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レース騎乗技術関係

仕掛ける(しかける)

レース中、勝負どころにて騎手が馬に対してスパートを促すこと。仕掛けが早すぎると早めにバテてしまい、遅すぎると余力を残したままゴールを迎えてしまうことになるので、仕掛けるポイントは騎手の腕が問われる。また、調教中でも馬に気合いを入れることを「仕掛ける」と表す。

差し脚(さしあし)

馬の脚質の一種で、単に「差し」とだけ表すこともある。レース道中は中段に待機して、第4コーナー(最終コーナー)から最後の直線にかけてスパートをかけて前にいる馬を交わす戦法のこと。なお、先行する馬が後方から差してきた馬に交わされた後に再び相手を交わすことを「差し返す」という。

国際交流(こくさいこうりゅう)

競馬における国際交流は、欧米などの競馬先進国との馬あるいは騎手の交流のこと。1955年に英国ジョッキークラブと騎手に対する制裁の相互実施協定を結んだのを皮切りに、現在では様々な国際交流が行われている。日本においては1981年に外国馬を招待するGⅠ「ジャパンカップ」が創設されたのを契機に、国外からもGⅠレースへの出走が可能になった。また、日本馬の海外遠征も一般的になり、毎年3月のドバイワールドカップミーティングや毎年10月の凱旋門賞などは日本の有力馬が参戦することで話題になっている。

降着(こうちゃく)

レースにおいて極度な不利があり「「その走行妨害がなければ被害馬が加害馬に先着していた」と採決委員が判断した場合に、加害馬を被害馬のすぐ後の着順まで下げること。降着処分となった場合は、騎手も制裁として一定期間の騎乗停止処分を受けることになる。

口籠(くちかご)

厩舎用具の一種で、馬の口につける籠のこと。採食量を制限したり、寝ワラを食べたりするのを防ぐために使用される。以前は竹製だったが、現在では布や金属製のものが多い。

口取り(くちどり)

レースの勝ち馬がウイナーズ・サークルで行う記念撮影のこと。また、馬の口を発馬機内に誘導することも「口取り」と呼ぶが、一般的には前者の意味を指す。

口向き(くちむき)

ハミ受けのことで、「口向きが良い(悪い)」という使い方をする。口向きが悪い馬は騎手が思い通り操作しにくいが、口向きは調教により改善することが可能。

斤量(きんりょう)

レースにおける馬の負担重量のこと。騎手の体重や鞍などを含めた重量を指しており、レース条件をもとに決定される。斤量は重すぎても罰則の対象になるので、減量を行い体重調整を行う騎手もいる。なお、1〜7着の馬に騎乗した騎手はレース前の軽量に加えてレース後の軽量も実施しており、レース前後で1kg以上の誤差があると失格となる

競走除外(きょうそうじょがい)

出馬投票された馬が競馬場の装鞍所に入った後、発走時刻までに疾病や事故などの何らかの理由によって出走を取り消すこと。競走除外の判断は採決委員が決定し、競走除外になった馬が関わる馬券は返還対象となる。競走除外に多く見られる原因としては、馬場入り後の放馬による疲労やラチ衝突による故障などが挙げられる。

騎乗停止(きじょうていし)

騎手に対する制裁の一種で、処分期間中はレースへの騎乗が禁止される。処分対象の具体例としては、レース中の危険な騎乗や調整ルーム内での携帯電話使用(外部との通信禁止のため)などが挙げられる。