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更新日:2026.07.06 10:41

【七夕賞2026】過去10年のデータと傾向から対策を解説

七夕賞2026データ記事のサムネイル 蒼井の“爆穴”の一撃

本記事では、2026年7月12日(日)福島競馬場で開催予定の七夕賞を過去10年分のデータから分析した傾向と対策を解説いたします。

さらに、七夕賞の前哨戦から直近で好走している有力馬も導き出しました。ぜひ最後までご覧ください。

監修者
塚越 一弘

JRA騎手として20年活躍。その後は調教助手へ転身し、松永厩舎の運営に携わった。引退後は美浦トレセン付近で生活を送り、競馬人脈、情報網は業界随一である。競馬ナビでは、豊富な競馬知識や実戦経験に基づき、プロの視点から全コンテンツの品質管理を徹底して行っています。

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この記事を書いた人
蒼井 隼

中央・地方ともに爆穴狙いの競馬ライター。回収率の高さが魅力の予想家でもあり、10番人気以下の穴馬からワイドを買い、本命人気馬を絡めて3連複を買うことが常である。

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七夕賞の過去10年配当傾向

年次 着順 単勝 複勝 枠連 枠単 馬連 ワイド 馬単 3連複 3連単 馬名 騎手 人気 枠番 馬番
2025年 1着 420 160 620 780 420 1,440 15,500 50,320 コスモフリーゲン 柴田大知 2 2 2
2着 140 4,040 ドゥラドーレス 戸崎圭太 1 8 15
3着 790 3,510 オニャンコポン 菅原明良 11 4 7
2024年 1着 430 170 420 900 400 1,650 5,880 22,990 レッドラディエンス 戸崎圭太 2 3 4
2着 160 1,830 キングズパレス 松岡正海 1 6 11
3着 500 1,610 ノッキングポイント 杉原誠人 8 4 7
2023年 1着 520 220 1,420 6,510 2,380 10,090 75,570 274,320 セイウンハーデス 幸英明 2 8 15
2着 530 4,030 ククナ 石川裕紀人 9 2 4
3着 1,040 6,470 ホウオウエミーズ 丸田恭介 13 1 2
2022年 1着 1,620 340 1,560 3,260 1,210 8,320 5,720 39,600 エヒト 田中勝春 6 8 16
2着 150 1,340 ヒートオンビート 池添謙一 1 3 6
3着 170 400 アンティシペイト 武藤雅 2 6 11
2021年 1着 590 280 2,040 4,600 1,770 8,060 15,020 64,440 トーラスジェミニ 戸崎圭太 2 2 4
2着 430 1,530 ロザムール M.デムーロ 7 1 2
3着 520 2,680 ショウナンバルディ 岩田康誠 9 3 6
2020年 1着 740 260 2,100 4,730 2,180 8,750 19,850 111,330 クレッシェンドラヴ 内田博幸 3 2 3
2着 390 1,750 ブラヴァス 福永祐一 7 7 13
3着 370 2,680 ヴァンケドミンゴ 酒井学 6 6 12
2019年 1着 820 300 1,620 2,710 1,180 5,960 31,460 172,290 ミッキースワロー 菊沢一樹 3 6 12
2着 220 3,850 クレッシェンドラヴ 内田博幸 2 8 15
3着 680 3,160 ロードヴァンドール 横山典弘 12 5 9
2018年 1着 10,080 1,290 5,820 23,250 4,200 68,760 293,520 2,563,330 メドウラーク 丸田恭介 11 4 4
2着 260 23,240 マイネルサージュ 津村明秀 4 5 5
3着 2,660 12,390 パワーポケット 江田照男 12 6 8
2017年 1着 340 150 700 1,420 570 2,300 6,180 21,540 ゼーヴィント 戸崎圭太 1 6 8
2着 240 980 マイネルフロスト 柴田大知 5 8 11
3着 380 1,650 ソールインパクト 大野拓弥 7 8 12
2016年 1着 590 240 1,030 2,290 890 4,250 24,200 96,740 アルバートドック 戸崎圭太 3 4 8
2着 230 3,570 ダコール 小牧太 5 2 4
3着 720 3,710 オリオンザジャパン 内田博幸 11 6 12

※ワイドは上から1-2 1-3 2-3の入線順。
2018年は11番人気メドウラークが勝利して、3着は最低人気のパワーポケットが入ったことで3連単は256万円超え。2023年も13番人気ホウオウエミーズが3着に入り、2025年も11番人気オニャンコポンが3着に突っ込んできています。

