マイルチャンピオンシップ2025予想！過去10年分のデータと傾向から爆穴馬を厳選！

【マイルチャンピオンシップの予想ポイント】
・今年は京都の芝状態と要相談
・単純な速力勝負になることも多い＝スピード能力が欲しい
・固く収まることは少なく荒れも狙える重賞

本記事では、競馬ライター蒼井が2025年11月23日(日)に開催予定のマイルチャンピオンシップを予想！

秋のマイル路線、頂点を決める戦いです。

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マイルチャンピオンシップの予想印と最終見解
マイルチャンピオンシップの有力馬
マイルチャンピオンシップの開催日時と競馬場
マイルチャンピオンシップのコース解説
マイルチャンピオンシップの出走表
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マイルチャンピオンシップの過去10年のデータ分析
マイルチャンピオンシップの前哨戦回顧・考察
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マイルチャンピオンシップの予想印と最終見解

予想印	馬番	馬名
◎	⑰	ソウルラッシュ
○	⑫	ウインマーベル
▲	⑪	オフトレイル
△	⑮	ジャンタルマンタル
△	⑬	ロングラン
△	⑱	ワイドラトゥール
△	⑥	ガイアフォース
☆	⑤	アスコリピチェーノ

さて戦国マイルチャンピオンシップ。今年は3強で固いとの予想も多くあり、穴党である自分は勘弁してほしいと思いながらこの予想を書いています。

まあ、さすがに本命をこの馬たち以外に打つのはちょっと違うでしょう。よほど展開の紛れがないと彼ら全員が吹っ飛ぶなんてことは起こり得ないでしょうし…

ということでここは絶好の外枠を引いた⑰ソウルラッシュから。前年の覇者でもありますが、前走で乗っていた団野騎手を降ろしたかつ、ここでクリスチャン・デムーロ騎手を配したのはもう間違いなくヤリ配置です。

春にはドバイターフでロマンチックウォリアーを下した実力馬。ジャンタルマンタルやアスコリピチェーノが彼に勝てたか？ということを考えても「NO」と言えそうで、横の比較的にも抜け出していると考えて良いはず。

いやでも安田記念でジャンタルマンタルには負けて、その安田記念のタイムはアスコリピチェーノのヴィクトリアマイルより遅いじゃないかという意見もありそうですが、安田記念はかなり隣の馬に寄って行く面も見せ、さらにレース後には骨折も判明。とても力を出し切れたゆえの結果とは言えないでしょう。

加えて府中マイルはジャンタルマンタルの庭。しかし、今回は逆にソウルラッシュが大得意にする淀のマイルが舞台です。

さらに、彼が1600ｍ以下に出走した時、7枠以降に入枠した時の成績は【4,1,3,1】。どうです、この過去戦績からも見て取れる安定ぶりは。これで8枠を引いたのですから連覇は濃厚と考えて良いはずです。

そして調教は抜群の動き。もうピースはそろったでしょう。恐らく昨年同様突き抜けます。

で、ここで3強すべてに厚い印を打っても面白くないのでひとひねり。今週からCコースに変わって前残りに馬場が変えられるとしたら…という思考の下、2年連続⑫ウインマーベルが大穴を開けてくれるのではと推察しました。

今回の出走メンバーで明確にハナへ行きたい馬は見当たりません。考えたのは⑮ジャンタルマンタルの奇襲逃げですが、川田騎手はあまり本番で今までやっていないことをいきなり試すような騎手ではありません。前走までと同様、番手で逃げ馬を見ながらという動きになるでしょう。

となれば逃げたいのはこの馬くらい。前走、アサカラキングが引っ張って超ハイペースになったスワンステークスでも3番手から4着に粘り切るしぶとさを見せました。

スローでの前残りというタイプではなく、ハイペースでも粘り切れる馬。そして今回は必ず、強い馬3頭を各陣営が意識するはずです。

こうなると逃げた馬がいつの間にか…ということもあり得るでしょう。G1で何度も好成績があり、サウジではアスコリピチェーノとタイム差無しの実力馬。バカにしているとまんまの逃げ切りは十分にあります。

単穴は調教で動いた⑪オフトレイル。紐でもと思っていた思考は変えて狙います。末脚勝負になれば逆に台頭も。

残りの2強で上に取りたいのは⑤アスコリピチェーノの方です。⑮ジャンタルマンタルは調教で変わり身が見られず、いまいちピリっとしません。どちらかといえばアウェーの環境で実力を発揮できるのかどうか。

