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レース騎乗技術関係

斤量(きんりょう)

レースにおける馬の負担重量のこと。騎手の体重や鞍などを含めた重量を指しており、レース条件をもとに決定される。斤量は重すぎても罰則の対象になるので、減量を行い体重調整を行う騎手もいる。なお、1〜7着の馬に騎乗した騎手はレース前の軽量に加えてレース後の軽量も実施しており、レース前後で1kg以上の誤差があると失格となる

新馬戦(しんばせん)

いわゆるデビュー戦のことで、全ての馬が初出走となる。新馬戦で勝ち上がれなかった馬は未勝利戦に出走するのが一般的。中央競馬では新馬戦のことを「メイクデビュー」という愛称で呼んでいる。

放馬(ほうば)

馬が騎手などの乗り役を振り落として逃げる(逸走する)こと。レース当日では返し馬の際に起こりやすく、返し馬で放馬すると疲労が著しくなるため競走除外になることも多い。

口向き(くちむき)

ハミ受けのことで、「口向きが良い(悪い)」という使い方をする。口向きが悪い馬は騎手が思い通り操作しにくいが、口向きは調教により改善することが可能。

進上金(しんじょうきん)

預託馬がレースにて賞金を獲得した際に、馬主が関係者に支払うお金のこと。日本の場合、馬主の取り分が80%、管理調教師が10%、騎乗した騎手が5%(障害競走の場合は7%)、担当厩務員が5%と割合が決まっている。

返し馬(かえしうま)

レース前にパドックコースに入場してきた馬が、コースを走るウォーミングアップのこと。パドックと同様に馬の状態を直接確認することができるので、馬券購入の参考にする競馬ファンもいる。

口取り(くちどり)

レースの勝ち馬がウイナーズ・サークルで行う記念撮影のこと。また、馬の口を発馬機内に誘導することも「口取り」と呼ぶが、一般的には前者の意味を指す。

折り合い(おりあい)

騎手と馬の呼吸の調和状態のこと。人馬の呼吸が合致しているときには、「うまく折り合う」などといい、呼吸が合っていないときは「折り合いを欠いている」などという。うまく折り合うことは馬の能力を出すために重要なことであり、騎手は折り合いをつけることに労力を注いでいる

よれる

馬が直線で急に内または外に斜行すること。一般的には、追われて一杯になってよろける場合に使うことが多い。

口籠(くちかご)

厩舎用具の一種で、馬の口につける籠のこと。採食量を制限したり、寝ワラを食べたりするのを防ぐために使用される。以前は竹製だったが、現在では布や金属製のものが多い。