上位人気で決まる年もありますが、基本的には人気薄の一撃を警戒したい1戦。相手を絞り過ぎるより、3連系では薄めまで拾う意識が必要でしょう。軸も穴馬から十分に楽しめるレースです。

七夕賞の人気別成績一覧

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1番人気 1- 3- 0- 6/ 10 10% 40% 40%
2番人気 4- 1- 1- 4/ 10 40% 50% 60%
3番人気 3- 0- 0- 7/ 10 30% 30% 30%
4番人気 0- 1- 0- 9/ 10 0% 10% 10%
5番人気 0- 2- 0- 8/ 10 0% 20% 20%
6番人気 1- 0- 1- 8/ 10 10% 10% 20%
7番人気 0- 2- 1- 7/ 10 0% 20% 30%
8番人気 0- 0- 1- 9/ 10 0% 0% 10%
9番人気 0- 1- 1- 8/ 10 0% 10% 20%
10番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0% 0% 0%
11番人気 1- 0- 2- 7/ 10 10% 10% 30%
12番人気 0- 0- 2- 8/ 10 0% 0% 20%
13番人気 0- 0- 1- 7/ 8 0% 0% 12%
14番人気 0- 0- 0- 8/ 8 0% 0% 0%
15番人気 0- 0- 0- 8/ 8 0% 0% 0%
16番人気 0- 0- 0- 6/ 6 0% 0% 0%

※2016~2025年のデータ使用。
勝ち馬だけを見るなら2、3番人気がかなり優秀です。2番人気は4勝、3番人気も3勝。勝ち切りという意味では、むしろ1番人気より信用できます。

一方で1番人気は1勝止まりながら連対率40%。軸としては悪くありませんが、頭固定は少し危険でしょう。

伏兵では11番人気が1勝3複勝圏、12番人気も2度の馬券絡み。「上位人気から入りつつ、二桁人気まで目を配る」くらいがちょうど良さそうです。

七夕賞の枠別傾向と対策

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 0- 1- 1-14/16 0% 6% 12%
2枠 3- 2- 0-13/18 16% 27% 27%
3枠 1- 1- 1-15/18 5% 11% 16%
4枠 2- 0- 2-14/18 11% 11% 22%
5枠 0- 1- 1-18/20 0% 5% 10%
6枠 2- 1- 4-13/20 10% 15% 35%
7枠 0- 1- 0-19/20 0% 5% 5%
8枠 2- 3- 1-14/20 10% 25% 30%

2枠が3勝、8枠が2勝3連対、6枠も複勝率35%と好成績です。

一方で7枠は20頭が出走して連対1回のみ。外目の枠が全て良いわけではなく、7枠だけはかなり数字が悪い点に注意したいところです。「七夕賞だから7月7日の7枠を買おう!」という安直な考えはあんまりお勧めできません。

七夕賞の騎手傾向と対策

騎手 条件 着別度数 勝率 連対率 複勝率
戸崎圭太 当該重賞 4- 1- 0- 5/10 40% 50% 50%
当該条件 5- 1- 1- 8/15 33% 40% 46%
柴田大知 当該重賞 1- 1- 0- 3/ 5 20% 40% 40%
当該条件 1- 1- 0- 8/10 10% 20% 20%
丸田恭介 当該重賞 1- 0- 1- 3/ 5 20% 20% 40%
当該条件 2- 0- 1- 9/12 16% 16% 25%
菊沢一樹 当該重賞 1- 0- 0- 1/ 2 50% 50% 50%
当該条件 1- 0- 1- 5/ 7 14% 14% 28%
幸英明 当該重賞 1- 0- 0- 0/ 1 100% 100% 100%
当該条件 1- 0- 0- 1/ 2 50% 50% 50%
津村明秀 当該重賞 0- 1- 0- 6/ 7 0% 14% 14%
当該条件 2- 1- 0-12/15 13% 20% 20%
松岡正海 当該重賞 0- 1- 0- 1/ 2 0% 50% 50%
当該条件 1- 1- 0-10/12 8% 16% 16%
M.デムーロ 当該重賞 0- 1- 0- 4/ 5 0% 20% 20%
当該条件 0- 1- 0- 4/ 5 0% 20% 20%
石川裕紀人 当該重賞 0- 1- 0- 5/ 6 0% 16% 16%
当該条件 0- 1- 1- 9/11 0% 9% 18%

まず目立つのは戸崎圭太騎手です。過去10年で4勝、連対率50%。当該条件でも5勝を挙げており、福島芝2000mでは素直に評価して良い騎手でしょう。

妙味で見れば丸田恭介騎手。2018年のメドウラーク勝利が強烈で、単勝回収値はかなり跳ねています。荒れる七夕賞らしく、ローカル巧者や小回りで腹を括れる騎手の一撃には注意したいです。

