東海ステークス2025予想！過去10年分のデータと傾向から爆穴馬を厳選！

本記事では、競馬ライター蒼井が2025年7月27日(日)に開催予定の東海ステークスを予想！

昨年まではプロキオンステークスの名称で行われていますが、今年からは1月の東海ステークスと開催時期、施行条件をまるっと入れ替える形になっています。

競馬歴20年の確かな目で、過去10年のデータ分析、参考レースや追い切り考察をしておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

※昨年までこの時期に行われていたプロキオンステークスのデータを使用しています。

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東海ステークスの予想印と最終見解

予想印	馬番	馬名
◎	⑧	インユアパレス
○	⑬	コンクイスタ
▲	⑮	リジル
△	③	オメガギネス
△	⑤	イグザルト
△	②	ビダーヤ
☆	⑯	サンライズフレイム

プロキオンステークス、と書きたくなる東海ステークス。果たしてレース名を入れ替える意味はあったんでしょうかね。条件もほぼそのままですし…

本命は⑧インユアパレスで。前走の欅Sではビダーヤへ僅かに届かず2着に敗れましたが、直線入り口でライバルに進路をカットされ、追い出しが遅れています。ゆえに僅かに残し切られたという印象も。ラフプレーではなくルールに則った戦略なので、これはビダーヤのレーン騎手を褒めるしかないでしょう。

となれば、馬の実力は五分。乗り方ひとつでビダーヤとの差はひっくり返ると考えるなら、ここで本命にしない手はありません。このコースは良く前が残りますが、中京大得意の川田騎手が乗るなら鬼に金棒。枠もライバルより外で、好位～中団の良いポジションを抑えられるのではないでしょうか。

対抗には⑬コンクイスタ。インユアパレスとビダーヤを評価するなら、2頭に良いところまで迫ったこの馬も当然マークする必要が出てきます。自在性の高い脚質で前からも勝負できるのは魅力。外枠なら動きやすいはずです。

穴の使者に⑮リジルを指名。2走前の3勝クラスは先行して粘り込んでおり、横綱競馬に持ち込めれば頭まであるかもしれません。持ち時計も1分23秒9なら水準以上です。

東海ステークスの有力馬

東海ステークスの有力馬をご紹介していきます。

出走馬の確定前となるので、現段階での出走想定から注目馬をピックアップします。

ビダーヤ

ダートに転向後4戦4勝。前走の欅Sも強い勝ち方で、かなりの評価を得ています。

兄に重賞3勝馬のシャケトラを持つ良血馬で、主戦場を替えてからは一貫して強いところを見せている同馬。これが初のダートグレード競走への挑戦となりますが、どこまでやれるか注目です。

ヤマニンウルス

昨年夏、プロキオンSを無敗で制してからはやや低迷。初重賞制覇を遂げた馬へ再び戻ってきました。（レース名は変わっているので、厳密にいえば違いますが）

短距離や芝も試してはいますが、恐らく本質的には中距離がベストだと思われます。今回も1400ｍのスプリント戦。忙しさにエンジンがかかるのが遅れれば、2走前のような敗戦を喫する可能性は十分にあります。

東海ステークスの過去走とデータ”爆穴”

東海ステークスの開催日程と競馬場

開催日時	2025年7月27日（日）中京7R 発走 15:35
グレード	G3 3歳以上　ハンデ
開催競馬場	中京競馬場
コース	ダート1400ｍ

東海ステークスのコース解説

芝を走ってからダートコースに入る中京のダート1400ｍ。

この芝スタートというのが曲者で、他の競馬場ではほとんど砂からスタートするこの距離を芝から始めると、スピードの乗り方が変わってきます。加えて最後の坂があるため、そう簡単に差し追い込みが決まりません。

東京ダート1600で好走した馬、中山ダート1200でハナを取れるような馬はこの距離で有利です。予想段階でマークしておきましょう。

東海ステークスの出走表

※表を右にスクロール（スワイプ）すると寸評・短評が表示されます。

東海ステークスの過去10年のデータ分析

同レースの過去10年分のデータを収集し、分析して割り出した傾向をご紹介していきます。

予想の参考になる情報ばかりですので、ぜひご覧いただき的中率を上げるために役立てて下さい！

人気:順当に決まりやすい傾向

※2015～2024年のデータ使用。

2020~22、24年の阪神、小倉開催分は除外。

人気データの傾向は、小倉で開催されたプロキオンステークスは良く荒れていた印象でしたが、中京の短距離ダート戦で開催される場合だとほぼ荒れません。基本的には5番人気までで決まります。

