夏競馬はいつからいつまで？開催日程や時間と予想に役立つ特徴を解説

夏競馬とは、毎年夏の時期に開催される中央競馬の開催を指します。

その特徴は、春・秋の競馬シーズンとは異なりG1レースが一つも行われず、暑さを回避するために主力級の競走馬が出走を控える点にあります。

一方で、出走馬の実力が拮抗してレース結果が波乱になることも多く、「夏競馬は荒れる」と言われるほど予想が難しいシーズンでもあります。

しかし、見方を変えれば、思わぬ高額払い戻しを狙えるチャンスが増える時期ともいえます。

本記事では、2025年の夏競馬はいつから始まるのかをはじめ、夏競馬ならではの特徴や予想の攻略法まで、分かりやすく解説します。

夏競馬はいつからいつまで？

夏競馬は、宝塚記念の翌週から札幌会場が終了する9月上旬までの期間で行われます。

以前は、宝塚記念が終わった翌週から函館・福島がスタートし、2歳新馬戦が開始していたため、「東京・中山・京都・阪神の主要4競馬場でレースが開催されない期間」のことを夏競馬と呼んでいました。

しかし現在は、日本ダービー後に函館が始まるなど、時代の変化と共に開催時期も変わっています。2025年も気温上昇の対策として宝塚記念もタイミングを繰り上げて開催されました。

とはいえ、ファンの感覚としては、春シーズン最後の宝塚記念（G1）が終わり、福島や小倉会場が本格化する6月下旬頃に「ああ、今年も夏競馬が始まったな」と実感する人が多いでしょう。

2025年の夏競馬は6月21日から9月7日まで

2025年の夏競馬は「6月21日（土）から9月7日（日）まで」の日程が該当します。

この期間中は主要4場での開催が一切なく、代わりにローカル競馬場で競馬が開催されます。

会場名	開催期間
札幌競馬場	7月26日～9月7日
函館競馬場	6月14日～7月20日
福島競馬場	6月28日～7月20日
新潟競馬場	7月26日～8月31日
中京競馬場	7月26日～8月31日
小倉競馬場	6月28日～7月20日

2025年の場合、夏前半は函館競馬場や福島競馬場でレースが行われ、7月下旬以降は札幌競馬場や新潟競馬場などで開催される予定です。

夏競馬の重賞開催日程

2025年夏競馬の主な重賞開催日程を見てみると、最高格のレースは8月17日(日)札幌記念（G2）です。

札幌記念は夏競馬で唯一のG2競走で、近年では秋のG1戦線を目指す有力馬も出走するため注目度が高い一戦となっています。

夏競馬は二部制で時間が変則的

JRAは、夏競馬の気温の上昇へ対策として2024年から北海道（札幌・函館）を除く夏季競馬で熱中症のリスクが高い時間帯のレースの実施を避けて日程を組んでいました。

それに加えて、JRAは2025年夏競馬の気温の上昇へ対策として以下の発表をしました。

2024年度第2回新潟競馬において実施した「競走時間帯の拡大」について、実施期
間を2週から4週に拡大し、同期間の第3回中京競馬においても併せて実施することと
いたします。
参照：JRA 2025年度夏季競馬番組の概要について