マイルチャンピオンシップの有力馬

マイルチャンピオンシップの有力馬をご紹介していきます。

出走馬の確定前となるので、現段階での出走想定から注目馬をピックアップします。

アスコリピチェーノ

血統	ダイワメジャー×アスコルティ（Danehill Dancer）
騎手	C.ルメール
前走	ジャック・ル・マロワ賞(G1・ドーヴィル芝1600ｍ) 6着

JRAでは未だに連対を外していないパーフェクトな成績。前走のジャック・ル・マロワ賞では厳しいマークを受けて6着と敗れましたが、海外遠征の水が合わない可能性は十分にあります。

京都競馬場でのレースは今回が初となりますが、元々中山や東京で32秒～33秒前半の速い脚を使える馬だけに高速馬場には適応できるでしょう。

ヴィクトリアマイルでも絶望的な位置から差し切り勝ちを決めているという点は評価したいところ。加えてこれは、今年の安田記念の勝ちタイムより0秒6速い時計です。

ただし、同世代のステレンボッシュやチェルヴィニアがそうであるように、牝馬は一度崩れると立て直しまでには時間がかかります。この点は注意か。

最大のライバルであるジャンタルマンタルとは1年ぶりの実戦となりますが、どちらが上に来るのかを予想するのも面白そうです。

・東京での速い上がりは好実績
・日本では無視できない馬券圏内の実績

・前走の大敗をどう取るか。瞬発力十分

オフトレイル

血統	Farhh×ローズトレイル（Kingmambo）
騎手	菅原明良
前走	スワンステークス(G2・京都芝1400ｍ) 1着

前走のスワンステークスでは見事な差し切り勝ち。重賞2勝目を決めました。

基本的に瞬発力は速い分、行き脚がつかない態勢になることもしばしば。スタートの速い馬ではないため、スプリント戦は不向きです。前が流れた分有利な展開になったスワンステークスは利もありました。

瞬発力が決まってくれる展開になりがちなマイルチャンピオンシップでこそ輝くと思われがちですが、昔と違ってスワンステークスはマイルチャンピオンシップと直結しなくなってきているレース。

過去10年でスワンステークスからの転戦馬は【0-1-2-27】と不振。これがどう出るか。

・瞬発力は上々
・後方有利の展開になればなるほどいい

・スワンステークスからの転戦馬は不振

ガイアフォース

血統	キタサンブラック×ナターレ（クロフネ）
騎手	横山武史
前走	富士ステークス(G2・東京芝1600ｍ) 1着

今年の安田記念は2着。一昨年から数えて4→4→2着と遂に圏内入線を果たしました。前残りの東京で後ろから追い込んできた実績は素直に評価できるでしょう。

その実力通り富士ステークスは安田記念で敵わなかったジャンタルマンタルを好位から差し切り。展開とライバルが仕上がり途上だった面も味方したとはいえ、上り33秒3の差し切りは成長を感じるものでした。

今回は横山武史騎手が継続騎乗。先週のJBCレディスクラシックも制し、勢いに乗り始めた彼ですが、関西圏の武史騎手は鬼ほど成績が悪くなります。（WIN5以降の特別レースに限る）

重賞制覇もタイトルホルダーの菊花賞・ナミュールのチューリップ賞・中京記念のマピュースと3つのみ。京都・阪神ではまだ2勝という数字をどう捉えるか。

・前走を勝利。順調なステップ

・関西圏の武史は相性が悪い

ジャンタルマンタル

血統	パレスマリス×インディアマントゥアナ（Wilburn）
騎手	川田将雅
前走	富士ステークス(G2・東京芝1600ｍ) 2着

前走の富士ステークスは2着。安田記念以来ということを考えれば、直線でガイアフォースを交わせなかったことも別に悲観する内容ではないでしょう。事実、好位から上りは33秒3と勝ち馬と同等のものを叩き出していますし、これを実力差と捉えるのは早計です。

今回は香港マイルも見据えてのレースとするのか、それとも春秋マイル制覇を本気で目指してのマイルCS出走となるのか。負担重量の差もあった前走とは斤量の影響も異なってきます。ここからのローテーションはどうあれ、今回こそが本番と捉えて良いでしょう。

・前走の負けは悲観するものではない
・定量に戻る今回は絶好のチャンス

・先行して抜け出すには前残り展開が欲しい。ハイペースだときついか

ソウルラッシュ

血統	ルーラーシップ×エターナルブーケ（マンハッタンカフェ）
騎手	C.デムーロ
前走	富士ステークス(G2・東京芝1600ｍ) 3着

昨年、悲願の初G1制覇を飾り、春にはドバイターフを制してG1・2勝を挙げたスターホース。前年の優勝時には団野大成騎手が騎乗していましたが、今回はドバイで勝利に導いたクリスチャン・デムーロ騎手が鞍上に戻ります。

