだたっぷりと余力も感じられた。
時計自体も坂路4ハロン51・7―38・2―12・2秒(G前仕掛)と文句なしに速く、しかもこのハードトレを中1週でこなしてくるのだから大したものだ。
逃げて自分の競馬ができれば。
日曜中京12R鈴鹿特別【ヴィヴァン】
坂路を馬なりで駆け上がり4ハロン54・8―39・5―12・2秒。
前走もしっかりと動けていたが、さらにキレが出て動き&馬体ともにブラッシュアップされたイメージだ。
まだまだ余力も感じられたし、ビシッとならさらに伸びそうな気配。
いよいよ惜敗続きに終止符が打てそう。