七夕賞の年齢別傾向と対策

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率
4歳 3- 1- 2- 18/ 24 12% 16% 25%
5歳 5- 5- 3- 33/ 46 10% 21% 28%
6歳 1- 3- 5- 37/ 46 2% 8% 19%
7歳 1- 0- 0- 18/ 19 5% 5% 5%
8歳 0- 1- 0- 10/ 11 0% 9% 9%

中心は5歳馬です。過去10年で5勝、連対率21%、複勝率28%と最も安定しています。

4歳馬も3勝を挙げており、勝ち切りという意味では十分。若さと勢いのある4~5歳馬をまず上位に取りたいところでしょう。

6歳馬は好走数こそありますが勝率は低く、7歳以上になると一気に苦しくなります。高齢馬は実績だけで買うより、近走の内容と福島適性を重視したいところです。

七夕賞の馬体重別傾向と対策

馬体重 着別度数 勝率 連対率 複勝率
420~439kg 0- 0- 0- 1/ 1 0% 0% 0%
440~459kg 0- 0- 2- 15/ 17 0% 0% 11%
460~479kg 5- 3- 3- 28/ 39 12% 20% 28%
480~499kg 3- 4- 4- 44/ 55 5% 12% 20%
500~519kg 2- 3- 0- 27/ 32 6% 15% 15%
520~539kg 0- 0- 1- 5/ 6 0% 0% 16%

好走ゾーンは460~499kgです。ここで8勝なのは重く見たいところ。

特に460~479kgは5勝を挙げており、七夕賞の中心レンジと考えて良さそうです。480~499kgも3勝、2着4回で悪くありません。

一方で520kg以上は馬券絡みこそありますが勝利はゼロ。福島芝2000mはパワーだけで押し切れる舞台ではなく、コーナーで動ける機動力も重要です。大きすぎず、小回りで立ち回れる馬格を重視しましょう。

七夕賞の脚質別傾向と対策

脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率
逃げ 1- 1- 0- 8/ 10 10% 20% 20%
先行 6- 4- 2- 25/ 37 16% 27% 32%
差し 3- 5- 8- 41/ 57 5% 14% 28%
追込 0- 0- 0- 45/ 45 0% 0% 0%
捲り 0- 0- 0- 1/ 1 0% 0% 0%

七夕賞は先行馬が圧倒的に有利です。過去10年で6勝、連対率27%、複勝率32%。福島芝2000mらしく、前で流れに乗れる馬が強いレースです。

差し馬も3勝、3着8回と馬券には絡んでいますが、追込は45頭が出走して馬券圏内ゼロ。後方一気ではほぼ届きません。

狙うなら逃げ・先行、もしくは中団前目から早めに動ける差し馬。直線だけに賭けるタイプは大きく割り引きたいところです。

七夕賞の血統傾向と対策

種牡馬 条件 着別度数 勝率 連対率 複勝率
ルーラーシップ 当該重賞 1- 0- 2- 4/ 7 14% 14% 42%
当該条件 2- 2- 2-11/17 11% 23% 35%
スクリーンヒーロー 当該重賞 1- 0- 0- 2/ 3 33% 33% 33%
当該条件 2- 0- 1-12/15 13% 13% 20%
シルバーステート 当該重賞 1- 0- 0- 2/ 3 33% 33% 33%
当該条件 1- 0- 0- 4/ 5 20% 20% 20%
ハービンジャー 当該重賞 0- 1- 0- 8/ 9 0% 11% 11%
当該条件 2- 1- 1-23/27 7% 11% 14%
ドゥラメンテ 当該重賞 0- 1- 0- 1/ 2 0% 50% 50%
当該条件 1- 2- 0- 6/ 9 11% 33% 33%
ロードカナロア 当該重賞 0- 0- 1- 1/ 2 0% 0% 50%
当該条件 2- 0- 1- 3/ 6 33% 33% 50%