こうなると『クリスチャン・バフ』は気にかけておきたいところ。彼が乗るだけで何馬身変わるは誇大表現でも何でもありません。馬の能力を100％以上出し切れるからこその名手です。

引っかかると言えば、彼が6戦に騎乗して京都マイルでの勝利がゼロな点でしょうか。

・前走3着は叩き。本番は連覇がかかる今回
・クリスチャン・デムーロ騎手騎乗で本気度はMAX

・実はこのコースの成績があまり良くないクリスチャン

ドックランズ

血統	Massaat×Icky Woo （Mark Of Esteem）
騎手	M．ザーラ
前走	クイーンエリザベス2世ステークス(G1・アスコット芝1600ｍ) 4着

昨年は欧州のマイルチャンピオンホース・チャリンが来日しましたが、今年やってくるドックランズも欧州では上位の存在。6月のクイーンアンステークスを勝っており、ジャック・ル・マロワ賞では日本のアスコリピチェーノにも先着しています。

ただ、昨年のチャリンほどの実力馬かと言われると微妙なところも。前年暮れの香港マイルでは12着と敗れていますし、アジアの芝が合うのかどうかは疑問もあります。

・欧州マイル路線では一流の実力馬

・日本の芝に対応できるかは注意

マイルチャンピオンシップの過去走・データ”爆穴”

ウォーターリヒト

差し馬場の今はこの馬に向く。吏麒が思い切れば着内も
富士ステークスは不完全燃焼。まともに走れば

ロングラン

こういう時の岩田康誠は怖さしかない
最後方から突き抜ける脚は持っている

マイルチャンピオンシップの追い切り”爆穴”

オフトレイル

ストライドも軽く、前走勝利の反動もない。最高潮の動き
詳細は→※マイルチャンピオンシップの追い切り全頭診断はこちら

マイルチャンピオンシップの開催日時と競馬場

開催日時	2025年11月23日（日）京都11R 発走 15:40
グレード	G1 3歳以上
開催競馬場	京都競馬場
コース	芝1600ｍ

マイルチャンピオンシップのコース解説

2コーナーポケット奥からスタートし、コーナーはワンターンのコース。

秋のマイルチャンピオンシップがこの条件で開催されます。

淀の坂をこなせる持久力はもちろん求められますが、近年は前残りが頻発しています。

特に今回は開幕週。高速馬場となっているなら、例年以上に先行有利となるでしょう。

マイルチャンピオンシップの出走表

印	枠	番	馬名	性齢	斤量	騎手	所属	調教師	寸評	短評
	1	1	トウシンマカオ	牡6	58	団野大成	美浦	高柳瑞樹	距離課題	マイル戦はかなり久々。1400までという感じは否めなく、最内も嫌な感じ
	1	2	シャンパンカラー	牡5	58	坂井瑠星	美浦	田中剛	ゲート鍵	カギは本当に発馬だけ。脚さえ伸ばせれば圏内の妙味はあるが
	2	3	ウォーターリヒト	牡4	58	高杉吏麒	栗東	石橋守	捌けるか	内に入ったがG1の大舞台で吏麒はまだ少し荷が重い。うまく外を回せれば
	2	4	マジックサンズ	牡3	57	武豊	栗東	須貝尚介	一発秘め	前走は仕上がり途上の復帰戦。本番は今回だが、果たして
☆	3	5	アスコリピチェーノ	牝4	56	Ｃ．ルメール	美浦	黒岩陽一	道中次第	テンの速い馬はいないが内枠は少々厄介か。包まれなければ
△	3	6	ガイアフォース	牡6	58	横山武史	栗東	杉山晴紀	そろそろ	もうそろそろG1を勝ってもいい頃合いではある。何度目かの正直は叶うかどうか
	4	7	チェルヴィニア	牝4	56	Ｔ．マーカンド	美浦	木村哲也	近走不振	しらさぎステークスで復調は垣間見せたが、毎日王冠の内容が悪すぎる。一線級相手には？
	4	8	カンチェンジュンガ	牡5	58	藤岡佑介	栗東	庄野靖志	脚はある	1マイルに対応さえできれば。京都コースは得意な馬で
	5	9	エルトンバローズ	牡5	58	西村淳也	栗東	杉山晴紀	昨年2着	先行して押し切りを狙うならこの枠は良い。昨年同様好位につけられれば
	5	10	ラヴァンダ	牝4	56	岩田望来	栗東	中村直也	真価問う	前走の勝ち方は上々も、エリ女回避のこちらは正解なのか？距離的にはだが…
▲	6	11	オフトレイル	牡4	58	菅原明良	栗東	吉村圭司	状態良し	大舞台を見据えた最高の仕上がりと言っていい。末脚も良く、全てをぶっこ抜くか
〇	6	12	ウインマーベル	牡6	58	松山弘平	美浦	深山雅史	二枚腰で	好位から粘り込めるかどうかがカギ。展開的には向きそうな気配だが
△	7	13	ロングラン	セ7	58	岩田康誠	美浦	和田勇介	再度激走	マイラーズカップくらい走れるなら妙味はある。ただし、相手は数段強化
	7	14	レーベンスティール	牡5	58	Ｄ．レーン	美浦	田中博康	折合課題	前走はうまく前進気勢を封じ込めた。それが本物かどうかはチェック必須
△	7	15	ジャンタルマンタル	牡4	58	川田将雅	栗東	高野友和	王座防衛	春のマイル王は前走でまさかの敗戦。仕上がり途上だったのか、ここで真価を試す時
	8	16	ドックランズ	牡5	58	Ｍ．ザーラ	英国	Ｈ．ユースタス	適正疑問	追い切りでも決して良くは映らない。昨年のチャリンほどのインパクトもなく、静観か
◎	8	17	ソウルラッシュ	牡7	58	Ｃ．デムーロ	栗東	池江泰寿	ここ照準	前走の負けは明らかに叩き。クリスチャンを乗せたこここそ最大のヤリ。狙わない手はない
△	8	18	ワイドラトゥール	牝4	56	北村友一	栗東	藤原英昭	大外一気	包まれたくないだけにこの枠は向いている。前走位弾ければ