内容をまとめると下記となります。

夏の猛暑は、人間と同じく走る馬にとっても夏は過酷な季節。そのため、JRAでも昼間の時間は休憩として、朝と夜開催の時間を伸ばして対応しています。

夏競馬の特徴や傾向は？

夏競馬は競馬の年間シーズンの中でもファンの熱狂度がやや低い時期と言われることがあります。

事実、「夏競馬」と検索すると関連ワードに「つまらない」「難しい」など否定的な言葉が出てくるほどで、熱心な競馬ファンほど夏競馬を敬遠しがちとも言われます。

しかし、それは裏を返せば「他のシーズンとは違う特徴がある」ということでもあります。ここでは夏競馬特有の特徴や傾向について整理してみましょう。

夏競馬はG1レースが行われない

夏競馬最大の特徴は、期間中に一度もG1レースが開催されないことです。

有力馬の多くが夏は休養に入るのでG1レースは開催されず、ビッグネーム不在のレースが増えるため、スター不在で地味と感じるファンも少なくありません。

新馬戦と3歳未勝利戦が熱い時期

夏競馬は、新馬戦が始まり期待の新星が誕生する時期でもあります。

実際、過去20年の日本ダービー優勝馬のデビュー時期を見ると、その約半数が夏競馬でデビューしているのです。

さらに夏競馬期間中に行われる3歳未勝利戦にも注目です。

3歳未勝利戦は夏競馬で全日程が終了し、この期間内に初勝利を挙げられなかった馬は事実上競走馬引退となるため、「ラストチャンス・バトルロイヤル」です。

未来のスター候補の登場や勝負に懸けるドラマが詰まっているのが夏競馬の魅力と言えるでしょう。

夏競馬は荒れる傾向にあるので予想が難しい

夏競馬は波乱の決着が増えるため、予想が難しくつまらないという人も多いでしょう。

ただその反面、万馬券（高額配当馬券）が出やすい傾向にあります。

実際「夏競馬は荒れる＝高配当が狙える」と考えるベテランファンもおり、「穴党」にとっては腕の見せ所と言えるでしょう。

過去10年間の平均配当を見ていきます。

順位	競馬場	3連単の平均配当
1位	福島競馬場（夏競馬）	172,950円
2位	新潟競馬場（夏競馬）	168,900円
3位	東京競馬場（主要会場）	166,500円
4位	中京競馬場（夏競馬）	160,280円
5位	中山競馬場（主要会場）	154,700円

会場別の平均配当ランキングを見ても、1位は福島競馬場、2位は新潟競馬場と夏開催の会場が上位を占めていることが分かります。

順位	レース名	3連単の平均配当
1位	北九州記念（小倉競馬場）	645,546円
2位	愛知杯（中京競馬場）	636,494円
3位	函館記念（小倉競馬場）	607,115円

またG3レースの平均配当でも、この時期に開催される「北九州記念」「函館記念」が上位にランクイン。

ご覧の通り、傾向的に夏競馬は高配当が狙いやすく、競馬で稼ぎたいファンにとってはたまらないチャンスの季節でもあるのです。

夏は牝馬の勝率が上がる

「夏は牝馬」という格言は競馬好きにとっては有名です。しかし反面、迷信やオカルトと言われることもしばしばあります。

そこで、2021～2023年の牡馬と牝馬の成績を季節別に算出してみました。

性別	季節	単勝率	複勝率
牡馬	夏競馬	22.3%	74%
	秋競馬	23.5%	72%
	春競馬	23.4%	76%
牝馬	夏競馬	21.8%	78%
	秋競馬	19.8%	68%
	春競馬	18.7%	66%

参考：netkeiba「夏は牝馬」の有名格言は半分は誤り…真実は「夏は〇〇馬が買い」

ご覧の通り、牝馬は夏競馬で単勝率や複勝率ともに高くなる傾向にあるのが分かりました。

ただし、牡馬の勝率と同等レベルに上がる程度で、牝馬を優先して購入するほどではありません。予想を組み立てるときは性別を気にせず、他の要素から組み立てるのが良いでしょう。

開催地とファン層の変化

夏競馬の開催地は函館・札幌・福島・新潟・小倉・中京といった地方都市の会場となるため、首都圏や関西圏で行われる春秋の開催と比べて現地観戦のファン層もやや異なります。

また、夏休みシーズンということもあり、観光がてら競馬場に訪れるファンも多いのが夏競馬の特徴です。とくに北海道シリーズ（函館・札幌）は気候が涼しく観光スポットも豊富なため、毎年旅行を兼ねて遠征する競馬ファンも少なくありません。