ルーラーシップ産駒は1勝ながら複勝率42%と優秀。持続力のある血統はこの舞台に合います。

また、ロードカナロア産駒も複勝率50%と好成績。小回りで長く脚を使える持続型血統を重視したいレースでしょう。

七夕賞の前走レース別傾向と対策

前走レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
エプソムC 2- 1- 0-16/19 10% 15% 15% 74 35
新潟大賞典 1- 3- 1-11/16 6% 25% 31% 32 93
メトロポリタンS 1- 0- 0- 5/ 6 16% 16% 16% 71 28
福島民報杯 0- 1- 1- 6/ 8 0% 12% 25% 0 48
天皇賞(春) 0- 1- 1- 2/ 4 0% 25% 50% 0 207
福島牝馬S 0- 1- 0- 2/ 3 0% 33% 33% 0 143
福島民報杯 0- 1- 0- 1/ 2 0% 50% 50% 0 130
大阪-ハンブルクC 0- 1- 0- 0/ 1 0% 100% 100% 0 530
ジューンS 0- 0- 1- 2/ 3 0% 0% 33% 0 263

前走レース別では、エプソムカップ組と新潟大賞典組が中心です。

エプソムカップ組は2勝、新潟大賞典組は1勝ながら連対率25%、複勝率31%。中距離重賞からの転戦馬はまず確認しておきたいところです。

狙うならローカル中距離や1800~2000m重賞からの転戦馬。

ただし天皇賞(春)や大阪杯からの転戦成績はそれほど良くないため、大レースから距離や条件を替えてくる馬は、人気ほど信頼しない方が良さそうです。

七夕賞の前哨戦回顧・考察

七夕賞の前哨戦にあたるレースの回顧をふまえた考察を行い、今回の有力馬を導き出します。
※黒太字の馬は今回出走なし。

参考レース①福島民報杯(L)

場名 レース名 グレード コース 距離 天候 馬場
4 12 福島 福島民報杯 L 2000
着順 馬名 性齢 斤量 騎手 走破タイム 1着とのタイム差 上り3F 人気
1 6 11 サヴォーナ 牡6 58 松若風馬 1.58.4 35.1 5
4 7 12 マイネルモーント 牡6 58 石川裕紀 1.58.8 0.4 34.9 4
6 5 9 タシット 牡7 57 吉田隼人 1.58.8 0.4 35.4 9

福島民報杯は、サヴォーナの先行力と小回り適性が際立った一戦でした。

ラップは12.2-10.5-11.2-11.8-12.1-12.0-12.5-12.5-11.7-11.9。前半1000m通過は57秒8で、福島芝2000mとしてはかなり流れています。そこから一度息が入り、ラスト2ハロンで再び11秒台に入る形。単なる瞬発力勝負ではなく、速い流れから最後にもうひと脚を使えるかが問われたレースでした。

勝ったサヴォーナは好位の外目から前を射程圏に入れ、3~4コーナーで逃げ馬の直後まで押し上げる競馬。松若風馬騎手も早めに動きすぎず、直線で勝ち切れる位置を確保してから追い出しており、かなりロスの少ない立ち回りでした。元々長めの距離で実績を残してきた馬ですが、この形で福島2000mを勝ち切れたのは大きいです。長期休養明けからこれだけ走れるなら、やはり実力は上にあるということではないでしょうか。

マイネルモーントは中団やや後ろから脚を使って4着。上り34秒9は悪くありませんが、勝負どころで少し置かれた分だけ届かなかった印象です。前残り気味の今の福島で同じ競馬をすると厳しいか。

七夕賞も福島芝2000m。ペース的にも前半が速くて消耗戦になりがちな1戦のため、似た傾向であるこのレースをまずは精査しましょう。

参考レース②ジューンS(OP)

場名 レース名 グレード コース 距離 天候 馬場
6 13 東京 ジューンS OP 1800
着順 馬名 性齢 斤量 騎手 走破タイム 1着とのタイム差 上り3F 人気
1 3 3 カネラフィーナ 牝4 56 ルメール 1.46.0 33.8 3
2 2 2 タシット 牡7 57 三浦皇成 1.46.1 0.1 34.2 12
5 5 7 コントラポスト セ6 58 津村明秀 1.46.4 0.4 34.2 8
10 5 6 メリオーレム 牡5 57 石川裕紀 1.46.7 0.7 33.9 9
13 7 10 ディマイザキッド 牡5 57 ディー 1.47.3 1.3 34 2

ジューンステークスは、タシットの粘りを高く評価したい一戦でした。

ラップは12.9-11.7-12.0-12.0-11.6-11.7-11.3-11.3-11.5。前半1000m通過は60秒2で、東京1800mとしてはやや落ち着いた入りです。ただしラスト3ハロンは11秒3-11秒3-11秒5。直線で速い脚を求められる流れになっており、逃げ馬には楽なだけの展開ではありませんでした。