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日付	レース名	券種	払戻金額	回収率
2025/12/27(土)	中山11R	3連単10点	1,840,900円	38,352%
2025/12/27(土)	中山9R	3連単48点	3,187,510円	66,406%
2025/12/27(土)	中山4R	3連単24点	2,660,800円	55,433%

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マイルチャンピオンシップの過去10年のデータ分析

同レースの過去10年分のデータを収集し、分析して割り出した傾向をご紹介していきます。

予想の参考になる情報ばかりですので、ぜひご覧いただき的中率を上げるために役立てて下さい！

人気：1,2番人気の信頼度低め？

人気	着別度数	勝率	連対率	複勝率
１番人気	0-1-1-5/7	0%	14%	29%
２番人気	0-3-0-4/7	0%	43%	43%
３番人気	2-2-0-3/7	29%	57%	57%
４番人気	3-0-1-3/7	43%	43%	57%
５番人気	2-0-0-5/7	29%	29%	29%
６番人気	0-0-1-6/7	0%	0%	14%
７番人気	0-1-3-3/7	0%	14%	57%
８番人気	0-0-0-7/7	0%	0%	0%
９番人気	0-0-0-7/7	0%	0%	0%
10～人気	0-0-1-58/59	0%	0%	2%

※2015～2024年のデータ使用。
2020～22年は改修工事で阪神開催。

ここ10年で京都開催時は1番人気馬の勝利がありません。

となると、単系の馬券とWIN5は荒れるのか…？

配当：京都は妙味狙い

2020年	枠番	馬番	馬名	騎手	人気	単勝	複勝	枠連	馬連	ワイド	馬単	３連複	３連単
１着	2	4	グランアレグリア	ルメール	1	160	110	370	620	280	790	1,610	4,480
２着	4	8	インディチャンプ	福永祐一	3		190			320
３着	4	7	アドマイヤマーズ	川田将雅	5		200			830
2021年	枠番	馬番	馬名	騎手	人気	単勝	複勝	枠連	馬連	ワイド	馬単	３連複	３連単
１着	6	12	グランアレグリア	ルメール	1	170	110	270	370	190	540	1,960	5,460
２着	2	3	シュネルマイスター	横山武史	2		140			630
３着	7	13	ダノンザキッド	川田将雅	5		300			970
2022年	枠番	馬番	馬名	騎手	人気	単勝	複勝	枠連	馬連	ワイド	馬単	３連複	３連単
１着	5	10	セリフォス	レーン	6	920	330	1,410	11,870	2,980	19,920	20,530	142,650
２着	2	3	ダノンザキッド	北村友一	8		520			1,170
３着	3	6	ソダシ	吉田隼人	2		220			2,240
2023年	枠番	馬番	馬名	騎手	人気	単勝	複勝	枠連	馬連	ワイド	馬単	３連複	３連単
１着	8	16	ナミュール	藤岡康太	5	1,730	510	3,530	4,440	1,820	10,490	30,930	176,490
２着	1	1	ソウルラッシュ	モレイラ	3		250			5,140
３着	3	5	ジャスティンカフェ	坂井瑠星	7		590			1,780
2024年	枠番	馬番	馬名	騎手	人気	単勝	複勝	枠連	馬連	ワイド	馬単	３連複	３連単
１着	7	13	ソウルラッシュ	団野大成	4	530	180	1,260	3,000	830	5,660	29,110	128,450
２着	8	17	エルトンバローズ	西村淳也	7		440			2,260
３着	7	14	ウインマーベル	松山弘平	10		770			6,080