普段は競馬に馴染みのないライト層や観光客が気軽に競馬場に足を運ぶきっかけになるのが夏競馬の特徴でもあります。

夏競馬で予想を当てるコツ

夏競馬で勝負する以上、「荒れるレースが多い」ことを踏まえた戦略が重要です。

ここでは夏競馬ならではの高配当狙いのコツや攻略法をいくつかご紹介します。

買い目は手広く、資金配分は薄く広く

夏競馬は荒れるレースが多いため「馬券は薄く広く」が夏競馬攻略の合言葉とも言われています。

おすすめは、三連複のボックス・フォーメーションなどを活用し、「人気サイド＋中穴＋大穴」の組み合わせを複数押さえる買い方が効果的です。

こちらの買い方を荒れる重賞レースで紹介した「北九州記念」と「函館記念」を参考にご紹介します。

2024年北九州記念の場合

最初はG3レースで荒れる重賞レースランキング1位の「北九州記念」の結果を参考に実際に購入した場合どうなったのかを解説していきます。

【3番人気（人気馬）+9番人気（中穴）+16番人気（大穴）】と、まさにおすすめした買い方で的中させることができますね。

的中金額も257,690円と三連複でもかなり稼ぐことができています！荒れやすいレースにこそ使える買い方ということがお分かりいただけたと思います。

2024年函館記念の場合

続いて、荒れる重賞レースランキング3位で紹介した「函館記念」の場合。

函館記念の場合も【3番人気（人気馬）+4番人気（中穴）+14番人気（大穴）】の買い方で的中することができますね。

三連複ながら122,110円とこちらも高配当になりました。おすすめの買い方であれば10点で済むのでかかった馬券代は1,000円。

このように、資金配分も一点あたりの額を控えめにして点数を確保し、万馬券が当たればトータルプラスになるよう設計して下さい。

夏競馬では的中率より回収率を優先し、大穴的中時のリターンで損失を補填するぐらいの発想が重要です。

夏競馬に強い騎手を選ぶ

実は夏に強い騎手も存在します。夏競馬は「サマージョッキーズシリーズ」が開催され、重賞レースの着順で獲得できるポイントを競います。

そのサマージョッキーズシリーズを2023年と2024年を連覇しているのが「松山 弘平」騎手です！

開催年	順位	ポイント合計
2024年	第1位	36ポイント
2023年	第1位	31ポイント
2022年	第5位	21ポイント
2021年	第5位	21ポイント
2020年	第7位	16ポイント

松山 弘平騎手の過去5年間の成績を見ても常にTOP10にランクインしており、成績が右肩上がりに伸びていることが分かります。

特に2024年は、2位で29ポイント獲得した岩田 康誠騎手に対して、36ポイント獲得と7ポイントの圧倒的な差をつけてチャンピオンとなりました。

2025年夏競馬の重賞レースも松山騎手に注目しましょう。

AI競馬予想サイトで有力馬を見つける

夏競馬は有名な馬が休養しているため、出馬情報が薄くなる傾向にあります。そんなときに役立つのが競馬AI予想です。

これまでの成績や血統などのさまざまな要素をデータ分析して、有力馬を「指数」という数字で表してくれます。

おすすめのよく当たるAI予想サイトは「えーあいNEO」です。

レース名	券種	的中金額
高松宮記念	ワイド5頭BOX×100円	￥2,370的中
大阪杯	ワイド5頭BOX×100円	￥3,180的中
阪神牝馬S	ワイド5頭BOX×100円	￥10,620的中
桜花賞	ワイド5頭BOX×100円	￥1,580的中
皐月賞	ワイド5頭BOX×100円	￥2,050的中
天皇賞春	ワイド5頭BOX×100円	￥630的中
NHKマイルC	ワイド6頭BOX×100円	￥4,690的中
ヴィクトリアマイル	ワイド5頭BOX×100円	￥550的中
オークス	ワイド5頭BOX×100円	￥900的中
日本ダービー	ワイド5頭BOX×100円	￥2,210的中
安田記念	ワイド5頭BOX×100円	￥380的中

競馬予想サイト「えーあいNEO」の無料予想はG1レース全的中継続中！春のシーズン計10レースで的中率100％を維持しています。

さらに、夏競馬シーズンも重賞レースを含む24レースのAI予想が毎週無料公開されます。

今週は登録するだけで宝塚記念(G1)を含む全レース予想を無料公開！

必要なのはLINEの友達類か登録のみ！夏競馬で馬券を購入する前に高精度なAI予想を体感してみて下さい。

 

夏競馬まとめ

春のGIシーズンとは一味違った「夏競馬」について、その期間や特徴、攻略法から楽しみ方まで幅広く解説してきました。

夏競馬は2025年は6月21日から9月7日までの約2か月半にわたり開催され、主要4場以外のローカル競馬場で熱戦が繰り広げられます。

暑さと長期遠征の中で行われるレースは波乱含みで、「荒れる」レースが多い反面、高配当のチャンスも多いシーズンです。

ご紹介した「えーあいNEO」のAI予想などを活用しつつ、夏競馬でも稼げる時期にしましょう。

宝塚記念(G1)を含む全レース予想が無料公開されるAI予想サイト

えーあいNEOは昨日の2レース予想で2,970,880円の超高額的中！！！ さらに本日は東京1Rの予想で514,240円的中！スタートから絶好調です！

まさに競馬ドリームを掴む結果ですね！

さらに今日は登録者に宝塚記念(G1)を含む全レース予想が無料公開されるので、ぜひ今のうちに登録を済ませましょう！