その中でタシットはハナを切り、自分のリズムでレースを作って行った形。直線ではカネラフィーナに交わされましたが、そこからズルズル下がることなく2着に粘り込んでいます。12番人気という評価を考えればかなり立派で、三浦皇成騎手も必要以上に飛ばさず、馬の持ち味を最大限に引き出した騎乗だったと言えるでしょう。距離不安はありましたが、これだけやれれば今回も面白いです。

コントラポストは好位から流れに乗って5着。最後にもうひと押し欲しい内容ですが、位置取りは悪くありません。メリオーレムは中団後ろから上り33秒9で差を詰めていますが、福島でどう追い込むのかかが課題。ディマイザキッドは最後方付近からではさすがに厳しく、度外視とまでは言えませんが物足りません。展開の助けは必要な2頭でしょう。

このレースはタシットの粘り込みを見直したい一戦。福島替わりで同じように主導権を握れるなら、穴としては面白い存在です。

参考レース③中山記念(GⅡ)

場名 レース名 グレード コース 距離 天候 馬場
3 1 中山 中山記念 GⅡ 1800
着順 馬名 性齢 斤量 騎手 走破タイム 1着とのタイム差 上り3F 人気
1 4 5 レーベンスティール 牡6 58 戸崎圭太 1.45.1 33.8 3
2 6 9 カラマティアノス 牡4 56 津村明秀 1.45.4 0.3 34 4
4 5 7 マイネルモーント 牡6 57 石川裕紀 1.45.5 0.4 33.9 9
9 7 12 サンストックトン 牡7 57 松岡正海 1.45.8 0.7 34 13
11 2 2 オニャンコポン セ7 57 田辺裕信 1.45.9 0.8 34.9 10
13 5 8 ショウナンマグマ セ7 57 吉田豊 1.46.0 0.9 34 8

中山記念で七夕賞へ向けて最も評価したいのは、正攻法で2着に入ったカラマティアノスです。

ラップは12.5-11.7-12.1-11.5-11.4-11.5-11.5-11.4-11.5。最後まで11秒台半ばがずらりと並ぶかなり締まった持続戦でした。中山1800mらしい機動力に加え、長く脚を使う能力も求められた内容です。ただ、前景馬場のため前有利ではありました。

カラマティアノスは中団前目で流れに乗り、4コーナーでは勝ち馬を見ながら進出。直線でレーベンスティールに抜け出されてからも離されすぎず、最後まで脚色を保って2着に入りました。津村明秀騎手の立ち回りもかなりスムーズで、内で我慢しすぎず、勝負どころで前を射程圏に入れた判断は良かったと思います。

マイネルモーントは中団から上り33秒9で4着。外から長く脚を使っており、福島替わりでさらに動きやすくなれば前進はありそうです。中山でこれだけ走れるなら、同じ小回りの福島でも大きく崩れるイメージはありません。

ここは2頭の成績を上に見たいか。今回も主役候補です。

参考レース④チャレンジカップ(GⅢ)

場名 レース名 グレード コース 距離 天候 馬場
9 13 阪神 チャレンジカップ GⅢ 2000
着順 馬名 性齢 斤量 騎手 走破タイム 1着とのタイム差 上り3F 人気
1 6 11 オールナット 牡4 56 モレイラ 1.58.0 34.5 2
6 8 15 オニャンコポン セ6 55 菅原明良 1.58.3 0.3 34.6 12
12 6 10 カネフラ 牡5 54 小沢大仁 1.59.0 1.0 35.1 13
15 4 7 ショウナンマグマ セ6 55 池添謙一 2.00.7 2.7 38.3 15

チャレンジカップは、オールナットの馬群捌きと持続力が際立った一戦でした。

ラップは12.6-11.5-11.9-11.3-11.1-11.8-12.1-12.1-11.7-11.9。道中で11秒台前半が続き、そこから後半は少し時計がかかる形でした。前にいた馬だけで押し切るには苦しく、脚を溜めた馬にもチャンスがある展開でした。

オールナットは中団やや後ろでじっくり構え、勝負どころでも無理に大外を回さず進路を探す形。モレイラ騎手らしい馬群のさばき方で、直線では狭いところを割って伸びてきました。正直、鞍上込みでの勝利という感じはありますが、それでもこの流れを差し切った地力は評価できます。

また、オニャンコポンは後方寄りから上り34秒6で6着。着順ほど悪い内容ではありませんが、勝ち切るにはもう少し前で流れに乗りたいところです。カネフラは最後方付近からでは届かず、ショウナンマグマは前に行って完全に苦しくなりました。

七夕賞で最も評価したいのはやはりオールナット。福島で同じように捌けるかは課題ですが、消耗戦への対応力は十分に見せています。

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