※ワイドは上から1-2　1-3　2-3　の入線順。2020～2022年は阪神開催。

新生京都に生まれ変わってからは3年連続大荒れ。

今年も配当には期待できます。

枠：内は不利？

枠番	着別度数	勝率	連対率	複勝率
1	1-2-0-11/14	7%	21%	21%
2	0-0-2-12/14	0%	0%	14%
3	1-0-2-11/14	7%	7%	21%
4	0-1-1-12/14	0%	7%	14%
5	0-1-0-13/14	0%	7%	7%
6	0-1-0-13/14	0%	7%	7%
7	1-1-2-14/18	6%	11%	22%
8	4-1-0-15/20	20%	25%	25%

荒れ始めた京都の馬場、最終週に近づくにつれて外がやはり来ます。

先入観で嫌われてくるなら狙えます。

脚質：瞬発力のある後方勢

脚質	着別度数	勝率	連対率	複勝率
逃げ	1-0-0-6/7	14%	14%	14%
先行	0-1-3-19/23	0%	4%	17%
差し	4-6-2-44/56	7%	18%	21%
追込	2-0-2-32/36	6%	6%	11%
捲り

近年は高速馬場化している京都の芝ですが、このレースは後ろが届きます。

前より後方をマーク。

年齢：3,4歳で5勝

年齢	着別度数	勝率	連対率	複勝率
３歳	2-0-1-17/20	10%	10%	15%
４歳	3-4-2-23/32	9%	22%	28%
５歳	1-2-4-38/45	2%	7%	16%
６歳	1-1-0-12/14	7%	14%	14%
７歳以上	0-0-0-11/11	0%	0%	0%

若馬で5勝を占めています。

種牡馬：ディープ・カナロアはいつも通り。キズナも

種牡馬	条件	着別度数	勝率	連対率	複勝率
ハービンジャー	当該重賞	2-1-1-2/6	33%	50%	67%
ハービンジャー	当該条件	4-3-2-10/19	21%	37%	47%
ディープインパクト	当該重賞	1-2-2-24/29	3%	10%	17%
ディープインパクト	当該条件	8-4-10-76/98	8%	12%	22%
ルーラーシップ	当該重賞	1-1-0-0/2	50%	100%	100%
ルーラーシップ	当該条件	2-1-2-12/17	12%	18%	29%
ロードカナロア	当該重賞	1-0-0-5/6	17%	17%	17%
ロードカナロア	当該条件	5-2-2-33/42	12%	17%	21%
エピファネイア	当該重賞	0-0-1-1/2	0%	0%	50%
エピファネイア	当該条件	0-0-2-7/9	0%	0%	22%
ジャスタウェイ	当該重賞	0-0-0-1/1	0%	0%	0%
ジャスタウェイ	当該条件	1-0-0-4/5	20%	20%	20%
キタサンブラック	当該重賞	0-0-0-1/1	0%	0%	0%
キタサンブラック	当該条件	1-1-2-4/8	13%	25%	50%
キズナ	当該重賞	0-0-0-1/1	0%	0%	0%
キズナ	当該条件	0-0-1-16/17	0%	0%	6%
オルフェーヴル	当該重賞	0-0-0-1/1	0%	0%	0%
オルフェーヴル	当該条件	0-0-0-3/3	0%	0%	0%
ドゥラメンテ	当該重賞	0	0%	0%	0%
ドゥラメンテ	当該条件	0-1-0-8/9	0%	11%	11%