ダート戦でもそこまで紛れのないこのレースをどう当てるか。購入者の腕も試されます。

配当:大波乱はほぼない傾向

※ワイドは上から1-2　1-3　2-3　の入線順

配当傾向は、中京で開催されたのは2023年のみという事に注意が必要です。この時も逃げたドンフランキーがそのまま行き切り勝利を収めました。

他場で行われた年と比較しても明らかに配当が落ちています。過度に荒れへ期待しすぎない方が良いでしょう。

枠番:2枠は0勝だが能力次第

枠番の傾向で目立ったのは、2枠が過去6年で好走ゼロ。とはいえ好位につけられた馬達の4枠は多く、スピード能力のある馬なら好走もあり得ます。

脚質:逃げと先行馬を要チェック

脚質別の傾向は、やはり先行有利という事が顕著に表れているこのデータ。

出脚が芝でつくか、そもそものスピード能力が高いかどうかも吟味しましょう。

後方勢から勝負をかけるのはかなりのバクチです。

種牡馬:ロードカナロア産駒は安定

※当該条件は今回のレースと同条件かつ、OP以上の成績

種牡馬別データは、あまりダートで好走しているイメージのないルーラーシップ産駒ですが、中京ダ1400ではそこそこ走っている…と思ったあなた、この2勝は昨年のフリームファクシが挙げたもののため、ほぼ例外と捉えて良いです。

安定して走るのはやはりロードカナロア産駒でしょう。

騎手:中京は川田騎手

騎手別データは、やはり中京と言ったら川田騎手！というイメージを持つ人も多いでしょうが、やはりその通り好走率が非常に高いです。馬質が良いのはもちろんですが、この競馬場では安定して人気馬を上位に持ってきます。

次いで松山騎手も。ただこちらはプロキオンステークスではそれほど相性が良くありませんでした。レース名が変わったとはいえ、条件が一緒ならそこまでな気もします。

鮫島克駿騎手はあまりこの条件を得意にしていません。特に中枠へ入ってしまった場合は微妙な騎乗をすることがよくあるのを覚えておきましょう。

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東海ステークスの前哨戦回顧と考察

東海Sの前哨戦にあたるレースの回顧をふまえた考察を行っていきます。

参考レース①天保山S（OP）

逃げたサトノルフィアンが引っ張った600m通過は33.8秒とやや速め。このペースで5着まで粘っているのですから、二枚腰はなかなかなりのものを持っています。ワンペースで逃げてしまえば怖い存在になりそうな予感も。

勝利したコンクイスタは中団から鋭く伸びました。2着に下したローズスターは先日の阿蘇S（OP）を制しており、4着のインユアパレスもオープン入り後は着実に成績を残している実力馬。骨っぽいメンバー相手に先着できたのは大きな収穫となりそうです。

参考レース②欅S（OP）

先行抜け出しで勝ち切ったビダーヤ。これでダート転向後は無敗で、いきなり通用するかと疑念を抱いていた人々の意見を一蹴して見せました。

ただ、レースのたびに着差が縮まっているのは気になるところ。安定感はあるとはいえ、オープン2戦目、それも重賞であっさり行くかはちょっとわかりません。

こういう馬が負ける時はハイペースに巻き込まれて下がっていくのが常套。それならば、後方から鋭い脚で突っ込んで来れるコンクイスタやインユアパレスにもまだ上がり目はあるでしょう。

参考レース③東京スプリント（Jpn3）

昨年の兵庫CS以来のエートラックスへの騎乗となったモレイラ騎手。週末の桜花賞も制し、ここも勝つなんてそんなあっさりいくかと思っていた人は私を含めて一定数いたと思われますが、終わってみれば「モレイラここにあり」の証明でした。彼が乗ると5馬身違うは、もはや比喩でもなんでもないような気がします。

しかし、今回はまた騎手が変わるのがネック。モレイラ騎手から鮫島克駿騎手への乗り替わりは、間違いなくパワーダウンです。（彼が下手とかいう話ではないですよ。念の為）

…と思っていたらバデル騎手が手綱を取ることに。土日の騎乗次第というところもありますが、これで怖さは余計に増しました。

昨春の兵庫CSから1年以上勝ちがなかったのも事実。父ニューイヤーズデイ故の不安感もあるため、手放しの信頼は怖いところです。

推せるのはムラ駆け傾向のサンライズホークよりイグザルト。JRAでは3勝クラスに留まっていましたが、南関東に移籍してからは大活躍。今年のフェブラリーSを制したコスタノヴァの2着もある馬なら、十分に足ります。

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