※当該条件は今回のレースと同じ距離かつ、WIN5限定の抽出

種牡馬傾向とはいつもと変わらず。

ただし、ディープ産駒系統でも不振のキズナは要注意です。

騎手：ノリはアウト…この条件も結局ルメール川田か？

騎手	条件	着別度数	勝率	連対率	複勝率
浜中俊	当該重賞	1- 0- 0- 2/ 3	33%	33%	33%
浜中俊	当該条件	2- 3- 1-25/31	7%	16%	19%
池添謙一	当該重賞	1- 0- 0- 2/ 3	33%	33%	33%
池添謙一	当該条件	2- 1- 1-23/27	7%	11%	15%
団野大成	当該重賞	1- 0- 0- 1/ 2	50%	50%	50%
団野大成	当該条件	3- 2- 1- 7/13	23%	39%	46%
川田将雅	当該重賞	0- 1- 1- 5/ 7	0%	14%	29%
川田将雅	当該条件	8- 3- 4-19/34	24%	32%	44%
ルメール	当該重賞	0- 1- 0- 6/ 7	0%	14%	14%
ルメール	当該条件	5- 4- 1-14/24	21%	38%	42%
西村淳也	当該重賞	0- 1- 0- 1/ 2	0%	50%	50%
西村淳也	当該条件	0- 6- 0- 5/11	0%	55%	55%
松山弘平	当該重賞	0- 0- 1- 4/ 5	0%	0%	20%
松山弘平	当該条件	3- 0- 3-28/34	9%	9%	18%
横山典弘	当該重賞	0- 0- 0- 5/ 5	0%	0%	0%
横山典弘	当該条件	0- 0- 0-13/13	0%	0%	0%
戸崎圭太	当該重賞	0- 0- 0- 4/ 4	0%	0%	0%
戸崎圭太	当該条件	1- 0- 1-10/12	8%	8%	17%
武豊	当該重賞	0- 0- 0- 6/ 6	0%	0%	0%
武豊	当該条件	4- 4- 1-25/34	12%	24%	27%
C.デムーロ	当該重賞	0- 0- 0- 3/ 3	0%	0%	0%
C.デムーロ	当該条件	0- 1- 1- 4/ 6	0%	17%	33%
岩田望来	当該重賞	0- 0- 0- 2/ 2	0%	0%	0%
岩田望来	当該条件	2- 0- 3- 8/13	15%	15%	39%
岩田康誠	当該重賞	0- 0- 0- 3/ 3	0%	0%	0%
岩田康誠	当該条件	2- 2- 1-18/23	9%	17%	22%
幸英明	当該重賞	0- 0- 0- 3/ 3	0%	0%	0%
幸英明	当該条件	0- 3- 2-28/33	0%	9%	15%

この条件はとことん苦手な横山典弘騎手。

安定の川田・ルメール騎手でしょう。

マイルチャンピオンシップの前哨戦回顧・考察

マイルチャンピオンシップの前哨戦にあたるレースの回顧をふまえた考察を行っていきます。

参考レース①安田記念（G1）

月	日	場名	レース名	グレード	コース	距離	天候	馬場
6	8	東京	安田記念	G1	芝	1600	曇	良
着順	枠	番	馬名	性齢	斤量	騎手	走破タイム	1着とのタイム差	上り3F	人気
1	5	10	ジャンタルマンタル	牡4	58	川田将雅	01:32.7		34.2	2
2	4	7	ガイアフォース	牡6	58	吉村誠之助	01:32.9	0.2	33.9	9
3	7	13	ソウルラッシュ	牡7	58	浜中俊	01:33.0	0.3	33.9	1
5	2	4	ウインマーベル	牡6	58	松山弘平	01:33.1	0.4	34.7	11
6	5	9	シャンパンカラー	牡5	58	内田博幸	01:33.2	0.5	33.6	14
7	4	8	エコロヴァルツ	牡4	58	M.デムーロ	01:33.2	0.5	34.2	7
9	7	14	ウォーターリヒト	牡4	58	菅原明良	01:33.3	0.6	33.9	5
12	1	1	シックスペンス	牡4	58	C.ルメール	01:33.4	0.7	34.7	3
13	6	12	ロングラン	セ7	58	岩田康誠	01:33.7	1.0	35.1	15

800m通過が46秒7で600m通過が35秒0。逃げたウインマーベルにとってはもう少し速くても十分というレベルだったとは思いますが…前掲馬場になっていた安田記念では二枚腰の使える馬にとっては歓迎できる馬場でしたしね…

こういう展開ですんなり先行してぶっちぎったジャンタルマンタルの強さは盤石のものでした。

ラストの3ハロン34秒2の内訳は11.3-11.1-11.7と速いラップを刻み続けており、後続勢に迫る隙を与えていません。

2着以下の馬とは位置取りの差もあったとは思いますが、それを抜きにしても簡単にこの着順がひっくり返るような感じはないです。

敗戦組では大出遅れから6着まで巻き返したシャンパンカラーにスポットを当てたいところ。

NHKマイルカップを制してからは長らくスランプに陥っていましたが、ここにきて復調気配を見せています。そろそろ一発開けても良い頃合いです。

参考レース②ヴィクトリアマイル（G1）

月	日	場名	レース名	グレード	コース	距離	天候	馬場
5	18	東京	ヴィクトリアマイル	G1	芝	1600	曇	良
着順	枠	番	馬名	性齢	斤量	騎手	走破タイム	1着とのタイム差	上り3F	人気
1	8	17	アスコリピチェーノ	牝4	56	C.ルメール	01:32.1		33.3	1
11	4	7	ワイドラトゥール	牝4	56	北村友一	01:32.6	0.5	34	13

800m通過は45.4秒で、後ろの800ｍは46.7秒。逃げたアリスヴェリテは緩めのペースを刻んでおり、これ以上ない絶好の展開で逃げていました。

これを差し切ったのが上位4頭。特に直線最後方から全てぶっこ抜いたアスコリピチェーノの強さは盤石と見て良いでしょう。

欧州・豪州遠征では結果が出ていませんが、日本馬にとって適性のあるサウジアラビアではしっかり勝ち切っています。高速馬場では間違いなく強い馬です。

問題はジャンタルマンタルにNHKマイルカップでは完敗していること。ただ、あれは真横にいたライバルに内に押し込められての敗戦で、実力負けというよりは作戦負けという感じです。まともにやりあったらもう少し差は詰まっていたようにも思います。

そこで、お互いが4歳春の府中マイルG1を勝っていることもあるため、ここでの勝ち時計とラップを比較します。

レース名	勝ち馬	勝ち時計	馬場状態	全体ラップ	800m分け	馬のラスト3F	馬場傾向
ヴィクトリアマイル	アスコリピチェーノ	01:32.1	良	12.2 – 10.6 – 11.1 – 11.5 – 11.4 – 11.3 – 11.9 – 12.1	45.4-46.7（ハイペース判定）	11.0-11.0-11.3	後方有利
安田記念	ジャンタルマンタル	01:32.7	良	12.5 – 11.3 – 11.2 – 11.7 – 11.7 – 11.2 – 11.3 – 11.8	46.7-46.0（ミドルペース判定）	11.3-11.1-11.7	先行有利

・ヴィクトリアマイルはハイペースかつ後方有利の馬場でアスコリが差し切り
・安田記念はミドルペースかつ先行有利の馬場でジャンタルが押し切り
＝両頭とも馬場傾向通りの好走＝実力通り走った

うーん、なんかしっくりきませんね。では、これに昨年のNHKマイルカップも組み合わせましょう。

レース名	勝ち馬	勝ち時計	馬場状態	全体ラップ	800m分け	馬のラスト3F	馬場傾向
ヴィクトリアマイル	アスコリピチェーノ	01:32.1	良	12.2 – 10.6 – 11.1 – 11.5 – 11.4 – 11.3 – 11.9 – 12.1	45.4-46.7	11.0-11.0-11.3	後方有利
安田記念	ジャンタルマンタル	01:32.7	良	12.5 – 11.3 – 11.2 – 11.7 – 11.7 – 11.2 – 11.3 – 11.8	46.7-46.0	11.3-11.1-11.7	先行有利
NHKマイルカップ	ジャンタルマンタル	01:32.4	良	12.3 – 10.7 – 11.3 – 12.0 – 12.0 – 11.4 – 11.2 – 11.5	46.3-46.1	11.6-11.1-11.3	先行有利

・NHKマイルカップではラストのギアをジャンタルも上げている
・瞬発力で劣っていることはない
・ただし、この時は先行有利の前掲馬場

馬場傾向で着順が変わるといういい例でもあります。こう考えるなら2頭の間に実力差はほとんどありません。

フランス遠征帰りの疲労を見込む分、アスコリピチェーノの方がやや評価は落ちるかもしれませんが、それでも国内の成績だけを考えるなら2頭に甲乙はつけがたいのが現実。WIN5なら2頭買いはほぼマスト案件といえるでしょう。

あえて考えるなら、今現在の京都は明らかな差し馬場。いつもの超速馬場なら先週のエリザベス女王杯はパラディレーヌが残っているはずです。

そうなると、ヴィクトリアマイルのパフォーマンス的にアスコリピチェーノの方が上と取っても問題はないようにも…

参考レース③毎日王冠（G2）

月	日	場名	レース名	グレード	コース	距離	天候	馬場
10	5	東京	毎日王冠	G2	芝	1800	曇	良
着順	枠	番	馬名	性齢	斤量	騎手	走破タイム	1着とのタイム差	上り3F	人気
1	7	9	レーベンスティール	牡5	57	津村明秀	01:44.0		33.3	5
5	2	2	エルトンバローズ	牡5	57	西村淳也	01:44.5	0.5	33.8	4
7	6	6	チェルヴィニア	牝4	56	戸崎圭太	01:44.7	0.7	33.8	3
8	1	1	ロングラン	セ7	58	丹内祐次	01:44.7	0.7	33.3	9

前半800mが46秒7。引っかかっていたとはいえ、逃げたサトノシャイニングが作ったペースは遅め。こうなると前残りなのは確定で、ロスなく進めたレーベンスティールが突き抜けました。

このレースでは気性面の成長ものぞかせており、今までの彼ならバカついて躍起になっていたような感じがします。それをうまく抑え込んで直線の末脚に生かしているのですから、様々な面の成長が見られたいい1戦でした。

ただし、レースとしてはスローペースの前残りで評価はしにくいところ。ここで突き抜けたからマイルチャンピオンシップも！とは簡単にいけません。

G1の大舞台となると凡走しているのもまた彼の特徴。特に今回はネックとなる関西遠征も控えているため、また気の悪さが再発しないかも慎重に見定める必要が出てきます。

参考レース④富士ステークス（G2）

月	日	場名	レース名	グレード	コース	距離	天候	馬場
10	18	東京	富士ステークス	G2	芝	1600	曇	良
着順	枠	番	馬名	性齢	斤量	騎手	走破タイム	1着とのタイム差	上り3F	人気
1	7	11	ガイアフォース	牡6	57	横山武史	01:31.7		33.3	3
2	8	14	ジャンタルマンタル	牡4	59	川田将雅	01:31.8	0.1	33.3	1
3	4	6	ソウルラッシュ	牡7	59	団野大成	01:32.1	0.4	33.4	4
8	7	12	シャンパンカラー	牡5	58	戸崎圭太	01:32.5	0.8	33.1	7
9	2	2	ウォーターリヒト	牡4	57	菅原明良	01:32.5	0.8	33	5

好位追走から抜け出したガイアフォース。追ってきたジャンタルマンタルに先頭を譲らずそのまま1着でゴール坂を駆け抜けました。

久々な分行きたがったライバルを尻目に落ち着いて進めると手応え良く抜け出しており、今回は実力を見せた印象。安田記念でも2着に来ていたことを考えるなら順当と言えば順当です。

ただ、このレースは完全なスローペースで前残り。ヨーイドンの展開で先行勢が強力なら後ろの馬たちは成すすべがないのもまた現実で、ソウルラッシュの3着は悲観する必要は全くなしと言って良いでしょう。

シャンパンカラー、ウォーターリヒトにとっても向く展開でなかったのも確か。後方一気の末脚はあるため、京都になれば変わってくる可能性もあります。

参考レース⑤スワンステークス（G2）

月	日	場名	レース名	グレード	コース	距離	天候	馬場
10	13	京都	スワンステークス	G2	芝	1400	晴	良
着順	枠	番	馬名	性齢	斤量	騎手	走破タイム	1着とのタイム差	上り3F	人気
1	4	7	オフトレイル	牡4	57	菅原明良	01:18.9		33.2	5
2	2	4	ワイドラトゥール	牝4	55	北村友一	01:18.9	0.0	33.3	12
3	1	1	ランスオブカオス	牡3	55	吉村誠之	01:19.0	0.1	33.6	4
4	3	5	ウインマーベル	牡6	57	松山弘平	01:19.0	0.1	33.8	3
12	1	2	タイムトゥヘヴン	牡7	57	柴田善臣	01:19.5	0.6	33.1	16

600m33秒5というかなりのハイペースかつ差し馬場の京都で一気に後ろがなだれ込む展開に。京都1400ならといった感じでオフトレイルが切れに切れて勝ち切りました。

とはいえ、スワンステークスからの転戦組がここのところまったくマイルチャンピオンシップでは結果が出ていないのも現実です。

1ハロン伸びる上、マイルのスペシャリストがこぞって出走してくる近年は、どちらかというとスプリンター寄りの彼らが活躍しにくいのも確か。（芝1400mのG1を作れ！）

だからこそ見直したいのはマイルでも実績があるランスオブカオスとウインマーベル。ランスオブカオスは除外濃厚ですが、好位番手から脚が伸ばせるのは本物と見て良いでしょう。出走が叶えば古馬相手でも引けを取らないはず。

ウインマーベルは速すぎるペースの中でも4着に残しており、さすがの二枚腰。安田記念でも狙いましたが、今回はスローに落とせるなら粘り込みもあり得ます。

ただ、後方有利の今の馬場では余程落とさないとという感じも。

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